room42_20120922
ご案内:「とある店(夕方)」にロネさんが現れました。 (09/22-20:40:49)
ロネ > (れんが造りの建物がごたごた並ぶ裏通り。その人形で埋め尽くされた店の屋根裏部屋。日も傾くであろうこの時刻に、一人、男が)…………。(作業机の椅子に仰向けにもたれかかるようにしてぐったりしていた) (09/22-20:43:06)
ロネ > (部屋は普段の埃とは違う、甘い熟成された匂いが立ち込めていた。その正体は机の上に一本、無造作に置かれたワインの瓶――最高級のクラレット――だった。紅い紅いその液体は瓶の底にほんの少し残っているに過ぎず、大半はこの男の胃の中に。普段血色のあまり良くない男の顔には、ほんの少し赤みが差していて。琥珀色の瞳は何処を見る) (09/22-20:45:54)
ロネ > (つい三十分前に出て行った従業員はなにやら窯や何やらに急用があるらしく、帰ってくるのは夜だとか)…………。(頭が重い。元来酒には強くない) (09/22-20:48:55)
ロネ > (しばらくぼーっと天井を見ていたが、そのままぼてっと机に伏せて、数分も経てば静かに寝息を立て始める) (09/22-20:49:58)
ご案内:「とある店(夕方)」からロネさんが去りました。 (09/22-20:50:07)
ご案内:「リドリー人形店(※)」にロネさんが現れました。 (09/22-20:56:46)
ご案内:「リドリー人形店(※)」にアザミさんが現れました。 (09/22-20:58:10)
アザミ > (見た目は動くビスクドールのような感じだが、店に着くまでの間、帽子を深くかぶって顔を見られないようにすれば問題ないかな、とやや深めにかぶっている。道中はその従業員に手を引いてもらって、お店までやってくるんだろう。久しぶりに来たお店。そして、久しぶりに会えるロネに、この服を見てもらった感想を早く聞きたかった。ワクワクが止まらない) (09/22-21:01:03)
ロネ > 外:(相変わらず曇天の夜空。気温は10度前後。石畳の夜道を、からからと乾いた音を立てて一頭立ての二輪馬車が走る。お客はなんともまぁ、それこそドールハウスのような組み合わせ――鹿撃ち帽を被った小さな紳士に、お隣には人形のように着飾った色白のお嬢さん。ひと気のない道のりをカンテラを揺らして馬車は走り、やがて一軒のこじんまりとした前で止まるだろう。紳士が先に下り、降りようとする少女の手を取ろうと)「道中お疲れ様、レディ?」(馬車ゆえほんの十分足らずの道のりだが、気取って紳士はそんなことを言い、店の扉までエスコートしよう) (09/22-21:07:29)
アザミ > (ひんやりした気温。でも、少女にはそれも気にならないものだ。馬車の御者には変な目で見られてないかがまず心配であった) あ、うん。ありがとう。(笑み浮かべ、その手を取って、エスコートしてもらうだろう。扉の前まではきたことがあるが、中までは入ったことない。ドキドキしていて) (09/22-21:12:19)
ロネ > (御者には多めに代金を握らせて、少女のちょっと不審な挙動については黙らせた。金髪の従業員は扉の錠に鍵を差し込んで開けると、中にアザミを招き入れるだろう。店内はカウンターまでやや広めのスペースは空きこそすれ、床から棚から数多の人形に埋め尽くされていた。中に少女が入れば扉を再び閉めて、カウンターまでとてとてとてっと駆けると木の丸椅子を一つ奥から引っ張り出し)「悪いけど、ちょっとここで待っててね?」(そう言って奥の階段を駆け上がった。カウンターには従業員の勧めた丸椅子とは向かい合わせになるように、少女にとっては見覚えのあるであろう、古めかしい空の車椅子が鎮座している) (09/22-21:18:22)
