room10_20120907
ご案内:「闇の集う場所」に少女さんが現れました。 (09/07-19:46:09)
少女 > (右目を隠す眼帯を外しており、物思いにふけるように勝手に抜け出してきた。足取りはやはり悪いものの、視界はしっかりしているので、こけることはない) ………魔物……。(真実を知りたい。このよどんだ空気の中なら、自分の力を出せるのかもしれない。そう、本能的に思った。両手をゆっくりあげて、目を閉じて、本来持っているはずだった力を思い出そうとしている) (09/07-19:48:04)
少女 > (月の光が少女の背を照らす。手の先へ集中を向ける。時折、黒い魔力がはじけるも、ただ弾けるだけだ。まだ、思い出せない) ((もし本当に魔物だったら…僕は、ロネに逃げられないように、優しい魔物になるんだ…)) (少女は心の内でそう願う。自分が魔物だということが本当なら、その力を思い出せば、彼を守ってあげられる。次は、失敗しないようにすればいいのだと) (09/07-19:51:51)
ご案内:「闇の集う場所」に紫さんが現れました。 (09/07-19:53:18)
紫 > (く く く く) (喉を鳴らす) そのまま「忘れたまま」でいれば「魔物」であった事も忘れられたでしょうに。 そうやって「力」を欲するのは「魔物」として性かしら? (09/07-19:55:01)
少女 > (急にかかる声にドキッとして。声の主の方へ振り向こう) ……僕は、真実を知りたいの。そして…ロネに、謝りたいの。(だから、思い出したい。何をやっていたのか、一体どういう人物だったのかを。少女が人間ではないことは、右目の赤く光る瞳が表しているが) (09/07-19:56:36)
ご案内:「闇の集う場所」にまどいさんが現れました。 (09/07-19:57:04)
紫 > (月を背にした紫の姿は、彼女の目には明瞭に映らないのかも、知れないが。 その中で、ゆっくりと目を細めながら、腕を抱き) 真実はどうやれば手に入るの? そして、彼に何度も謝罪を向けようとして、逆に心を抉っているのは、誰かしらね。 (09/07-19:59:01)
まどい > (距離にして5mも離れてはいない)<<ズベシャァッ>>(至極唐突に、至極当たり前のように、飛来したモノは犬……のようなものであったか。荒い地面に削られ、赤いものをまき散らして滑り。停止した頃には既に犬だったのかどうかすら定かではない。という具合だった) (09/07-20:01:07)
少女 > …っ。(分かっている。分かっているのだが、彼は本気で自分を追い払おうとしてるようには見えなかった。本人にしか、その事実は分からないのだが) ……ロネを傷つけてしまったから、僕は謝りたいんだ。ロネだって、本気じゃないはず。思い出した記憶に、ロネの笑顔があったもん。僕に向けてくれた、笑顔…。(いつしか、出会った場所で魔物を怖がらないでほしいと約束したときの笑顔を)>紫 (09/07-20:03:21)
少女 > っ!?(更に音が聞こえる。そして、魔物である本能が捉えた血の臭い。それに目を向けた時、すでにその形は無残に潰されていた) ……誰…?>まどい (09/07-20:04:52)
紫 > …、ああ。 こんな所に来るから。 外野が増えるじゃないの。 (ウシガエルが潰されたような音に首を巡らせて吐息) それはあなたが襲った後の表情? 自分自身を襲うかもしれない、という恐れを持ちながら笑顔になれる人間がいる、と? いないでしょう。 自分の知らない、未知の存在にすら怯える、あなたの姿こそが良い証拠になる。 (09/07-20:07:46)
まどい > <<ウンッ ベチャッ!>>(そして、上空よりその残骸に飛来して激突する影一つ。硬化した髪の毛が地面に突き立ち、乾いた音を立てる。が、それも一瞬のこと。気付けば舞う髪は怪しく蠢き、ただ風に流されるだけ。その中央。朱にまみれた残骸の上、やはり同じ色に染まった着物を気にもせず) いただきます……<<ガリ… ヌチャ……>>(顔を突っ込み、歯を立てる。身が裂かれ、骨が砕け、内臓が潰れる音がする) (09/07-20:08:36)
