room01_20121219
ご案内:「泉の畔」にmistさんが現れました。 (12/19-19:34:27)
mist > (今宵も泉の畔へと降りてくる竜1匹。 地面へと降り立てば膝を曲げて翼を畳み、泉に向き合うように静かに軽く項垂れ、目を伏せる。) (12/19-19:36:19)
mist > (古い、古い、セピア色の記憶まで、意識は遡っていく。 並木道の向こう。 黒衣の行列。『─老師。あれは何?』 見上げた先には、今と変わらない老人の─名付け親の姿。 いつも小屋へと荷物を届けに来ていた男の弔いの行列。 ただ、彼がもう荷を届けに来る事が無いんだな、と。 ただ、そう思った。 ほんの少し、胸の奥に浮かんだ感情。 『生きている者は皆いつか死が訪れる』。 そう教えてくれたのは名付け親だった。) (12/19-19:41:40)
mist > (村の広場。 遊ぶ子供達。 遠くからそれを眺めた。 ─楽しげな、笑い声。 『人は脆く弱い─』 老人の言葉。 『弱いからの。 支え合い、補い合い、生きていく』。 つまらない生き物だと思った。 ─でも、その傍らで、何時までもその楽しげな様子が、僅かに浮かんだ『羨ましい』と言う感情が、どこかに芽生えたのを感じた。) (12/19-19:46:20)
mist > (村の広場。 遊ぶ子供達。 遠くからそれを眺めた。 ─楽しげな、笑い声。 『人は脆く弱い─』 老人の言葉。 『弱いからの。 支え合い、補い合い、生きていく』。 つまらない生き物だと思った。 ─でも、その傍らで、何時までもその楽しげな様子が、僅かに浮かんだ『羨ましい』と言う感情が、どこかに芽生え、しこりの様に心の底に残った。) (12/19-19:47:33)
ご案内:「泉の畔」にマティアスさんが現れました。 (12/19-19:52:20)
mist > (夕日が差し込む小屋の中。 息を切らし駆け込んだ。 無性に不安で、必死に走った。 慣れない町へ行き、薬を買って。 何度も転び、それでも走った。『死なないで』。 声を掛けても動かない名付け親。 触れればひやりとそれは冷たく、もう生きていない事が、幼い自分にも判った。 人の躯等見慣れていたのに、初めて感じた『死』。 日が落ちて、朝日が昇る時刻まで、動かなくなった躯の傍らに、ただ座っていた。 止まらない涙の理由も判らずに、ただ。こんな思いは二度としたくない。 そう、思った。 小さく息を吐き出す。) (12/19-19:53:43)
マティアス > (ひゅるり、空を舞う一筋の虹。白い体を照らしてくれる月は今日は出ていない。それでも、わずかに輝くその光は、何かの気配を捉える。ゆるく橋を架けるように降りてくる、細長い竜) …ヒューン。(透き通る鳴き声が森に響く) (12/19-19:54:45)
mist > …。(ゆるり。視線を上げるのは泉に佇む硝子細工の様な蒼い竜。 静かに下りてくるそれを見上げて) (12/19-19:55:45)
マティアス > (その硝子のような美しい竜とよく似たものを見たことがある。音を殆ど立てずに降り立てば、その姿へとゆるりと向ける首。チロリ、蛇のような舌が出ては引っ込んで) …これはこれは、ミラーと同じ竜に会えるとは思わなかったのじゃ。 こんばんは。(薄い半透明の翼を畳みながら、挨拶を。見た目がよく似ているが、気配から別の人だと思ったんだろう) (12/19-19:58:18)
mist > ((同族…))(ゆるり。首を擡げる。 じ、と相手へ視線を向けて。)…警戒心の薄い竜だね。 容易く同族に声を掛けるとは。(ゆるり。目を一度伏せて。) (12/19-20:00:53)
マティアス > (かけられる言葉に、特に警戒をし始めることも、攻撃的な態度を取ることもなく。ただ、少しだけ距離が開いている。泉を挟むように向かい合ってることだろう) よく言われる。だが、我らは争いも攻撃も好まぬ。まあ、人間にはよく我が力を求めて狩取りに来るものもおったが。 (12/19-20:03:55)
mist > ふぅん。 気をつけた方が良いよ。 霧竜はテリトリーを持つ。 群は作らない。 テリトリーを犯せば遠慮なく切り裂く所だけど、此処ではそうも行かないか。(狩られたという話には興味なさげな顔で) (12/19-20:06:48)
