room40_20120512
ご案内:「魔族邸」にレティアスさんが現れました。 (05/13-00:11:36)
ご案内:「魔族邸」にウオ=ソジュンさんが現れました。 (05/13-00:22:26)
レティアス > (月の満ち欠けは何処かの異世界と同じ。半月より少し丸いそれの、月明かりに照らされた魔界の何処かにある深い森の中。 抜けた先には視界で辿り切れない程の、縦にも横にも長い柵が続く。馬車が裕に数台は並んで通れそうな門の先には、これまた長らく続く白い石畳の道。そしてその先に、白亜の西洋造りの屋敷が一つ。 暗い夜空と森の中に、まるで浮かび上がるかのように) (05/13-00:23:58)
ウオ=ソジュン > (お邪魔する約束をして、指定された場所は何故か館のホールだった。森を抜ければ月明かりに照らされた道を真っ直ぐ進み、ホールへと繋がるドアの前に立つ)何でこの場所なのかねェ…?(フム、と不思議気にドアを見下ろし。直ぐ脇にある窓に移った自分がふと視界の隅に入れば、軽く髪をセットし直して。ヨシ! …と言う訳でドアを開けるのです)≪カチャ…≫ (05/13-00:39:35)
レティアス > (次の瞬間、扉の向こうは見慣れたホールとは全く異なる世界になっていて。広い吹き抜けのエントランスホール。シンプルながら煌々とした明かりを灯す大きなシャンデリア。真昼かと錯覚しそうな、上から下まで真っ白な内装。そして) 『いらっしゃいませ』(扉から続く軌道の両サイドに、10人は下らないメイドさんのお出迎え。皆一分の狂いもなく、同時に歓迎の言葉と90°のお辞儀を) (05/13-00:47:49)
ウオ=ソジュン > (扉を開けるとそこはまばゆい世界でした。ドアノブを握ったままのポーズで固まり、2度瞬いた)なん……(口を開きかけた所で、メイドさん達のお出迎えを受ければ圧倒され気味に口をポカンとあけたまま)おぉ…?(少しの間の後、体をそのままに、顔だけで後ろを振り返れば見えるのは自分がやってきたいつもの森で。頭の中で色々と整理をしつつ前に向き直れば、漸くたどたどしくへこりと頭を下げる)オジャマシマス…。 (05/13-00:53:54)
レティアス > (くすくす、とそんなお兄様に、何処からともなくよく知った笑い声が聞こえて来た。 ス、とメイド達の向こうから、余所行きに着飾ったドレス姿のレティアスが姿を見せて)  今晩は。ようこそお出で下さいました。(コツコツ。お兄様に向かい合うようにそちらへ進めば、後数歩のところで足を止め、ドレスの裾を摘み、膝を折る。ちょっと気取って、いつもより丁寧に深いお辞儀をしてから)  ――ふふ。びっくりしました?(口調をいつもの様子に戻し、口元に手を当て、微笑んで) (05/13-01:00:44)
ウオ=ソジュン > (ずらりと並ぶメイドさん達の顔を手前から奥に続けて見ながら、やっとの思いでドアノブから手を離して1歩前へ。後ろでドアの閉まる音がした。)…レティアス!(と、そこで聞こえた声の方へと顔を向ければ、ぱ。と顔を明るくして。緊張気味だったのが少し緩んだ)こっちこそ、お招きドーモ…。(こちらも丁寧なお辞儀を返し、顔をあげて相手の声を聞けば、参った。といった風に笑んで頷き)ちょービビった。ここがレティアスん家かい? (05/13-01:08:47)
レティアス > (メイドさん達も、魔族なのでしょう。外見はほとんど人と相違ないが、皆耳が尖っていたりと何かしら違っていて。 そんな中、悪戯に成功したようにふふりと笑う屋敷の主は、丁寧なお辞儀ににこりと笑みを返して) ふふ。お兄様を驚かせてみたくて、ちょっと細工しちゃいました♪(上手くいきましたわ、と笑う悪いお嬢さん。問い掛けには、えぇ。と短く頷いて) 人をお招きすることは、あまりないのですけれど……どうぞ、ごゆっくりなさって下さいね。(にこ、と微笑む姿はいつものコレに戻っていて。どうぞ、と手で示してホールの先へと促す。お荷物があれば、メイドさんがお預かり致します。と申し出ます) (05/13-01:18:33)
