room40_20120429
ご案内:「山頂」に一守さんが現れました。 (04/30-01:46:07)
一守 > (どこかの世界のどこかの山。その頂からは、街が一望できる。開発が続く都市のなかで、これほど自然が残っているのも珍しい。無論、人なんてこない。そんなところに、一匹の鴉天狗が現れる) (04/30-01:47:40)
一守 > ふむ… ほっとんど変わってねぇんは、嬉しいこッかねぇ… (周囲を見回し、ふう、とため息をひとつ。そのまま歩を進め、月明かりに照らされる夜の景色を見下ろす) (04/30-01:48:58)
一守 > (自分たちの時代から、はてどれほど経ったのだろうか、此処は。数百年、あるはもっとそれ以上だろうか。推し量る術は無いが、少なくともこの夜景は自分は知らない。はるか下に広がる家々の形も、規模も、馴染みが無い。なまじ知っている風景であるため、違和感は拭えない) (04/30-01:50:57)
一守 > まったく、変な話だらァヨ (くつくつ。喉の奥で笑う。ああまったく、何の因果だ。こんなはるか未来の土地を、過去でしかない己が踏む事になるとは) (04/30-01:51:45)
一守 > …んま、いいやネ (風ひとつ、その身に受けて、苦笑い。こんな鼻につく風が未来の証明か。なんともまあ悲しい事だが、仕方のないことか) おう。一杯やらせてもらわァ (あんたを肴にな、とくっきり浮かぶ月を見て) (04/30-01:53:35)
一守 > (よいせと腰かけ、一升瓶と杯を取り出し、手酌) 変わんねェ夜空と、変わっちまったアイツらに… (乾杯、と月に向かって杯を掲げ、ぐいっと一気) (04/30-01:57:09)
一守 >  っふぅ… (見知った空と見知らぬ景色の中で飲む酒というのも、奇妙な味で面白い。ぐるり、周囲を見回し) ああ、変わってねぇかと思ったが… 手前らは、もう居なくなっちまったかァ… (ふ、と表情が寂しげなものに変わる) (04/30-01:59:45)
一守 > (ここにはかつて墓があった。別に何々の由緒正しきものでも、そも人間のものではない。己の同胞。妖怪の墓だった。本来、妖怪に墓などは必要ないが、もう二度と復活できない彼らには、せめてもの証が必要だった) (04/30-02:01:57)
ご案内:「山頂」にサガミさんが現れました。 (04/30-02:02:20)
一守 > それすらも無くなっちまったかぁ… (深い、溜息。立ち上がり、かつてそれらがあった場所へと向かう) もう今じゃあ、誰も覚えちゃくれてねェんかァ… (04/30-02:03:02)
サガミ > (そんな神妙な空気をぶち破るように、本日は釣られまいとしていたのに飛び出てしまったのは銀狼だった。兄貴分の暮らす山へ、と思った筈が違う天狗の元へ出た。普段と違う山の様子に、大きな銀の獣は不思議そうに首を傾げる。そう、それは墓の近くだったみたいだね) (04/30-02:04:24)
一守 > ァん? (前触れもなく唐突に出てきた輩に眉をひそめ) なんでェ、ここいらなァ妖怪は居ねェはずだらぁよ… (気配が無かったところを見ると妙な道から繋がったかな、とか考えつつ) (04/30-02:06:34)
サガミ > (転送の位置を間違える事は珍しい。むむむ、と獣ながらに微妙な表情を浮かべていたら、聞こえた声に視線を向けよう)……見慣れねェ天狗でさァ(見るからに天狗。でも、天狗違いだった。ぺそん、とお座りの姿勢を取って) (04/30-02:09:08)
一守 > 応。天狗だァ。手前さん、木端ってェわけでもねェか… (ふむ、と顎に手を当て) なんざァ迷いでもすたんかよォ? (04/30-02:11:49)
サガミ > (ピクピク耳を動かして、聞き慣れない単語に先ほどとは反対側に首を傾けた)迷った…りなんざ、してやせんぜ。ちぃっとばかし、道を間違えただけっす(尻尾がびたびた動揺に跳ねて。けれども立ち上がると、とっとこ相手に歩み寄ろう) (04/30-02:15:06)
一守 > そーけぇそーけぇ そーゆーんを迷うたって言う事もあらァがよ (けたけた。小さく笑って) 応。どしたィ (歩み寄る様子に、おや、と) (04/30-02:17:04)
サガミ > ………(ぐぬぬー、って獣ながらにそんな顔をした。ぴた、と相手の傍らで脚を止めると、くんくん匂いを確認するようで。くんくん、どんな匂いかな) (04/30-02:18:28)
一守 > おいおい。菓子は持ってねェぞぉ俺っちは (けたけた。その様子に笑う。匂いは、鴉天狗と酒と天照大神の匂いがするかもしれない(無駄に神格) (04/30-02:20:59)
