room03_20121218
ご案内:「森の奥の泉」にロネさんが現れました。 (12/18-21:32:56)
ご案内:「森の奥の泉」にフォンセさんが現れました。 (12/18-21:34:19)
ロネ > (ざしざしと杖をついて歩いてくる男が一名。澄んだ泉は森に囲まれ、清浄な空気を醸し出している。泉の傍の木にどっかりともたれかかるように座った)……もう、嫌……。(ぼそり。帽子を脱いで、髪の乱れを整えてまた被った) (12/18-21:34:23)
フォンセ > (静かにどこからともなく姿を現す。木々の間にあるであろう闇。そこからスッと姿を現して)………。(そのまま泉の方へと歩いていこうとして。声が、聞こえた)…… 誰かいるのか?(その場で足を止めれば周囲をゆっくりと見渡して) (12/18-21:39:08)
ロネ > ?(誰かの声――聞いたことあるような? が聞こえた。琥珀色の双眸の男が、そちらを振り向く)おや。(目をぱちくり。)イリス嬢、こんばんは……?(何となく疑問符がついたのは、あまりにも雰囲気が違うから) (12/18-21:40:54)
フォンセ > あぁ、こんばんは。誰かと思えば――確かロネと言ったな。(確かめるように名前を呼んで)…お初にお目にかかる。イリスの中の「もう一人」だ。名前は、まぁフォンセと呼んでくれ。(相手の疑問口調に苦笑を浮かべ、同時に向ける笑みと人のものではない縦に割れた獣の金瞳―) (12/18-21:44:16)
ロネ > もう、一人?(はっきりとそういったことは聞いていなかった。ただ、「理性を保てない」と聞いただけ)フォンセ嬢ですね。座ったままで失礼。お見知りおきを。(人でない瞳には、勘がよければ、僅かに男が警戒するのが見て取れるかもしれない。すぐにそれは失せるが。帽子を軽く上げ、会釈) (12/18-21:47:32)
フォンセ > …別人格…と言うには語弊があるな。もう一つの魂とでも言おうか。私とイリスは、別々の意思を持ってるが一人でもある。二重人格とでも思ってもらえば良いよ。(正確には少し違うのだが、上手い説明が浮かばなかった)あぁ、こちこらこそ。(警戒には気づくが、それだけのこと。何もしてこないのならこちらも何もしないまでのことで)…なにやら疲れているようだが、何かあったのか? (12/18-21:52:30)
フォンセ > …別人格…と言うには語弊があるな。もう一つの魂とでも言おうか。私とイリスは、別々の意思を持ってるが一人でもある。が、まぁ二重人格でも良いか。(正確には少し違うのだが、上手い説明が浮かばなかった)あぁ、こちこらこそ。(警戒には気づくが、それだけのこと。何もしてこないのならこちらも何もしないまでのことで)…なにやら疲れているようだが、何かあったのか? (12/18-21:53:11)
ロネ > ……人格が二つ、なのではなく、魂が二つ?(ほう、と。相手が立ちっぱなしなので落ち着かず、杖をついてゆっくりと立ち上がりながら)いえ。まあ、その――長らく会っていなかった肉親と色々ありまして。(はは、と空笑い。目を細め、)……「イリス嬢」は、随分大変なことになられていたようですが。(少なくともあの日諸々を聞いたのは「イリス」の方だったので、そう尋ねた) (12/18-21:56:02)
フォンセ > …私は「後付け」なんだ。(相手の問いかけに一言、そう答えて)―座ったままで、構わないぞ。(立ち上がる相手に不思議そうに告げて)…そうか。相当大変だったようだな。(なんとなく雰囲気で察した。実際何があったのかは知らないが)……………。…あぁ。(しばしの沈黙。だがある程度の事情を知っているらしいとわかり、小さく頷いて)今は…昏睡状態で眠ったままだよ。(感情を押し殺すように、声を絞り出すように告げて) (12/18-22:02:26)
ロネ > 後付け。(こっそり推測する。彼女が元の世界で酷い目に遭い、それ以来理性を保てなくなったというならば――今がその、「保てない」ときなのだろうか、と。)ああ、いえ。お嬢さんだけ立たせておくのは無礼というものでしょう。(ふふ、と笑んだ。そして最後の言葉には)…………。(一瞬目を見開いて、それから落ち着いた口調で)……よろしければ、何があったのかお教えくださいませんか? 相談ぐらいなら、乗れるかもしれません。 (12/18-22:06:36)
フォンセ > そう、彼女は怪物と戦うには優しすぎる性格だったからな。(小さく息を吐いて)…紳士なのだな。だが、座っている方が楽なのだろう? だったら、私も腰を下ろすよ。(それならたち続ける必要はないだろう?と目を細めて笑みを浮かべ)…大体のことは知ってそうだな。…クリスタルが急速に崩れだしたんだ。(適当な場所に腰を下ろし、赤いクリスタルのついたネックレスをとりだそうか。ほとんどが砕け、割れて、無残な形となっているそれを見せて) (12/18-22:12:48)
