room31_20120827
ご案内:「神隠しの森の館 -色々-」にロネさんが現れました。 (08/27-13:05:20)
ロネ > ホール:(ギギギィー、と大扉を開ける。黒尽くめの男はほう、とそのホールを見回した。以前一度中に入ったことがあるが、それっきりであったのだ。傍のコルクボードの文面を眺めて)((ふむ。部屋を借りるのも悪くないな))(そんなことを考えたり。住むことはなくても、色々――二度とごめんだが、この前のようなこともあるかもしれない――あるかもしれない。それにこの世界は何だかんだいっても空気も綺麗で好きだから、従業員に暇を出して一週間ぐらい過ごしてみるのもいいかもしれない。そんなことを考えつつてこてこと杖をついてカウンターに歩み寄る) (08/27-13:11:14)
ロネ > ((おや、リリス嬢。それにセフィード君も))(ぺらぺらと宿帳を捲る。知人も結構借りているようだ、自分も――……と、その手が止まった。身体活動が一時停止した気がした。比較的インクの色も新しい、その帳面に書かれた名前は“ネロ”)<<バタッ>>(閉じた。その場で閉じた。それ以降の名前は一切見ずに閉じた)……やめよう。(ぼそっと陰気な声でそう呟いた。ただ館への興味はある。コルクボードの横の張り紙を見る限り、館は見た目どおりの広さのようだ。ひとけが無いのを良い事に、さて、どこへ行こうかな) (08/27-13:16:35)
ロネ > 衣裳部屋:(一階をぐるりと回って気になる扉を片っ端から覗いていく。そのうちの一つを開けると)お、おお……!(思わず零れる感嘆の声。目の前には所狭しと珍しい衣装が吊るされていた)これは素晴らしい!(興奮気味。人形の衣裳製作もするこの男にとってはアイデアが吸収できる天国のような場所)((この襟はどういうつくりなんだ? おお、この細やかな模様を織る技術――いくらでも金を積むから職人を呼び寄せたいな。全部持ち帰りたいぐらいだ……!))(あっちのドレス、あっちの帽子、あっちの靴にあっちのストールと久しぶりに上機嫌で衣裳部屋を一巡り。決して自分は身に付けようとしないのがこの男所以たるところである) (08/27-13:24:55)
ロネ > (散々眺めた後、きちんと整頓しなおして名残惜しいように衣裳部屋を後にする。ここだけのために住みたいとさえ思う始末だが、あの死神と同じ場所と思うとぞっとするのでやはり駄目。2階に上がるがどうやら個室が並んでいるようなので、小声で)失礼します。(誰に言うともなしに挨拶した後3階へ) (08/27-13:28:20)
ロネ > 書庫:(本は好きだ。3階のとある扉を開けると、ずらりと並んだ大きな本棚。笑みを浮かべて入る)((さすがに愉快な表題が多いな))(「魔法入門」、「聖職者魔法」、「妖怪を呼ぶ方法」etc. 気になってたまにそういった本を開いてみるも、中身を見てもちんぷんかんぷん。魔法を使う者は飽きるほど見てきたが、みんなこんな複雑なことを頭に入れているのかと思わず感心してしまう。なんとなしに上から下まで眺めていたら、「人が死なない料理の作り方」という本があって思わず笑ってしまった)((是非リリス嬢には読んでほしいものだ))(あと、あのハイト嬢とやらにも。切実に) (08/27-13:36:06)
ロネ > (資料がずらりと並ぶ棚に出た。上段にある「科学は実在するのか」で思わず苦笑い。そして重厚な石版の並ぶ最下段を意味が分からずとも感心して眺め――)……たのしいさんすう?(棚を間違えたのだろうか。かがんでそのやや薄い本を手に取り、何の気なしに開いて)<<バタッ>>超高速で閉じた。そして元の場所に戻した。)((罠だ。これは罠だ))(男の顔は真っ赤に染まっていたとか何とか。杖を支えに勢いよく立ち上がると、かつこつと書庫を後にした) (08/27-13:41:20)
ロネ > サロン:(隣の扉を開けると、居心地の良さそうな部屋に出た。こういう空間は好きだ。目を細める。ふと一段下がった場所の棚に)……ほう。(様々なボードゲームが積み上がっていた。男はひとけが無いことを改めて確認すると、その棚を開き)((…………))(チェス盤とそのコマの入ったケースを取り出す。それをテーブルまで運び、ソファに腰掛けて、木製のしっかりしたチェス盤を置いた。そして手際よく両側にコマを並べていく) (08/27-13:46:44)
ロネ > (かつん。男は黒のポーンを動かす。次に白のポーンを。黒のナイト。白のビショップ――……)……お前はいつも白ばかり動かしたがっていたな。(相手のいないチェスは続く。そう、男のよく知る相手はクイーンを派手に使った攻防が好きだった。自分はもっと堅実な戦い方が好きだった。コン、コン、と静かな部屋にコマを動かす音だけがする。男の表情は酷く穏やかだった。そう、あの頃、いつも勝敗は) (08/27-13:55:32)
ロネ > ――ほら、お前の勝ちだ。(チェックメイト。どこをどう動かしても黒のキングは逃げられない)いつも私が勝っていたからな……今日ぐらい、譲ってあげるよ。(馬鹿馬鹿しいと思いつつもそう呟いた) (08/27-13:56:36)
ロネ > (少し寂しげな表情を浮かべ、一息つくと淡々とチェス盤とコマを棚に片付ける。そして杖をついて部屋を出た。そのまま階段を降り、一階の大扉の前へ)……たまに、遊びに来てもいいかもな。(ぼそっと小声で囁くように言う。そう、たまになら。もしかしたらチェスの相手でも見つかるかもしれない。そんなことを思いつつ、ぐるりとホールを見回し、軽く礼をすると、扉を開けて黒尽くめの男は外へ――) (08/27-14:01:50)
ご案内:「神隠しの森の館 -色々-」からロネさんが去りました。 (08/27-14:01:58)
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