マティアス > ほう、なるほどな。 霧は虹を作るのに欠かせぬものだったから、ついつい気を許してしまうようじゃ。次からは気を付けることにしよう。(彼―否、彼女?は自分に牙を向けるわけではないようなので、逃げることはなく。身体へ長い尾を巻きつければ、蛇がトグロを巻くものと同じになり) …瞑想の邪魔をしたかな?それならば、すぐに離れて集中できるようにするのじゃが。(首をかしげて) (12/19-20:11:12)
mist > (くつり。喉を鳴らし)最近同族の気配が多いものでね。 本能的に僕は警戒をしてしまうと言うだけ。 いや。構わないよ。 瞑想していたわけじゃないしね。 (12/19-20:15:02)
マティアス > そうか、それなら安心したのじゃ。 我はまだまだ子供故、この世界に来てから学ばねばならぬ知識もいろいろある。同族に出会えるのは、何よりも勉強の機会じゃ。(柔らかに目を細めて、微笑むように) ならよかった。機嫌を悪くしてしまう行いは常に慎んでおるものでな。(怒っていないようだ。安心したようで、声に柔らかさが混ざる) (12/19-20:18:25)
mist > さてね…。 竜とは言え君とは世界も異なるし、僕は同じ霧竜の中でも人に育てられた竜だし。 参考になるかは判らないよ? (12/19-20:20:55)
マティアス > ほう、そうなのか? ふむ、その人はとても優しい心の持ち主なんじゃろうな。 我は、この世界に来てから人間の優しさに触れたようなものじゃし、羨ましいものじゃ。(素直にこの世界に感じていることを。子竜だからこその考えだろう) (12/19-20:25:03)
mist > さぁ…? つかみ所の無いクソジジィさ。(くす、と笑って。それでも言葉の中に僅かに含まれるのは親愛の情。)…高々100年程度だけどね。 老師と過ごしたのは。 (12/19-20:26:41)
マティアス > いやいや、育ての親がいるというのは良い事じゃ。我は天高くに聳える城で天人に育てられ、虹と錬金の象徴として同じ同族たちと一緒に育てられたからのう…。(常識知らず、ともいえるほどの何不自由なき生活なんだろう) (12/19-20:32:36)
mist > ふぅん…。(ゆるり。首を横たえて。)…何か僕に話があった、ってわけでも無さそうだね。 その様子だと。(何故そんな話を自分にするんだろう、とゆるり。首を傾けて) (12/19-20:34:44)
マティアス > ……ん。いや、ミラーと同じ姿が見えたもので、気になって降りてきたのじゃ。今日は曇り。故に、我も虹をかけることができんのじゃ。(飛ぶ時に虹ができるが、それも今日だとすぐ消えてしまう) でも、こうやって会話ができるだけでも外に出た甲斐があったものじゃ。館では暫く一緒に居た者が元の主の元へ戻ってしまってな、ちょいと寂しかったんじゃ。(首をくたり、とトグロの上におろして) (12/19-20:38:42)
mist > 同じなのは当たり前。 ミラーの体はそもそも僕の体だし。(くす、と笑って) …ふぅん?(寂しい、の言葉にゆるり。首を傾けて) (12/19-20:40:51)
マティアス > お、やはりそうだったんじゃな。実は名前も一緒だったり、とかするのか?(気になったようで。続いた言葉には、目を細めて) …先ほど、我は天人の一人に育てられたと話したじゃろう。その者は我らを狙う人間に捕まったまま帰ってこぬ人となってしまったんじゃ。他の仲間も同じ。小さくて物陰に隠れられる我だけ助かったんじゃ。我も今では虹の城の王子じゃが、あそこで一人ぼっちなのはもううんざりなのじゃ。(思い出して、目を閉じる。透き通る笛のような竜の声がため息のように流れる) (12/19-20:46:21)
mist > 元は同じ名だよ。 僕も『あれ』もね。 ただ同じ姿で同じ名では不便だから、向こうの方が総称である『mirror』を名乗ってる。 それで行くと僕の名は『Realy』になるんだけどね。 此処では老師がつけた名、『ミスト』と名乗っているよ。 ふぅん?(経緯が良く判らずに目をぱしぱし、と瞬いて) 天人が人間に、ねぇ…。(不思議な世界だ。) (12/19-20:50:54)
