room42_20121015
ご案内:「精神世界」にロネさんが現れました。 (10/15-12:26:56)
ロネ > (夢と現の狭間を行ったりきたり。何だか体が妙にむずがゆくて意識が一旦持ち上げられたが、また沈んで。このちゅうぶらりんな状態をなんと表現すればいいのだろうか。身体を拘束された状態でずっと同じところにいると人間あっさり発狂するというが、今まさにそんな感じなのだろうか。時を数えるのはやめた。起きているときは五感は働いているが、最早意識などしていない。精神の泥沼と闇の天井の世界をただ、たゆたう。上から降ってくる声など聞いても右から左へと素通り。思考の停止) (10/15-12:29:50)
ご案内:「精神世界」にネロさんが現れました。 (10/15-12:31:18)
ロネ > (ゆるゆると流れる単調な時間。泥沼の上に立つ。自分は何をしたかったのか。嗚呼、とうに自分は狂っていたのかもしれない。七年前のあの日から) (10/15-12:32:16)
ネロ > (スゥ、と姿がゆっくり現れる。着物の姿ではなく、ここではスーツだけの姿だ。ふわふわとした空間に、前とは少し違った感じを見て取る) …。(まず、男へと近づく。漂う空間を泳ぐように) (10/15-12:32:55)
ネロ > ……声、聞こえていますか?(声をかける。まずは意識を起こしているかどうか、確認をする) (10/15-12:33:55)
ロネ > (男は独り、泥沼の中央付近に立っている。ぼんやりと生気の抜けたように。生ける屍と化している男は、思考すること半ば放棄しているようで)…………。(聞こえているが、反応はしない。疲れていた) (10/15-12:34:33)
ネロ > …反応はしなくてもいいです。貴方に、今日は大事なことを伝えに来ました。(何時ものひょうきんな様子でもなく、尚も真剣な様子で。顔も、笑っていない。男の顔が見える位置まで移動して) (10/15-12:36:14)
ロネ > (結晶体と同じように、無表情で虚ろな顔。琥珀色の瞳は焦点が合っておらず、どこを見やっているのかも分からない。見えてはいるが考えてはいない。彼が誰であるかも意識しない) (10/15-12:37:39)
ネロ > ……あの子が、アザミが、私たちの世界で人間に捕まりました。(それだけだったらまだ彼にとってはすぐ抜け出せるだろうという思考かもしれない。さらに、言葉を続ける) 彼女は今、彼ら人間の力で、魂とも取れる意識を剥がされ、改造兵器へと代えられる手前です。 (10/15-12:38:33)
ロネ > (ア ザ ミ 。その言葉は、否名前は、ぽつん、と。波紋のように泥沼に広がる。男の目の焦点が合った)……アザミ?(幼児が言葉を繰り返すように口を動かす)かいぞう、へいき……(止まりかけていた思考が、錆びついた歯車が回りだすように、ぎち、と。世界が軋んだ) (10/15-12:41:01)
ネロ > …私は、仕事の関係上、あの施設へ近づくことは禁じられています。貴方が本当に彼女を見捨てないのなら、今の状況を抜けて、やるべきことを終えてからでいいです。助けてあげてほしいんです。(焦点の合わぬ目に、銀色の目をしっかり向けて、意識を戻させようとしながら。彼の体に触れて起こすことはしない。あくまでも、この世界は彼の物なのだから) (10/15-12:41:20)
ロネ > 私、が?(琥珀色の瞳が銀色の目を見やる)……私には、力は、無い。(どこか諦めたような調子。ぎち、ぎち、と世界が軋み、音を立てていく。それは歯の食い違った歯車が元に戻ろうとするような、そんな音。少し、少しずつ。) (10/15-12:43:21)
ネロ > 私の我儘だとは思いますが、これは貴方にも関わることです。力がないわけじゃない、貴方は、己の力を間違った方向へ、傾けてしまっているだけです。(あきらめた様子に目を細める。だが、死神はあきらめない) …貴方は、“再び”大切な人をなくしたいのですか?(真剣で、心配を向ける声。そう、それは彼の過去に起きた事を見てるからの言葉) (10/15-12:46:48)