少女 > ……。(少女の顔が、急に無表情になった。傍で聞こえる食事の音も合わさってだろう。もう、少女を引き戻すことはできない。本能のままに動くつもりだ) ……君に、何がわかるの…ロネのあの目…僕は、ロネから恐れを消してあげたいだけなのに…――――!(少女の右目が一段と光る。そして、頭を抱えて体が痙攣し始めるだろう。少女の足元が、だんだんと闇色に染まりつつあって―――)>紫 (09/07-20:12:26)
まどい > (隣ではシリアスな真っ最中なのだろう。だが、そんなことはどうでもいい)<<ガリ……バリボリ……グチャヌリャ>>(食事の邪魔さえ無ければ問題はない) (09/07-20:15:04)
紫 > (く く く く) (喉を鳴らす、肩を震わせる。 嗚呼、嗚呼) 「化け物」のあなたに「人間」の何が分かるの? あなたに向けた、あの怯えた目を見ていながら、どの口が。 (なんと、愉快な事か。 死肉を租借する獣のような姿から、少女へと紫の視線を戻せば…) (奥歯が覗きそうな程に口の両端を吊り上げる) (09/07-20:16:25)
まどい > (もぐもぐ。ごっくん。一度、手ならぬ口を止めた。全身真っ赤になりながら、顔を上げて二人を見る) (09/07-20:19:21)
少女 > …うるさい、うるさいうるさい!魔物にだって心があるの!それをののしる奴は、人間以下の外道な下等生物だ!!!!(その言葉を合図に、少女を大きく影が包み込んだ。そして、その場に現れるのは、とても長い触角と尾をもつ、竜人の姿。そう、かつて死ぬ前の魔物が変身した姿と同じだった) ガァァァァァ!!!(大きく吠える。だが、その真っ赤に光る眼には、涙がたまっていた。感情と意識は、なくなっていなかった)>紫 (09/07-20:20:32)
少女 > …うるさい、うるさいうるさい!魔物にだって心があるの!それをののしる奴は、人間以下の外道な下等生物だ!!!!(その言葉を合図に、少女を大きく影が包み込んだ。そして、その場に現れるのは、とても長い触角と尾をもつ、竜人の姿。そう、かつて死ぬ前の魔物が変身した姿と同じだった) ガァァァァァ!!!(漆黒の姿が大きく吠える。だが、その真っ赤に光る眼には、涙がたまっていた。感情と意識は、なくなっていなかった)>紫 (09/07-20:21:14)
ご案内:「闇の集う場所」にフィルさんが現れました。 (09/07-20:21:18)
まどい > !(びょいーん。なんか竜が出てきたので跳ねた) (09/07-20:22:24)
フィル > (あるものを届けるために通過する彼・・・しかし、そこで驚きの光景を見てしまう)・・・竜・・・!?(びくっとして着地する。一体何が起こったのかわからずに近づいて・・・)・・・なんだ、これは・・・(呆然) (09/07-20:23:08)
紫 > …別に罵った覚えはないんだけれど。 …聞いてないか。 (随分と大仰な様だ。 やれやれ、と溜息を零しながら、件の竜人とやらに目を細めようか) このまま逃げれば、ヘイトはあちらに流れたりして、ねぇ。 …流石に、それは。 …格好つかないわねぇ。 (まどいの方に目をやりながら、「このまま逃げてやろうかしら」などと思い) …次から次に、まぁ……。 (ギャラリーが増えること増えること…) (09/07-20:24:58)
まどい > ……(食べ残しを見る。竜人を見る。食べ残しを見る。竜人を見る。どーちーらーにーしーよーうーかーなー) (09/07-20:26:25)
少女 > (怒り、悲しみ、憎しみ、そして罪悪感。全てが混ざり合った感情が魔物を支配している。まるで刃の様に数多も生えた背の翼を、バラバラに動かしている) グルルルル……。(腕を変形させ、鎌のような形状にすれば、紫、まどいを巻き込むように大きく振り下ろすだろう。そして忘れていた、竜人の大きさは暴走状態ではないので5mである)>紫、まどい (09/07-20:27:10)
フィル > (何かよく見ると隣にやばそうなのが。これはどうするべきだ。竜にやばそうなの2名・・・)・・・(こいつらが時狭間や人家に突っ込んだらどうなるか解らない。とりあえず監視に終始。) (09/07-20:27:47)
