room30_20121005
ご案内:「神隠しの森の館 -サロン-」にロネさんが現れました。 (10/05-23:48:33)
ロネ > (サロンまで運ばれた後。赤面してクッションに顔うずめてうがあああああと心中叫んでいたのが三十秒、疲れてぐったりとしていたのが十分ほど。疲労はどっしりと身体にのしかかっているというのに、寝つけられない) (10/05-23:50:29)
ロネ > (一人物思いに耽るたびに、手に取るように分かる、己の心の衰弱具合。ふと気がつけば、それは錯乱や何かの衝動といった分かりやすい形ではなくとも、すっかり疲れきっていて)…………。(握り締めた杖を顔の前まで持ち上げる。本当に微かな、感覚を研ぎ澄ませないと分からないほどの、血の臭い。その主は己か彼女か) (10/05-23:53:52)
ロネ > (ゆる、と立ち上がった。一段下がった場所の棚まで歩み寄り、チェス盤と駒の入った箱を取り出す。それを再びテーブルまで持っていって、広げて、手際よく駒を並べていく) (10/05-23:55:16)
ロネ > (自分は黒の側に回って。黒のポーン――白のビショップ、黒のナイト、白のポーン。かち、かち、と静かに。伏せ気味の琥珀色の瞳。骨ばった細い指で、チェスの駒を淡々と、どこか優しげに動かしていって) (10/05-23:57:26)
ご案内:「神隠しの森の館 -サロン-」にネロさんが現れました。 (10/05-23:59:15)
ロネ > (ここでクイーンを。キャスリング。ランプに照らされたサロンに、しばし駒を動かす音だけが響く) (10/05-23:59:45)
ネロ > (いつごろだろうか、突如、ロネと向かい合うように席についていた男。足を組んで、肘かけに肘を乗せて手を頬に添えて) …いやいや、貴方も大変ですねぇ。色んな事件に振り回され、あの子に助けられ。(ふふふ、と麺の下の顔が笑う) (10/06-00:00:47)
ロネ > 煤I?(驚いて指先でつまんでいた駒を取り落とす。それは白のクイーンで。顔を上げ、その主を見ると)……君か。(すっごく、嫌そーな顔。死神だから好かないというのもあるし、この光景を見られた羞恥心も混じっていて) (10/06-00:03:04)
ネロ > (なんで麺になってたんだろう、面だよん。そして、その嫌そうな顔を見て、ふふ、と笑って) そんな嫌な顔しないでくださいよ。折角心の歪みを治してあげたのに、つれないですねぇ。(着物は今日は着ていない。スーツのみである。仮面を外し、くすっと笑って) (10/06-00:07:16)
ロネ > ゆがみ……?(ほぼそのことを覚えていない男にとっては、死神の言葉は恩着せがましく聞こえて。仮面を外されれば、自然と彼を「刺した」、その感覚が蘇る。それを誤魔化すように白のクイーンをそっと置く) (10/06-00:10:05)
ネロ > (おやおや、とつぶやいて。まあ、彼だけの精神世界。覚えていないのも無理はないか、と思って) ……貴方が、過去に縛られ過ぎていたので、光を見れるようにおまじないをかけておいたんですよ。貴方は、過去の貴方にとらわれ過ぎていたので、それを治すよう、仕事が入ったんです。(ふふ、と笑う。この死神にとっては仕事でしかないが、彼にとっては一歩前進したことともいえるんだろう) (10/06-00:13:04)
ロネ > ……過去に。(さすがは死神、心に入り込むのもお手の物、ということだろうか。ほの暗い光を瞳に宿して、黒のナイトを、かちん、と動かす) (10/06-00:14:50)
ネロ > …私は、あなたの精神世界だけでしたが、大天使に戻ることもできました。それはとてもうれしいんですよ。死神になってしまってから、大天使の姿なんてもうなくなったも当然でしたから。(お互いにいいことなんですよ、と笑って。死神の銀色の目は優しい輝きでロネを見ている。ふと、自分側は何色なんだろうか。チェス盤をちら、とみる) (10/06-00:18:46)
ロネ > そうか。(興味など無い、と言いたげにそっけなく。男の方に黒が、死神の方に白が配置されている。男が白のポーンを手に取って、動かす。琥珀色の双眸の奥はどこか寂しげで、暗澹とした心の奥底の泥沼が見え隠れしていて) (10/06-00:21:04)
ネロ > (こちらのチェス駒の色は白だ。相手が城を動かしてしまったので、次に動かさせてもらっちゃおう) ……ところで、アザミとはどうですか?(ふときいてみた) (10/06-00:25:09)
ロネ > (相手がチェス盤に手を出せば、少しむっとした表情になって手を止める)アザミは……(というかこの死神はいったいどこまで知っているのだろう。居心地が悪い)……元気だ。知人の家に世話になっているようで。 (10/06-00:27:26)
