room01_20130106
ご案内:「闇の集う場所奥地、荒野」にエリゴスさんが現れました。 (01/06-20:38:57)
エリゴス > <<…………。>>(瘴気は色濃く漂い、あちらこちらから魔物の唸り声。だがそれも、このちょっとした小山のような物体の周囲では聞こえず。どす黒い甲竜――全長は30mほどか――が、身体を丸めて寝ていた)((……人間に戻れない……))(ぐるるっ、とため息のようなものを漏らす) (01/06-20:41:25)
ご案内:「闇の集う場所奥地、荒野」にアーデルベルトさんが現れました。 (01/06-20:43:39)
エリゴス > (別段このままでも何の障害も無いのだろうが、人間であることは気に入っていた。命知らずな小さな魔物がひょこひょこと近づいてきたのを気配で察し、バシッと尻尾で引っぱたいふっ飛ばしておいた) (01/06-20:44:09)
エリゴス > (別段このままでも何の障害も無いのだろうが、人間であることは気に入っていた。命知らずな小さな魔物がひょこひょこと近づいてきたのを気配で察し、バシッと尻尾で引っぱたいてふっ飛ばしておいた) (01/06-20:45:16)
アーデルベルト > (雲より上を飛行する巨体。何とか竜の姿は保っているものの、落し物の首飾りの持ち主が見つからない状況でほったらかしにするわけにもいかずに手持ちの状態。今は翼の爪に引っ掻けている状態でゆっくりと下降している。いや、これは落ちているのか?力が入らず、思うように飛べない。やがてその姿は黒竜の近くへと重い羽ばたきの音と共に下りてくるだろう) (01/06-20:47:08)
エリゴス > (甲竜から強烈に放たれる闇の魔力にものともせず、近寄ってくる者はあまりいない。薄っすらと深紅に光る目を開いた。そのシルエットが、つい先日見たものだと思い出し、さらにあの青年の言葉を思い出し――)<<ぐるるっ。>>(姿勢を変えずに視線を送り、そして無愛想に尋ねるような調子で唸った。視力が悪いので首飾りは見えず) (01/06-20:50:03)
アーデルベルト > (下降している途中で強い闇の魔力と聞き覚えのある唸り声。ちょうどよかった、この首飾りを返すために探していたところだった。が、着地するのではなく、落下してしまったために) ≪ズザザザザザ!≫ (大きな音と揺れと共に不時着してしまった。地面を軽くえぐる勢いで落下した巨体が持っていた首飾りは、黒竜の傍へと飛んでいくだろう) (01/06-20:54:45)
エリゴス > <<…………。>>(目の前に落ちてきた首飾りに、あー、と。大方相手の状態は予想がついた。だがここは瘴気が猛烈に濃い地の為、相手が瘴気を糧とするならば回復は容易だろうが)<<が、るっ。>>(お礼? のような言葉を、やはり姿勢を変えぬままに。ジト目のような視線は相変わらずだが) (01/06-20:57:02)
アーデルベルト > ……グルル…。(翼を地面へついて、体をゆらりと起こす。聞こえる声に振り返らずに) …それは、お前の物だろう?落ちていたぞ。(ぐぐ、と体を伸ばして全身に濃い瘴気を取り込むように銅像のようになる) (01/06-21:01:57)
エリゴス > <<……ぐるっ。>>(質問への肯定。の、つもり。こいつの前で人間に戻ったところでろくなことがなさそうなのでそのまま) (01/06-21:04:04)
アーデルベルト > (失った力を瘴気を取り込んで闇の力に変えることで補う。首をSの字に曲げて、六枚の翼を地面について倒れぬようバランスを取っている) ………。 俺が嫌いなんじゃないのか?昨日は俺を追い返すほど怒っていたようだが。(頭は黒竜の方へと向けない。目を合わせることは竜の間では挑発とみなされるからだ。少し気にはなるものの、今はこの黒竜へ喧嘩を売る理由がない) (01/06-21:09:25)
