room42_20120716
ご案内:「英雄の丘」にロブ・ロイさんが現れました。 (07/16-21:54:48)
ロブ・ロイ > (結局のところ、何も変わる事はなかった。金髪碧眼の、女騎士はそう呟いた) (07/16-21:55:23)
ロブ・ロイ > (もはや日は落ち、月明かりが指し始めた頃の、血塗られた丘の上で、彼女のは自らの大剣を地面に差し、それにもたれかかる形でくず折れていた) (07/16-21:56:43)
ロブ・ロイ > (生きているものは、もう自分だけだ。この小高いだけの丘には、その周囲には、数時間まで互いを斬り合っていた肉塊しか、転がっていない) (07/16-21:58:02)
ロブ・ロイ > (戦争だ。戦争になってしまった。あれから、あの日から何度こうしてきた。何度、切り刻み、切り刻まれてきた事か。ああ、だが… それも、今日で終わりだろう。はあ、と肺に残ったわずかな空気を吐きだす。それは白く染まった) (07/16-21:59:11)
ロブ・ロイ > (結局のところ、何も変わらなかった。我々は何のために剣を取った? 我々は何のために神の声を聞いた? 我々は何のために神の名の元に殺した? ああ、薄れ始めていく意識の中では、そんなものの答えなど、出はしないのだが…) (07/16-22:00:43)
ロブ・ロイ > (冷えてきた。それは夜になり気温が下がってきたためだろうか、この身が熱を失っただけだろうか。まあ、どちらでも、いい) (07/16-22:02:09)
ロブ・ロイ > (国の為、友の為、己の為、戦ってきた。死んでしまう事に悔いはない。ただ己の躯が、同胞の血肉が、この国の礎になれなかった時は、それはとても、とても悲しい) (07/16-22:04:22)
ロブ・ロイ > (ぽとりと、何かが落ちてきた。すぐに融けた白いそれは… ああ) 雪、か… (ぎちり、錆びた鉄を動かすようなぎこちない動作で、顔を上げる) (07/16-22:05:07)
ロブ・ロイ > (なるほどこれは素晴らしい。神からの贈り物だろうか。謹んでお受け取ります。ですがね、我らが父よ… 私は、あなたの元へは、まだ逝きません。だからまだ、天使は寄こさないでほしい) (07/16-22:07:01)
ロブ・ロイ > (何故ならまだ、地上はときどき美しいから。どうですか、我らが父よ。美しきもの、称賛すべきものは、まだ地上にあります。だから、まだ、どうか) (07/16-22:08:21)
ロブ・ロイ > (この腐りきった泥沼の中の宝石達を、どうか… まだ、地上は………) (07/16-22:08:56)
ロブ・ロイ > ―――。 (07/16-22:09:07)
ご案内:「英雄の丘」からロブ・ロイさんが去りました。 (07/16-22:09:11)
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