ウオ=ソジュン > ちょっとじゃなくねぇかい?(マホーとかの類なんだろうなぁと思いながら、ちらり自分の入ってきたドアを今一度見たりして。上手くいったと笑う相手につられるように此方も笑ったままで。どうぞと手で促されれば、相手の後ろにぴったり沿うように進み)ぁ、これ。あんまし日持ちするモンじゃぁねぇんだけどよ…。良かったら。(と、リボン柄のプリントされた箱を差し出して。中身は自分の今いる世界で人気のベリーパイです。) (05/13-01:28:38)
レティアス > ぇ?(くるりとそちらを振り返り、差し出された箱を見れば目をぱち。とさせて) まぁ……お気遣いありがとうございます。(そっ。と受け取り、嬉しそうに笑って) お菓子…かしら?(でしたら、後で頂いても?と期待するように尋ねて。お茶の席で、ぜひ頂きたいようです。 キュ、と一度胸に抱くようにしてから、近くのメイドさんに手渡して) (05/13-01:33:49)
ウオ=ソジュン > そっそ。ベリーパイ。食ったことねーんだけど、噂だとちょー美味ぇらしくてよ。(コク、と頷き。見た目的にもきっと相手が好きなはず!と、自身のある顔。ニター) (05/13-01:38:52)
レティアス > ベリーパイ? 大好きですっ。(ぱぁっ、と表情を輝かせて。とっても嬉しそうに頷いて) ――じゃあ、お茶の席に用意して。お願いね。(と、箱を渡したメイドに伝えれば、ぺこ。と一礼して奥へと去っていく。 それを見届けた後、どうぞ。と改めて奥へと促して。 お兄様の半歩先を行く感じで、並んで歩けたらいいなっ。メイドさんは二人程、少し遅れてついてくるのです。残りは先程のメイドさんを追う形で、お兄様へ一礼した後、別の扉へと) (05/13-01:43:08)
ウオ=ソジュン > おう、やっぱり。(可愛い子は可愛い食べ物が好き!な考えは間違っていなかった。華やぐような相手の表情に、きゅんとしつつもニタリ笑い。メイドさんに指示する様子を新鮮な気持ちで眺めつつ)お、おう。(促されるままに後ろを歩き、去っていくメイドさんたちには軽くお辞儀を返して。煌びやかな内装に、お上りさんの如く若干きょろきょろしながら歩いていたら、後ろから2名のメイドさんがついてきている事に気付いて)……んん。(と前を向き直って咳払い。きょろきょろするのを止め、歩を進める) (05/13-01:52:31)
レティアス > (いつもとはちょっと違う、屋敷の主人然とした振舞いもするのでしょう。 さてエントランスホールの正面にある大階段の脇を抜け、幾分照度の落ちた廊下をコツコツと進んで。数人が手を繋いで歩けそうな回路には、壁に大小様々な絵が掛けられ、ちょっとした棚や装具が置かれている。道は長く、先がぼんやりと虚ろになるほどで。 きょろきょろなさるお兄様には、こういった西方の屋敷は珍しいのだろうと微笑ましく瞳を細めながら)   それにしても……お兄様って、スーツもお似合いになるんですね。(最初に一目見た瞬間、どきっ。としちゃったりしたのだけれど。それはおくびにも出さず、しかしながらチラチラと横目でそのお姿を盗み見ちゃったりして。 周りの男性でスーツは見慣れてはいるのだが、褐色の方はそういない。それも慕う方のいつもと違った姿となると、女の子ならどぎまぎしちゃうってもんでしょう!) (05/13-02:01:57)
