room42_20130406
ご案内:「どこかの街の職人通り」にアザミさんが現れました。 (04/06-13:35:53)
アザミ > (コンコン、トントン。軽やかな木の響き。そんな職人通りにある一件の椅子を作る工房に、小柄な妊婦一人) (04/06-13:37:15)
アザミ > (その小さな姿は作りかけの椅子へと集中している。元々木工細工は得意だった。それが大きくなっただけ。だから時間さえかければ覚えは早い。そろそろ休憩するぞーと職人さんに言われて、振り返る) (04/06-13:41:06)
アザミ > (この街は明るくて職人の会話がひっきりなしに飛び交う。まるで、自分があの工房でお話してた人々のような、そんな明るさがある。あぁ、ここは元気であふれかえってるなーとか思った。それだけ、モノづくりにおける意志の向け方が違うのか) (04/06-13:43:47)
アザミ > (休憩で椅子に座って、自分で作ったサンドイッチにはむ、と口をつける。少しは慣れたかい?なんて問われて、笑み浮かべて) はい、少しずつ…。(椅子の形をどうしよう、色は?なんて疑問が絶えないけども、頑張って作っていく椅子が完成していくのを日々見ていると、なんだか嬉しくなる。あぁ、帰るのが怖い。でも、今は忘れられる) (04/06-13:46:08)
アザミ > (椅子はほぼ完成している。あとは背もたれの部分を作って取り付けて、ニスやらで補強するだけだ。でも、中々作業がすすまない。何故かって? 背 も た れ だからだ。自分で齧ってしまった罪悪感がいまだに忘れられないまま引き摺ってるのだ) (04/06-13:49:06)
アザミ > ((…このままだと全然進まない。)) (忘れなきゃ、忘れて作り上げなきゃ、と思うも、心に太く鋭い返し付きの槍で貫かれた傷は塞がるまで時間を要する。気づかないうちに憂いを帯びた表情になっていたのか、職人さんに心配の声を掛けられて、はっとする) わ、あ、大丈夫っ。大丈夫、です…。(あー、そういえば初日もすごく泣いてたの見られてたっけ。今思い出せばなんとまあ恥ずかしいことか。自分は泣きっぱなしだ) (04/06-13:52:44)
アザミ > (ここの職人の人々の優しさが今は支えになっている。頑張って作り上げて、色々学んで、ロネをあっと驚かせてやるのだ。その前に、自分が泣きそうだけども。覚えたことはいっぱいある。染色用の花を摘んで、少ない給料で買いたいものも我慢して食事すらまともにできていないこと。でもそれが毎日楽しみであること。こういう手作りのモノは心がこもっていて、作り手の愛情が感じられること。そして、何よりそれを簡単には壊せないということ) (04/06-13:55:55)
アザミ > (よし、とサンドイッチを手早く食べ終えてしまえば、他の職人さんよりも早く椅子の制作に取り掛かる姿が見られたんだとか――) (04/06-13:57:24)
ご案内:「どこかの街の職人通り」からアザミさんが去りました。 (04/06-13:57:28)
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