サガミ > (ふすん。少なくとも兄貴分より偉いひとの匂いがした気がする上に、悪い匂いはしなかった。ふむ、と一迅の風が吹けば無愛想な顔をした人型へと姿を変えましょう)ってこたァ、菓子を持たねぇ天狗サマは酒盛りですかい? (04/30-02:23:27)
一守 > カカカ。んまァそんなとこだらァ。手前さんも一杯やっかィ? 肴は御月様だけんどヨォ (酒瓶を軽くかざして) (04/30-02:24:40)
サガミ > (ふん、と鼻を鳴らして、空の月を確認すると無遠慮に片手を差し出した)お一人様ってェのもあれでしょうし、付き合ってやっても構いやせんぜ。(無駄に上から言った) (04/30-02:26:57)
一守 > カカ。そーかイ (相手の態度を気にする事も無く笑い) んずァ、おはいんなさい (ごそごそ。杯をもう一個取り出して渡そう。相手が持ったらそれに酒を注ごう) (04/30-02:28:58)
サガミ > (ム、とちょっと眉間に皺が寄った。悪い意味ででなく、予想外の反応に、やっぱりちょっと動揺したような)…ドーモ、御相伴に与るとしやす(手にした杯、注がれた酒をちらりと舐めて。じとーっと視線を送る図。じとー) (04/30-02:30:45)
一守 > (自分の分も注ぎ、くいっと呷る) っはー (美味いねェって顔)  …ァん? どしたィ、んーな辛気臭ェ面すやがってよォ (04/30-02:32:10)
サガミ > (なんかこう、毒を抜かれそうで、とか思っているけれど顔には出なかった。ムスーの、じとー)別に、生まれ持っての顔で申し訳ありやせんね。アンタが快活過ぎんでさァ。 (04/30-02:35:10)
一守 > カカカ。そーけぇ。んならまァいいわ (それ以上何も言わぬ、という風に) まアな、天照様のお力を授かった天狗だァ。すけた面ァ似あわねェんからァな (己が常に快活である事が当然であるかのように、寧ろそれが誇りであるかのように胸を張り、笑う) (04/30-02:39:42)
サガミ > (眩しい。正に眩しい、って気分でちょっと顔を逸らしてみたりするのは、やさぐれた性質上) 成る程。そらァ正反対で当然でしょうぜ、オレは付きの生き物ですんで(ちびりちびり杯を傾けて、空になった杯を張られた胸の前に差し出そう。おかわり!) (04/30-02:42:32)
サガミ > (眩しい。正に眩しい、って気分でちょっと顔を逸らしてみたりするのは、やさぐれた性質上) 成る程。そらァ正反対で当然でしょうぜ、オレは月の生き物ですんで(ちびりちびり杯を傾けて、空になった杯を張られた胸の前に差し出そう。おかわり!) (04/30-02:42:55)
一守 > ほう。まァ面は向かわねェが、いいャね。(気にはしねぇって感じで)応。いける口ずァねえかョ (差し出されたら注ぎ) 御月様ねェ… こっから見る月は、好きだったんだがァねぇ… (つと、視線を上へ向け) (04/30-02:46:49)
サガミ > (ほんとに、どれだけあっけらかんな生き物なのか、って顔。デフォルトの無表情、よりは呆れに近い顔になってきた) はっ、天狗サマっつっても優男にゃ負けやせんぜ。(犬は、天狗さんを、男だと、思った。 相手の視線につられるように、ついと月へ意識を移し) (04/30-02:48:45)
一守 > カカカ。意地があってこそよなァ (良きかな良きかな。なんて、あっけらかん) …俺ッちの知ってる景色ァよォ、こんなに薄暗くもなけりゃァ、匂いも風も、こんなに臭かァなかったんだらァな… 時が経つってなァ、こーいうこッかねェ (ふ、とどこか寂しげな表情を浮かべながら、浮かぶ月を眺める) (04/30-02:53:55)
サガミ > (ふん、と酒をちらりと舐めて。相手の言葉に耳を傾けていれば、微妙にさっきまでのあっけらかんが翳ったような気配がするのだろう。ぎょっとして、尻尾がビクリと変な形で固まった)……そ、っりゃァ、天狗サマなんぞの生きる時間が過ぎりゃ、世の中なんざ簡単に変わっちまいやしょうぜ。っつっても……こう、変わらねェ場所もある、ってのが、だからこそ良いモンに、なったり、とか(うぐ、ぐぐ、と、どうにか絞り出す図) (04/30-02:58:28)
一守 > ま。そらァそうだがよォ… なァーんつうかよォ。此処に取っちゃあ、過去ですかねェ俺ッちは思っちまうのさ… こんなはずずァなかったろォ? ッてな。んだがァ、此処の奴らも同じ事ォ言うんだらぁな… こうするはずずァなかったよォ ッてな (くすり、と小さく笑う) 難すイもんだらぁ、仕方の無ェ事だらぁよ。此処から見える景色も変わっちまったが、此処は変わらねェであった事ァ、喜ぶべきかも、すれんやネ。(カカカ、と寂しさを飛ばすように笑って) (04/30-03:04:39)