マティアス > ミラーにリアリィ…ほう、ミストというのか。霧の竜らしい名前じゃな。(ちろり、舌を動かして) 汝の名を聞くだけじゃいかんな、我の名前も。我はマティアス = ロウ = ファーレンハイト。この名も、我を育ててくれた天人から貰い受けたものじゃ。 …我の世界では、欲と戦に溺れる人間ばかりがはびこっておる。一目のつかない場所に住んでいても、やがては目をつけられる。捕まったら最後、操られてしまうのじゃ。我の世界の人間は怖い存在じゃ…。(耳羽が下がる。この世界に来ないことを祈るばかりであって) (12/19-20:57:30)
mist > 何処の世界にもある話だよ。 此処に居る亜種族の多くはそういった経験を持っている。 別段珍しい話ではないさ。(目を伏せて) (12/19-20:59:21)
マティアス > …ミストも同じ目にあったことがあるのか?(皆が同じなら、もしやこの竜も、と) (12/19-21:00:19)
mist > あるよ。 僕にとっては過去にそういう事実があったと言うだけに過ぎないけどね。 今なら大人しく狩られはしないし、返り討ちにする。 この地に来たなら狩らせない。 それだけのこと。(目を細めて) (12/19-21:02:22)
マティアス > そうか…ミストの一族は強いのじゃな。 我も、この世界で魔物以外と戦うのは避けたいものじゃ…。 我の鱗は常に魔力を秘めておる。それを狙うのも、この世界で出ないか心配じゃ。 (12/19-21:07:09)
mist > 強くなど無いさ。 竜族の中では低級種だしね。 武力で言えばこの地には強いものなど幾らでも居るよ。 僕など小指の先にも引っかからないような連中がね。 …僕は自分の身を狩りに来るものが居れば全力で戦うさ。相手が誰であっても。 …僕が狩られれば、僕の仲間を苦しめる。その為にも大人しく狩られはしない。ただ、それだけの事だよ。 君は竜でしょ。人間如きにビビってどうするのさ?(苦笑を浮かべて) (12/19-21:11:44)
マティアス > うーむ、もしまたバルドゥイーンにまた会えるなら、色々武術も学びたいものじゃ…。(亡き者へ縋りたくなるのはなぜか。蛇頭だがしかめっ面) 我も己の身を護ることはするのじゃ。だが、それで我の力を使って消し去るのは抵抗があるんじゃ。彼らに翼が生えていようが生えていまいが、同じ理性を持ち、生きている者じゃから。(命は粗末にできないのだ。魔物など理性なき者は別だが) (12/19-21:17:50)
マティアス > うーむ、もしまたバルドゥイーンに会えるなら、色々武術も学びたいものじゃ…。(亡き者へ縋りたくなるのはなぜか。蛇頭だがしかめっ面) 我も己の身を護ることはするのじゃ。だが、それで我の力を使って消し去るのは抵抗があるんじゃ。彼らに翼が生えていようが生えていまいが、同じ理性を持ち、生きている者じゃから。(命は粗末にできないのだ。魔物など理性なき者は別だが) (12/19-21:18:03)
mist > …君は食事を取らない種か。 なら仕方が無いかな。 僕は竜とは言え獣のそれに近い。 人を狩り喰らう魔物でもある。 今はその必要性は無いけれどね。 でも、肉や魚を食うよ。 僕にとって命を奪う事は生きることでもあるし、そこに善悪など無いと思っているから。(ゆるり。首を傾けて) (12/19-21:22:04)
マティアス > 我も肉は食うのじゃ。むしろ好きな方じゃ。でも、人の肉は食ったことがないのじゃ。 バルドゥイーンに教えてもらったのじゃ、人は食ってはいかんと。 それでも、たまに気になってしまうのじゃが…。(今は亡き天人の言葉を今も護っているのだろう) 確かに世の中は弱肉強食だとはいうが、魔物や人は食らったことがない。腹が減っても必死に我慢するのじゃ。 (12/19-21:25:43)
mist > (クククっと喉を鳴らして笑い)愚かなこと。 人間も『動物』だろうに。 食物連鎖から人間だけが外れている等、笑止だよ。 無理に人間を食う必要など無いけれど、人間は駄目で何故獣は良い? 同じ命だよ。 心もある。(目を細め) (12/19-21:29:05)
