room10_20130402
ご案内:「闇の集う場所」にアザミさんが現れました。 (04/02-19:48:23)
アザミ > ≪ガチャン、カラ…チャリン―――≫ (物音が止まない。瘴気の霞が色濃く、そんな中の分かりにくい岩場。一人、一か所に纏めて大量の宝飾品、貴金属、宝石類を置いている。どれも売ると高値が付くだろうと思える最高の品々) ……エイプリルフールなんて、エイプリルフールなんて…。(嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い、大嫌い。自分をおかしくする。自分が自分でなくなってしまう。怖い、恐ろしい、嫌だ) (04/02-19:51:01)
アザミ > (ロネには買い物に行ってくると言ってから、丸っきり戻っていない。ドレスだって着たままだ。ひたすら、亜空間にしまいこんでいた、昔のアサシン時代にお礼や報酬でもらったものばかりを全て、その場に置いていく。この光物は全部自分を狂わせる。庶民の生活を妨げる。貴族なんて、貴族なんて――――) (04/02-19:52:24)
アザミ > (岩で隠れて外からじゃ全く見えないが、その量は売りさばけば人間、一生笑って飲んだくれて金に埋もれて、それだけでも余るぐらいの金銀財宝。ロネにはずっと隠していた、秘密の秘宝。でも今じゃ、こんなもの、ただのガラクタにしか見えない) (04/02-19:53:49)
アザミ > ≪チャラ…≫(最後の1つだろう金のネックレスをその財宝の山へと放り投げれば、その山へ背を向ける。そして、岩に背を持たれるようにして座り込んだ) (04/02-19:55:18)
アザミ > ……。(昨日のロネの怒声が忘れられない。今も頭にガンガンするほど響いていそうなぐらいに。嘘の度合いが分からない。どれが本当で、どれが嘘なのか。隠し事何て人間、誰でも深く多く持ってるというのに) (04/02-19:56:38)
アザミ > (昨日作って作って結局片付けろと言われて亜空間にしまった、椅子の背もたれ部分。どれもこれも形がまばら過ぎて、同じものを見つけられないぐらいに) ≪カラ、カラ≫ (その背もたれを、自分の周りに置いて行く。昨日のように、また、背もたれの山に埋まってしまうぐらいに) (04/02-19:58:10)
ご案内:「闇の集う場所」にmistさんが現れました。 (04/02-19:58:47)
mist > <ヒュル・・・>(霧が渦巻き、少女の後ろで人の姿を象る。 ふわ、と地面へと降り立って)やっぱり居た。 アザミ? (04/02-19:59:39)
アザミ > (濃すぎる瘴気は体に悪いことぐらい知っている。でも今はなんだか、それすら心地よくて、椅子の背もたれの中に埋まったまま、一人、ぐすんとすすり泣き) (04/02-19:59:58)
アザミ > (背後で聞こえる声に、カラ、と背もたれの山が少し崩れる。ちょうどアザミの背の位置に立っているなら、恐ろしいほどに山積みになった金銀財宝、宝石があるだろう) ………ぇ、ぅ…。(返事が出来ない。背もたれの中で嗚咽) (04/02-20:01:16)
mist > (くす、と小さく笑い声。サラ、とアザミの周囲を取り囲むように霧が張り巡らされる。 霧は瘴気をその水滴に封じ込め、アザミから遮断する) ─まぁ、金品を封印するのは賛成、かな。 …アザミに話があってね。 ロネがアザミは出かけたと言っていたから、大方此処か荒野か、その辺に居るんじゃないかって思ってたんだ。(相変わらず後ろに立ったまま。近づくでも無く、穏やかに言葉を続けて) (04/02-20:05:00)
アザミ > ……もの、大切にしないから…ロネに、クソガキって言われるぐらい怒られて…。(そして、今に至る。カラカラ、背もたれの山が先ほどより崩れる。中で古くてボロボロな三線を取り出して抱き付いたんだろう) (04/02-20:07:27)
mist > …アザミの考えてそうなこと、当ててみようか?(ふふ、っと笑って)『エイプリールフールなんて嫌い。 あんなものが無かったらこんな馬鹿なことしなかったのに。 お金なんて、財宝なんて嫌い。 こんなものがあるから、ロネを怒らせてしまう。』 …って、とこかな? (04/02-20:09:03)
アザミ > ………ぅ、ん…。(小さくうなずく。天辺が崩れて、ぼさぼさに乱れた黒髪が見える。ミストには隠し事なんてできないし、すぐばれてしまうから、どこか素直になってしまう) (04/02-20:10:55)