ロネ > …………。(両手が、動いた。まぶたが、動いた。目を、耳を、塞ぎそうになった。うつむきそうになった。そうすれば世界の全てを拒絶できるような気がした。そうすれば、世界は勝手に流れていく気がした。幼い記憶。怖い「せんせい」から逃げて、茂みの隅で目と耳を塞いでいた。がたがた震えて、泣きながら。化け物と罵られたときもそうしていた。逃げて逃げて逃げて、行き着いた先が――此処。)……アザミ。(すとん、と両手が下ろされて、目が開いた。無表情。だがそれは、冷静さ故に)……彼女はどこにいる? リミットはいつだ? 教えろ、死神。(低い声。確実に意思を持った、声。)お前が知っている情報全てを!(身勝手なのは変わらない。都合がいいことぐらい百も承知。だが、ここで動かなかったら、目と耳を塞いだら――)((……ミスト。お前に笑われる))(――ある意味、全てのきっかけを与えた彼女に) (10/15-12:53:09)
ネロ > ((やっと、戻ってきましたね。現実に…))(内心ほっとした。その声に、鋭い刃が並ぶ口を、開いた) ………彼女は、今は、私たちの世界の小さな研究所に、意識が戻らぬよう、特殊な液体につけられて保存されています。彼女が本部へ運ばれるのは、予定日が28日と決まっています。時間は、おそらく夜でしょう。あそこの人間は、暗い時間帯で誰にも見られぬよう、作業を繰り返しますから。(そして、忘れぬよう、己が持ってきたものを、差し出そう。少女の首から下がっていた、あのペンダントである) 意識は、どうやらあちらの世界から此方へと間違って飛ばされてきたようです。これを持っていれば、意識と会話も可能でしょう。安心してください、貴方がここで受け取れば、貴方の手元に一緒に埋め込まれていますから。 (10/15-13:00:06)
ロネ > 28日か……(実は懸念がもう一つ。いざとなったら天秤にかける覚悟だが、「エジ」の安否をこの目で確かめないとやはり気が済まない)……研究所の地図とか人数配置が分かればいいんだがな、さすがにそこまでは無理だろうな。(死神が研究所に近づけなければそれは無理だろう)単騎は厳しい。ったく、こうなるんだったらゲリラ戦ももう少し真面目に勉強するんだったな……。(皮肉なもので、あんなに嫌だったスパルタ授業の知識が今はとても欲しかった。ペンダントを見れば、無言で奪い取るように受け取る。だが、そのペンダントを持つ右腕を見て沈黙) (10/15-13:06:19)
ネロ > …まだ、本部の方がサンプルで埋まっているらしく、それが、日を伸ばした理由だそうです。(彼にもいろいろやるべきことがあるのは承知の上。だが、彼なら、一番に分かってくれる人だと思っていたからの行動) その辺は、ちょっと私の親友たちに声をかけてみます…私だって、完全に何もできないわけではないので。研究所へ行く道は任せてください。そこまでの道は、私が作り出しますので。(ペンダントを奪うように取って行く様子をただ見ていたが、沈黙する様子に、不思議に思うか) (10/15-13:10:47)
ロネ > ……ミラー。(ぼそりと。その名前を。今ならはっきり思い出せる。何故自分が彼女をミストだと思い込んだのかは――ここまで心理的に依存していたのかと、苦笑い)彼女が、私をこうしたんだ。(ほれ、と。自嘲するように己の頬を指でなぞって) (10/15-13:13:30)
ネロ > …ミラー、なら、彼女へ声を掛ければいいんですね?(あの体じゃ到底動けないだろうから、いろいろ準備をする上では、不便なはずだ。なら、探してこよう。彼女に理由を話せば解いてくれるはずだろう) (10/15-13:15:54)
ロネ > 自業自得だがな。(肩をすくめる。)……私は人間であろうとして、いつの間にか「バケモノ」に成り下がっていたらしい。(あえて。死神の前でそう言う)まったくだ。(あ゛ー、とうめいて、どさっと仰向けに倒れる。泥沼に浮かぶ。闇の天井を見る) (10/15-13:19:35)
