room40_20130319
ご案内:「神隠しの森の館 -サロン-」に黒尽くめの男さんが現れました。 (03/19-19:26:54)
黒尽くめの男 > (実に一週間振りの帰還…と、呼んで良いものかは怪しいが、男は久方振りにサロンの扉を開いた。無人の室内へ紅い視線を巡らせて、背中で静かに扉が閉じる。) (03/19-19:28:27)
黒尽くめの男 > (とある男と繋いだ視界は存外、早くに断たれてしまったけれど。ゆるゆると片手を指折って、一週間どころじゃなかった、もう十日振りだと思い至る。) 腹が減らねーってのは、便利なんだか不便なんだか。(時間感覚を狂わせる。は、と短く息を吐き出して) (03/19-19:32:01)
黒尽くめの男 > (歩む足は止めず、向かう先は、今や火の無い暖炉前。もう春の陽気が漂う昨今、其処は悲しくも沈黙している。よっこいせ、と掛け声一つと共に屈み込んで、火掻き棒を手に中を覗き込む。) (03/19-19:34:36)
黒尽くめの男 > ……、…。(んー、と思案顔でごそごそと端を探り、掃除から見落とされた欠片を探す。ころり、と転げた小さな黒の木炭。) お。 (03/19-19:38:37)
黒尽くめの男 > (指先で摘み上げる炭の欠片は、親指ほど。しかし充分な大きさだ。ころりと手の中に転がして、満足げに笑みを深めれば、用向きは終わったとばかり立ち上がる。勿論、よっこいせ、と零れる声は加齢によるものなのだから仕方ない。) (03/19-19:41:13)
黒尽くめの男 > (火掻き棒を所定の位置へ戻して、ふ、と床を見下ろした。掌で黒く光る炭を見て、否、流石に此処では拙かろう。ゆるゆると頭を振ってから、視線は夜が滲む窓へ) んー…、庭とか有ったっけか。 (03/19-19:45:11)
黒尽くめの男 > (ちょいちょいと片手で炭を跳ねさせながら、歩み寄る窓から外を見下ろすものの、サロンから見えるものと言えば謎の小屋に洗い場、そして物干し場だろうか。ふーむ。) (03/19-19:48:04)
黒尽くめの男 > (かと言って、森では無理だ。土に落書きなど出来ようか。) まぁ、どっかに岩場が在った、よな。(伊達に十日も彷徨ってはいない。立地の悪くない岩場が、何処かに在った。何処かに。) (03/19-19:52:53)
黒尽くめの男 > (何にしても、なるようになろう。なるようにしか、ならないのだ。男の黒い輪郭がぶれて、解けて、おっと、なんて手で押さえた其処から靄が溢れる。) や、今日が良い月夜で良かったわな。(さて、月光浴といきませう。) (03/19-19:55:57)
黒尽くめの男 > (踵を返し、扉へと。ふんふんと調子の外れた鼻歌は上機嫌。ゆらり、ゆらめく闇を溢して、男は静かに館を後にした。) (03/19-19:58:51)
ご案内:「神隠しの森の館 -サロン-」から黒尽くめの男さんが去りました。 (03/19-19:58:58)
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