room42_20121217
ご案内:「碧の森」にハイトさんが現れました。 (12/17-17:25:41)
ハイト > (遠くで渦巻く不穏な空気を他所に、隠れ家の周囲に広がる森に現れたるは当地の主。背に携えた3つの漆黒をゆらり揺らしつ、魑魅魍魎が跋扈する深淵へと足を踏み入れた) (12/17-17:28:21)
ハイト > (右手には一枚の鏡。銀で統一されたフレームには繊細な装飾が成されており、一見すれば神聖なものに見えるが―― 実際は禍きものが宿った“魔鏡”と呼ばれる代物であり、その鏡面に映したものを自らの肉体として実体化させる力と意思を持った 所謂魔法生物だ) (12/17-17:32:32)
ハイト > さて… (程好く城から離れた位置にて立ち止まり、悪魔は呟いた。周囲を軽く見回せど襲い来る魔物は無し。 …此処に蔓延る魔は、皆悪辣で狡猾なのだ) …始めましょうか (すっと魔鏡を地へ置き、自らの顔をそこに映す。模倣すべきものを捉えた鏡は光輝くと、やがて禍々しい魔力を放ちながら宙に浮かびあがり、人型へ、そして眼前に立つ悪魔の姿へと、成った) (12/17-17:37:50)
ハイト > (一歩、二歩、後退しながら右手に愛剣を喚び出す。冷たい柄の感触を、同じく冷たい手の平にて確かめながら、自らと同じ姿――厳密に言えば左右対称となっているわけだが――となった魔鏡へ その切っ先と鋭き深紅を向ける。 対し魔鏡もその戦意を汲み、同じように後退し、龍を模した長剣を青眼に据えた。  仄灯りすら灯らぬ森の深層に閃光が走ったのは、そのすぐ後の事) (12/17-17:42:35)
ハイト > (先に地を蹴ったのは、魔鏡に身を映させた本物の悪魔。 両の手にて右側へ流していた愛剣の間合いまで一気に詰め寄ると、右下から左上へと放つ逆袈裟。 間合いを詰めるのに二歩目は要らない。秒とも掛かれば、この身が裂かれる事となろう) (12/17-17:52:26)
ご案内:「碧の森」に魔鏡さんが現れました。 (12/17-18:01:17)
魔鏡 > (向かい来る悪魔の剣閃を、魔鏡は左上からの袈裟にて弾き流す。一歩の踏み込みで来た分の勢いはあれど、迎え撃つ為込めた力はイコール。押し負けるなど有り得ないのだ。現段階では。 弾き返した軌道のまま流れを殺さず、右へ身を翻し今度は回転の勢いを乗せ、空いた胴へと走らせる横一閃。さて、悪魔の身は二つに裂けようか) (12/17-18:01:27)
ハイト > (逆袈裟が流されたならばこちらは半歩身を引き、愛剣を胴の前へと引き寄せ真一文字をその刃にて防ぐ。そしてそのまま突き出し狙うは、魔鏡の胸元) (12/17-18:11:53)
魔鏡 > (突きは隙が少なく、連撃に組み込みやすい。しかしその有効範囲の狭さから、かわされ易い一撃でもある。そしてかわされた突きは、隙が生じやすくもある。嘗てこの悪魔を映した際、魔鏡はそれを学んでいた。 左足を後ろへ滑らせ身を捩り、紙一重で避けた一直線の突き 次いでその腕を両断せんと叩き込む、残像残す振り下ろし――!) (12/17-18:20:20)
ハイト > (そうだ。突きはかわされ易く、隙が生じ易い。そして相手が魔鏡ともなれば、力量は同じ。戦う最中閃き、地力を上げる他に勝ち目などはないのだ。 だから、こそ) ――ッ! ((その疾さを、私は超える必要がある…!!)) (紅き眼光、強く握る愛剣の柄、踏み締める地面、捻るしなやかな体躯。振り下ろされた一撃よりも速く、疾く、その太刀筋の一歩先を進みながら放つ左上への振り上げは、魔鏡の腹から左肩口を断たんと進む) (12/17-18:26:45)
ハイト > (そうだ。突きはかわされ易く、隙が生じ易い。そして相手が魔鏡ともなれば、力量は同じ。戦う最中閃き、地力を上げる他に勝ち目などはないのだ。 だから、こそ) ――ッ! ((その疾さを、私は超える必要がある…!!)) (紅き眼光、強く握る愛剣の柄、踏み締める地面、捻るしなやかな体躯。振り下ろされた一撃よりも速く、疾く、その太刀筋の一歩先を進みながら放つ左上への振り上げは、魔鏡の腹から右肩口を断たんと進む) (12/17-18:28:16)
