room44_20130210
ご案内:「※ キャラバンガード」にルカさんが現れました。 (02/10-21:09:53)
ご案内:「※ キャラバンガード」に状況さんが現れました。 (02/10-21:10:25)
状況 > エミーリアは休憩のためにキャラバンが停車した時や野営の時は、君やバレンチノンの傍に来たがる。
あるいはデズモンドやエンパイアの人々の傍にいる。
その方が落ち着くらしい。
それでも、月日が経つにつれて、ドナルドやマグマース、それにディランとも会話らしい会話を少しずつするようになってゆく様子を見る事が出来る。
どうやら、怖れるものがなければ、人との触れ合いを好むらしく、大人しい様子ながらも、コミューンの人々の話に熱心に耳を傾けたり、その奇妙な個性の爆発に若干の戸惑いは見せつつも、好意的に受け止めているようだ。
彼女は君とも話をしたがる時があるが、君が特に会話をしたい様子がないのなら、興味のある眼差しを向けるだけでそれ以上の干渉はしない。
どうやら、君がキャラバンの最年少ということで、その生い立ちなどに興味があるようだ。
「ルカさん。護衛のお仕事はいかがでしょうか。最近になって、このお仕事をはじめたのだとお聞きしました。」
エミーリアは親しみを帯びた笑顔を浮かべながら、にこにこと君に尋ねる様子は初対面の笑みとは少し異なる雰囲気だ。
「実は私の弟も、あなたと同じくらいで…。」
どうやら、君の風貌や振る舞い方が、弟に通じるものを感じるらしい、君の事が気になってしまうようだ。 (02/10-21:11:05)
ルカ > (どうなる事かと思ったが徐々に馴染んで行く様子にほっとした一面も持ちつつ、エミーリアの言葉には、)ぼちぼち…といったところでしょうか。皆さんの役に立てていればいいのですか。(照れ笑いのような表情を返し。弟さんのことをちらりと聞けばなるほど、と頷いて。) (02/10-21:13:44)
状況 > 君を見つめる眼差しは、家族と言うには遠いものの、それでも初対面のモノに向けるよそよそしさはない、親しい者に向ける眼差しに近いものがある。
「今頃はきっと、西エンパイアの方で収穫が終わって、のんびりと冬越しのための準備や、お祭の準備をしているのでしょうね。あの子も、護衛のお仕事をはじめたら、ルカさんのようにたくましくなるのかしら。」
そう言って、くすくすと笑うエミーリア。
「ハハッ。たくましいってよ、ルカ。」
近くに居たバレンチノンが君の肩をぽんぽん叩きながら笑顔で言う。 (02/10-21:14:23)
ルカ > 僕がたくましいかどうかは…まあ、それなりじゃないと困ってしまいますね。そう見えるなら、嬉しいです。(人好きのする笑みを浮かべた所でバレンチノンに肩を叩かれる。からかわれているな…と小さく溜息をついたり。) (02/10-21:16:24)
状況 > そんな調子で、雑談が始まる事がお決まりになりつつある。
君はその輪の中に居ても、遠巻きにそれを眺めるだけだとしても、君はその輪の中に受け入れられていると感じるかもしれない。
そもそも、コミューン人には輪を無理に作る気質はなさそうに見える。ディランやマグマース、ジャコモやクーパーなどはまさにそうだ。
(02/10-21:16:47)
ルカ > (自分も、エミーリアも徐々に居場所を持ちつつあるような気がしていた。引き込んでくれるけれど、無理には引き込まず、居心地がいい。無意識に気を使ってくれているようなそんな優しさが心地よかった。) (02/10-21:18:41)
状況 > それからしばらく。ハルトブルグに近づいているが、雨が降ってきた。
一同、雨合羽(フードマント)を羽織ったりして、雨対策をする。
君が何も雨具を持っていないなら、馬車の中からジグムンドが持ってきて君に貸し出す。
「あれは。」
エミーリアが呟く。
道の先には横転して酷く雨に打たれた、破損の酷い馬車がいくつも見られた。