マティアス > …そ、そうじゃが。 ぐぬぬ、誰しも皆、我を竜っぽくないと言うこともある。やはり、竜だと誇るには何でも食えるようにならなければいけないのじゃろうか。(迷う蛇竜。複雑な表情は蛇顔でも十分浮かんでいて) 獣だって、我を襲わぬもの達なら襲わん。鳥の歌声を聴くのは好きだし、魚と泳ぐのもよい。犬や猫と走るのも楽しいし。 (12/19-21:32:32)
mist > 別に無理して襲う必要も食う必要も無いんじゃないの? 単に僕の種は人を食わなければ死んでしまう。生きる為に狩り食ってただけ。 襲われれば生きる為に戦うだけ。 誇りは何を喰うかじゃないでしょう? 竜としてのプライドが竜を竜にしているんじゃない? 僕は体の構造は人のそれだけど、竜の誇りは無くさない。 だから『竜』なんだ。 (12/19-21:36:21)
マティアス > そうなのか…? よかったのじゃ。もし食わんといけなかったら掟を破らねばいかんかと覚悟を決めるところじゃった。(ほっとして) 竜にもいろいろいるのじゃな。 ん、ミストもミラーと同じで人の姿を持つのじゃな。なら、姿もミラーとそっくりなのかな。(首をかしげて) (12/19-21:40:39)
mist > ミラーの体は僕の体だ、と言ったでしょう? あれは人の姿に化けているだけだよ。 その方が人が満ちる世界では生きやすいから。 僕の体は作り物。 だから今のこの姿は能力を用いて象っているに過ぎないよ。 mirrorは竜の時を生きている。対して僕は数年前から人の時を生きている。 だからその分僕の方が歳は上に見えるだろうね。 (12/19-21:43:16)
マティアス > 人の姿に化ける、か。我と同じなのじゃな。 人間の前には人の姿にならねば出れぬ。勉強をしにいったり、商売をしたりするには人の姿を象るのじゃ。(身体のとぐろを解きながら、再び体を伸ばす) 成程…でも、我も長く生きてはおるものの、人に化ければ姿は人の子供其の物じゃ。歳相当に姿はかわるんじゃろうな。 (12/19-21:46:38)
mist > まぁね。 歳を重ねなければ人は疑いだす。そう教えてくれたのも名付け親。 僕の場合は人の時に合わせて自然と成長をするけれど、mirrorは意図的にそれ相応の姿を象っているだけ。 それが一番楽だしね。化けるには。 (12/19-21:49:12)
マティアス > ふむ、楽な体じゃなー。我はあと何百年たてば大人になれるのやら…。(もっと体も大きくなるんだろうか。今は10mだが、大きくなった自分を想像する) もう何年生きたか忘れてしまったが、大体人間でいう15歳ぐらいじゃな。我もまだまだ子供だし、学ぶことも多いもんじゃ。(空へ首を伸ばして) ……さて、そろそろ戻るのじゃ。曇りの日はどうも気分が落ち着かぬ。 (12/19-21:52:30)
mist > なら、僕とさほど歳は変わらないようだね。 僕も人に換算すれば16だし。(くつり。笑って) それではね。 マティアス。 (12/19-21:53:53)
マティアス > ほう、そうなのか? また会う時は人の姿で出会えるといいな。(目を細めて微笑んで。ふわり、翼を広げて) ではな、ミスト。今日は色々と話をしてくれてありがとう。(お礼を言ってから、翼をゆっくりはばたかせる。空気をかき分けてヒュルリと飛ぶ姿は虹を引いていて。暫くしてから虹も後を続くように消えていくだろう) (12/19-21:56:39)
ご案内:「泉の畔」からマティアスさんが去りました。 (12/19-21:56:44)
mist > オヤスミ。(目を細めて見送って) (12/19-21:57:19)
mist > (フゥ…と頭を下げたら何か来た。ン?と視線を向け)…。 (12/19-22:00:08)
mist > …手紙?(何か咥えてるし。しかも完璧にこれは自分を見てるっぽい。 ヒュル、っと霧になれば人の姿を象り。)…ん。(腰を屈めれば狼の口から手紙を受け取り、中を確認)…ん。ご苦労様。 ついでにフォンセの元に案内を頼めるかい?(ゆるり。狼を撫でて。 狼さんが駆け出せば、此方も後を追いましょう) (12/19-22:02:53)
ご案内:「泉の畔」からmistさんが去りました。 (12/19-22:03:38)
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