魔鏡 > (魔鏡は声を持たない。代わりに、ガラスが鳴るような甲高く澄んだ音を上げるのだが… 予期せぬ速さで向かい来る剣閃を確認した瞬間、模倣した悪魔の口からそれが僅かに鳴り響いた。断末魔を上げるにはまだ早い。これは、歯噛みか舌打ちか、そんなようなものなのだろう。 こちらの力を込めた振り下ろしは既に放たれ、この胴を、右腕を、斬り裂かんと、悪魔の刃がすぐそこまで来ているのだから) <ガシュッ!> (身を切る音は生身と然程変わらないもの。血は出ず、手応えと迫力に欠けるが、魔鏡の肘から下は確かに、地へ突き刺さった長剣と一緒にあった。 右腕を犠牲にする事で直撃を免れた身体は、痛みも感じぬ様子で次なる一撃へと備え その場から前に飛び込み、長剣を腕ごと回収し、地を転がり、立ち上がり、左手にてそれを構える) (12/17-18:41:47)
ハイト > (隙など与えない。長剣を回収せんとする魔鏡へ追撃の剣閃が二撃走るが、どちらも外套を掠めるのみに留まった。 まだ、まだだ。速さが要る。力が要る。知恵が要る。守るべきものを守る為には強さが要る。今の自分を上回れぬ程度の成長率では、時間が足りないのだ。 ――ヒトの寿命は、この身に与えられたものより、遥かに短いのだから。  魔鏡へ向け、更に繰り出す八つの剣閃。所謂目にも留まらぬ速さで放つそれは、宵闇に煌き次こそその身を引き裂かんとする剣の舞い) (12/17-18:50:30)
魔鏡 > (左腕一本で受けるには少々荷が重い八つの白刃を、弾き、押し返され、宙に身を浮かせながらも受け流してゆく。左右、前後、身を翻しつ防いでゆく様もまた剣舞。 最後の一撃を敢えて長剣の腹で受け 後方へと大きく飛ばされれば、再びくるりと身を翻し 生い茂る樹の幹に一瞬だけ着地。重力が働く前に強く樹を蹴り、悪魔の首を刈らんと迫りつ刃を、振り抜く) (12/17-18:58:23)
ハイト > (振り抜かれた一撃は、大きく後ろへ飛び退く事で回避。地に降り立った直後に再び間合いを詰め、繰り出す剣撃。 ――もっと速く、鋭く、正確に。 幾度と無く振り払う刃、響く金属音、宵闇を照らす閃光は、周囲の魔物の眠りも妨げたことだろう) (12/17-19:06:39)
ハイト > (―― 音と光が鳴り止んだのは、それから数十分程後の事。 魔鏡が力を失ったのか、悪魔が意図して幻影を消したのか 恐らく明らかになる機は来ないだろう。 ともあれ酷く疲弊した様子の悪魔は、当初居た場所にうつ伏せに倒れ込んだまま 荒い呼吸を繰り返していた) (12/17-19:13:26)
ハイト > (そこまで表現する気力が続かなかったのはここだけの話だが、繰り返される剣撃の最中、悪魔もきっちりと斬撃は受けていた。所々裂けた服と、そこに滲む赤が何よりの証だ) …っ…、がはっ…! (ぐぐっと身を起こし、握ったままだった愛剣を支えにして 片膝をついた体勢まで持ってくる。ふと顔を向けたのは、地面に落ちた魔鏡一枚) (12/17-19:27:38)
ハイト > ……。 (やや渋い表情で鏡を見つつ、小さく息を吐く。と、同時に口の中に広がる血の味。慣れたものだが、正直心地は良くない。 そして矢張りと言うべきか、それに釣られて奴等が、悪辣で狡猾な魔物達が、弱った獲物を狩ろうと迫ってくる気配も感じる。それを受けてか悪魔の表情は、渋いものから一転、冷めたものへと変わった) (12/17-19:37:10)
ハイト > (元よりそれらとやり合う気はなかった。が、来るなら迎え撃つ。そして手負いと言えど、負けるつもりは毛頭なく。 支えにしていた剣から片手を離し、手繰り寄せた鏡を小脇に抱えてぐぐっと立ち上がると 口元や額から垂れた血やらを拭い) …全てを失う覚悟があるなら、おいでなさい (何処を見るでもなく、冷淡に告げた。言葉を理解してくれるなんて期待はしないが、この声に乗せたものが伝わるのなら、利口なものは手出ししない。 何せこの森の主は、この悪魔なのだから) (12/17-19:52:54)
ハイト > (鋭利な刃物を思わせる声を放った後に踏み出す強かな歩調。草を踏む小気味良い音を鳴らしながら森の中を進んでゆくそれは、少しばかり休める場所を求め とある方角へと向かっていった。 点々と残る赤き道筋は、清冽なる水を湛えた 彼の湖へと…) (12/17-20:00:45)
ご案内:「碧の森」にサガミさんが現れました。 (12/17-20:02:25)
サガミ > (頭には、まだ温かな手の感覚が残っている。お礼参りに向かった筈が、すっかり絆されてしまった銀狼は、迷いもせずに真っ直ぐに主人の匂いを追って駆ける。 鼻につく血の香りに眉間に皺を寄せながら、地に零れた道標を辿る如く森の中を進んで、主人の姿を探そうか。) (12/17-20:05:13)
ハイト > (血の跡を辿ってゆけば辿り着く湖。見渡せば100m程の広さはあろう大きな湖のほとりにて、木の下に腰を下ろし 背を凭れて休憩中の悪魔の姿が右前方に見えるだろう。 距離は、然程遠くはなさそう) (12/17-20:08:23)