アザミ > (なんだかいろいろとてきぱきしてもらっていて、なんだか申し訳ないなーと思いつつも、出された椅子を見て) あ、ありがとう。うん、待ってるよ。(笑み浮かべ、頷いて。そして、椅子へ座る。澄まして座っているが、ジッとしてることは慣れている。あまり微動だにせず、のんびり待つようで) (09/22-21:20:27)
ロネ > (十数秒もすれば、耳がそこそこ良いなら――否、人並みにあるのなら、屋根裏部屋からぎゃんぎゃん騒ぎ立てる声が唐突に聞こえてくるはずである)「∑ッギャーッ! 旦那! えっちょっと! あぁもうこれって公爵家からもらったクラレット……一本丸々……起きてるー? 大丈夫ー? あぁあぁ、ハイハイ」(どたばたどたばた、と一度一階まで降りてくる。もうちょっと待ってねっ、とアザミに声かけて、裏口バタンと開けてバタンと戻ってくる。手には金バケツと雑巾たくさん、水差し。ばたばたばたーっと再び上の階へ)「いい加減にしてくださいよね、わざわざ旦那に会いに来たお嬢さんがおみえですよー? 道に迷ってるっぽいから案内したげたんだよ。ほらっ! しっかり!」(騒がしい声) (09/22-21:26:08)
アザミ > (上から聞こえる声に首をかしげたりするが、まあアレックスがいるから大丈夫だろう、と思っていわれたままにじっと座って待っているだろう。その姿は、まさに人形のようになっていて、背後にほかの人形があるのなら、まざってるかのようにじっとしている) (09/22-21:39:15)
ロネ > (そしてしばらくすれば、上からかつん、こつん、と足音がして、従業員に支えられ、壁に手をつき杖をついて、ややよたよたと不器用に一人の男が降りてくるだろう。アザミには見向きもせず、歩くのに精一杯な様子で。そして車椅子に向き直れば、従業員は)「んじゃ、ごゆっくりー♪」(といってとっとと階段を上がっていってしまった。しばらくぼんやりした様子で男は従業員を見送り、そして)さて、えっと、お客さ――――(アザミに振り向いてその場で硬直。別れたときと変わらず、左手を吊り、ベストに赤いネクタイ。やや顔色は悪く、琥珀色の瞳はアザミを見やったまま見開いていて) (09/22-21:43:28)
アザミ > (ロネの声が聞こえた。ちょっとロネに悪戯をしてしまおうか。ジッとしたまま、帽子で隠れた目を閉じて、動かないままで。人形になりきるつもりだ) ((えへへ、ばれないよね。アレックスにも、綺麗っていって貰ったし、鏡見た時に人形みたいだったから…))(内心ワクワクしている。どんな反応が返ってくるのかと) (09/22-21:49:18)
ロネ > ……えっと……(普段ならこれしきの悪戯、すぐに見抜いてしまうのだが、アルコールの名残の残るちょっとぼんやりとした脳と眼では見抜けなかった)アレックス! アレックス! こんな人形私は知らんぞ!(上の階に向かって叫ぶ。完全に人形だと思い込み。妙にアザミに似た人形だな、と思いつつ) (09/22-21:51:56)
アザミ > (あ、人形だと思い込んだ。それがわかった途端に面白くなった) …クスクス、こっちだよ。(と、ロネがこちらを見ていない間に声をかけてみよう。そのあとはすぐに無表情に戻ってばれないようにする。なんだろうか、このだるまさんが転んだな状況は) (09/22-22:01:43)
ロネ > ∑!?(がばっと振り返る。目を白黒。だが、上の階から)「座ってらっしゃるでしょ、お客さんー!」(と従業員の声が飛んでくると一瞬でアルコールで鈍った頭が冴えた。今度はさすがに分かる)ア、ザミ……?(だが何故こんな格好? そして何故ここに? 頭上にはてなマークがたくさん浮かぶ) (09/22-22:04:03)
アザミ > …あ、ばれちゃった?(くすっと笑って帽子を少し上に上げる。化粧をしていないけれども、その顔は人形のようで、くすくす笑っている) 言ったでしょ?またね、って。また会いに来るよって。(ふわ、と心から優しい笑みを浮かべよう。服のことについてはまだ言わないままで) (09/22-22:06:24)