エリゴス > ((……面倒な奴だ。))(何というか、逐一絡んでくるというか。勿論こちらにそんな目を合わせると云々なんて慣習あるわけ無いので、鎌首もたげてそちらに深紅の視線を送る)<<――ぼこっ。>>(甲竜の体内から何かが泡立つような音。そして口を開き、息を吸ったかと思うと、)<<――あァー、ァ。ん。出ルな。>>(地の底から這い出るように低く、時に金属音のように高い、発音の下手な声)<<貴様ハ嫌ィだ。だガ貴様なンぞノたメに時間ヲ使ゥ程暇デはなィ。>> (01/06-21:14:02)
アーデルベルト > (突然しゃべりだした黒竜に怪訝な表情がよくわかる顔をようやく、ゆっくり向けるだろう。血色の光る目が、なるべく目を合わせぬようにしながら見やって) …キライな割には (01/06-21:18:36)
アーデルベルト > (突然しゃべりだした黒竜に怪訝な表情がよくわかる顔をようやく、ゆっくり向けるだろう。血色の光る目が、なるべく目を合わせぬようにしながら見やって) …キライな割には、声を作り出して会話を続けている。怪訝だ。 何故、キライな竜と会話をしようとする?(見下ろすようなことにならぬよう、首を相手と同じ視線の高さまで下げるだろう。自然と伏せる形になる) (01/06-21:20:11)
エリゴス > <<残念ダが、私ハお前にあル程度ノ興味がァる。貴様ノようナ者ハこの世界デ初めテ見た。>>(侮蔑し探るような視線)<<貴様ハ自らヲ“竜王”ト称し誇ル。貴様はこノ世界ニおィて王なノカ?>>(本当にそうであれば、色々教えてほしかった。そうでなければ――なんて滑稽なのだろう、と) (01/06-21:24:06)
アーデルベルト > ……。(竜王を自称していると思われているとは。グルルル、と喉を唸らせて) この世界では王ではないが、俺の世界では竜王として存在している。俺の父が魔王であり、死を司る竜王…クロウクルワッハだ。 俺は、その父の後継者なんだ。 (01/06-21:29:43)
ご案内:「闇の集う場所奥地、荒野」にアーデルベルトさんが現れました。 (01/06-21:30:01)
エリゴス > (その言葉に、スゥ、と甲竜の目が侮蔑に細められる)<<――何ダ、そゥなのカ。馬鹿馬鹿しィ。滑稽ダ。>>(思ったことだけを端的に言った) (01/06-21:31:38)
アーデルベルト > (その言葉に、細めていた目を開く。あぁ、またこれだ。しかも別の龍族にまでそう思われるとは。グルル、と牙をむいて) この世界の王じゃないだけで、こうやって馬鹿にするのか。その言葉、我ら蛇死龍の一族に対する侮辱とも聞こえるが。 (01/06-21:34:52)
ご案内:「闇の集う場所奥地、荒野」にレンさんが現れました。 (01/06-21:36:42)
エリゴス > <<貴様等の種族なんゾ知ラん。興味も無ィ。>>(最後の言葉に対する否定)<<こノ世界で己の世界デの地位を誇ル貴様が滑稽なダけだ。そレが何にナる?>>(淡々と、あくまで嘲るような調子で)<<――貴様カら“竜王の後継者”の地位を取ッたラ、何モ残らなィンだろゥな。>>(その言葉は、この世界における「自分」という存在への疑問の裏返し。――果たして、自分は「何」なのか?) (01/06-21:39:11)
レン > (今夜も狼の背に揺られての琥珀巡り。)((この辺で見つけた樹がそろそろ‥‥‥))(と、静かに歩いてくる。 2者とはまだ距離があるだろう) (01/06-21:40:57)
アーデルベルト > ……っ!(その言葉がある記憶への引き金となった。屈辱、ある力で押さえつけられて何もできない劣等感。電撃が走る様に思い出される痛みと苦しみの記憶) ――――――俺を、奴隷にした人間が許せない…だからこそ、力をつけるんだ……そうしなければ、父が、死んでしまう。(あくまでも静かに、落ち着いた声で。だが、その声は重い響きを持っている。距離があるものの、レンの方からは70mのこの巨体はよく見えるだろう)>エリゴス、レン (01/06-21:44:13)
エリゴス > (遠くから見ると、どす黒い甲竜と蛇死竜が小山のようににらみ合っているのが見えるかもしれない。甲竜が首をもたげて20mそこそこ、蛇死竜が50mぐらいなので相当差があるといえばある)>レン (01/06-21:44:22)
ご案内:「闇の集う場所奥地、荒野」にジオさんが現れました。 (01/06-21:46:24)