ウオ=ソジュン > …やべー。無理だわ。(やっぱりきょろきょろしちゃう。こういった豪邸っぽい家は、モデルの仕事でそれらしいハウススタジオに入ったことがある程度なので、大いに珍しいらしく。口数は少ないものの、心の中では((ちょー凄ぇ。マジで))を繰り返している)おっ。そーかい?(普段あまりしない格好を褒められれば、ひょ。と眉が上がって。嬉しそうな顔)っちゅーかレティアスのカッコもちょー可愛いー。(相手のためにだけ、オーダーメイドで作られたドレスなのかと思う程。いつもはたまたま会うのが基本だけど、今日は自分に会うためにその格好をしてくれたのかと思うと、ニヤけずにはいられないのがお兄ちゃん心です!) (05/13-02:10:57)
レティアス > ふふ。地方ですから、土地が余ってるだけですよ。(辺りは森ばっかりですよ?なんて、いわゆる田舎のお家は大きい的なのは魔界にもあるらしく。それでも私の家は、小さい方ですけどね。と付け足しつつ) えぇ。とっても新鮮で、とっても恰好いいです。(普段の着物姿も、勿論素敵ですけど。と微笑んで) ぇ?ぁ、ありがとうございます…(突然に返されれば、思わず視線をさ迷わせて。頬が赤くなるのが、自分でも分かった)  お兄様が来て下さると思うと、楽しみで……おめかししちゃいました。(こういうの、お好きですか?と姫袖に広がった袖をふんゎりと揺らして。そしてドレス初め装具はは基本、オーダーメイドです!) (05/13-02:22:41)
ウオ=ソジュン > これよりでかかったら、俺とか本気で迷子んなるんですけどマジで。(子供の頃は更に大変そう。なんて、更に大きな豪邸を想像したが…、そもそも家がなかった幼少時代を過ごした小己の想像力が及ぶ筈もなく。ほへー。っと口を開け)…やぁべぇ。ちょー照れる。(そこまで褒められては。流石にニヤけ過ぎた口元を手で隠しいの)いやー、嬉しいねぇ…。(と、手を下せば其方の頭に置こうと伸ばし)ちょー好き。(こくこく) (05/13-02:32:42)
レティアス > そうですねぇ……小さい頃は、よく皆でかくれんぼしましたわ。遊び場は、他になかったので。(他にも庭を駆け回ったり、とお転婆ぶりを覗かせる片鱗が。家から気軽に出られないのは、貴族と云う身分故でしょうが) ぁら、照れてらっしゃいます?(こちらも赤い頬ながら、口元を隠すお兄様に、ふふー。と悪戯っぽく笑って見せて。ぽす、と頭に大きな手を置かれれば、嬉しそうに瞳を細め。お兄ちゃんに褒められちゃった!なお顔なのです。 まぁそんなやり取りを、後ろからメイドさんsに見られてる訳ですが。だいぶ廊下を歩いた後、ようやく角を一つ曲がって。扉がいくつかあるものの、それは越えて更に少し歩くのです。壁に飾ってある絵は、今までは風景が多かったのに対し、人物画、いわゆる肖像画一辺に変わって。描かれた絵は、手前が最も時代を感じさせ、そこから少しずつ見た感じ新しくなっていく。 きっと歴代の当主の肖像なのだろう。男性ばかりかと思いきや、女性も半数近くいて) (05/13-02:44:34)
ウオ=ソジュン > 今でもやろうと思えば出来そうじゃねぇかい?(って思えるほどに広い。豪邸に住んでいても、子供の頃の遊びと言えば自分と何ら変わらないのだと分かると、ちょっと嬉しそうな顔)や、レティアスに褒められて照れるなっちゅーほーが無理じゃね?(首をかしげながら、絶対無理、と照れ隠しに微笑んで頭を撫でる。お兄ちゃん気取り。それから促されるままで更に奥へと進んでいき)……へぇ。(壁に続く肖像画。その意味が分かれば、家族ってこうしていつまでも繋がっていくんだな、と。どこか羨むような、微笑ましげな。そんな表情で眺めながら) (05/13-02:55:33)
レティアス > ふふ。私はもう大人ですから。(なんて気取って言うが、外見はまだどう見ても17やそこらの小娘である。頭撫でられて喜んでますし) まぁ。光栄です。(ふふ、と笑って廊下を進み。突き当たりが見えれば、あちらです。と促して。 壁に飾られた肖像画も、ちょうどその手前で終わっている。最後の絵だけは、少し様子が違う。今まで一人だけだった肖像画は、二人の男女の絵になっていて。 穏やかな笑みを浮かべる、隣を歩く彼女によく似た雰囲気の長い黒髪の青年と、彼に寄り添うようにして微笑む、顔立ちはレティアスによく似た、けれどよりもの静かで何処か儚げな妙齢の女性の絵。絵の描かれた年を見れば、ほんの10年程前のもの) (05/13-03:08:04)
