room02_20120918
ご案内:「大雪原」にブリジットさんが現れました。 (09/18-20:41:23)
ブリジット > ふぇっ!? (09/18-20:41:43)
ブリジット > (境界の森を抜けたら、一面、銀世界だった。) (09/18-20:42:14)
ブリジット > (氷点下-30度の大雪原。1kmに渡り視界良好。見渡す限り雪雪雪の雪野原で、差し込む朝日にダイヤモンドダストがキラキラと輝いている。) (09/18-20:42:35)
ブリジット > (勿論、後ろを向いても雪雪雪。真っ白白の白野原で、森の跡なんて影も形もなくなっていて。) (09/18-20:43:43)
ブリジット > っ────! (切る様な寒さに、ぶるぶると震える。 寒い! 兎に角寒い! すごく寒い! ) (09/18-20:46:09)
ブリジット > ((ナンで? どうしてっ!?)) (疑問を感じながら、前を向いて、後ろを向いて、右を向いて、左を向いて) (09/18-20:47:21)
ブリジット > も、モドらなくちゃ! (急いで、元来た道なき道に駆け出した。駆けだす爪先に焔が爆ぜて、宙を翔ける。翔ける。翔ける! ) (09/18-20:49:29)
ブリジット > (すぐに境界の森へ逃げ込める筈の身体は、だけど全然境界の森に飛び込んでくれなくて、行けども行けども雪原ばかり。 これでも時速百数十kmの速さで翔けているのに、明らかに異常事態。) (09/18-20:52:16)
ブリジット > (身体からどんどん熱が逃げていく。このままじゃ駄目だ。助けを呼ぶしかない。) おカアさーんっ! (叫んだ声は、輝くダイヤモンドダストと雪に吸収されて、木霊さえなく消えて行った。差し込む陽光の中、瞬きの道は妖精娘の前に繋がらない。) (09/18-20:55:52)
ご案内:「大雪原」に白いローブの魔術師さんが現れました。 (09/18-20:58:03)
ブリジット > (異常事態だ。自分の知らない何かが起こっている。不安になって、声が震えた。) お、おトウさぁぁんっ! (叫ぶ。力の限りを振り絞って叫んだ声は、しかしやっぱり雪の世界へ溶けていった。) (09/18-21:01:30)
ブリジット > (翔ける足を止めて、空を振り仰ぐ。差し込む日差しに、空は夜の藍色から青を経て空色へとグラデーションを変えていっている。母の『目』は空がある何処へも届く。それはたとえ異次元の空だろうと、異界の空だろうと、違う惑星の空でも変わらない。なのに届かない! ) (09/18-21:06:19)
ブリジット > ……ふぐっ。(見捨てられたとは思わない。だけど不安に涙が溢れて、妖精娘はもう一度叫んだ。) おカアさぁぁぁぁあああん ! (09/18-21:08:15)
ブリジット > (妖精娘の中を残響が木霊する。ぶるぶると震えながら小さく丸まって、瞬きの道が自分を包みこむのをじっと待つ。 ……妖精娘の声は、雪原の向こうまで木霊なく伝播していって、そして消えた。) (09/18-21:11:34)
ブリジット > ……。(意を決して雪を掘りだす。あまりの寒さに、湿度は0に近い。雪質はサラサラのパウダー状態。) (09/18-21:13:51)
ブリジット > (こんな異常事態でもなければ、それこそ大はしゃぎで遊べただろう。だけど今は、熱を奪われることを兎に角防がないといけない。) (09/18-21:15:28)
ブリジット > (両手を使って雪を掘り出して、深く深く。もっと深くへと潜っていく。) (09/18-21:17:09)
ブリジット > (氷点下-30度という気温に比べれば、雪の中は暖かい。深く潜れば潜るほど、熱を奪われることがなくなっていく。) (09/18-21:21:43)
ブリジット > (外気が届かない所まで潜れば、もう体から熱は奪われない。 周囲の雪を押しのけて空間を作り、焔熱賦与と焔熱奪取で雪の壁を溶かして氷の壁に変えていく。) (09/18-21:24:28)
ブリジット > …………。 (何時助けが来るかは分からない。妖精娘は、氷の繭の中で小さくなって、静かに眠りについた。) (09/18-21:25:58)
白いローブの魔術師 > (ブリジットが眠りについた位置から暫く離れた所、大雪原の中を、確たる足取りで歩く白ローブの魔術師が居る。) (09/18-21:28:17)
白いローブの魔術師 > (白いローブに白い仮面。手には赤い宝玉の飾りをあしらった、背丈ほどの長さもある白銀の杖を持ち、傍らには豊かな長毛を持つ大きな狼が2匹。 パウダースノウに埋もれることなく雪原を横断している。) (09/18-21:34:08)
白いローブの魔術師 > (最初に妖精娘に気づいたのは、狼の一匹だった。 高速で宙を翔け抜ける赤い輝きに、ウォウッ! と鳴いて主人に注意を促したのだ。) (09/18-21:35:43)
白いローブの魔術師 > (魔術師は、助けを求める妖精娘に声を掛けた。つもりだったが、妖精娘にその声は届いた様子もなく翔け抜けて、見れば遠くの位置で止まり、それ以降動く様子が無い。) (09/18-21:39:40)