エリゴス > <<ソぅか。>>(侮蔑を通り越してつまらなそうな声色)<<ならバ己ノ世界で地位ヲ誇るがいィ。こノ世界でハ地位ハ無ク、種族は無ク、引キ摺る過去ハ意味を成サぬ。地位ヲ誇示すル貴様ノ姿は実に滑稽ダ。>> (01/06-21:47:20)
ジオ >  …。 (近道予測は外れた。もう「こっちが近道かもしれない」はやめた方が良いかもしれない。) …。 (それなりに大きさのある岩の後ろから竜同士がにらみ合っているのをそろりと見ている。) (01/06-21:48:18)
アーデルベルト > ……。(この黒竜の言っていることは確かに正しい (01/06-21:48:20)
レン > (実のところ、“素材”となる琥珀も今となっては不要な物で、ただの資金稼ぎのようなもの。 それより、もうひとつの目的の方が重要なのか目的地に着くまでの間は始終周囲の様子を眺めていたとか。 やがて微かな話し声や2体の存在を知ると―――)((ユークレース、消して。))(と、2尾に呼びかけることで己の小さな身を透明化させ、更に近寄っていこうかと) (01/06-21:49:48)
エリゴス > (ある程度近寄れば、何気なく落ちている、先日、かの甲竜が探していた金の首飾り。触ると魔力の流れを鈍らせる効果が発動される)>レン (01/06-21:51:02)
アーデルベルト > ……。(この黒竜の言っていることは確かに正しい。自分は王族であるが為に無駄にプライドが高いことぐらい自覚している。落ち着くべきだ。こんなところで争いなんぞ起こしてもただの負け犬の遠吠えだ。フゥー、とため息に似た吐息) …少々血が頭に上ったのかもしれない。だが、死を司っているのは事実だ。人間と同じように死を迎えることがあったとしても、傷がすぐ言えるか、転生するか、だ。>エリゴス (01/06-21:53:08)
ジオ >  …。 (落ち着いて、気配消しの魔法をかける。 そろり、そろり。 この場から離れていく) (01/06-21:55:07)
ご案内:「闇の集う場所奥地、荒野」からジオさんが去りました。 (01/06-21:55:10)
エリゴス > <<――……そゥなのカ?>>(転生、の言葉に目を見開いた)<<貴様ハ転生スると言うノか? ソレは本当カ?>>(ざわっ、と。甲竜に呼応し、周囲の瘴気の流れが変わる)<<死ヲ迎えテも転生ス――そゥか、貴様ヲ一度「殺せ」バ、判ルかもシレぬ。>>(何でもないことのように言った) (01/06-21:56:45)
レン > (ジオとはまた別方向から近寄って行き、手ごろな瓦礫の影から竜のやり取りを様子見)((盗み聞きみたいで気はひけるけど‥‥‥、‥‥?))(やはり良心に引っかかるのか一度俯いたその時、何かが光を弾いたのが目に映った。)((アレは、この前の‥‥。))(触れるとどうなるかは体験済み。足元にあるソレは一瞥するだけにしておいて、再び彼らを眺めだす) (01/06-21:58:18)
アーデルベルト > (空気の流れが変わった。首の位置は変えぬまま、黒竜を見やっていて) …俺を殺して試すつもりか?そうだな…なら、俺も王族や死を司る龍神としてではなく、ただの「竜」として相手をしよう。何もせず倒されるままというのは、俺は気に食わないのでな。(殺すのなら、今ならできるだろう。瘴気を完全に吸収しきっていない弱った体は、竜化はしているものの、本来の力はあまり出せぬもの。いや、それでも危険な能力をいくらか持っているので本気の戦いを繰り広げることはできるだろうが)>エリゴス (01/06-22:01:28)
エリゴス > <<私ハ知りたィのダ――貴様ガ何でァるカはどうデモいィ。>><<ヴァサ――>>(重々しい音を立て、甲竜が風圧と共に羽ばたいた。ゴォ、と浮き上がる身体)<<――何故あノ世界は繰り返し続けタノか? 何故我ハ「魔王」トしテ殺され続ケタのカ? 何故死ナナかッたノか? 我ハ今「何」タるカ?>>(決して答えの出ることの無い疑問。それは、神へ挑戦するような)<<貴様ノ「転生」ノ仕組みヲ知るコトで、答エに近づケルかもシレぬ――!!>> (01/06-22:06:51)