ウオ=ソジュン > まぁ、そうだけどよ。(ちょっと残念そうな顔をしつつも、確かに、昔よりも大人らしくなった気のする相手を見下ろしクスリと笑って。廊下の突き当たりに着く頃に見えた最後の肖像画の前で立ち止り、前を行く相手と絵を交互に見た)ぉぁ。コレ…、レティアスの両親かい?(と、男女の肖像画を指差して) (05/13-03:14:23)
レティアス > (相手が立ち止まるのを見れば、こちらもつられて足を止め。ハタ、とそこがどの肖像画の位置だったか思い出すと、顔をそちらへ向けて。 彼が指差す先は、思っていたそれと同じもので) えぇ。父と母です。(頷き、瞳を細めて寂しそうに微笑んで) (05/13-03:20:51)
ウオ=ソジュン > (話しかけた後、再び肖像画へと顔を戻して。血が繋がっていると、こうも似るものなのだなと感心しつつ、ほう…と眺め)レティアスに似てちょー綺麗じゃね?ぁ、似てんのはレティアスの方か…(ねぇ?と、顔を其方に向けたら見えた表情に、ハタ。と指差していた手が降りる)…どーか、したかい…? (05/13-03:25:53)
レティアス > そうですか?(綺麗、と言われればちょっと気恥ずかしそうに。 でも実際は、父の方が似てると言われるんですよ。と恐らく性格的なことを含めた面で、でしょう。 問い掛けには、ぁ、いぇ。とちょっと困ったように眉を下げて)  両親の顔は……実のところ、あんまり覚えてないんです。母は私を生んですぐ亡くなりましたし……父も、10になる前でしたので……(父の方は、さすがに覚えてるんですけどね。と苦笑して) (05/13-03:36:23)
ウオ=ソジュン > おう。(そーですヨ。とコクリ頷き。続いて見せた相手の表情に、なんだか切なくなって。此方も眉が下がった)…そーだったんかい。(今まで両親の話題が出たことは無かったが、いつも愛らしく優しい雰囲気の相手はきっと暖かくて良い家族に囲まれて過ごしているお嬢さんなのだと勝手に思い込んでいた。続く言葉が見つからず。苦笑を見ればつい手が伸びて頭を撫でる) (05/13-03:43:06)
レティアス > はい…(ちょっと力なく、こく。と頷いて。 頭を撫でられれば、ぱち。と瞬きをしながらそちらを見上げて) でも、一人じゃ、ありませんでしたから。(今の兄と呼ぶ人が引き取ってくれて。その兄が結婚してからは、お姉様も姪っ子も出来て。それに、とゆっくり微笑んで) お兄様みたいに親しくして下さる方も、出来ましたら。 (05/13-03:53:13)
ウオ=ソジュン > …そーかい。(一人じゃない、と聞けば安心したように微笑んで)親の側に居れた時間は短かったかもしんねぇけど、きっとどっかでちゃんと見守ってくれてる筈だからよ。あんまし寂しそーな顔すんなや?(な?と首かしげ。それが天国だかどこだかは分からないけれど。優しくそっと、頭を撫でて)仲良くして貰ってんのは俺の方ですぅー。(頭を軽くポン、としてから手をおろし) (05/13-04:04:30)
レティアス > はい。(こくん。今度はちゃんと頷いて。 その頃にはもう、いつもの笑顔を返すのでしょう。そして図ったようにタイミングよく、今まで後ろで控えていたメイド達が、ス。と二人のサイドから抜け、先程レティアスが示した先の扉へ手を掛けて) 『お二方、どうぞこちらへ』(声を揃え、同時にキィ。と両扉となったそれを開く。 その瞬間、ふゎ。と夜の涼しさを纏った風と、それに乗って満開の薔薇の香りが届くことでしょう。扉を覗けば、足元は石畳の小道が奥へと伸びていて。 その先は淡いローズピンクの薔薇が咲き誇っている。正に薔薇園。 どうやらここは、中庭に通じる道のようだ) (05/13-04:16:21)
