room44_20130420
ご案内:「どこかの荒野」に雨口新さんが現れました。 (04/20-07:13:08)
雨口新 > (――朝。) (04/20-07:14:08)
雨口新 > (荒野の宿を早々と出立し、べべべべべべべべべ、と排気ガスを吐き出しながら、朝日の照らす荒野を、一台の軽トラックがひた走る) (04/20-07:15:09)
雨口新 > (運転席には女がひとり。太陽と丁度まむかいになるように走ってしまっているので、遮光性のゴーグルをかけている。しかし太陽はまぶしくない。雲のすき間から、鈍く、銅色に光っている) (04/20-07:16:37)
雨口新 > ……なんかいっちょうできそう。(その光を見て、女は呟く) (04/20-07:17:01)
雨口新 > ――たいよぉぉぉぉぉおおおおおおおおおう!!!! (とりあえず叫んだ。) (04/20-07:17:56)
雨口新 > 灰色の雲をきりさいて――(ん、これは詩?)あらわれた、たいよう。(吟じるには向いてねーなと今更)赤銅色――赤錆色――汚い色だ、(つらつらと謡うように) (04/20-07:19:42)
雨口新 > (この世界の太陽は、きたない。あの世界に比べれば格段に。)きっと、人間を見すぎたのだろう。(この世界には、人間が多すぎる) (04/20-07:20:53)
雨口新 > 地球が生まれて六十四億年――生命が生まれて三十八億年――ヒトが生まれて四百万年。(ゆらゆら。のんびりと荒野をトラックは走る。女は実に楽しそうだ) (04/20-07:22:06)
雨口新 > たいよう、おまえはきっと、(赤銅色の太陽をゴーグル越しに仰ぐ。)生命を照らすにはまぶしすぎて、みずから汚れたのだろうね。(語るには向いていない詩。ひとりでよかった、と思う) (04/20-07:23:09)
雨口新 > ぱあっと、灰色の街は、赤銅色のたいように――(荒野の先に見えてくる、灰色の点。灰色の点はやがて灰色の塊となり、灰色の塊はやがて灰色の街となる)――やかれ、とけて、ひかりかがやく。(ふふ、と自嘲気味に笑った。やかれてとける、だなんて。) (04/20-07:24:54)
雨口新 > ……もう二度と、焼かれたくはないねえ。(べべべべべべべべべべ。トラックはひた走る。女の呟きは、トラックのエンジン音に掻き消された) (04/20-07:26:37)
ご案内:「どこかの荒野」から雨口新さんが去りました。 (04/20-07:26:40)
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