まどい > (おっきーねー。うん、食べ残しを持って行こう。そうしよう。髪の毛で残りの肉塊を突き刺す) (09/07-20:29:55)
紫 > おおっと。 (凶風一陣。 流石に当たると痛いわねぇ、などと脳裏で言葉というより単語の羅列を浮かべる。 崩れ落ちるように屈み込み、横手へトンと跳ねれば、宙で一転) …っ…。 (弓なりに反らした胸を撫でるか撫でないか、その位の距離で鎌をやり過ごす) (着地。 残った勢いを殺せずにもう一点。 ふわりと衣を揺らしながら、竜人へ向かい直せば) …。 (にぃ) (笑う。 左手を前へ差し出し、相手を迎え入れるように指を折り。 右手は後方、頭の横。 鶴の首のように鋭い曲線を描く) (09/07-20:34:04)
まどい > (突き刺したと思ったら弾き飛ばされた。ずぎゅーん、と飛んで二度三度、地面にバウンドして停止する。髪の毛の塊) (09/07-20:35:18)
少女 > (紫に逃げられ、空振った攻撃は大きく地面を割るだろう。まどいはその反動で飛んだのかもしれない。紫の動きを見て、長い尾を大きくふるい、鞭打とうとするだろう)>紫、まどい (09/07-20:36:24)
まどい > (髪の毛ガードでゴム毬のようにさらに巻き添えバウンドしたようだ)<尻尾 (09/07-20:39:41)
フィル > (まずは2人の戦いを見よう。もし何か危険があれば、とめようとする・・・介入しないのは、どちらが何をしているか把握できないからだ。) (09/07-20:39:49)
少女 > (まどいを巻き込んだ尾の強さは、車が50キロでぶつかってくるのと同じだろう。それだけ、力任せの振り回し)>まどい (09/07-20:45:05)
紫 > 流石は「竜」ねぇ。 動くこと、動くこと。 (この様子だと、スタミナ切れを狙うのも難しそうだ) (突き出した左手を払い、それに乗せて上半身を捻る。 その勢いに任せて体を舞わせれば) それに、このまま時狭間辺りまで行かれても困る。 (逆さになった体、その「頭上」で尻尾をやり過ごしてから) あぁ、でも。 (着地。 そして、吐息) この子、傷つけると色々と煩そうねぇ。 (それも面倒だな。 トン、と土を蹴れば) (人が一足跳びで跳ぶには過剰過ぎる程の位置を稼いで、竜人から距離を取る) (ひゅう、と吹いた風に黒髪を揺らしながら、「さて、どうしてやろうか」、と) (09/07-20:47:25)
まどい > (ごろごろと転がってさらに遠くへ。そして髪の毛ガードを解いた)痛い……(腐っても妖怪。無防備ならまだしも、ガードの上ならば、その衝撃にも耐える。が、打撲等は避けられなかったようだ。立ち上がりつつ。あ、食事は……反動でさらに遠くへ行ってしまったようだ。見当たらない) (09/07-20:48:23)
少女 > (紫を狙った尾はまどいをまきこんだだけで、再び空振り。長い首を紫の方へ向けて、ゆらりゆらり、と動いていた背の鋭い翼をまっすぐ伸ばして、無意識のうちに闇の呪文を唱えていた。竜語で、重く響く声は時狭間の方にまで聞こえるほどしっかりとしたものだ。詠唱速度は、やや遅めか)>紫、まどい (09/07-20:52:34)
まどい > (食事はなくなった。相手は5mほどの竜っぽい何かである。こちらを狙ったわけでもないのでしのぎはしたが、次はどうだか。本能に従って逃げるべきだろう。そうだろう) (09/07-20:54:41)
フィル > (・・・これは状況は進展しなさそうだ。意味は無いだろうと思って撤収する。) (09/07-20:55:07)
ご案内:「闇の集う場所」からフィルさんが去りました。 (09/07-20:55:08)
紫 > …。 (あれも狙えば良いのに) (フィルをチラリと眺めてから、そんな事を思い) まぁ、自分で撒いた種くらいは自分で始末しないとねぇ。 (吐息交じりに肩を竦めると、右手が肩を掴む) (そして衣を引きちぎるように右手を払えば、紫の衣が舞う) CAST OFF …なぁんて。 (衣が払われた後、女が纏うのは、胴着。 紐で結わった黒髪を背中へ払い除けると) さぁ。 闘りましょうか。 (にぃ…) (笑う。 グ、と拳を握り、それで足元を叩けば) (女の姿を覆い隠すように、土と砂が爆ぜた) (09/07-20:59:07)
