room41_20130131
ご案内:「神隠しの森の館 -墓地-」にShadowさんが現れました。 (01/31-21:30:13)
Shadow > (ふらりと足を向けた先。 薄暗く木々が影を落とす中、静かに佇む幾つかの墓標。 ゆるりと見渡し、墓の無い場所へ進み。 ス、と腰を落とす。 荷物の中から古びたベアクローを1つ取り出せば、暫し何も無い土へと視線を落として) (01/31-21:32:10)
Shadow > …もう、良いよな。(ふ、っと目を細めて微笑を浮かべ。 静かに目を伏せれば、土の上へベアクローを付きたてた。 小さな墓標の様に) …少し前に、アムに逢ったんだよ。此処でさ。(軽くマントを払い、胡坐をかく。 視線は冷たいベアクローへと落とされて) (01/31-21:34:31)
Shadow > …もう10年だ。 今逢っても、あんたは俺に気付かないだろうな。(くつり。小さく笑う。)…本当は、あんたに出会ったあの場所へ、眠らせてやりたかったけど…。 アムじゃないが、見つけられなかったよ。 あの場所は無くなっちまったのかもな。 だから此処で勘弁してくれ。(小さく土を一握り。 ぱらぱらと付きたてたベアクローの脇へと落とす。小さな山の様に) (01/31-21:38:44)
Shadow > …俺、好きな子が、出来たよ。 …あんたには、報告をしておきたくてね。 (サラリ。もう一握り、土を掴んで落とす。)…それに…。     もう、良いよな? あれからもう10年も経つんだ。 あんたと過ごしたのは、ほんの数ヶ月だったけど、それでも俺はあんたを忘れないよ。 …きっとこの先も、あんたの事を忘れる事は無いが、コイツはもう此処へ置いて行っても良いだろう?(ぎゅ。小さく積もった土くれに、手を乗せてしっかりと固定させる。 鈍く、微かに血にくすんだ色の刃が、僅かに月光を反射する。)…今の俺があるのも、全部あんたから始まったことだし、な。(懐かしい、と目を伏せる。 何故か直ぐに自分を気に入ってくれた。 冒険なんてした事が無かったと言うのに、自分を肩に乗せて、半ば強引に連れ出された。 気付けば自分の傍に居て、自分を連れ歩いた男。 兄弟なんて自分を呼んで、そうして─     勝手に1人で死んで行った。 半ば自害の様に。) (01/31-21:49:38)
Shadow > (自分がジャマハダルを武器に選んだのも、回りから一線を引くようになったのも、すべてが、その男から続いていて─)    …あの子と、さ。 新しく始めたいんだよ。 俺は。 …そう変わる事は出来ないだろうけど、あの子が俺を溶かしてくれたから…。 あんたの死から凍らせてきた感情も、放棄した考えることも、あの子が取り戻させてくれたんだ。 あの日から止まったままになっていた俺の時間を。 …だから、決別だよ。ウルフ。 (01/31-21:57:24)
Shadow > …あんたから貰ったコイツは、ちゃんと大事にするよ。(荷物の中の小さな小さなワンセットのベアクローを指先に引っ掛けて揺らして。) …此処から先は、あの子と歩いて行こうと思う。     ── もう、良いよな? 一緒に行かなくても。 此処からは先を、未来を見て歩きたいんだ。(しがみ付いていたのは自分。 感謝も当然ある。 楽しかった思い出もある。 でも─。) (01/31-22:12:49)
Shadow > (視線を自分の手の中に落とす。 血に染まった手。 途切れ途切れの声。 冷えていく体。 死に逝く者の重み。 それが手の中に、記憶に、こびり付いて剥がれない。 あの日から、片方で気まぐれでお気楽な猫に徹して、片方で無感情のままに命を狩る道を進み始めた。 思考も感情も消さなければ、自分の心が砕けそうで。 もう、元の自分がどんなだったかさえ、もう思い出せなくなっている。 少しずつ、少しずつ、戻ってきた感情や思考。 決別をするなら、今しかきっと出来無いだろう。) (01/31-22:22:45)
Shadow > ─やっぱり、あんた間違ってたと思うよ。(パン。マントを軽く払えば立ち上がり) (01/31-22:24:06)
Shadow > ─じゃあな。ウルフ。 ─Bye。(くるり。突き刺したベアクローに背を向けて。後は振り返らずにその場を後にする) (01/31-22:27:43)
ご案内:「神隠しの森の館 -墓地-」からShadowさんが去りました。 (01/31-22:27:51)
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