ネロ > …そうでしたか。(でも、なんとなくわかる気がする。あの少女が、まさにそれだったから) …なら、化け物にならない考えを一つ、私から……おかしいと思ったら、まず深呼吸を。人間誰でも、深呼吸をすれば、落ち着くものですから。(ふざけているわけではなく、実際にこれで現実をしっかり見れる人がいるから教えようと思ったんだろう。さあ、言うことは言い終わった。あとは、彼を解放するだけである。同じように、天井を見上げるだろうか) …まるで、あの子みたいな色ですねぇ。(ふふ、と笑う) (10/15-13:23:57)
ロネ > ……昔、退役したときに、(ごろりと。泥沼の上で寝返り。泥はずぷ、と身体に纏わりついては剥がれ落ちる。多分彼は自分の所業を知っているのだろう、とその口ぶりから察する)「彼女」を「喰らった」ことをうわごとか何かで私は喋ったらしい。(何だか無性に甘えたい気分だった。あんなに嫌悪していた死神に。なぜかは、分からない)両足何とか繋いで帰国して親父殿の前に参上した途端、いきなり怒鳴られたよ。「この化け物が! 化け物には生きる価値も資格もない! 人と共に生きようとするなどおこがましい! 詫びろ、失せろ、死ね! この世界に化け物など害悪でしかないのだ――――ッ!」(ぐだぐだと喋る言葉には、いつの間にか誰かの野太い怒鳴り声が重なって。記憶の再生)……寸分違わず覚えているさ。それで半泣きの体たらくで母親に縋りついたら、額に拳銃突きつけられて突き飛ばされた。この化け物が、妻に触るな、って。母親も金切り声上げてた。二人とも、私を魔物か何かだと思い込んでいるようだった。 (10/15-13:31:17)
ロネ > ――――いや、実際、そうなのかもしれない。(ぽつり、と。そう付け加えた)「彼女」は、とても、美味かったから。 (10/15-13:32:23)
ネロ > ……。(静かに、聞いていた。やがて、彼の隣に腰掛けて、銀色の瞳が空を見たまま) ………私たちだって、人間である貴方から見れば、相当な化け物です。でも、貴方は、味覚も違えど、やることが残虐であれど、『人間』です。十分すぎるほどに…。(彼の記憶の声、怒鳴り声。きっと彼らは、本当の化け物を見たことがないから、いうのだろう) 貴方には、限りある命があり、考える意思があり、そして、誰かを愛すという (10/15-13:36:26)
ネロ > ……。(静かに、聞いていた。やがて、彼の隣に腰掛けて、銀色の瞳が空を見たまま) ………私たちだって、人間である貴方から見れば、相当な化け物です。でも、貴方は、味覚も違えど、やることが残虐であれど、『人間』です。十分すぎるほどに…。(彼の記憶の声、怒鳴り声。きっと彼らは、本当の化け物を見たことがないから、いうのだろう) 貴方には、限りある命があり、考える意思があり、そして、誰かを愛すという感情がある。それのどこが、人間じゃないということになりますか?(なるべく彼を励ましたいんだろう。親友である彼女を救ってほしいためにも) (10/15-13:37:54)
ロネ > ……どうもね。この世界にいると調子が狂う。(くす、と苦笑した)どこからが人間でどこからがそうでないのか――いや、そんな線引きなんて本当は無いのかもしれない。アイルランドがどうだとかカトリックがどうだとかで争っている世界が馬鹿馬鹿しく見える。(そう、そんな世界なら、自分の叫びを、誰かが拾ってくれるんじゃないかって、)……そんな世界に、私は甘えたかった。(自己中心的であまりにも稚拙な願望。よっこらせ、と身体を起き上がらせる)この世界はとても優しいから。 (10/15-13:42:25)
ネロ > …私たちの世界だって同じものです。陣地争い、領土略奪…全て、ただの自己満足にしかならないものだというのに。彼らはすべて奪い尽くせば、今度は同族での争いをし出すでしょうね。(それこそ、今横にいる彼の世界と同じように人間が化け物だと呼ばれる日も遠くない気がして) この世界は、きっとあなたにとって優しすぎるんでしょう。でも、それだけ、貴方には翼を休めるための一番の場所にもなると思います。その優しさを、素直に受け取ってみたらいかがですか?貴方は、この世界に守られているんですよきっと。(ふふ、と笑って優しく声をかける) (10/15-13:46:50)