アーデルベルト > …なるほどな。なら、その疑問の答えへ歩みだす道として、俺を打ち負かしてみろ。未形の黒竜よ! ≪グオオオオォォォ!!!≫ (一つ、大きく空気を揺らす竜の咆哮。それを合図に周りの気温が突如上がり始めるだろう。空は雲が渦巻き、黒く染まる。雷鳴も遠くに響く。六枚の翼をバサリと広げ、こちらもエリゴスを追うように飛び上がろう) (01/06-22:11:20)
エリゴス > (気温の変化などこの甲竜にとっては何でもない。周囲の気温にあわせ、こちらの体温も上昇し続ける)<<――――……!!>>(優に二倍を超す相手の体格。それにむしろ愉悦するような、そんな雰囲気さえ滲ませて、低く、低く唸る。そして羽ばたいて急に上昇したかと思うと、相手の頭部に向かって一直線に向かっていく!) (01/06-22:15:05)
レン > ((何故『殺されたのか』、『死ななかったのか』‥‥)) あの世界は‥‥何故―――。(甲竜から発せられた言葉が頭の中で何度も響く。もちろん、状況は違うのだろうがソレは自分も抱く答えの無い問いかけ。)‥‥‥‥ッ!?(と、そんな思考に意識を傾けていたら完全に引きのタイミングを逃していたり。気温の上昇で我に返ったものの‥‥‥)((こんな機会、二度と来ない。))(その場から静観する事に) (01/06-22:18:20)
アーデルベルト > (急上昇してからこちらへ一直線へと向かってくるその体へ、顔が向けられる。そして――――) 『Ag Bah・Bex!』 (自世界の竜が扱う言葉。それは、喉を震わせ、呪文を唱えるがごとく。重い言葉が紡ぎだした意味は『業火は怒りを解放す』。アーデル自身、久しぶりに扱う古竜の言葉は形となり、黒竜を焼き払うかのごとく高温の極炎のブレスと化すだろう) (01/06-22:21:17)
エリゴス > <<ぶわっ!!>>(それを真正面から喰らう。が、甲竜の勢いが止まることは無い。蛇死竜の顔面で身を翻し、その尾で相手の両目部分を掠めるように殴りつけようと!! 殴りつけられた瞬間、鉄をも容易に溶かすほど高熱となった粘液が蛇死竜の両眼へ叩きつけられるだろう。甲竜の体温も同様に高熱となっており) (01/06-22:24:57)
レン > ((‥‥暑‥‥‥‥。))(炎と熱とのぶつかり合いは真冬の荒野である事を忘れさせるほどに気温も上昇させているのだろう。頬に汗が伝ってくると左手の辺りからヒヤリとした風が流れてきて)((ありがと、セレス‥‥気休め程度でも助かるよ。))(なんて礼を胸中でポソリ。 それでも視線は竜から外れることも無く、飛翔する翼の動きや身を反転させた素早い捻り等をじっと見据えては記憶に刻み込んでいく) (01/06-22:32:57)
アーデルベルト > (業火を喰らっても怯まぬその動き。とっさに振り回される尾に目を閉じて直接目に掛かるのだけは防ぐ。瞼の上から降りかかる超高温は、己の住まう魔界の気温に近い高温か。マグマすら物ともしない体にはビリビリと熱さが少々伝わる。一旦翼を翻して距離を置けば、空へと頭を向けて) 『Alok Ensosin・Fo!』 (空へと叫び声が空気を揺らして届く。突如、上がっていた気温が徐々に下がり始め、空から氷の刃が数多に降り注ぐだろう。黒竜へと集中して降り注ぐので、軌道をそらすなりしなければ、レンの方へと飛んでいくことはないだろう) (01/06-22:35:40)
エリゴス > (反対に甲竜の体温は上昇し続け、周囲の気温さえ下がるのを食い止める)<<ぶしゅぶしゅぶしゅぶしゅッ!!>>(氷の刃の殆どは甲竜に届く前か、届いた瞬間に溶けていく。魔力がこめられているせいで多少甲殻にダメージを負うだろうが、体温が少々下がろうがまったく意に介さず、)<<――――!>>(地に轟くようなうなり声を上げたかと思うと、甲竜の周囲に)<<ぼわっ!>>(拳大の紫炎の弾――闇の魔力を強烈に含んだ、炎相応に高熱の弾――が浮かび上がる。その数、およそ二千ほど。甲竜が牙を剥き、蛇死竜の喉元へとまっすぐ飛んでいくと同時に、)<<ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュン!!!>>(二千個ほどの紫炎弾が、蛇死竜目掛けて流星のごとく高速で降り注ぐ!!) (01/06-22:44:44)
