room02_20130428
ご案内:「森の奥の泉」にロネさんが現れました。 (04/28-20:11:49)
ロネ > (男がひとり、泉へ足を踏み入れる。片手に杖、片手に鞄。きょろきょろと周囲を妙に気にしている) (04/28-20:13:37)
ロネ > …………。(そして泉の傍に腰を下ろす。)…………。(そうっと、鞄を開ける。)…………。(この誰もいない場所を選んだのにはわけがある。――ここなら、誰にも、聞かれないから。鞄から出てきたのは一着の赤い軍服だった。地の赤い色に、赤黒く旧い血がこびりついている) (04/28-20:15:24)
ご案内:「森の奥の泉」にアザミさんが現れました。 (04/28-20:17:45)
ロネ > (ぎゅうっとその軍服を両手で抱きしめた。顔を埋める。微かに血の香りがする。懐かしい香り)……っ、(絶対にわかっていた。目頭が熱くなる。式を挙げ、誓いの言葉を言ったその瞬間から、もうなきそうだった。幸せで――とても、悲しくて。) (04/28-20:18:01)
アザミ > (ロネがやたらこそこそしてたというのを理由にしておこう。気になって様子を見に来た妻。木の影からちらっと見てる) (04/28-20:18:59)
ロネ > ……っ、ぅ…………。(泉のほとりに体操座りの格好で座り込み、血のこびりついた軍服を抱きしめて泣いている。放っておいたらまた壊れてしまいそうで、でもこればかりは妻に見られたくなくて、結局ひとりで泣きにきた) (04/28-20:21:33)
アザミ > ((ロネ…)) (こっそりついてきてしまったが、小さな泣き声と抱き締めてるものが軍服だということで、下手に声を掛けない方がいいだろうか、と思った。いつの間にか木の後ろに隠れるのではなく、木の横で振り返れば見えてしまうような位置に出ていて、ロネを静かに見守っていて) (04/28-20:25:17)
ロネ > (ぼろぼろの軍服のにおいをしきりに嗅ぎ、頬をすりよせている。母の膝を求める子のように。 ちょうどそのとき、向かい風が吹いた。帽子を飛ばされかけて、とっさに仰いで帽子を押さえ――と、)っ!?(アザミと視線が合った。泣き腫らした目で硬直する) (04/28-20:28:21)
アザミ > …あ。(風の悪戯で視線が合ってしまった。ふわり、ロネの作ってくれた思い出の詰まったドレスが風に撫でられる。でも、そんなロネの顔へ向けるのは、柔らかな笑み) (04/28-20:31:03)
ロネ > こっ、これは……(咄嗟に言い訳をしようとした。でも言葉が思いつかなかった。)…………。(血の染み込んだぼろ布を必死に抱きしめながら、怯えたように視線を外す) (04/28-20:32:26)
アザミ > …いいよ、無理に言わなくても。 …ねえロネ、もし大丈夫なのなら、教えてほしいな…ロネの、家族だった人たちのコト。(だった、と言い表したのは、もう自立してるだろうから。それに、ロネはもう軍人じゃないから) (04/28-20:34:41)
ロネ > かぞく……?(掠れた声。目を伏せて、涙の染み込んだ軍服を見下ろし、押し黙ってしまう) (04/28-20:36:26)
アザミ > うん、家族。 兄妹でもいいよ。僕ね、小さいころはお母さんが病弱で僕しか産めなくて、僕は一人っ子で、殆ど一人で過ごすことが多かったんだ。だからね、知りたいの。 兄弟って、どんな気分なんだろう?って。(柔らかく笑みを浮かべたまま、首をかしげて) (04/28-20:38:45)
ロネ > (本当に小さな声で、やっと返事をした)……兄が、三人と……妹がひとり。(ぽつり。)妹は、いまも、いる。兄は三人とも、もういない。 (04/28-20:40:46)
アザミ > …そう。その、妹さんとは仲はいいの?(あえて兄については問わなかった。ロネのことを考えて、だろう) (04/28-20:42:16)
ロネ > 一方的に山ほど手紙が来る。(くす、と。この場で初めて笑った。苦笑だったけれど)でも返事はしていない。あいつはもう結婚しているから。この前、結婚の手続きのために、八年……いや、まともに十数年ぶりに話した。 (04/28-20:45:12)