mist > (ゆっくり歩み寄れば、山積みにされた背凭れの上にトントン、と駆け上がり。 アンバランスなその場所に腰掛けて) アザミがずっと施設に居たことや、人との交わりが少なくて、そういう感覚に鈍くなってしまったっていうのは、判るよ。 …だから、1から。 君は学ばなくては、ね?(目を細めて) (04/02-20:13:09)
アザミ > (そんなに高くない山は駆けあがれば、その衝撃を受けた場所から崩れていく。まるで赤子だ。何もかも知らないで、知ったかぶりで、我儘な子で。ミストの言葉に、ただうなずくことしかできずに) (04/02-20:16:11)
mist > だから。 教えてあげる。(ゆるりと首を傾け、微笑を向けて)『lesson1』。 良い?アザミ。 何かのせいにしない。 過去のせい。エイプリールのせい。財宝のせい。 ・・・そんなものはね?ただの言い訳。 言い訳すれば許されることなんて、この世には無いよ。 間違っても、失敗しても良い。でも、何かのせいにしているって事は、それを言えば許されると思っている、そんな風に誤解をされてしまうんだよ。 (04/02-20:19:35)
アザミ > …嘘なんていらない、財宝も、いらない…でも、言い訳を言えなくなったらどうすればいいの…。(寧ろ、言い訳を無くす方法なんてあるのか。疑問が繋がり繋がって網を作る) (04/02-20:21:31)
mist > アザミ。これ、覚えてる?(ツィ。空中に手を這わす。 トス、と落ちてくるのはオルゴール。腰掛けた背凭れが揺れる。今にも崩れそうに) (04/02-20:22:31)
アザミ > (物が落ちてくる音に、振り返る。瓦礫のような背もたれの山の間から、紅い素の目が覗いて、オルゴールを確認する) ……僕が、ミストに作ったオルゴール…。(あぁ、懐かしい。あの時は色々学んで、色々崩れたなぁ) (04/02-20:24:10)
mist > そう。アザミが僕の為に作ってくれたオルゴール。僕のことを思って、一生懸命作ってくれた、オルゴール。(くるくるとオルゴールを手の中で弄び、徐に不安定な椅子の背凭れへとそれを置いた。 指先1本でそれを支える。手を離せば、オルゴールは背凭れの瓦礫の下に真っさかさま。精巧なそれは容易く壊れてしまうだろう) (04/02-20:25:59)
アザミ > ……壊しちゃう、の?(不安定な場所へ置かれれば、今にも落ちて壊れて崩れて、全てが台無しに、何もかも消えてしまうような気持ちになる) (04/02-20:27:29)
mist > (不意にミストの背後から黒い小さな魔物が疾風のように飛び出して、指先に支えられたオルゴールに当たって飛び去っていった。 オルゴールはぽぉんと弾かれ─  カシャーン、と音を立て、背凭れの瓦礫の中に落ちていく) ─っと…。 (04/02-20:29:09)
アザミ > …あ。(魔物がオルゴールに飛びかかって、壊されてしまった。せっかく作った竜のオルゴールが、小さな生き物1匹の手で粉々になってしまった。「冗談で物壊すなクソガキがッ!!!」と叫ぶロネの声が、不意に脳裏に響いた気がした) (04/02-20:31:49)
mist > …ちょっと此処、不安定だったかな。 押さえていれば大丈夫だと思ったんだけど。(ゆるり。首を傾けて) まぁ、また同じ様なのを作るよ。 店で買っても良いし。 (04/02-20:32:14)
mist > 背凭れのせい。さっきの魔物のせい。こんなところに置いた僕のせい。 ごめんね?(苦笑して見せて) (04/02-20:33:23)
アザミ > ………昨日の僕と、同じこと言ってる…。(ポツリ、つぶやいて) ………。(カラリ、背もたれの中へ、また潜り込んでしまった。オルゴールが壊れただけじゃない。ミストの言葉と行動すべてが、昨日の自分と同じで、酷く悲しくなってしまった) (04/02-20:35:36)
mist > …って、納得なんて出来ないでしょう?(ふふっと笑って)背凭れのせいって言われても、魔物のせいって言われても、納得なんて出来ないんだ。 寧ろ余計に悲しくなるし、腹立たしくもなる。 (04/02-20:36:38)
アザミ > ……手作りのモノは…同じもの、二度と作れないの…。(きっと、ロネが怒ったのも同じ理由が絡んでると思った。簡単に買えるなら、あんなに酷く怒って罵声も浴びせないから) (04/02-20:39:33)
mist > …でも、これは一日遅れのエイプリール・フール。 だから、『嘘』。(キィコ。腰掛けた背凭れを揺らして。意味深な言葉。 丁度、昨日アザミが言った言葉そのままに。何が嘘なのか、判らない言い方で) そうだね。 作り手の思い。 使う者の思い。 道具は、ただ道具なわけじゃなく、そこには生きて居る者と同じ様に、思いが篭る。(キィコ。背凭れが揺れる) (04/02-20:41:00)