アーデルベルト > ―――っ。(降り注ぐ高温の弾と牙がこちらへ迫る。こちらへ迫るその牙だけでも避けるべく、角を振りかぶるだろう。竜王の角なだけに、並大抵の熱や衝撃じゃ折れない代物。振りかぶりながら、地面の方へとマグマを呼び起こすべく、魔力を解放していくのがわかるか) (01/06-22:51:42)
レン > (炎の次は氷槍が目に映る、やはり竜の姿で肉弾戦は少々厳しいのかもしれない。なんて事を思った矢先に今度は甲竜が飛んでいった。コチラは良く動くようで――と、互いの体つきも見比べてみたりする。) それにしても‥‥全然規模が違うよな、ヒトとは。(余波で起こる気流の流れに身が押されるのを耐えながら、足元の首飾りをチラリと見遣る。これだけ派手なやり取りが続けば何かの弾みに吹き飛ばされてしまってもおかしくないほど、それは無防備な状態で放置されているようで)‥‥‥‥。(そっと手を伸ばすと金の鎖に指先を引っ掛け、拾い上げた。光と闇を司るユークレースによってその首飾りも視覚には映らなくなってしまうが、それを手にした本人も全身の流れを押さえ込まれるような感覚に思わず眉を顰め) (01/06-22:54:13)
エリゴス > (角を振りかぶられても、勢いは止まらない。むしろ速度を増していく。そして――)<<ぶしゅぁッ!!>>(――角に突っ込んだ途端、甲竜の姿が粘液となって砕け散る。蛇死竜や観客には判るかもしれない――急速に、この地に漂う闇の瘴気が薄れていっているのが)<<ボコッ、ぼこッ、ぼこぼこぼこぼこぼこぼこ――ッ>>(周囲の闇の瘴気を、そしてアーデルベルト自身からさえも魔力を吸収しようと試み、飛び散ったどす黒い粘液は急速に質量を増大させ、蛇死竜へと纏わりつき、その全身を包もうとするだろう。粘液の体温は急速に上昇し、鉄をも融かす、さらにその上の温度へと――) (01/06-22:58:07)
アーデルベルト > っ!!?(纏わりつく黒竜の粘液。体から抜けていく魔力にマグマを呼び起こすことは叶わない。そちらが熱なのなら、こちらは冷気を起こし始めるだろう。氷河期のごとく、その更に低体温へと体の熱を下げていく。黒竜の粘液をそのまま凍てつかせてしまおうとするかのように――) (01/06-23:01:42)
エリゴス > (凍てつくならば凍てつけばいい。素直にこちらも迅速に体温を下げ始め、それこそ触れれば痛く、凍りつきそうなほどに体温は下がり続ける。なおも蛇死竜から魔力を吸収し続け、そして――)<<ぼこっ。>>(蛇死竜の喉元付近の粘液がその姿を変える。それは幼児が絵に描いたような、稚拙な形の「牙」がずらりと並んだ「大口」。粘液ががっぽりとその「大口」を開け、蛇死竜の喉元に喰らいつこうと!!) (01/06-23:05:52)
アーデルベルト > ≪ドッ――――!≫ (喉元から鮮血が舞う。その血も周りの気温によってすぐに凍り付いてしまう。飛び散った飛沫は血の氷と化し、地面へと落下することだろう。魔力を続々と吸収されてゆき、周りの吸収するはずの瘴気まで同時に吸われてしまっては取り戻す手段がない。一度、この粘液を剥さねば。粘液の方へと首を曲げて顔を向ければ、口を開いて) 『―――――!』 (聞き取れないほどの難しい言葉で叫ぶ。突如、竜王へと覆い尽くす弾きのベールが作り出され、どんな状態であれ、粘液を弾き飛ばすだろう。黒竜にはそれが一種の聖なる力に似た属性を秘めているのを感じるかもしれない。それに、竜王の苦しげに目を細める表情も。捨て身か) (01/06-23:12:01)
レン > (首が痛くなるのもお構いなしに二者を仰ぎ見る。熱と冷気が出鱈目に入り混じった所為で瘴気は薄れたものの代わりに霧やら雨やらが無造作に発生している事だろう。そんな中に混じって赤い氷の欠片が目の前に落ちてくれば重い動きで手を伸ばして受け止めようかと) (01/06-23:15:41)