まどい > (なんかおっぱじまったし。もういいや。中途半端だけど、命あっての物種。離脱! とぅ!) (09/07-21:00:33)
ご案内:「闇の集う場所」からまどいさんが去りました。 (09/07-21:00:37)
少女 > ……フゥッッッッ!!(此方も呪文の発動準備が終わった。魔力に特化している姿だからこそ、リスクもある。そして、放たれるのは闇が空間を引き裂く魔法。次々と空間を引き裂く見えない刃が、紫を狙うだろう。さて、当たるかどうかは紫の速さによる) (09/07-21:02:05)
紫 > (紫の胴衣を裂き、肌を破り、肉を斬る。 真空よりも鋭利な「闇」が殺到する。 土と砂のチャフなど、ただの目くらまし。 その闇の前には、女も流石に手傷を負う) (土に赤い雫が落ちる。 足を、腕を、顎を伝って落ちる血にも、徐々に消えてゆく者達の姿にも目もくれず。 疾る、疾る、疾る。 竜人と距離を詰め、上半身を捻り、体を絞り、そして、放つ) (疾走の速度と、上半身の遠心力と、全体重を。 それを右手に載せて、竜人の腹部、その内腑目掛けて放つ。 掌底) (09/07-21:08:36)
少女 > ガフッ…!(早い。紫の動きに今の少女の巨大な竜の体はついていくのが難しく、腹部へ簡単に攻撃を許してしまう。強い衝撃が体を打ち抜き、竜の口から赤い血が吐き出される。が、それをチャンスと見た。自分へと密着している紫の体を巨大な手で捕えて、その勢いで地面へと押し倒して衝撃を与えようとするだろう。食らった場合、500sほどの重さが襲い掛かるだろう) (09/07-21:13:59)
紫 > …っ! (しまった。 目を見張った、次の間には) ! (血を吐いた。 胸を圧殺する重量に骨が大きく歪曲し、枯れ木の折れるような音を鳴らした。 肺をどうやら傷めたらしく、息をする度に気道を血液が塞ぎ、咽た) (竜人の指の中。 紫と赤の入り混じった唇が、言葉を紡ぐように揺れる) (09/07-21:20:12)
少女 > (紫を押さえつけて、衝撃を与えることには成功した。だが、痛手を負っているのはこちらも同じ。すぐにその手を離し、涙がいまだに流れる真っ赤な目を紫へ向けるだろう。意識があるが、言葉を話すことができない。伝えたいことも、伝わらない) グルルルル………。(竜人は動かない。何かを思い出したかのように動かなくなってしまっていて。攻撃を当てようと思うなら、全ての攻撃を許す姿勢だ) (09/07-21:22:59)
紫 > …。 (隙。 竜人の様子を訝しむ。 が) 涙は女の特権だけど。 (く く く) (喉を鳴らす。 笑いに任せて目を細めて、肩を震わせた) (女の体が漂白される。 色素が失われ、それは一見すると石像のように成り) (ボロボロと崩れた。 砂よりは粒の粗い、それは、灰) (その場を吹き抜ける風に任せて崩れていった体は…) 今のあなたの涙は、あの男を殺しかねない。 (竜人の首裏。 左手を顎に、右手を頭頂に。 竜人の頭を抱き寄せるように両手を伸ばす) (09/07-21:31:22)
少女 > ((…わかってる、わかってるんだ…でも、受け入れてほしいのに…。)) (顎と頭へ回される手。振り払わない。今の少女に、人を殺すことなんてできない。それが、仮に魔女であれ、魔物であれ、己を狙う者であっても…) ((…このまま、ここで死ぬのかな…。)) (真っ赤に光る眼を閉じた。息を口で細く吐き、竜の感情には、今は悲しさと受け入れられぬ事への絶望のみが残っていて) (09/07-21:36:21)
紫 > …。 (グ、と。 両手に力を入れた。 が) ……。 (間が空いた。 それから、深い溜息を吐き出した) (振り落とされないようにか、抱きしめるように、か。 その真意はこの魔女の中だけにしかないのではあるのだが。 竜人の首に、両手を伸ばす) …聞きなさい。 (低く沈めた、煙草で煤けた擦れた声。 囁くように、竜人へ唇を揺らし) (09/07-21:42:26)