ウオ=ソジュン > ん。(返ってきた返事と笑顔。コク、と此方も頷けば、嬉しそうなにこり笑顔。 そしてメイドさん達の声に顔を上げると、開かれた扉の向こう側へと目をやって)……やっべ……(見えた景色は、いつか図書館でバイトしていた時に立ち読みした童話の挿絵に良く似ていて。今まで嗅いだ事のない程の甘いバラの香り。はわー…と目を輝かせながら、すーっと息を吸い込む。)ちょーすげェ…(はーっと息を吐きながら。外に出ても良いかとそわそわしている) (05/13-04:26:52)
レティアス > いかがですか?この一角は、全て薔薇園になってますの。(どうぞ、とメイドが開ける扉の先へ、コツ。と一歩先に踏み出して。 地上のはずなのに、やけに明るく感じる月明かりの下、幾千、ひょっとしたら幾万もの薔薇が、夜露を浮かべその光を宿している。最初は道の両サイドを彩っていたそれは、やがて不思議の国のアリスに出てくる女王様の庭のように、アーチとなって来る人を出迎えて。 ちょっとした迷路のような道を、慣れたものでこれはコツコツと進む。勿論、お兄様が辺りをゆっくりと見渡せる程のスピードで。 全て同じ色の花々は、ちょうど先程見た、彼女の母親の髪色によく似ている) (05/13-04:31:38)
ウオ=ソジュン > いかがっちゅーか…(やべぇすげぇマジで。ぐらいしか咄嗟に言葉が出てこない。ので、ちょっとの間を置いて。)や、こーゆーの初めて見たからよ、ちょー感動しちゃう。(一歩外に踏み出した途端、異世界に迷い込んでしまいそうな。実際、異世界なのだけど。)こんだけ完成んのに、どんだけ掛んのかねぇ……(迎えてくれたアーチを見上げながらくぐり、咲き誇るバラの花へと目をやって。時間も手間も想いも、そうとう掛けられているに違いないと思いながら) (05/13-04:43:04)
レティアス > (その空間は、夜だというのに不思議と寒くはない。そよぐ風も、ふんゎりと優しく穏やかで。まるでこの世界だけ、見えない何かに包まれた温室のような) ふふ。それが……兄に聞いた話ですが、ほんの一月程で、仕上げたそうです。 父が――母のために、作った庭なんです、ここ。(不意に立ち止り、くるりとお兄様の方へ向き直って) 母は体が弱くて、滅多に外に出ることは出来なかったそうで……それで母を屋敷に迎えると決めてから、父が手ずから、一本一本植えていったって。(さすがにアーチなんかは、庭師に手伝って頂いたそうですけどね。と瞳を細め、頭上に咲く花々を見上げて)  私が一番、屋敷の中で好きな場所なんです。だからお兄様にも、ご案内したくて。 (05/13-04:52:43)
ウオ=ソジュン > (夢の中のような、自然と穏やかな気持ちにさせられるような、心地の良い不思議な感じが。)ひと月かい…?(目を丸くして思わず立ち止まると、改めて辺りを見渡す。そんな時、丁度相手が振り返って)へぇ…。だからレティアスはバラが好きなんだねェ…。(いつも何かしらバラのモチーフのものを身につけているから、好きなのだろうとは思っていたが、理由を聞けばその意味が分かった。肖像画で見た相手の母と同じ色をしたバラに手を伸ばし、花弁に触れた。最後の言葉に、はた、と其方へ顔を向け)……ありがと、レティアス。(へら、と穏やかな笑み) (05/13-05:04:37)