ロネ > …………。(その言葉に頭を右手で押さえてため息を一つ。鼻が良ければ、アルコールの甘い匂いを嗅ぎ取れるだろうか)よくそんな服を……大丈夫だったか? あれ(と言って階上を指差した。従業員のことだ)は異世界や魔物のことは知らないからな。(事前にかの金髪の従業員は、自分が異世界のことを知っているということは、ゆめゆめ店主にばらさないでくれと、少女には頼んであるはずである) (09/22-22:11:14)
アザミ > えへへ、この服はね、知り合いからもらったの。ここの世界に詳しい知り合いが向こうでできて、聞いてみたら、用意してくれたの。(嬉しそうに笑み浮かべて。この服が相当気に入ってるようだ) あ、そういえば前ロネが教えてくれたね。だいじょぶ、人間に近くなるようになるべく気配押し殺してるから。(ここら辺は小声でいうのだろう。上に伝えないように、という意を込めて) (09/22-22:20:06)
ロネ > (相手の言葉をふむ、と聞いて。奇特な人もいるものだ)その御仁にぜひお会いしたいな。(やっと微笑んで。その辺りで、金髪の従業員がさりげなく紅茶の入ったティーカップを一つずつ、ビスケットの数枚乗った小皿を一つ、盆に載せて運んできて二人の前に並べ、再び階上に引っ込むだろう)気配を。またそれは器用だな。――どうだい、向こうで何かトラブルとかに巻き込まれてはいないだろうね?(心配そうに) (09/22-22:24:57)
アザミ > んー、ちょっとどうだろう…難しいかもしれない。僕は何回か声をかけて、やっとお話聞いてくれるようになって、それからゆっくり仲良くなったから。すごい人見知りが激しい子みたいなの。(と、いうのは大嘘。アレックスのことだと思わせないようにしっかり考えた嘘である。相手に通じるかはわからぬが、信じるほかない) だって、僕は影だもの。やろうと思えば、人間そのものになることも、猫になることもできるから。本当は、竜だけどね。(えへへ、と笑う。並べられたクッキーと紅茶にわぁ、と目を光らせたことだろう) あ、うん。大丈夫だよ。最近ね、ロネがまたあっちの世界に戻れた時にロネを守れることを考えてて…僕、昔から得意だった銃を使って、色々練習してるの。この前、ショーともお手合わせしてもらって、だいぶ成長したよ。(ふわ、と浮かべる笑みは無邪気な物で) (09/22-22:31:34)
ロネ > そうか。それは残念だな。(眉尻を少し下げて。そう自分がコミュニケーションがうまい方だとは思っていない。あっさりそこは引き下がって)……そうだな。ここでは人間でいたほうがいい。(竜、の言葉に一瞬だけ気色を変えるも、すぐに戻って。そして相手が銃を扱っている――それも自分を守るために!?――と聞けば、ちょっとむっとして)あのな、別段技能を上げるのは悪いことじゃないが、私を守るためなんて考えるな。(ついつい言葉が刺々しくなる。ショーってどこかで聞いた名前だなと心の片隅で思いつつ) (09/22-22:35:47)
アザミ > ごめんね、本当は会わせてあげたかったんだけど…。(しょぼんとした顔をして。でも、いつか会えるはず。本人から言ってくる時があるかもしれないから。と思って) うん、ロネがあれだけ怖がるもの。人間でいないと周りから恐れられたらいやだから。(頷いて。そして、続く言葉に一瞬驚いた顔するも、目を閉じて) ………自分でまいた種は、自分で刈り取るべきでしょ?僕は、ロネに僕と同じ人生を歩んでほしくないの。意図的ではなくても、僕は、ロネを僕と同じにするところだったんだから…!(つい、最後の言葉に力が強くこもってしまう。言い切ってから、申し訳なさそうに頭を下げて。そしてぽつりぽつりと) ……ロネに、もう、殻にこもってほしくないの。 (09/22-22:42:49)