白いローブの魔術師 > (魔術師は魔術で熱源を補足しながら、狼を従えてゆっくりと妖精娘の眠る地点へと寄っていく。) (09/18-21:41:44)
白いローブの魔術師 > ……ここか。(ふんっふんっと匂いを嗅ぐ狼の背を撫でて、腰を屈める。荷物からスコップを取り出そうと思ったが、思い留まり、手で雪を掘り返していく。) (09/18-21:43:58)
白いローブの魔術師 > (1m、2m、3m 掘り返しても妖精は見つからない。 熱源探査をかけて斜め方向に掘り進め、4m、5m……) (09/18-21:46:48)
白いローブの魔術師 > あった……。(これか。…と、魔術師は目の前に掘り出した氷の繭を両手に持ち上げた。) (09/18-21:48:22)
ブリジット > (外が騒がしい。狼の鳴き声に眠りから覚めると、目の前に白い仮面が見えた。氷の繭の中で、首を傾げる。) ……ダレ? (09/18-21:51:54)
白いローブの魔術師 > 私はアルス・マグナ。 君の名前は? どうしてここに居る?(低く通る声で妖精に尋ねる。) (09/18-21:55:37)
ブリジット > ……ワタシのナマエ、ブリジット。 (いつもなら、にへっと笑うところの妖精の表情は、しかしいつもには見られない感情が落ちたフラットな表情で答える。) キョウカイのモリでアソんでたら、マヨって、カエれなくなった。 (09/18-21:58:22)
白いローブの魔術師 > ……そうか。(白い仮面は頷いて) 見た所、君は火の祝福を受けた妖精だね? (妖精の首肯をもって、魔術師は話を進めた。) 君を助けてあげよう。 (09/18-22:02:56)
ブリジット > おウチにカエしてくれるのっ? (パァッと表情を輝かせた。) (09/18-22:03:45)
白いローブの魔術師 > いや。私にその手段はないが、君はここで待つつもりだったのだろう? ならば私は君の迎えが来るまで、暖かな家を提供してあげよう。 その代わり、君は私の仕事に協力する。 どうだい? (09/18-22:12:46)
ブリジット > (否定の言葉に一度はがっくりと来て、だけど妖精娘は考える。 暖かな家。とっても魅力的だ。だけど、仕事の内容は気になる。犯罪に関わる訳にはいかないし、もしかして、このアルスが自分をここに喚んだ相手かもしれない。だから妖精は慎重に聞いた。) ……チョコレートは? (09/18-22:17:28)
白いローブの魔術師 > もちろん食べさせてあげるとも。(胸を叩いて快諾した。) (09/18-22:18:42)
ブリジット > イく! (にへっと笑った妖精娘は即応した。 それはもう、一切の迷いも疑いも無かった。) (09/18-22:19:36)
白いローブの魔術師 > そうかい? 良かった。それじゃ、こっちの宝玉に移れるかな? 氷の中は寒いだろう。(言って、魔術師は銀杖の紅玉部分をブリジットの前に差し出した。 紅玉は熱く滾り、火の魔力を放っている。) (09/18-22:22:52)
ブリジット > ん。(にへっと微笑んで、妖精娘は熱浸透で氷の繭をすり抜け、紅玉に触れる。行けそうかな? と暫くぺたぺたとさわり、暖かい火の魔力に日向ぼっこ中の猫の様に目を細めて紅玉にだきついた。 しばらくしてするりと紅玉の中へ入る。) (09/18-22:25:22)
白いローブの魔術師 > (用済みになった氷の繭を雪原に掘られた穴の底に投げ捨てる。) さて。それじゃ行こうか。(雪の穴から出て、ぱんぱんと雪を払った。) (09/18-22:27:25)
ブリジット > ねぇねぇ! おウチってどこ? おシゴトってナニするの? (妖精娘が潜んだ紅玉が震える。) (09/18-22:29:25)
白いローブの魔術師 > 家はこれから作るのさ。 黒の魔を白き雪で封じたとされるこの土地に、前人未踏の台迷宮を、この手でね! (両手を広げ、カーバンクルの杖を掲げ、声よ響けと高らかに宣言する。) 君には手伝ってもらうよ、ブリジット。 まずは、この土地の封印を解く! (09/18-22:36:28)
白いローブの魔術師 > 家はこれから作るのさ。 黒の魔を白き雪で封じたとされるこの土地に、前人未踏の大迷宮を、この手でね! (両手を広げ、カーバンクルの杖を掲げ、声よ響けと高らかに宣言する。) 君には手伝ってもらうよ、ブリジット。 まずは、この土地の封印を解く! (09/18-22:36:52)
ブリジット > ん! (威勢よく返事を返す。 土地の封印を解いたらどうなるかは分からないけど、今の状況に変化があるなら大歓迎だ。) (09/18-22:39:19)
白いローブの魔術師 > それじゃぁ、拠点に戻ろうか。 ブリジットは何が食べられる? (問いかけながら、白仮面は雪原を戻っていった。) (09/18-22:42:14)
ブリジット > んっとね~…… (白仮面に答えながら、連れられていく。) (09/18-22:42:47)
ご案内:「大雪原」から白いローブの魔術師さんが去りました。 (09/18-22:42:51)
ご案内:「大雪原」からブリジットさんが去りました。 (09/18-22:42:54)
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