ロネ > (座るよ、との言葉に)……では、お言葉に甘えて。(彼女が座れば男もまた座るだろう。そして砕けたクリスタルを見やった。琥珀色の瞳で、静かに見やった)これを修復しに、お嬢さん、貴女の世界に行かれるのですね。(確かそういう話だった気がする) (12/18-22:16:05)
フォンセ > そのとおり。でも、ただ修復するだけでなく、事態をもっと好転させる術を探し出すつもりだ。(うつむいたまま、静かに答えて)…イリスは、クリスタルの崩壊を見て、理性を失うくらいならと、自らの精神を焼いたんだ。意識を失えば、理性が消えても何も出来ないからな。だが、そんな事をするのは二度とごめんだ。(ぎりっと手に力がこもる) (12/18-22:21:08)
ロネ > (しばらくその言葉に黙って、眉尻を下げた。そしてぽつりと、)……フォンセ嬢、貴女は――悪く言えば、「後付け」の貴女は、彼女を助けた後どうされるおつもりなのですか?(穏やかに、あくまで優しく)彼女の身体は、二つの魂を保てるような身体なのでしょうか。(そしてどこか心配そうに) (12/18-22:24:45)
フォンセ > ……。(新たな問いかけ。それは彼女としては予想外のもので)……さぁ。なるようにしかならないと思ってるよ。言ってしまえば、そこまでは考えてなかった。(苦笑い。ただ、まんざら嘘をついているようではなく)………痛いところを、突いてきたな。(そして続く質問に、複雑な表情を見せて)……結論から言えば、否だ。…クリスタルに異常が現れたのは、私とイリスが同時に意識を共有するようになってから…だからな。 (12/18-22:33:00)
ロネ > まぁ、今はそうでしょうね。(彼女は今、目の前のことに必死なのだろう)……言いにくいことをたずねてしまったようですね。申し訳ない。(複雑そうな表情に、ゆるりと言った。そして続けられる言葉に)…………。(返す言葉も無い。予想通り、というべきか) (12/18-22:36:10)
フォンセ > ……イリスが救われるなら、私自身はどうなっても良いと思ってる。だが…・…それを良しとする者はほとんどいないだろうな。(今まで会ってきた人々の顔を思い浮かべつつ、ポツリと)だが、このまま私が居続けたままで彼女を完全に救える手立てはないだろう。クリスタルの修復なら、私も消えず、イリスも元の生活に戻れるだろうが、それは問題を先延ばしにすることにしかならない。……難しいところだよ。(ため息を一つつき、ゆっくりと空を仰いで) (12/18-22:44:38)
ロネ > ……何が正解かは分かりませんが、(ふと、霧の竜の姿が脳裏を過ぎる。確か、彼女は、)例えば、魂そのものが別であれば、別の肉体に宿ることももしかしたらできるかもしれません。(竜の身体から人の身体に魂を移した、とかそんなことを言っていた気がする)しつこく尋ねて失礼。――私も、もう一人、(とん、と己の胸を軽く叩いて)この中にいましたゆえ、つい。(ふふ、と笑った) (12/18-22:49:37)
フォンセ > ……別の肉体に…? そんなことが?(告げられた言葉は、考えてすらいなかったもので。だが、もしそれが可能だと言うのなら。どちらも消えずには済むだろう)いや、気にするほどのことじゃない。……ロネも? …そうだったのか。(そう答え、少し考えこむような素振りを見せて) (12/18-22:55:26)
ロネ > 少なくとも、竜から人へ移ったであろう者は、一人。……現実に見たわけではないいので、可否は分かりませんが。(申し訳ない、と付け足した)お嬢さんのように魂が二つ、とかそういうわけではありませんが。ただ、確かに、この中には私以外の別の存在がいたのですよ。(己との境目も時に曖昧になる「もう一人」が。考え込むようなそぶりに、どうしたんだろう、と思いつつ) (12/18-22:58:13)
フォンセ > ……いや、それが聞けただけでも充分だ。出来るものなら、私も皆を悲しませるような真似はしたくないからな…。(少しでも方法があるのなら、覚えておくに越したことはない。選択肢は少しでも多い方が良い)……そのもう一人は、今は…?(話の流れから、大体の想像はつく。だが、それでも尋ねていた) (12/18-23:02:56)
ロネ > お役に立てたのであれば、光栄です。(穏やかに笑んだ。そして、続けられた問いに、)――私はお嬢さんのように「二つ」ではなく、元々一つだったのが分かれてしまっただけなので。(肩をすくめた)また、一つに戻りましたよ。境目も曖昧でしたし。……あれは、私にとってスケープゴートでした。(眉尻を下げた) (12/18-23:05:32)