アザミ > (手紙、にはこちらもつられてくすっと笑った) 家族愛が感じられるね。それだけ、ロネのコトを心配してくれてるんだと思うよ。 そっか、妹さんはもう結婚してる人なんだ。(でもそれを悪いとも思わないし、羨ましいとも思わない。今の幸せを十分感じていなきゃ、我儘だから) …ロネ、もし悩むことがあったら、一人で抱え込まないで相談だけでもしてね。僕も、ロネと子供の為に頑張るから。(ね?とにっこり笑って。ロネの方へ近づいていって、隣に座りたいけど大丈夫だろうか) (04/28-20:50:55)
ロネ > 私と親しくしたら、あいつの名にも傷がつくのに……。(何でも、と言われれば、その言葉がどうしようもなく優しくって――でも、どうすれば?)…………、(口が開いたが、漏れ出たのは嗚咽だった) (04/28-20:53:58)
アザミ > それだけ、名よりもロネの方が大切なんじゃない?もし、ロネがその子と唯一の家族関係であるなら、尚更。(自分だって同じことをするかもしれない。それは言えてる) ……森に咲いた小さな花 草笛のしらべに揺れ――――(柔らかな歌声。静かな森の中で、風に乗せられて花の香りのようにふわり、ふわり) (04/28-20:59:24)
ロネ > (ぐず、としゃくりあげた。ぼろぼろと目から涙が零れ落ちる。何でこんなに優しいのだろう。何でこんなにも愛しくて、胸が張り裂けそうなのだろう。ぼろ布に顔を埋めた。表情を見せないように。)かなしいの……。(掠れた微かな声) (04/28-21:02:15)
アザミ > (泣くロネに、優しく包んであげるように唄を紡ぐ。この歌は大好きだ。小さな花は自分のように、頑張っているから) ―――あなたのため 生きること 祈るように誓いながら 永遠に愛しあえる あなたの腕包まれる 傍にいるそれが 今世界の全て もうなにもいらない もうなにも恐くない …。(柔らかく、ゆっくりと流れる歌声。歌声が閉じてから、ロネの方を見て、両手を自然と広げる。おいで、と招き入れてあげるように) (04/28-21:06:41)
ロネ > (その腕に、ふるふると首を横に振った。隣にアザミがいるけれど、ひとりで泣き続けている。) (04/28-21:09:19)
アザミ > (首を横に振るなら、笑み浮かべて、手を下す。無理には縋らせず、ロネが縋りたい時に来てくれたらいいのだ。自分は、ロネの傍で落ち着ける場所として存在できたら、それでいい) (04/28-21:12:02)
ロネ > ごめん……(唇がふるえた。ひとりにさせて――とは、言えなかった)……何も、きかなかったことに、して……。 (04/28-21:13:54)
アザミ > …ううん、いいよ。 必要だと思った時に、いつでも縋ってくれたらいいから。(謝るロネへ、柔らかな声で) (04/28-21:15:42)
ロネ > ――――。(唐突に、横に座っていたアザミを、縋りつくように抱きしめた。)……き、かない、で……、(ひぇぐ、としゃくりあげ、まるで子供のように、)オリヴィアぁぁああああああぁぁぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!(泣き叫んだ。絶叫だった。空気を引き裂くような、叫び。)おりヴぃあぁ……けっこん、したかった、ぁ……ッ!!(格好悪い泣き方だった。よりによって、アザミに縋りついてなくなんて、最低だと思った) (04/28-21:19:43)
アザミ > (聞こえてくるロネの絶叫。悲鳴。苦痛の思い出だろう、その声から出された名は、ロネの愛してた人の名前。抱き締められて、ロネの背中へ手をぽん、と置いてあげて、何も言わずに柔らかく笑みを浮かべたまま、ロネの背を撫でてあげよう。泣きたいときに泣いて、縋りたいときに縋って、叫びたいときに叫ぶ。人間の本能のままに、起こってもおかしくないと思っているから、恨みも何もない) (04/28-21:24:14)
ロネ > (この軍服には血が染み込んでいた――きっと、「彼女」の血もどこかに。)……どれす……きれいだったろうなぁ……いっ、じょ、に、……ぃ、(式の最中、アザミの姿に重なってばかりだった「彼女」の姿。ここにいるのが、アザミじゃなくて――……そんな自分がどうしようもなく悲しくて、嫌いで、罪悪感に潰されそうで。) (04/28-21:27:15)
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