room44_20130125
ご案内:「アルヴァダール某家」にロネさんが現れました。 (01/25-21:01:39)
ロネ > (居間のソファに腰かけて、無心に手を動かす。机の上には人形の、目の無い頭部が鎮座している。その頭部が被っているのは、しっとりとした鴉の濡れ羽色の髪だった。男の膝にはレースを縫うための枕が鎮座していた。枕には幾本もの針が突き刺さっており、絹糸を巻きつけた出っ張りのある棒――ボビンを針にからめたり、交差させたり) (01/25-21:16:27)
ロネ > (枕には藁が固く詰められているため、微かな藁の香りが男の鼻をくすぐった。枕には剣山のごとく針が突き刺さっている上、ボビンがそれこそ十も二十もぶら下がっているものだから、ちょっと膝を動かすたびに、じゃらりじゃらりとボビンの尻のビーズ錘が鳴った) (01/25-21:20:39)
ロネ > (時計の秒針が数回回れば、やがて枕の上には細やかな絹レースが編みあがっていく。枕に巻かれた羊皮紙にはペンで幾何学的な模様が描かれ、それに沿って針が刺さり、その模様どおりにレースが編まれていく。男は仏頂面でひたすら手を動かしていく) (01/25-21:26:29)
ロネ > ((上着と髪作ったから、あとはこのベールと……ペチコート用の綿のも作らないと。))(今日一日、極力仕事のことしか考えないようにしていた。安息日だろうが知ったこっちゃない、数日は仕事に浸かるつもり)((“ジゼル”に宝石は似合わないよな。)) (01/25-21:30:09)
ロネ > (人形の黒髪にちらと目をやり、また手元に視線を戻す)…………。(雑念が入った)…………。(ふるふると頭を振り、編む。編む。編む。) (01/25-21:33:39)
ご案内:「アルヴァダール某家」にアザミさんが現れました。 (01/25-21:35:15)
ロネ > (また黒髪に目がいく。)((……アザミのウエディングドレス、どんな模様のベールが良いかな。))(数秒間、複雑そうな顔で停止。)……あ。(手が止まっていた。ただでさえ期日は近いのに。あわてて作業再開――と、手元が狂った。編む順番を間違えてしまった。ああもう、とそろりそろり解き始めて) (01/25-21:36:05)
アザミ > (昨日と同じ薬を1つずつ、水と一緒に持ってくる。流石に今日はもう怒ってない) ……。(仕事に熱心っぽくて声をかけるのが申し訳ないかなーと思って、ぽつんとロネから少しだけ離れた場所で立ち尽くす。とりあえず仕事が一息つく様子を見計らって声を掛けるつもりのようだ) (01/25-21:38:55)
ロネ > (間違えた箇所まで解き直して、ほうと一息。と、やっとこさ突っ立っている未来の妻に気づいた。昨日よりは多少だけましになった、火傷の残る顔を其方に向ける)ああ、薬かい。ありがとう。(えっとー、と困ったように膝上の枕を見て、そろりそろりとそのままじゅうたんの上に両手で置いた) (01/25-21:41:37)
アザミ > (あ、やっと気が付いた。声を掛けるまでもなかった。ロネに近づいて、カプセル2個と水の入ったコップを差し出して) ほんと、見てて凄い細かいし綺麗だよね。ロネの作る服って。(今は人形の物だろうけど、ロネが自分のために作ってくれた服だってとても丁寧で綺麗だったのだから。素直な感想) (01/25-21:44:32)
ロネ > 人形のベールなんだ。これ。(おとなしくコップとカプセルを受け取る。あまり見慣れぬカプセル剤。口に入れ、水で飲み下す。レースを褒められれば、男にしては素直に嬉しそうな表情になった) (01/25-21:49:00)
アザミ > ベールかぁ…なーに?ドレスかウェディングでも着せてあげるの?(ベールと聞くと、ウェディングかドレスと一緒にセットで付けるものしか浮かばない。なんとなく、気になるままに聞いてみたり。薬を飲んでくれたのを確認すれば、その嬉しそうな表情にふわりと笑み浮かべて。念のためにやけどの治り具合を確かめるようにロネの頬に片手を触れようと) (01/25-21:51:28)
ロネ > ……ジゼル、っていうね。恋人に裏切られて、精霊になってしまった少女がモデルなんだ。彼女は霧と月光の中で舞うんだよ。(穏やかに言った。触れられれば、じっとしていて。十人並みの回復速度なので、その程度ぐらいにしか治りはしない) (01/25-21:54:30)
アザミ > へぇ、ジゼル…恋人に裏切られちゃうなんて悲しいけど、精霊になって霧と月光の中で舞うなんて凄い幻想的。(お伽噺は好きな方だから、そういう話も好きだった。触れた感じは普通の人だったらマダマダと思うだろうが、少女にはちゃんと傷跡の微妙な変化もしっかり把握している) …よかった、ちゃんと治り始めてる。また寝る前に同じクリーム塗るからね?(このままでいけばちゃんと跡もなく治るだろう。それにはほっとした) (01/25-22:02:49)
ロネ > (クリームのことを言われればこっくりと頷いた。コップを机上に置けば、また針とボビンまみれの枕をそっと両手で膝上に持ち上げる。何となく、怪我の話題にはあまり触れたくないような、そんな表情。ボビンを手に持って、またくるくると針に絹糸をからめたり、交差させたり。) (01/25-22:06:15)