ネロ > (手を止めた様子に、おっと、とつぶやいて手を引こう。どうやら邪魔だったようだ) そうですか。彼女にとって、私は相談相手のようなものなんですよ。最近は相談に来ていないので、どうしているかと気になりましてね。あの子は、影の魔物の力を纏ってしまってから、暗く人とのかかわりを取りたがらなかった子なのに…運命とは、不思議なものですねぇ。(ふふ、と笑う) (10/06-00:30:28)
ロネ > (黙々と黒のビショップを動かす)…………。(相手が話すのを黙って聞きながら、今度は白のルーク。黒のポーンをかち、と弾いて、そのポーンは盤の外へ) (10/06-00:33:27)
ネロ > …知っていますか?今の彼女には、人の体に魔物の力が備わっているから生きていることを。彼女からあの影の魔物の力を抜いてしまうと、心臓が無い体は支えきれず、崩れ落ちてしまう。今度こそ、彼女は本当に帰らぬ人となってしまうんですよ。彼女が、そうならない為にも、しっかり守ってあげてくださいね。(そう、優しく語る。嫌われていても、彼とは仕事の対象にもなった仲であるものだ。会話ぐらいは、普通にしたいのだろう) (10/06-00:38:49)
ロネ > ……そう。(そして、ふと、その話を聞いて、琥珀色の双眸に一瞬、狂気にも似た執着が――己が死ぬその間際、もし彼女の魔物の力を抜くことができるとしたら? ――過ぎった。それきりだった)<<カ チ ン ――>>(黒のナイトが、白のクイーンを弾いて、白のクイーンはそれきり盤の外) (10/06-00:42:09)
ネロ > ……。(一瞬、彼から何かを感じた気がする。それは、きっと自分も考えていたことである) ……彼女が望むなら、貴方が、彼女の体から魔物の力を抜く方法があります。(それだけ、ぽつりと言った (10/06-00:43:57)
ネロ > ……。(一瞬、彼から何かを感じた気がする。それは、きっと自分も考えていたことである) ……彼女が望むなら、貴方が、彼女の体から魔物の力を抜く方法があります。(それだけ、ぽつりと言った。外へ弾かれた白いクイーン、それはまるで、影に支配された人間のように見えて) (10/06-00:44:24)
ロネ > …………。(だがその黒のナイトは、)<<カチッ>>(すぐに、白のポーンに弾かれて、盤の外へと。話の続きを促すような、沈黙) (10/06-00:46:23)
ネロ > ………彼女の、ペンダント。あれの、虹色の石を壊せばいいのです。あの石は、影の力から彼女を守るだけじゃなく、割れた時に、魔物を消し去る魔力を封じてる大切なものなんです。貴方の剣なら、細く、あのペンダントの装飾を縫って貫くことができる。あのペンダントがこの世に存在する限り、彼女の中の影は消えません。(そう、目を伏せて語る。これを教えるのは、アザミが一番に想い、愛している相手だからこそだろう) (10/06-00:49:56)
ロネ > (長く重い、沈黙。白のポーンを、かちり、と動かした。チェックメイト。ゲーム終了。黒の敗北)……そう、か。(少し掠れた声。未来永劫生き続けるであろう、彼女の生の、ほんの一滴にすぎぬ、己の存在) (10/06-00:53:20)
ネロ > ……彼女は、ペンダントのその事実にまだ気づいていません。あれは、私が作って、レミから彼女へ渡すようお願いしたものなんです。あれの壊し方は、私しか知りません。 ですが…ロネさん。貴方が、彼女にそれを教えれば、彼女は何がしら貴方に望むでしょうね。今の彼女の気持ち次第で、貴方と共に生を終えるか、永遠に生き続けるか…。(席を立ち、ズボンのポケットへ手を入れる。やや猫背になるがきにしない) (10/06-00:57:10)
ロネ > <<じゃらっ>>(チェス盤の上を手でさらう。ばたばたと崩れ落ちる駒)……私如きと、(淡々と)共に終わらせるほど、彼女の人生は安くない。(所詮いつ死ぬか分からない身――それこそ、明日にでも。人の命はかくも儚く、脆く、弱く。目を伏せたまま見送ろうともせず) (10/06-00:59:55)
ネロ > …それでも、彼女は貴方をとても愛しく思っている。彼女が、人に近くなれたのも、貴方のおかげだと思いますよ。彼女は、貴方に感謝しているんです。そして、いつでも、貴方の帰りを待っているんですよ。(それだけを言い残し、コツ、コツ、と革靴の音が静かな深夜のホールへ響く) ……彼女は、貴方を愛したいんですよ。どこの誰よりも、ね。(最後はつぶやくように語る。くすっと笑い声を残して、死神は部屋へと戻って行っただろう) (10/06-01:04:44)