ロネ > それが正義だと思っていたさ。(欠伸を一つ。)今もね。ま、魔物を改造して兵器にする彼らの技術と頭脳は敬服するが、相手が悪かったということだな。(失敗は許されない。だが、それでも自分ひとりでは戦力不足だということぐらい分かっている。情報も、力も、まだない。ごろりとまた泥沼に寝転がって)ミラーは時狭間の北東にある、岩場の洞窟に居を構えている。(そしてぼそりと)……もう十分甘えたから、大丈夫だ、と。伝えろ。(伏目がちに)私は寝る。 (10/15-13:53:32)
ネロ > 誰でも、一度その世界へ溺れてしまうとなかなか這い上がれないものです。貴方も、経験者でしょう?(この泥沼のように、と。地面に手を触れる。足をからめとるほどのぬかるみがあるのだろうか) 彼らは貴方の世界より残虐だと私は思います。望まぬ意思を無視して、身体を身勝手に作り変えられ、空っぽになった心へ、彼らへ、負け犬として絶対しか許さないようにされるのですから。(自分が死神に落ちなければ、少女を助ける手助けをできたはずなのだが。今の自分に後悔せざるを得ない) 北東の岩場の洞窟ですね…はい、わかりました。 今は、ゆっくり休んでいてください。貴方にも、やるべきことがいっぱいあるでしょうから。(立ち上がり、この世界を出る準備をする。ゆっくりと、死神の体が足元から透けて消えていくんだろう) (10/15-14:01:12)
ロネ > ……残虐さの比較ほどくだらないものはない。(ぼそりと言った。そして、消えていく死神に)……世話になったな、左雨。 (10/15-14:02:59)
ネロ > …。(姓を呼ぶ男へ、笑みを向けて) 精神の中だけでも、天使としていたいですから。(消えていく姿は、すべて消える前に、彼の精神を修復するときの大天使の姿へと変わるだろう) 『どうかこの者へ、再び神のご加護がありますように…。』(そう、薄れる声が、紡いだ。やがて、その姿は彼の精神から、消え去った) (10/15-14:06:15)
ご案内:「精神世界」からネロさんが去りました。 (10/15-14:06:19)
ロネ > (消え行く死神――否、天使? を見やって、ふっと息を吐く。) (10/15-14:07:39)
ロネ > (起きていれば起きているだけ、動けないことへの退屈で狂気が別の方向から一歩ずつ近づいてくるだけだろう。もうミラーには十二分に甘えきった。時間をくれた彼女には、むしろ感謝しないといけないのかもしれない――正直なところ、面と向かって話すのは怖いけれど) (10/15-14:09:20)
ロネ > (アザミ。募る焦燥感を押さえ込む。リミットは分かっている。単騎では彼女を運び出せない。手の内のペンダントを握り締める。忘れろ、と。己が死んだら全てを忘れろ、と。なんて身勝手な願いなのだろうか。そんなことできるはずがないと、まさにミラーが言ったとおりで。ほら。泥沼を掬う。どろり、と臓物の沼。自分の心の奥底には、常にこの臓物の沼がある) (10/15-14:11:38)
ロネ > (手慰みに沼をかき回して掬い上げると、ころりととび色の眼球がこちらを向いていた)……ごめんなぁ。(気安い声でその眼球に声をかける)寒かったよな、痛かったよな、辛かったよな、悔しかったよな、怖かったよな、恨みたいよな、(はらり、と涙が男の両眼から落ちた)……君は天国にいるんだろうね。私は業火に堕ちるから、多分、二度と会えないけど……、(夢の中で会った彼女。とても、嬉しかった。でも同時に、とても虚しかった。その眼球に口付けを落とす)……愛してるよ、オリヴィア。(そう言って、その眼球を、ぽちゃり、と。臓物の沼に落とした。沼の底に、眼球はずぶずぶと沈んでいった) (10/15-14:16:55)
ロネ > (そのまま泥沼に寝転がり、男の意識は眠りへと沈む) (10/15-14:17:27)
ご案内:「精神世界」からロネさんが去りました。 (10/15-14:17:37)
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