「すっかりやられちまってるなぁ。まだ、そんなに間もないみたいだが…。おーおー、人が死んでるな。」 (02/10-21:19:42)
ルカ > (雨具を借りて、しっかりとフードを被り。 キャラバンの後ろから、何やらあったような様子に前を眺めている。) (02/10-21:20:41)
状況 > 馬車の周りには、矢に射抜かれて悶え苦しんだあとを感じさせる顔の、商人風の男の姿などが見られる。
「敵討ちなどは考えるなよ。私達の任務はあくまでも護衛だ。」
エミーリアに向けてなのか、君に向けてなのか、ジグムンドは静かにそう言った。
「ハルトブルグで当局に通報する。警備隊に仕事をして貰わなければ、治安は回復しない。」
淡々と言うジグムンド。その眼差しは鋭い。 (02/10-21:20:56)
状況 >
「神よ主よ、死者たちにどうか安らかな眠りをお与えください。死者たちの憤りを、悲しみを、絶望を、胸の痛みを癒してください。罪を購う機会があるならば、それら全てを与えてください。死者たちに、そして、罪びとたちにも等しく愛を注がれる全能なるお方よ。」
エミーリアが十字を切って雨の中祈りを捧げる。
そうすると、キャラバン一行の中に静粛とした雰囲気になり、死者を弔う気持ちが芽生えたのか、十字を切って黙想する者がちらほらと見られた。
たまに「エミーリアちゅわん」などと囁く声が聞こえる。そして、まるでカエルが潰されたかのように「ぐぇっ」と言う声が男たちの中から聞こえてきたりする。 (02/10-21:21:29)
ルカ > (雨音に混じってエミーリアの声が通る。 その文言は少年にとっては苦痛を伴うものかと思われたが、不思議と、そんな感じはしなかった。) (02/10-21:23:11)
状況 > 「神は全ての命を愛しておられます。」
そんな男たちを振り返り、エミーリアは悲しみを帯びているものの、そこに宿る慈しみで輝いている眼差しを、男たちに向けながら語りだす。
「そして、人はいつも神に背きます。罪とは悪ではありません。ただ、人がまちがいを犯してしまう事が罪と呼ばれているのです。真の意味での悪や、咎められるべき誰かというものは、存在しません。私達は神を知らない、ただそれだけで、涙を流し、誰かを傷つけ、自ら地獄をこしらえて罰を受けているのです。」
哀れみ。悲しみと慈しみが入り混じったその感情が、そのエミーリアの瞳には浮かんでいる。 (02/10-21:23:22)
状況 > 「罪びとも、そうでない人々も、いずれは生まれてきた場所へ帰ってゆくのです。死ぬ事は神の傍に、わたくしたちをお作りになったお方の傍に行くことなのです。…神は…イスリルの神は残酷なお方ではありません。神がわたくしたちを裁くのではなく、責めるべきことがあるわけではありません。わたし達が悲しみ、苦しみ、自らを責めるのは、ただ、神の愛から離れてしまったから、たったそれだけの事なのです。」
男たちは、その話を理解したかどうかはともかく、そのエミーリアの放つ気配にただ気圧されたように頷くことしか出来なかった。
「神よ。主よ。あなたの愛がわたくし達を満たし、わたくし達もまた、父であるあなたを愛することが出来ますように。」
雨に打たれながら死者たちの前に、むごい光景を目の前にしながら、跪いて祈りを捧げるエミーリア。 (02/10-21:24:01)
状況 > 「そして、傷つき倒れた死者たちを優しく迎え入れ、現世で受けた全ての傷を癒し、あなたの愛の中で永遠の平和を享受する事が出来ますように。アーメン。」
「アーメン。」
「…アーメン。」
「アメン。」
「アーメン。」
皆がそれぞれ、エミーリアの祈りの締めくくりに応えた。
いつもウキウキとしたキャラバンの男達の中に、静謐とした何か。他者の不幸を直視し、それを安らかな気持ちで受け止める事で起こる何か、静謐とした感情のようなものが、男達の間に広がっていった。 (02/10-21:24:46)