レティアス > はい。昔、父がよく私を抱いて、ここで母との思い出を語ってくれました。……数少ない、私との思いでも。(だからだと、思います。と胸に手を当て、瞳を閉じて。きっと薔薇は、これにとって両親の形見にも似た存在なのでしょう。返された言葉には、ふゎ。と笑みを返して。  そして幾つのアーチを潜った頃にか、不意に足を止め、肩越しにお兄様へと振り返った。 辺りを見渡せば、いつの間にか少し開けた場所に出ていることに、気付くでしょう。同じくアリスのお茶会のように、そう大きくはないものの、真白いテーブルクロスが掛けられた丸いテーブルと一組の椅子。その上には、ティーカップとソーサー、ティーポット、3段プレートになったアフタヌーンティースタイルに給仕されたミニサンドイッチにスコーンにプチケーキ。そして先程お兄様に頂いたケーキが並んでいて。 意図してそう作ったのだろう、辺りを囲むアーチは背を低くし、夜空と薔薇園、両方がバランスよく眺められる仕様になっている。 先程給仕を承ったメイドが一人、テーブルのすぐ傍に控えていた。二人を見れば、ス。と出迎えた時と同じようにお辞儀をして) 『どうぞお掛け下さい』(間を置かず、後ろから付いてきていたメイド二人が流れるような所作でテーブルの元へ。椅子を引き、席へと促した) (05/13-05:11:31)
ウオ=ソジュン > いいねェ。そーゆーの。(憧れちゃう。家族と過ごした思い出を聞けば、首を傾けながら目を細めて、微笑ましげに相手を見つめた。 また少し進んだ後に現れた開けた場所と、振り向いてそこに立つ相手はとても絵になっていて。ちょっとの間、見惚れてしまったり)ゃー…、頬つねった方がいい気がしてきた……。(この空間全てが、あまりに綺麗で。夢じゃないかと思える程。本当にむに、とつねってみたりして。メイドさんに促されるままに、相手に続いて席につく) (05/13-05:22:30)
レティアス > お兄様は……?(聞いていいものかと、少し迷った後に伺うように尋ね。 テーブルセットは、正に先程ささっ。とされたのでしょう。ポットからは湯気が立ち上り、スコーンもほかほかと温かそうで。頬をむに、なんてしちゃうお兄様に、くすくすと微笑ましそうに笑いながら、こちらも着席して)  ありがとう。後は私がするから、下がっていいわ。(メイドさん達へ労いの言葉を掛けて。こくり、3人は同時に頷いて、再びお兄様へ向けて礼をした後、スルスルと下がって行くのでしょう。ちょうどその頃、テーブルの上に置かれていた砂時計の砂が落ち切って。 それを確かめた後、失礼します。と断りを入れてから席を立ち、ティーポットを手にお兄様の元へと。お注ぎします、と) (05/13-05:33:45)
ウオ=ソジュン > 俺かい?俺ゃあ…(きょと、と。まさか聞かれるとは思っていなかった顔で瞬いて。この雰囲気の良い中、答えて良いものかと迷うように視線を巡らせた。空気を濁すような気がして)そーゆーの、なかったからよ。なんちゅーか…俺の居たとこ皆、あんまり家族の繋がりとか、そういう考え自体無かったっちゅーか…。(親鳥が子にする事は、産み落とすだけ。が当たり前の種族だったから。タハ、と上手く説明出来ずに眉下げて笑み。下がっていったメイドさん達を見送って)おう、どうも…。(ヘコ。と頭を下げて。背筋伸ばし気味に、注がれるカップの中身に視線を落とす。) (05/13-05:44:37)
レティアス > そうなのですか…(カチャ、と失礼して伏せられたカップを返しつつ、瞳を一度、瞬かせて。所変われば、ましてや種族が違えばそんな世界もあるのだろうと。自分達魔族ですらそうなのだから) でも……ごめんなさい。お兄様だけが、そうじゃなかったのなら、良かった。って思っちゃいました。(家族と共に日々を過ごすこと。それが比較的当たり前な自分達の世界でも、それとは正反対の年少時を送った人の例を、身近な者で知っているから。 瞳を細め、コポ…と湯気の立つよく染み出した紅茶をカップへ注いで。ふんゎりと漂う香りは、ごくスタンダードで馴染みのある茶葉の香りでしょう。 飲みやすいものを、とセレクトしたようで。続いて自身のカップにも注いで、再び席に。 ミルクとお砂糖はご自由にっ) (05/13-05:57:51)