サガミ > (幼い頃ならともかく、今は自分は慰めの言葉なんて持っちゃいない。ぐるぐる、頭が回るのは酒の所為か否か)……そ、んな事ァありやせんぜ。今ってェのは過去があってこそ、時間は過去を食って育つんでさァ、……だから、此処は変わって見えても、きっと変わりゃしやせんぜ。ちぃっとばかし、やさぐれて育っただけでしょうぜ(やはり上手い言葉は出なかった。ものの、杯を持たない右手でするする宙へ文字を書き始めて) (04/30-03:10:51)
一守 > (まあ、元より自分は、本来ならばこんな景色は知らずに死んでいるのだ。こんな事を思ってしまう事が間違いなのだろう。嗚呼、それでも日は昇る。天照様は、一体どんな表情で、変わりゆく世を見ているのか… ぐい、と杯を呷り) っぷは… ンまあ、そうだらァ。いいヤね、別に (カカ、と笑い) 応。悪かったなァ、気を回させたみてェでよォ (ほれ、もう一杯飲め、と) (04/30-03:14:59)
サガミ > (さて、土地に記憶は残っているのかな。残っていようものならば術具が発動し、相手の懐かしむ時代の匂いを纏う風がぶわりと吹き抜けていくみたい。 失敗すれば、そよんとそよ風が吹くのかもしれない) …別に、アンタに回す気なんざ持ってやせん。おめでたい御人っすね(はっと鼻で笑って、杯で受け取る酒をぐいーっと呷りましょう) (04/30-03:16:49)
一守 > (ふわり舞う風に、目を細めて。それに何を思ったか。言葉は、発さず) カカカ。そーけィ。俺ッちはめでてぇさァ。なンせ天照に愛された、日輪の鴉天狗様だぁらよ! (ばさ、と山吹色の翼を広げる。ふわりと、太陽の、温かく優しい気が、ふわりと流れた) (04/30-03:19:15)
サガミ > そーでさァ、おめでたくて笑っちまうっすね(く、と笑う顔は常の無表情ではなくて。温かな心地好い風に目を細めて、銀の尻尾がゆらんと機嫌良さげにゆらめいた。さて、と空になった杯を相手に投げ渡そうか。適当そうな動作で、けれど受け取れるように、ぽいっとな) (04/30-03:23:39)
一守 > 応。笑えや笑え。宴は永久に続くもんだらァ (カカカ、と笑いながら。苦も無く慣れた動作で杯を受け取る) (04/30-03:25:47)
サガミ > (ああ、もう、ってなもんで最後につられて素の表情で笑った、のは酒が免罪符。緩んだ表情と共に、尻尾をゆるりと振って、さてと月に背を向け)相模、ってんでさァ。覚えといて損はありやせんぜ、アンタの酒に付き合ってやる貴重な獣の名前っす。 (04/30-03:30:31)
一守 > 応。そーけぇそーけぇ。俺ッちは、天臨山が不動の一守様よ (腕を組み。カカカと笑う。己が名を誇るように。悔いなど知らぬように) (04/30-03:32:40)
サガミ > (ふぅん、ってな顔で緩く肩越しに視線を送り。相手の名乗りを、眩しい姿を、今度は真っ直ぐに瞳に映し、素直に受け止めたご様子)仕方ありやせんね、覚えといてやりやす。いい夜をお過ごしなせぇ(何かを考えるように数度瞳を瞬いてから、薄く笑って。一迅の風と共に、その姿は掻き消えたのでありました。) (04/30-03:36:05)
ご案内:「山頂」からサガミさんが去りました。 (04/30-03:36:27)
一守 > カカカ。応。今度は迷わず帰りゃれや (快活に笑い、見送ったろう) (04/30-03:38:18)
一守 > (さて、また静けさが戻る山頂で。酒瓶残りを、ざばざばと地面にかける。墓標はもう無いが、お前たちはこの大地に居るのだと、確信した。あの風の中に、お前たちが居たから) (04/30-03:39:57)
一守 > (己は何処へ逝くのだろうか。きっとあの空の向こう… 天照様の元へと行けたら、それでよいのだが) …まあ、お前らは、見守ってくれやな、此処で (お前らが愛した、あいつらの子孫を。届かずとも、届かずとも) (04/30-03:41:38)
一守 > さ、て… (感傷など似あわない。戻るとしよう。己の生きるべき時代へ、死ぬべき場所へ。日はまた昇る。昇らなければならぬ。そのために、例え、伝わらなくとも、忘れられても) (04/30-03:42:29)
一守 > (太陽は、また―――) (04/30-03:43:41)
ご案内:「山頂」から一守さんが去りました。 (04/30-03:43:43)
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