少女 > (首に回される手。竜には、その手が何か優しい温もりと重なった。大人しいまま、黙って紫の言葉に耳を傾けるだろう。彫像と見間違えるほど、今の竜の動きは止まっている。停止魔法をかけられたかのような感じに。振り払うことなんて、これっぽっちも思わずに) (09/07-21:44:44)
紫 > …。 (女も、動かなかった。 額を裂いた傷から溢れた血が左目を侵して潰すのも構わず、己の血に濡れた手で、闇色の鱗に触れて) 今の彼には、何より「己の心を整頓する時間」が必要。 その最中にあなたが現れては、その時間も全て無に返るわ。 …、あなたが誰よりも、彼を想っているのは分かる。 でも、だからこそ。 彼を暫く独りにさせてちょうだい。 心の、体の、傷を癒す時間を、与えてちょうだい。 そうでなければ…、(こほ、と、咳をした)、…そうでなければ、彼が死んでしまう。 (09/07-21:51:55)
少女 > (鱗に触れられる手の動きは、血のせいで滑らかに感じる。紫が教えてくれる言葉に、閉じていた目を薄らとあけて、口を開いた) オオオォォォォ………。(その声は、低く悲しい色をともしている。そして、黒い光に包まれながら、その姿は徐々に小さくなっていく。その光は、癒しの力を込めていて、紫の傷をまるで傷がなかったかのように修復していくだろう。じきに、紫は先ほどの少女を抱いてることになるだろう。昨日と同じぐらい、目から涙をこぼしながら俯いている少女を。しかし、その少女にも変化があった。 肌が、白くなっていた。触覚は消えたが、その少女は着実に、生前の姿へと戻りつつあった) (09/07-21:57:32)
紫 > …! (癒しの光! その光を浴びれば、血が乾き、ぼろぼろと崩れていく。 体の動きを鈍らせる痛みも、奪い取られるように消えていく…) …。 (左腕の中、ずしりと感じる重たさ) (震えながら、そっと開いた左目。 紫に光る目が、彼女を見つめて) (09/07-22:03:01)
少女 > ………全部、思い出すことが正しいと思ってた。でも、僕は間違った道を進んでたのかもしれない。(震える声が、小さくつぶやくように口から紡がれて) …確かに、僕は魔物だった。でも、魔物になる前は人だったんだ…。だから、人を愛したかったの。ロネを見てると、すごい人間らしくて…懐かしく感じて…。(思い出した。自分のやってきたことすべて、何もかもを。ただし、姿だけは、それを現実と認めぬように、人間の姿を映し出していた) (09/07-22:06:47)
紫 > 思い出すことに罪はないわ。 失った記憶を取り戻そうとするのも、人の欲するところなのでしょう。 (血の痕は失せてしまった。 傷口も今は塞がっている。 けれど完全ではなくて、失った血は取り戻せないし、傷痕は残っていた) (その震える声を、体を。 止めるように、両手を巡らせようと伸ばして) けれど忘れることにも意味がある。 ただ、全てを思い出すだけでは、過去の自分に戻るだけ。 (目を伏せながら、彼女の髪に埋もれるように、額を寄せて) 例え魔物でも、人は愛せる。 でも、相手をただ無心に求めるのは、ただの恋。 本当に愛するなら、その人が最善となる選択を選ぶべき、じゃなくて? (09/07-22:16:51)
少女 > (紫が回す手が、不思議と安心感を与えるのか、少女は少しずつ震えがなくなっていく。震えも、恐怖も消えた後、残るのは罪悪感) ……僕は、魔物になってから、不完全な形のままだったの。仲間からもらったペンダントがなければ、僕は完全な魔物と化してしまうほどに。そして、その時は来てしまった…魔物に襲われて、逃げるときに首を狙われて、その時にペンダントが外れてしまって……そこで、僕は本能しか働かなくなった。(そして、襲ってしまったのだ。魔物の本能だけで、ロネの肉体も精神も、深く傷を負わせてしまった) …そうだね……ロネが、落ち着くまで…何年かかってもいい。僕は、ロネの合図を待つよ。それまでは、森の奥に、住んでるから……。(そう、自分を保護してくれた人のところに。今できることを、やればいいのだと思って) (09/07-22:22:55)