フォンセ > ……そうか。そういうパターンもあるのだな。(一つだったものが別れて。また一つに戻った。その一連の流れに不思議な事は何もない)……スケープゴート?(どういうことだろうと、つい) (12/18-23:09:06)
ロネ > (緩やかな苦笑)――責任転嫁、したかったんですよ。誰かに。何もかも。それの相手がいなかったから、自分で自分の中に作った。ただそれだけです。ですが、全ての罪を「彼」に被せていったら、「彼」はいつの間にか壊れてしまっていました。(肩をすくめた) (12/18-23:11:37)
フォンセ > ………。(今は口を挟まず、ただ静かに耳を傾けて) (12/18-23:12:43)
ロネ > やがて「彼」が――ああ、もうその時は、どっちがどっちだか判らないほどに混ざってしまっていましたが――ある人を、殺そうとしました。いえ、もしかしたら「私」が殺そうとしたのかもしれません。兎角、どちらかがある人を殺そうとして、どちらがか止めました。――そのときガラス片を私は持っていたので、それでここを突いたのです。(とん、と指で己の喉笛を指した)幸い、その場にいた方々のおかげで生き延びることができましたが、しばらくは昏睡したままだったようです。 (12/18-23:17:42)
フォンセ > …そうか。それは…大変だったな…。(そうとしか言えない。比較するつもりはないが、壮絶すぎる。だが、他に言葉も浮かばず) (12/18-23:20:24)
ロネ > ……ですので、(ふっ、と微笑んで)貴女には、そんな風になってほしくないと思ったのです。私は「私」を消そうとしました。私は生きているのでなく、生かされたのです。本来ならば、この世にはいません。(ひょい、と覗き込むように)――いくら「後付け」でも、紛れも無くお嬢さん、貴女はこの世界に生きているのでしょう? 「どうなってもいい」なんて仰らないでください。 (12/18-23:24:38)
フォンセ > ………。(一つ一つの言葉が重い。重いが、決して嫌なものではない。覗き込んでくる相手に、こちらも顔を上げて見返し)……敵わないな。(ポツリと漏れたのはそんな言葉で)…そんな経験をしたロネに、そこまで言われたら。私とて考えを改めるほかない。……その発言は撤回するよ。(真っ直ぐに相手を見つめ返したまま、はっきりと告げて) (12/18-23:28:48)
ロネ > ありがとうございます。(穏やかに笑んだ。柔らかな物腰。)――クリスタル、無事に修復されることを祈っています。 (12/18-23:33:00)
フォンセ > 礼を言うのは私の方だ。おかげで、まだイリスと共に生きたいと思うようになった。(そう言いながら立ち上がって)…ありがとう。ついでに、確実に共存できる術がないか、もう少し探してくる。 (12/18-23:35:35)
ロネ > そうですか。……ああ、でしたら、先ほどの竜から人の身体に、というのはミストのことです。彼女はお節介ですから、色々手を貸してくれるでしょう。(あの時あの場にいたのなら知っているだろう、と踏んだ)ええ。お気をつけて。――「また」、会える日を楽しみにしていますよ。 (12/18-23:38:46)
フォンセ > ミストが? ……ふふふっ、それならすでに手を借りる事になってるよ。(真っ先にそのことを言ってきたことを忘れるはずもない)あぁ、また会おう。出来るなら、「二人」で。(そう告げて、闇に溶け込むようにその姿は見えなくなり――) (12/18-23:41:31)
ご案内:「森の奥の泉」からフォンセさんが去りました。 (12/18-23:41:36)
ロネ > ……やっぱり。(笑った。やはりミスト、彼女ならそうするだろう。闇の中にその姿が見えなくなると、ふぅ、と座ったまま夜空を見上げた) (12/18-23:42:26)
ロネ > ((――反面教師にでもなってくれたら、幸いかな。))(何故ああまで彼女に話す気になったか。多分、理由は、それ。) (12/18-23:43:51)
ロネ > (後悔は呆れるほどある。「自分」の境目が曖昧で怖くなる)……さて。(ゆっくりと杖をついて立ち上がった。あの家で、未来の、そう遠くない未来の妻が待っている) (12/18-23:45:10)
ロネ > (でも、今は。前を向いて。ゆるゆると杖をつき、男は一人、夜闇の中へ消えていく――) (12/18-23:46:15)
ご案内:「森の奥の泉」からロネさんが去りました。 (12/18-23:46:20)
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