ルカ > (言葉が重なる。自分はそれを口にすることが出来ない。口にすればたちまち喉が焼けるように痛むだろう。無用な心配はかけたくないし、怪しまれたくもない。口の形をその言葉の形に変えて、声は出さないでいる。) (02/10-21:26:12)
状況 > 「俺、死ぬときはエミーリアちゃんに葬式して貰いたいな。」
「俺も。」
「ああ、俺もだ。」
マグマースや、ドナルド、ディランは口々にそう言った。 (02/10-21:27:02)
ルカ > (……早死にする気か…とこころの中でツッコむ。) (02/10-21:27:29)
状況 > 「一般的な教義とは、違うな。」
ジグムンドとバレンチノンは彼らと離れた場所で感想を語らっている。
「そうなのか?」
バレンチノンは不思議そうに尋ねる。
「ああ。神は審判を下す、というのが一般的だが、彼女は自らが裁く、と言った。」
淡々と答えるジグムンド。
「なんでだろうね?」
バレンチノンは首を傾げる。
「さあな。異端と言えば聞こえが悪いが、イスリルの教えはその土地の民俗信仰との融合ありきの所があるらしい。それに関係しているのかもしれない。」
やはり淡々と答えるジグムンド。
そっか、とバレンチノンは答えると、再び出発するキャラバンのいつものポジションへと君を促して戻っていった。
やがてキャラバンは、アドナ山脈が見下ろす城塞都市の高き壁、広き門へと近づいてゆく。 (02/10-21:27:49)
状況 > ハルトブルグに辿りつくと、シャーフラン同様、キャラバンは荷物検査を受ける。
君たちは大きな荷物を所持していない限りは素通りすることが出来る。
ハルトブルグは物々しい街だ。
エンパイアの城塞都市、それも、国境付近と言うこともあって、街行く人々の中には、鎖帷子や鉄鎧で身を固めた兵士達の姿が見られる。
城塞都市というだけあり、街壁のあちこちには監視塔が配されている。
他の町に比べて衛兵の数が多い。
通りを歩いていると、時々、ゴロゴロと重いものを転がる音が聞こえる。
そちらを向くと、まるで巨大な棺のような木工技術で作られた機械兵器や、四角に切られた石を大量に積み上げた荷車が移動しているのを見ることになるのだ。
この都市には兵器工場があり、破城槌やカタパルト、大型クロスボウなどと言ったものが生産されているらしく、生産されたものは、帝国の他の城や砦などに配備されたり、軍艦に搭載されたりするそうだ。 (02/10-21:28:31)
ルカ > (少年にとっては見慣れない景色だ。物々しいそれにはどこか身の引き締まる思いがする。) (02/10-21:29:58)
状況 > この街ではビール作りとソーセージ作りが盛んのようで、君は食事で質の良いそれらを食べることが出来る。
また、じゃがいも料理などが出てくる場合もあるのは、産地が近くにあることが関係しているらしい。
他、石切り場があるらしく、石工を生業としているものの姿を見かけたりする。
犯罪率が高いらしいが、軽犯罪が多い。
どれもエンパイア法に慣れないコミューン人が犯したものばかりなのだが、そのせいか、監獄が街中にある。
ジグムンドの話によると、軽犯罪者の頭を冷やすためのものばかりだから、収容されても罰金を払って2〜3週間で出てくる事が多いのだそうだ。
重犯罪者は領主の敷地内の監獄塔に幽閉されるとの事。
ジグムンドは宮殿地区まで行き、旧友と会って来るようだ。
バレンチノンもそれに伴うつもりとの事。
エミーリアは宮殿地区にある大聖堂へと行くつもりらしく、やはりジグムンド等についてゆく。
何故かディランもそれに嬉々としてついて行くようだ。
君はマグマース、ジャコモ、クーパーたちと共に、宿屋へと向かった。 (02/10-21:30:30)
ご案内:「※ キャラバンガード」から状況さんが去りました。 (02/10-21:32:27)
ご案内:「※ キャラバンガード」からルカさんが去りました。 (02/10-21:32:34)
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