アーデルベルト > (瞬間的に凍った頑丈な蛇死龍の血晶。魔力を扱う者としてなら、その血の欠片1つからも膨大な魔力を感じるだろう。触れてもひと肌程度の熱では溶けないようだ)>レン (01/06-23:17:56)
エリゴス > (傷口を作れば、そこから蛇死竜の体内に侵入しようとした、その一瞬!)<<べしゃべしゃべしゃ――ッ!!!>>(聖なる力を以ってして弾き飛ばされる。“核”の含まれた部分も強烈に弾かれ、地面に無残に落ちるだろう)((クッ、魔力を使いすぎたか……))(体温の上下操作を行いすぎた。だがまだ、余力はある。ぎょろりっ、と蛇死竜の背後に落ちた粘液の塊から、深紅の眼球が剥いた。その眼球が、蛇死竜の足元を睨んだ瞬間、)<<ズガン――ッ!!>>(蛇死竜の足元の地面が巨大な地割れを起こす。最深部は閉じられたままのため、落ちても身体が引っかかるに過ぎないだろうが) (01/06-23:18:53)
アーデルベルト > (ぜぇ、と息切れを表す荒い息。ばさり、地面へと降り立てば、凍った傷口は溶け、ぼたぼたと溢れる血。突如、地面が割れればそこへと足を踏み外して体がはまるだろう。だが、魔力をだいぶ吸われた体では、長い間は姿は持たない。ユラ、と倒れる竜王の姿が一瞬かすんでみるかもしれない) (01/06-23:22:35)
エリゴス > ((…………、))(ずる、べしゃ、と。粘液は這いずるように生成された崖の縁へと這って行く。ただ今は、己の存在を確定してくれる糸口を掴みたくて。ずる、べしゃ。ずる、べしゃ。その崖の縁からずるずると底へと粘液の状態のままずり落ちていって) (01/06-23:25:45)
レン > ((凄いな、あの“黒水晶”の様だ‥‥。))(手の中に納まった血晶に一時視線を固定される。その合間に地響きが響くと一瞬ビクリと警戒するものの‥‥首飾りの落ちていた場所故か、この辺りは避けられているようで)‥‥‥‥。(何が起きているのか理解が追いつかず、呆然と二者の様子を見ようかと) (01/06-23:28:12)
アーデルベルト > (動かない。呼吸はしているのだろう、肩が上下にゆっくりと動いている) ((やはり瘴気を完全に吸収しきっていないとこうなるか…)) (崖から頭と尾先は出ているものの、首から下は完全に崖へとはまっている、崖の下へ、首から流れる血がゆっくりと溜まっていく) (01/06-23:29:55)
エリゴス > (蛇死竜の頭の上辺りに粘液は静かに下りていく。ぎょろり、と剥く目。ばっくりとそのすぐ下で、人間そっくりの口が開き、先ほどよりやや金属質に高い声で、)<<――貴様ハ死ぬノか?>>(問いかけた) (01/06-23:32:22)
アーデルベルト > (頭の傍から聞こえてくる金属的な声。ふ、と笑うように口が動いて) これだけ魔力が奪われたら、俺も姿を保つのが難しくなってくる…そうだな……人間だったら、死んでいるな。(スゥ――。尾先から徐々にかすんでいく姿。ゆっくりとゆっくりと、その姿は消えていくだろう。代わりに、頭が乗っていた崖の上で倒れている一人の青年の姿が目に入るだろう。もちろん、傷はそのままだから喉元に牙による傷が残ったまま) (01/06-23:38:33)
エリゴス > <<……死ヌとどゥやっテ“転生”すルのダ?>>(青年の姿に変貌すれば、その傍で一つ目玉を剥いた粘液は問いかけ続ける。その様は、何も知らぬ用事がひたすらにものを尋ねるよう) (01/06-23:40:44)
エリゴス > <<……死ヌとどゥやっテ“転生”すルのダ?>>(青年の姿に変貌すれば、その傍で一つ目玉を剥いた粘液は問いかけ続ける。その様は、何も知らぬ幼児がひたすらにものを尋ねるよう) (01/06-23:41:29)
アーデルベルト > (己が眠らなければ、死ぬことにはならない。徐々に増していく体のだるさと脱力感を我慢しながら) …俺の場合は、致命傷を負って眠れば、体の傷を治すために仮死へと陥る。死という扱いではあるが、完全に死ぬわけじゃない。 肉体が無くなってしまっても同じだ。 同じ肉体を作るために…自分の知っている安全な場所へと「魂は戻る」。 (01/06-23:45:20)