アザミ > …嘘なんて、大嫌い。壊れたの、見えたもん…。(魔物だって見えた。あの瞬間に、魔物に対する敵意が強く強く、本当に一瞬だけど芽生えた。悲しさが全てを押し込んでしまった) …お金だけで、何とかなるって思ってる人は、大嫌い…。(ぽつぽつ、嫌味しか出てこない。いや、毒を吐くことで落ち着こうとしてるのか。今の自分はなんとなく、変だと思った) (04/02-20:43:24)
mist > それは嘘ではなく、『壊れたのが本当』だから、でしょう?(目を細めて) アザミを脅かそうと思ったんだ。 びっくりした?(キィコ。背凭れを揺らして) (04/02-20:44:40)
アザミ > …嘘つき、同じもの、二度と作れないはずだもん…。(代えなんて効かないと分かっている。あそこまで形を綺麗に作るのは簡単じゃないし、オルゴールだって知り合いに無茶を言ってまで手作りしてもらったものなのだ。材料費だってばかにならない) (04/02-20:46:48)
mist > そう。壊れたら、込めた思いも壊れちゃう。替えなんて効かない。 これは『嘘』だと思う? 『本当』だと思う?<キィ…>(背凭れを揺らし、トン、と地面へと降りる) (04/02-20:48:33)
アザミ > …壊れたのは、本当…。(背もたれが揺れて、崩れる。それになだれるように、今の自分の気持ちを表すように、ガラガラと崩れていく。三線を抱えて、ぽろぽろと涙を流す自分が出てくる) (04/02-20:50:34)
mist > ハイ。正解。 でも、これは『嘘』。  ─だから、本物はこっち。(もう一度空中に指先を滑らせる。 ストン、と落ちてくるそれを、大事そうに受け止めて。) ─嘘だからね。 壊しても居ない、っと。(ニ。意地悪く笑って) (04/02-20:52:02)
アザミ > (その言葉に、振り返る。泣きすぎて目の周りが真っ赤で、ろくに寝てさえもいないのか、目の下に隈が色濃く出来た、何ともぐしゃぐしゃな顔だろう) ……同じものは、作れないはずなのに…。(幻覚でもなさそうだったし、魔物だって本物のようだった。何故?何故?混乱して言葉が出てこない) (04/02-20:54:39)
mist > さっきのは幻だよ。 僕が霧に投影しただけ。 霧を変形させて服を生み出すのと同じ原理。 さっきの魔物は僕の使い魔。 (04/02-20:56:42)
mist > ね?言い訳しても、何かのせいにしても、余計に腹立つだけなのも悲しいだけなのも判ったでしょう? 物の大事さも嘘と本当の違いも、わかったんじゃない? 自分がその立場に立てば。 (さっきとは扱いが全く違う。大事そうに腕にオルゴールを抱えて。オルゴールへと落とす視線は愛しげに穏やかな笑みを浮かべて) (04/02-20:59:52)
アザミ > …幻……。(えぅ、と嗚咽。もうそろそろ枯れてもおかしくないのに、また涙が出てくる) ……でも、もう…昨日壊したものは…戻らないもん……ロネに、謝ってもまた怒られちゃう…。(怖い、恐ろしい。あの怒りの声が忘れられなくて、震えてしまう) (04/02-21:00:35)
mist > だから言い訳をするんじゃなく、反省をするんだよ。 今宵は用事があるからもう行くけど…。明日。時間作れる? もし作れるなら、僕の神殿においで。 良いところに連れて行ってあげるよ。(ふふっと笑えば踵を返して) (04/02-21:01:40)
アザミ > ……大丈夫…でも、今日は帰りたくないの…。(帰ったら、また怒られそうで、一人ぼっちになりそうで、怖い。反省してるのに、どうしても戻りたくなくなってしまう) (04/02-21:03:42)
mist > 戻りたくなければ前の部屋使って良いから。 じゃ、また後でね。(暫らくはじっくり反省させようと。アザミを残し、歩き出して。 さっきの黒い小さな魔物が、今度はぱたぱた主の元へ戻っていくのが見えそうだ) (04/02-21:05:06)
mist > (アザミから離れれば、遅刻だーっとヒュルっと霧になって消えて) (04/02-21:05:54)
ご案内:「闇の集う場所」からmistさんが去りました。 (04/02-21:06:03)
アザミ > (前の部屋。よく覚えている。自分がどうしようもなく陥った時にミストに用意してもらった部屋。こく、と頷いて、暫くここに居座ってからトボトボと神殿の部屋へと向かうんだろう) (04/02-21:06:11)
ご案内:「闇の集う場所」からアザミさんが去りました。 (04/02-21:06:17)
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