サガミ > (見付けた。頭上の耳は、ぴん!と、立つ。しかし懸念した程の状況では無さそうだと、と密やかな安堵を抱きながら、と、とと、っと歩み寄って、その傍らまで辿り付けようか。そ、と鼻先を寄せるように、様子を窺おうと) (12/17-20:10:23)
ハイト > (歩み寄ってくる気配に伏せていた瞼を開き、深紅をそちらへと向ける。その動作が穏やかなのは、疲れのせいか、見知った気配だったからか。 覗き込めば大小様々な傷はあれど、致命となるものはない様子がわかる) ……。 (笑みを浮かべるでもなく、物を言うでもなく、その頭を一撫で出来るかな)  (12/17-20:14:53)
ハイト > (序に右の手元には、一枚の銀縁鏡が置かれてござる。そこからはきっと、別の何かの匂いがするのだろう) (12/17-20:16:12)
サガミ > (消耗している気配にそっと耳を伏せるものの、伸ばされる手には自ずと頭を押し付けるようにして、緩く擦り寄ろう。) ……主殿?(主人が此処まで疲れている様子は、初めて見るものだ。傍らに置かれた鏡へも、ちらと視線を投げて、すんすん、鼻を鳴らして匂いを確かめようと) (12/17-20:19:37)
ハイト > (一撫でした後、よしよしとでも言うように ぽむぽむっとすると) ……今日は…こちらで、休みます (鏡から感じられるのは、魔物と似たような禍々しい瘴気の匂いと、この悪魔の匂いと、血の匂い。 力なくそう告げた悪魔は常闇の城の方を向いて、再び手の下にいる狼の顔を見下ろした) ……。 (12/17-20:27:32)
サガミ > (ぽむられて、ゆるゆると瞳を瞬いてから主人を見た。それから鏡を見て、獣ながらに僅かに複雑な表情を浮かべたり。) ……畏まりました。それでは、常闇の城へお戻りになりますか?(主人の消耗の原因は、その鏡なのだろう。す、と頭を下げて件の鏡を咥えようと試みて) (12/17-20:32:22)
ハイト > (鏡を咥えようとする動作を見れば、はっしと鏡面を押さえ、ゆるり首を横に振って見せる。裏を向けてはいるが、狼の顔が映っては不味いのだ) …これに、顔を映すと……貴方の虚像が生み出されて、面倒な事になります (そう言うと鏡を内側に向け小脇に抱え、じりっと立ち上がって) …城へ、戻りましょう (一人の時より緊張感が緩んでいるせいか、いつもより遅めの歩調で常闇の城方面へと向かうよう) (12/17-20:39:41)
サガミ > (主人の言い付けには抗う気配の欠片も無く、あっさりと顔を引き戻す。立ち上がるお姿に尻尾がうにっと揺れて、ふよんっと吹くのは一陣の風。本日は耳と尻尾どちらも付いた状態で人の姿を取れば、主人の身体を横抱きに抱き上げようと…否、強制的に抱き上げて) 失礼致します。直ぐに湯殿と床の支度を致しますので、本日は早々にお休みください。(一方的にそう告げて、歩き出す脚は抱いた身体に衝撃を与えぬよう気遣いながら、それでも足早に城へと向かうようで) (12/17-20:45:28)
ハイト > …っ……自分で、歩けますっ! (じた、と狼男の腕の中で暴れながら、ぎゅっと目を閉じて言う。照れとか、子供扱いとかではなく。 ――頼らなければならない弱さが、悔しくて) (12/17-20:51:19)
サガミ > 例えご自身の脚で歩けようとも、主の脚となり腕となり、この身の全てを用いて貴女様に尽くす事が、シモベである俺の至高の喜びであると御理解ください。(しれっと言い放つのは、己の私欲を満たす為だと言い切る言葉。暴れられようとも、狼男である従者にとって純粋な力では大して抵抗にもならないでしょう。そのまま、城までお送りして、てきぱきっと寝支度を整えベッドへ放り込んでしまうのだそうな。) (12/17-20:58:23)
ハイト > ……、…っ… (そう言われてしまうと何にも言えない。解っていた、はずなのに。また悔しくなって、大人しくなった代わりに鏡を抱く両の手に力が篭る。非力な自分が、酷く憎い。 その後は抵抗する様子なく城に運ばれベッドに放り込まれる事となるのでしょうが、その翌朝は珍しく寝起きが良かったようで 鏡共々部屋は蛻の殻となっているのだそうな) (12/17-21:02:27)
ご案内:「碧の森」からハイトさんが去りました。 (12/17-21:02:32)
ご案内:「碧の森」からサガミさんが去りました。 (12/17-21:02:58)
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