room20_20120507
ご案内:「春風草原」にハイトさんが現れました。 (05/07-21:22:55)
ハイト > (月光に美しく映える桜の森へ、するりと姿を現したのは一匹の黒猫。猫は紅い瞳をぱちっと瞬くと、遥か頭上に広がる薄桃色へと顔を向け、鼻をもくもくと動かした) …ここの桜は、何時来ても満開なんですねぇ(不変な情景に微かながら口元を綻ばせると、空から足下へ視線を移し、桜の花びらで作られた自然の絨毯を眺めた。小さなこの身体だと、どこまでも、どこまでも続いているように見える) (05/07-21:29:16)
ハイト > (身軽に木の上へと登り、枝に腰を下ろして てしてしと毛繕い。嗚呼、桜が魔界にも群生すれば、とても風雅な一時が過ごせるに違いない。しかしいくら持ち帰ろうとも、魔界の土に根付く事なく端から枯れてゆくのである。憂いを込めた溜息を漏らし、ふいっと空を見上げた) ……地盤ごと移動させても、繊細で儚いこれは、きっと魔界の空気だけで腐ってしまうのでしょうね…(遠い目) (05/07-21:48:59)
ハイト > (今宵は散策がてらに寄っただけだったが、ここの美しさには目を見張るものがある。故にこうして身近で味わっていた訳だが、時間は如何なる美しさを前にしても足を止める事はなかったそうで、一匹の蝙蝠が飛んで来たのを見れば、黒猫はフウとまた溜息を吐くのである) (05/07-21:56:37)
ハイト > (傍らに器用に滞空する蝙蝠の声なき声を聞き届ければ、猫は重い腰を上げ、枝からひょいと飛び降りた。しかしその身は桜の絨毯に降り立つよりも早く炎と化し、宵闇に散る花びらの如く、火の粉と共に霧散してゆくのであった。) (05/07-22:03:10)
ご案内:「春風草原」からハイトさんが去りました。 (05/07-22:03:13)
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