アザミ > (頷きの後、黙って仕事に専念し始めるのを見れば、怪我について触れたらいけないのかな、となんとなく思って。まあ、昨日あれだけ自分が大声で怒りをあらわにしてしまったのだ、当たり前。とりあえず邪魔にならぬよう、ミルクティーでも入れにいこうかと一度キッチンの方へ向かうようで) (01/25-22:08:41)
ロネ > (ひとしきりレースを針が刺さっている分だけ編み終えれば、一旦刺さっている針を抜き、ぶすぶすと次の場所へ刺しなおす。そしてまた絡めていく。じゃら、じゃら。じゃら、じゃらり。ボビンのビーズ錘が鳴る。幾何学模様のレースは繊細で、薄く、触れたら溶けてしまいそうで) (01/25-22:12:12)
アザミ > (ミルクティーの茶葉、今日はウバにしようか。ティーパックに茶葉を詰めて、お湯を温め始める。お湯が沸いてからティーカップに一度お湯を注いでカップを温めたりとちょっと手間をかけて作るのは少しでも美味しくしたいから。ティーポットへお湯を移せば、そこにティーパックを入れてそのまましばらく置いておく) (01/25-22:19:21)
ロネ > …………。(何か言わなきゃいけない気がする。だがそれが判らない。やっぱり顔の、腕の火傷は鈍く痛む。わけもなく胴に刻まれた傷も疼く。いや、それだけじゃない、右脚の旧い弾痕さえ熱を持っている気がする。それを全部振り払うように、ボビンを動かす)<<――ぱきんっ。>>(と、力を入れすぎて、細い針の一本が折れてしまった。はたと手を止める) (01/25-22:22:31)
アザミ > (そんなロネの様子をキッチンからでは見ることはできず、ただミルクティの用意に専念する。茶葉は香りもよくするために色濃く出して、ミルクは農場から取れて殺菌したものをその日に届くという高品質の物を使う。ロネのことを思って色々と質のいい食材や調味料をちゃっかり揃えてるのだ。入れ終わってからトレイに乗せて運んでくる) ロネ、ミルクティ入れたから休憩しない?(ふんわり笑み浮かべて) (01/25-22:28:55)
ロネ > (アザミがミルクティを持ってくる頃、男は折れた針を慎重に交換していた。折れた針はきちんと紙に包み、針箱の引き出しに入れる)……そうだね。(一日中小物を相手にしていたせいで疲れ目気味。枕をまた降ろした) (01/25-22:32:35)
アザミ > (何か包んで引き出しに入れてた様子に首をかしげる。まあ、深くは聞かないことにして) えへ。今日はいつもより頑張って淹れてみたの。美味しいし落ち着くはずだよ?(疲れ目気味なら紅茶の香りが一番落ち着くだろう。ロネの座っているソファに一緒に座って、紅茶のカップを差し出そうか) (01/25-22:38:03)
ロネ > (カップを受け取り、静かに一口飲む。ゆったりと舌に液体を転がし、こくりとのどが鳴る。)おいしい。(緩やかに微笑んだ)やっぱりアザミの淹れた紅茶、とてもおいしいよ。 (01/25-22:43:19)
アザミ > (自分も紅茶に口をつける。うん、ミルクと紅茶の相性は悪くなかった。おいしいと言われてカップから口を離せば、ふんわり笑みを浮かべて) えへへ、ありがと♪(良質な材料を使えば、それだけおいしさも増す。満足してくれたようで嬉しくてニコニコ) (01/25-22:45:45)
ロネ > …………。(元来そう喋る気性でもない。黙ったまま、火傷に染みないように、慎重にカップに唇をつけ、口に流しいれる。甘い。甘くて、ほろ苦い。) (01/25-22:50:25)
アザミ > (褒められた後に何も言葉が交わされないまま、こっちもゆったりとミルクティに口をつけていて。ふんわり溶けるような甘い香りにほんわか和む笑み。ハミングもしたくなるけども、さすがにそんな空気じゃないのは見て取れるので、控える) (01/25-22:53:11)
ロネ > (やがて飲み終えれば、ありがとう、と礼をいい、またレース作りに戻るのだろう。ちょっと奇妙なぐらいに仕事に集中してしまい、声をかけられるまで、それこそ徹夜する勢いでレースを編む。静かに、じゃら、じゃらり、とボビンのビーズ錘の音が、居間に時折響くだけで――) (01/25-22:55:50)
アザミ > (ミルクティを飲み終えて、ロネのカップも回収すれば、再び集中する様子にくすっと笑み浮かべて。一度、キッチンへカップを片付けにソファを立って、向かっていく) (01/25-23:01:28)
ロネ > (緩やかに夜は更けていき――止められなければ、本当に徹夜してしまうんだろう。止められれば大人しく寝るが。なんだかもどかしい気持ちを抱えたまま、くるくる、くるくる、ボビンを繰る) (01/25-23:03:14)
ご案内:「アルヴァダール某家」からロネさんが去りました。 (01/25-23:03:17)
ご案内:「アルヴァダール某家」からアザミさんが去りました。 (01/25-23:03:46)
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