レン > ‥‥‥‥、‥‥。(人型になって倒れ伏した姿を目にすると、反射的に駆け寄ろうとした身が甲竜の声でビクリと止まる。 他種族であっても、異世界の出来事でも―――その答えが発せられるのを身を強張らせたまま聞こうかと) (01/06-23:46:11)
エリゴス > <<――ソの「安全な場所」とハどコナのダ? “魂”とハ何なのダ? そレはどこニあるノダ?>>(問うても問うても、尽きぬ疑問。無意味なことなのかもしれない――だが、問いたかった) (01/06-23:48:22)
アーデルベルト > …安全な場所、それは人によって違う。ある人は故郷、ある人は海の底、ある人は虚無…どれが正しいなんてことは、ない。 魂は…(体を仰向けにゆっくりと動かす。そして、胸へ手を置いて) 体に宿る、生命のすべてだ。人間は、本体である魂を肉体という器に宿すことで、この世を生きていると言われている。お前にも…あるんだぞ。(魂が。血が垂れた口を微笑ませて、まるで学生のような相手に教えていく) (01/06-23:54:03)
レン > ((身体が残れば仮死状態となってそれを修復、残らなければどこかで作り直し、か‥‥だったら‥‥))(もうひとつの仮定が脳裏に留まるとその場でゆるりと首を捻る。そんな最中にも静かに語られる声を聞けば‥‥‥‥フ、と口端がまるで自嘲するように歪んで) (01/06-23:58:44)
エリゴス > <<……判ラぬ。私ハ必ず殺サれテいた。私ノ娘も必ズ死ンデいッた。全テ変わリハしなかッタ――私ハあノ世界で生きテイタのか? アの世界で「生キた」時間ハ何だッタのだ?>>(何のために、己はあの世界全ての記憶を「魂」に刻んでいたのだろう? 全ては変わりはしなかったのに。しばしの沈黙。)<<……無意味なコトだ――考えテも無駄ナのダ。つまラぬこトをシタ。>>(目は閉ざされ、口も無くなり、一塊の粘液と再び化す。そして全ての力を失ったように、ずぷ、と地中に沈んでいく。体内に取り込んだ瘴気が切れてきたのだ) (01/07-00:01:45)
アーデルベルト > ……。 もっと知りたいのなら、幾らでも会いに来ればいい。お前にも、ちゃんと殺されても、生きてきた理由が「必ずある」から。(それは己であれ娘であれ、変わらぬこと。理由があるから、生きているのだ。生きる理由がないものなどこの世には存在しないんじゃないだろうか?沈んでいく姿を見送れば、体のだるさに深く息をついて) (01/07-00:04:56)
エリゴス > <<…………。>>(ずぷ。ずぷ。ずぷり、ずぷり。もはや感覚器は残されておらず、地中に包まれる感触を感じるのみ。そのまま地中に沈みきり、瘴気を蓄えつつ、しばしの思考停止に陥るのだろう――) (01/07-00:07:04)
ご案内:「闇の集う場所奥地、荒野」からエリゴスさんが去りました。 (01/07-00:07:08)
アーデルベルト > (返事すら返さなかった黒竜。不思議な奴だとも思った。転生について興味を持ったのに、魂について知らないとは。そして、今この荒野には自分ひとりしかいないと思っているようで、目を閉じた。まだ、眠りにつくわけではなく、考え事をしているが) (01/07-00:13:39)
レン > ((‥‥‥‥ア。))(地中に消えていく姿を見送ってしまってからハタと気づく。持ったままの首飾りをコートのポケットにしまうと姿隠しに使っていた尾長魚たちも内へと戻し、姿を見せたまま崖の方へと歩いて行く。 アーデルの傍らまで来た所で足を止めるとそのまま見下ろして。)‥‥コンバンハ。 まだ生きてる? (01/07-00:18:01)
アーデルベルト > (目を閉じている上から降りかかる声に、再びうっすらと開く目。相変わらず喉は噛み破られて痛々しいが、まだ生きている。生存確認として一言) …一応、な。 (01/07-00:21:10)
レン > そう、だったら‥‥(ス、と左手を翳すと其処には風の力が刃を成形しながら集まって)―――死なせておこうか。 (01/07-00:24:26)