ウオ=ソジュン > …やっぱりレティアスは優しいねぇ…。(良かった。の言葉を聞けば、嬉しげにニター。と笑って。子供の頃、そんな世界に違和感を感じて、当たり前のように家族を持つ人間という種族に憧れ、疎外感を抱えていたのも、ただの昔話。今はこうして心の優しい子が慕ってくれているから、幸せです!)やー…、なんか俺浮いてねぇかい?(この雰囲気に、と。薔薇園でお茶会なんて初めて過ぎて、やっぱり落ち着かない様子でそわわ。ミルクと砂糖は少しずつ頂く様で) (05/13-06:09:41)
レティアス > (にこ。笑ってこちらも砂糖と、それからミルクはたっぷり注いで) それはきっと……私がお兄様を、好きだからですね。(ちょっとはにかんで、照れたように笑う。好きな方には、無意識に優しくしちゃうものですもの。なんて。だってお兄様が笑って下されば嬉しいのは、間違いなく本当だからっ) いいえ?こんなに素敵な方にご一緒して頂けるなんて、光栄ですわ。(ふふ、と3段プレートからサンドイッチとスコーン、スコーンに添えたクロテッドクリームと木苺のジャムをお皿に乗せて。お兄様も、お気に召されたものをどうぞ、とお勧めするのです) (05/13-06:18:43)
ウオ=ソジュン > (それまでニタニタ笑っていたかと思えば、きょとん顔で相手見つめて。そんな笑顔を向けられると、思わず目頭が熱くなって)……やべー。好きとか言われんの久しぶり過ぎて嬉しくて泣いちゃう。(冗談抜きで本気で泣きそう。と両手で顔を押さえて。見ないでねポーズ。)……うん。(お好きなものを、と進められれば顔を覆ったままコクコク頷く。復帰までもう暫しお待ちください。) (05/13-06:25:05)
レティアス > ぇっ?(まさかの涙線を刺激してしまった様子。お顔を覆うのを見れば、はゎっ!と目に見えてワタワタし出した。しかし男性のそんなお姿は、見ないでと示されている以上、従った方が良いのだろうか。 困惑する中、ふと。先日お会いした時に聞けなかったことを、思い出す。今この時に、聞くべきではない気もした。けれど相手がお兄様だからこそ、自身が慕う方だからこそ、尋ねたいという気持ちが勝って)  お兄様……もしかして、亜矢さんとは……(ある日突然、異世界のあの館に不思議な力が加わったのを感じた。それからしばらくは、どれだけ尋ねようとしても尋ねることの出来なかった時期があった。 そしてある日突然、今までと同じ、けれどどこか違ったあの場所に、もう一度行くことが出来た。けれどそこを訪れる人々は、少なからず違っているようで。 あの時、「何か」があったのだろう。そしてそのまま――いつかの自身のように、辿り付くことが出来なくなった方も、いるのではないか。それはもしかしたら、目の前の方の恋人さんも。そう思って) (05/13-06:36:17)
ご案内:「魔族邸」からレティアスさんが去りました。 (05/13-06:38:58)
ウオ=ソジュン > あー……(やばいやばい、と目元を指の腹で押えて涙をひっこめようとしていたところで、尋ねられた子の名前に声を止め)亜矢とは…よ、 あそこに帰れなくなった日以来、会えなくなっちまって…。(と、ここまで言えば顔を覆っていた手を離し。やっぱり泣かないでいるのは無理だわ。と、目じりに少し溜まった涙を指先で拭い)けど、ちゃんと探してっから。大丈夫。(諦めてはいません。と、へら。ゆるく笑い) (05/13-06:44:39)
ご案内:「魔族邸」にレティアスさんが現れました。 (05/13-06:55:43)
レティアス > ぁ……(もしかして。と思っていたこととはいえ、本人の口から聞けば二の句が継げなくなって。 涙を拭い、弱々しい笑みを浮かべるお兄様を見れば、ス。と席を立ってお傍に寄って。 膝を折り、そっ…と手を伸ばし、ふゎ。と先程して頂いたように、優しく、励ますように頭を撫でようと) (05/13-07:00:45)