ご案内:「神隠しの森の館 -サロン-」からネロさんが去りました。 (10/06-01:04:48)
ロネ > (ころころと机の上を駒達が転がり、じゅうたんの敷かれた床へと落ちる。そのままどっかりとソファにもたれかかり、ぼうっと遠くを見て――そのまま、眠りに落ちてしまうのだろう。――彼女と共に死ぬという、とびきりの『悪夢』を見ながら) (10/06-01:06:56)
ロネ > (そう、彼女と共に死ぬということは、どこか心中にも似ていて――否、心中に他ならなくて) (10/06-01:07:37)
ご案内:「神隠しの森の館 -サロン-」からロネさんが去りました。 (10/06-01:07:40)
ご案内:「神隠しの森の館 -サロン-」にロネさんが現れました。 (10/06-11:05:14)
ロネ > (静かなサロン。そのソファに沈み込むようにして、うつらうつらと眠る男が一人。ベスト姿のその男は、うなされているようで。そして突然、)…………っ!(がばっと身を起こして目を開いた。息は荒い。冷や汗がじっとりと滲み出ている) (10/06-11:08:00)
ロネ > (ベストのポケットから金鎖の懐中時計を取り出して蓋を開ける。その時計が指し示す時間にふう、と安堵の息。社会一般的には随分遅い時間なのだろうが、この男にとってはどうってことない。アフタヌーン・ティーの時間まで寝ていることなど日常茶飯事である) (10/06-11:09:48)
ロネ > (その蓋の内側の小さな肖像写真を眉尻を下げて見つめ――ぱちん、と蓋を閉じて再びポケットの中へ) (10/06-11:10:31)
ロネ > (さて、とテーブルの上に散らばったチェスのセットを見やる。目を擦り擦り、ちょっぴり寝ぼけ眼で、床にテーブルに散乱したチェスの駒を拾って、白黒それぞれ箱の中に。向かい側のソファをふと見て、誰もいないのを再確認) (10/06-11:12:18)
ロネ > (ソファの傍に転がっていた杖を手に取り、チェス盤と駒の入った箱を抱えてゆっくりと立ち上がる。そして一段下がった場所の棚に歩み寄り、盤と箱を戻す) (10/06-11:14:22)
ロネ > (否応にも思い出される、かの魔物の少女のペンダント。あれが! あんな小さな、己の剣でも、それこそ針でも壊せてしまいそうな、あんな脆いペンダントにはめこまれた虹色の石が――彼女の永劫の生を支えているだなんて。ぎり、と歯軋りをする。そう、自分は彼女の大河のような悠久の生のたった一滴、濁流に飲まれて忘れ去られる存在、それでいいと、それができればと、そう想っていたはずなのに――――!!) (10/06-11:18:35)
ロネ > (いっそ、出会わなければ良かった。弱音が零れる。どこから道を「誤った」のだろう。かの霧の竜と死闘したときの見物客が「彼」だった。泉での舞。小生意気なガキだと思っていた。相手が自分を慕っていると気づいたのはいつだっただろうか? 筋違いな敵討ち。幾度も幾度も突き放した。そして、あの、影の死竜――――) (10/06-11:23:06)
ロネ > (「生まれ変わった」、彼女はそう言った。だからこそ、もう二度と自分に関わるなと、関われば君は傷ついてしまうからと――でも彼女は。)……クソッ……、(愛している。彼女はそう言った。) (10/06-11:28:11)
ロネ > (はたから見れば恋人同士なのかもしれないが、一つだけ超えていない一線がある。それは彼自身が敢えて超えていない一線――彼は、彼女を愛すると、一度も言っていなかった) (10/06-11:30:43)
ロネ > (昨夜の死神の話。はっきりと自覚する。彼女の永遠の時の流れのほんの一滴、忘れ去られる存在。それで満足できない自分が、確かにいる)…………。(琥珀色の双眸を伏せる。駄目だ。彼女は、こんな、あと二十年、いや十年生きられるか分からない自分なんかと共に生を終わらせるべきではない) (10/06-11:33:13)
ロネ > (でもやはり、もしも一つ願いが叶うとしたら――己が死ぬそのとき、彼女が全てを忘れてくれるようにと。己の時間が彼女の濁流に飲み込まれ押し流され、そのまま木の葉の一片となって見向きもされなくなるようにと。慈しみの忘却を、どうか、彼女に) (10/06-11:36:42)
ロネ > (ゆっくりと杖をつき、ソファの傍に置かれたコートと帽子を手に取る。そのまま扉を開け、館から男は一人去っていく) (10/06-11:37:38)
ご案内:「神隠しの森の館 -サロン-」からロネさんが去りました。 (10/06-11:37:43)
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