アーデルベルト > ……何故?(作られる風の刃に怯えることもなければ、動じることもない。落ち着いた声で) どうして、お前は俺を殺したい?放っておけば、勝手に息絶えるような…致命傷を負った俺に、何故?(突然殺しにかかる青年に、自分を殺す理由なんてないはずだ。落ち着いた声で問いかける) (01/07-00:27:43)
レン > ‥‥別に。 俺にとっては良くも悪くもならないが‥‥少し、話を聞いていた。(手を喉の真上で翳したまま首を少し傾けて)その致命傷で仮死状態になったとしたら、この場で修復する、って事になるんだろう? ―――こんな場所で、魔力の塊を撒き散らしたまま転がっていて、邪魔が入らないと思うのか?(結界でも張れるなら兎も角、と一度息をつき)だったらいっそ、その『安全な場所』まで戻れるようにした方が良いのかと思って。 (01/07-00:34:03)
アーデルベルト > ……。余計なお世話だ、といったら?(理由を聞くも、なんだかおせっかいのような、それこそただ血を見たいだけなのか、とも思えて。ふー、とため息が一つ) …今の俺の安全な場所は、ここから遠く離れた、異世界の空の上だ。それに、安全な場所へ戻る条件がちょっと違う。  切り刻まれただけじゃ、俺はその場で修復するぞ。それに、これぐらいの傷…襲い掛かってきた魔物や命知らずを喰らうほうがまだ早い。  お前は、そんな命知らずになりたいか?(赤い目が竜の輝きを見せた。それは、捕食者としての鋭い目だろう) (01/07-00:38:37)
レン > 俺もそう思う。(“余計なお世話”という自覚はあるようで。自分でもコクリと頷くと手の中の風はとりあえず消しておいて)切り刻むだけで済む相手とは思っていないから他も試すつもりだったけど‥‥‥命知らず、か。 そうかもしれない。(ソンナモノでもなければ竜の争う様を間近で見ようとは思わないだろう。 クス、と一度苦笑すると彼の隣で膝をついて)でも、俺もさっきの話はまだ聞きたいから‥‥食われるのは遠慮、ってことで。(そう言いながらさっき拾った首飾りをポケットから取り出すと彼の胸元に乗せておく。効果のほどは判らないが、そこから手を伸ばして抱え上げることは‥‥可能だろうか?) (01/07-00:50:17)
アーデルベルト > なんだ…自覚しているんじゃないか。(よくわからないやつだ。とりあえず、これ以上致命傷が増えるのは避けられたようだ) …今は生憎、魔力が大幅削られている。そうじゃなければ、障壁を張ることぐらいはできたんだがな。 自覚してるなら、それだけ身を護る術もつけた方がいい。俺だったからよかったものを…必ずしも竜が大人しいとは限らないぞ。(話を聞きたいなんて物好きだな、と思って。胸元へ置かれれば、がく、と消える魔力。すぐ口元へ手をかぶせ、ゲホ!と咽るように血を吐き出す。一般の男性より背が高いが、それよりも空を飛ぶ者としてある程度の軽さはある。力が並み程度にあるなら、苦なく持ち上がるだろう) (01/07-00:56:40)
レン > ン‥‥それこそ“世話好き竜”のお節介気質が移ったのかも。 とりあえず、始めの数日くらいは食うか食われるかなんて忘れて静かに癒した方が良いと思うよ。(肩下と膝裏に腕を差し入れつつそう告げると長身の身を立ち上がりながら抱き上げた。すぐにそれを近寄ってきた狼の背に移すと自分はそのまま歩き出し)部屋に着いたらその首飾りも取っておくから‥‥後は寝るなり食うなり、好きにすればいいさ。(話を聞きたいという割にこの物言い。結構ドウデモイイらしい。そのまま狼も歩き出すと、館の自室へと向かって行き―――) (01/07-01:07:26)
ご案内:「闇の集う場所奥地、荒野」からレンさんが去りました。 (01/07-01:08:07)
アーデルベルト > …妙な奴だ。(世話好き竜って誰だとも思ったが、狼の上に乗せられれば、首飾りの影響で脱力感が先ほどより酷い。そのまま、目を閉じて思考を深く沈めるだろう。館へと連れて行かれるままに――) (01/07-01:09:43)
ご案内:「闇の集う場所奥地、荒野」からアーデルベルトさんが去りました。 (01/07-01:09:46)
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