ウオ=ソジュン > (自分では、大丈夫。と言いながら、涙目ではあるものの心配なさそうにちゃんと笑えてるつもりだったのだけど、やはり情けない感じは表に出てしまっていたらしい。)…?(こちらへ寄る相手の姿を目で追っていたら頭に乗せられた小さな手。)……ありがと。レティアス。(涙の第二波をぐっとこらえつつ、頭を撫でる手に、片方の手を添えてきゅっと握り) (05/13-07:09:44)
レティアス > ……大丈夫です。きっと――いいえ、絶対に。(また、お会い出来ます。そう、母が子にするように、安心させるようにそっ。と撫でる手。 握られたそれに緩やかな笑みを浮かべて)  でも、我慢しなくたって、良いんですよ?(誰にも言いませんから。囁くように問い掛け、きゅ。とそのまま軽くお兄様のお体を抱き締めようと。これならお顔も見えません) (05/13-07:14:21)
ウオ=ソジュン > …っ (母親がどんなものかは知らないけれど。真っ直ぐに言いきってくれた言葉の心強さに、撫でる手の優しさに、そして最後の言葉と共に抱きしめられれば、波を止めていた堤防は崩れ落ち)……ありがと(ぐす、と涙声でこれだけ言うのがやっとな様で。顔を埋めたまま、バラの香りに包まれていればその内落ち着いてくるかと) (05/13-07:24:54)
レティアス > (辺りを包み込む薔薇の香りと、これ自身が付けたそれよりほんのり甘い香り。瞳を細め、小さく微笑むとその双方を閉じた。 きっと見られたくはないだろうから、見ない、って決めたのです。でも、落ち着かれるまでそうしておきましょう。なでなで) (05/13-07:30:19)
ウオ=ソジュン > (落ち着いてきた辺りで、辺りのバラの香りの他に相手から香って来る甘い香りに気づけばスンスンし始めたりしつつ)………やべぇ。 泣いたら腹減っちゃった。(もぞ、と顔を上げて其方見上げ。眉を下げてクスリ笑み。相変わらず子供の様な情けない表情ながらも、どこかスッキリした雰囲気で) (05/13-07:37:00)
レティアス > (くす。その言葉と顔を上げる気配に、目を開けて見下ろす形になって) そうですね、私もです。(紅茶、冷めちゃわない内に頂きましょう。と微笑んで。 ひょっとしたらちょっぴし冷めちゃってるかもしれないけど、ならば2杯目を注げば良いのです。最後にもう一度髪を撫で、スルリと身を離して席に戻りましょう。 スコーン辺りは、まだほかほか感は残ってるはず!)  頂きましょう?(ね。とにっこり。お皿に取ったスコーンを手に取って) (05/13-07:43:26)
ウオ=ソジュン > 食うかい。(それじゃあ、と。同意が返ってくれば笑って頷き。離れた相手を見送って、目元を乾かすべく顔を仰ぐ。続いて同じく温かさの残るスコーンを手に取り)…ん。いただきます。 (05/13-07:52:17)
レティアス > (召し上がれ。そう返しながら、ジャムとクロテッドクリームたっぷりにスコーンをはくり。ご用意したそれらはこれの手作りなので、お口にした後こそっ。と感想を伺うでしょう。 そこからはまったりと、月が傾くまで夜のお茶会を堪能したのです。お兄様おみやげのベリーパイも、勿論美味しく頂きました!) (05/13-07:55:54)
ご案内:「魔族邸」からレティアスさんが去りました。 (05/13-07:58:28)
ウオ=ソジュン > (こそっと感想を聞かれるより先に、一口食べた時の顔を見れば美味しく頂いているのが分かるかもしれません。ちょー美味ぇマジで。いや、マジで。を繰り返したり、こんな豪邸だから専属の料理人やパティシエが作ってんのかい?なんて事を尋ねながら。久々の穏やかな夜を楽しんだのでした。) (05/13-08:03:11)
ご案内:「魔族邸」からウオ=ソジュンさんが去りました。 (05/13-08:03:31)
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