紫 > …。 (成る程。 幾日か前の騒動の原因を知り、さて、と思案。 暫しの、間) ネックレス。 見せて貰えるかしら? (彼女から手を離しながら、緩やかに言葉を紡いで) …えぇ。 (目を伏せて、少女に頷くと、唇が揺れた。 「ありがとう」、と) (09/07-22:30:23)
少女 > …え?うん…見せるだけなら。(懐へ隠していたペンダントを取り出す。淡く光る金色の装飾に、真ん中に虹色の魔法石がはめられた小型の物。そこからは、瘴気を振り払う力が働いているのがわかるだろう。手のひらに収まる大きさのそれは、少女を守るように常に光り輝いている) (09/07-22:33:04)
紫 > 別に盗らないわよ…。 (随分と疑われたものだ。 まぁ、己の行動が招いた結果なのだけれど。 苦笑いしながらネックレスを観察) …。 (破魔? それも、定期的に交換する部品も無しに? 魔術のオーパーツを見ている気分だわ…) …。 (観察するだけでげっそりしそうだ。 ペンダントの魔法石に指を伸ばして、触れれば) (女の手の中に、四つの輪。 それぞれが三つの輪を描いて一つになっている、金のブレスレットが二つ、アンクレットが二つ) (09/07-22:41:18)
少女 > …ごめん、最初の事が忘れられなくて。(警戒はもう解かれている。でも、ペンダントは取られてしまったらどうなるかわからないので、やっぱり肌身離さずな状態なんだろう) ……それは?(紫の手の中に現れるブレスレットとアンクレット。不思議そうに眺めていることだろう) (09/07-22:46:09)
紫 > やさしいのは今夜だけよ。 明日は意地悪な魔女に戻っているのだから。 (昨日も言った気がするわ…) (自分に言い聞かせるように、力強く言って) なんと説明したものか…。 普段はそのペンダントから全身を巡る力を蓄積して、そのネックレスが外れるような事態になった場合、その蓄積していた力で、あなたの暴走を短期間だけれど抑える。 そうね…、あなたのペンダントが錠だとしたら、その周りに鎖を絡めるような…。 …(ぐだぐだ)…なんやかんやよ、なんやかんや。 (説明を投げた) (09/07-22:53:04)
少女 > そうなの?でも、僕の前ではもう意地悪しないで…誰かを、殺したくないから。(もう人を殺すなんてことはしたくない。それならば、己より酷い魔物たちへ爪を振るう方がよっぽどましだった) …えっと、つまりは。僕がこれを付けているとペンダントが取れても暫く暴走しないの?(ビックリである。傷つけてしまったというのに、こんなものを用意してくれるなんて。少女は驚きっぱなしである) (09/07-22:57:59)
紫 > (超物騒!) 暴走しない程度に抑えておくわ? (沸点に触れる程度で譲渡しよう) 暫くって言っても、過信出来るほどじゃないわよ? ネックレスが外れて、慌てて取りに行って、身に付ける。 その程度の間だと思ってなさい。 (はい、と投げ出すように少女へ渡して) (ボロが出る前に撤退…!) (そそくさと足早に歩き出す) (09/07-23:02:30)
少女 > …うん。(頷いて。投げ出されたそれを受け取り、さっそくつけてみよう。綺麗である) ……ありがとう (09/07-23:03:54)
少女 > …うん。(頷いて。投げ出されたそれを受け取り、さっそくつけてみよう。綺麗である) ……こんな僕なのに、ありがとう…。(見えてないかもしれないけど、ふわ、と笑みが浮かんだだろう。静かな、感謝の声が口から紡がれて) (09/07-23:04:47)
紫 > …。 (ピタリ) (立ち止まる。 随分とムッとした顔で少女に振り返ると) (大股で彼女へ歩み戻ると、眉間をひくつかせながら彼女の胸倉でも掴もうか) (09/07-23:07:17)
少女 > きゃ…!?(胸倉をつかまれる。掴んだときに重さなんて全くなく感じるだろう。紫の表情にただ、驚くだけで) え、どうしたの…僕、何か悪いこと言った…?(あわわ) (09/07-23:08:48)
紫 > 言ったわよ。 何が「こんな」よ。 (ギリ、と奥歯を噛み、顔が触れ合いそうなところで彼女を睨みつけ、額を打ち合わせようか) (09/07-23:09:59)
少女 > えぇ…でも、本当だかr――――っ痛い!!(言い訳をする前に額をゴチンと打たれる。白い肌になったので、打たれたところが赤くなるのがよくわかるだろう) (09/07-23:12:38)
紫 > (グリグリと額を磨り当てながら) わたしは意地の悪い魔女よ。 人が苦しむ様を見る為ならなんだってやってやるわ。 でもね、必死で生きようとする人には幾らだって手を貸すわよ。 迷い悩める時は神の代理の神父の代理にでもなってやるわ。 そうよ、その人の為なら幾らだって働いてやるわ。 (目を細める。 怒気に紫の瞳が鈍く輝き) (09/07-23:15:53)
紫 > (グリグリと額を磨り当てながら) わたしは意地の悪い魔女よ。 人が苦しむ様を見る為ならなんだってやってやるわ。 でもね、必死で生きようとする人には幾らだって手を貸すわよ。 迷い悩める時は神の代理の神父の代理にでもなってやるわ。 そうよ、その人の為なら幾らだって働いてやるわ。 (目を細める。 怒気に紫の瞳が鈍く輝き) だから、その分あなたは死ぬ気で生きなさい。 全力で生きて、全力で自分を信じて、誰かを愛して、幸福になって、「嗚呼、意地悪な魔女に色々と人生狂わされたけれど、良い人生だった」って言いながらいつか死になさい。 (手を払うように離して、鼻息荒く息をしながら少女に背中を向けて) (09/07-23:18:02)
少女 > ひゃう、わ、わかったから…痛いよー!(グリグリされて涙目になる。続く言葉をしっかりと脳裏に焼き付くんだろう。その怒りに燃える紫色の目も、また自分の目に焼き付いて) 死ぬ気で…生きて、死ぬ…うん。わかった。(離され、フラッとよろけてしりもちをついて。背を向けた様子には、笑みを向けるだけで。色々と感謝が絶えないままで) (09/07-23:22:47)
紫 > 弱音を吐いたら意地悪な魔女がどん底に突き落とすと思いなさい…! (ずんずん歩く。 途中で着物を羽織るような仕草を見せれば、衣装は紫の八卦衣へと変わり) 花屋じゃないわよ、花が見たければ幾らでも見せてやるわよ! 彼岸花畑だけどね! (横に転がっていたマッチョの脇腹を蹴って踏みつけて乗り越えて歩いて) (乱暴な動作で「門」を開いた) (09/07-23:27:14)
少女 > …うん、分かった。もう、弱音を吐かないよ。(ゆっくり立ち上がりながら、そう、はっきりと答えよう。もう思い出したかったことは思い出せたから、あとは己の姿をどうするか決めればいいだけだ。そればかりは、あの人にお願いしたかった。門を開く様子を眺めながら) 花は、桜がいいな…死ぬときは、桜に囲まれて死にたい。(なんてちょっと冗談じみたことを。実際、好きな花ではあるのだが) (09/07-23:31:35)
紫 > …。 (彼女の言葉をしっかりと聞き) 生きてる内は死ぬことなんて考えるんじゃないわよ。 生きてる間は生きてることだけ考えなさい。 (門を、抜けて) 長生きしなさい。 (と、最後に一言。 ぴしゃりと襖を閉じるように門を閉じてしまえば、女の姿は跡形もなく…) (09/07-23:34:41)
ご案内:「闇の集う場所」から紫さんが去りました。 (09/07-23:34:46)
少女 > (紫の姿が見えなくなるまで、見送って。そして、懐から眼帯を取り出して、右目に装着する) …生きることを考えろ、か。えへへ、なんかロネになった気分。(彼も必死に生きている。それを邪魔するようなことはしないよう、しばらく森の保護してくれた女性の家に潜るんだろう。さあ、家へ帰ろう。心なしか、少女の足取りは今日だけは軽く、片目だけでも転ばずに家まで向かえることだろう。紫に言われた言葉を、絶対に忘れぬように頭に焼き付けておいて)―――月は真ん丸、丸いは綺麗。綺麗は可愛い…。(なんて、透き通った歌声で歌いながら、森の住まいへと帰って行った) (09/07-23:40:03)
ご案内:「闇の集う場所」から少女さんが去りました。 (09/07-23:40:11)
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