ロネ > …………。(全ての言葉を咀嚼するように聞く。紅茶を一口。細く長いため息。恐らくこの少女は自分に会うのを、きっと楽しみにしていたんだろう――少々傲慢な考えかもしれないが。だがこうも台無しにする辺り、自分という人間はなっていない)どういう意味かは図りかねるが、私と君は同じにはなりえない。(感情を抑え込むように淡々と) (09/22-22:49:05)
アザミ > ………。(同じように黙り、目を細めていた。どうしたら、彼は、ロネは、自分に心を打ち明けてくれるんだろうか。ロネには、もっと心を軽く持ってほしかった) ……ロネ…そんなすぐには一緒にはなれないことはわかってるよ。でも、ロネの目を見てると思うの (09/22-22:52:20)
アザミ > ………。(同じように黙り、目を細めていた。どうしたら、彼は、ロネは、自分に心を打ち明けてくれるんだろうか。ロネには、もっと心を軽く持ってほしかった) ……ロネ…そんなすぐには一緒にはなれないことはわかってるよ。でも、ロネの目を見てると思うの。もしかしたら、戦場を、僕と同じような戦場を駆け抜けてたんじゃないかって。だから、少しでも気を軽く持ってほしかったの。(手に持つティーカップに口を付けることを忘れ、クッキーの存在にも意識が行かず、考え込んでしまう) (09/22-22:55:01)
ロネ > (相手の言葉に一瞬双眸を細めるも、すぐにもとの無表情に戻り。駄目だ。何もかも曝け出してしまいたい、という衝動に駆られるが、このあまりにも優しく傷つきやすい、繊細な少女に、己が醜い足かせなど――)……私はただの人形師だよ。(カップをソーサーに置く)今も、昔も。(半分だけ、そう、たった半分だけの嘘を) (09/22-22:58:30)
アザミ > (続く言葉に、カップを持つ力がすこし強くなる。トン!と紅茶の飛沫がすこし飛ぶほど強くテーブルにカップを置いて、ロネの方に真っ赤な目を向ける) 嘘、つかないで! そしたら、あの銃裁き、剣の扱い、どうなの…!昔、僕が見た兵士とそっくりなのに、それがただの人形師だなんて、言えるはずないよ…!(言い切ってから、自分の頭に大分血が上っている事に気づく。思わず、小さい黒色の子猫に変わって、ロネの店の2階へと駆け上がっていくだろう。隠れたかった。どこか狭いところに隠れて反省したかった) (09/22-23:08:21)
ロネ > …………。(何も言わずに駆け上がっていく黒猫を見送る。瞳はどこか悲しげで)そっくり、か。(紅茶がやたら苦い。苦くて苦くて仕方がない。それこそ吐きたいぐらい。黒猫が二階に上がれば、事の顛末をすっかり聞いていた金髪の従業員が、優しく黒猫を見やって、そして黒猫の好きなようにさせるだろう。二階はベッドが二つと机、あとはやはり人形の並ぶ棚。人形の幾十もの瞳が部屋を静かに見やる) (09/22-23:15:19)
アザミ > (泣きたい。自分のロネに対する態度に泣きたかった。悲しませたくないのに、自分の気持ちばかり押し付けてしまったから) ぴぅー。(狭いところに隠れようと思った。でも、ベッドを見て、その布団の中にぽすん、と飛び込んだ。だが、頭隠して尻隠さず。相当動揺しているようだ) (09/22-23:19:03)
ロネ > (そのベッドはかの人形師がいつも使っているベッドである。きっと男の淡い体臭が染み付いているのだろうが――金髪の従業員はそ知らぬ顔で、オイルランプの明かりのもと本を読みふけっている。この従業員なりの気遣いである)どうしたものかね。(一方一階では、すっかり冷めてしまった互いの紅茶を見やって、男が一人嘆息)……本当、自分は学習しない……。(琥珀色の双眸を疲れた様子で伏せて呟く) (09/22-23:23:12)
アザミ > (飛び込んだベッドはロネのものだったようだ。何故かそのにおいは安心できる。ロネがそばにいるように思えて。もそもそ、と出ている部分も全部布団にもぐって、その中でじっとする。布団に丸く形ができてる) ((どうやったら、ロネの悲しい顔を見なくて済むんだろう…どうしたらいいの…。))  …みぃー…。(寂しい鳴き声。制御できない自分の感情に混乱と、悲しみを覚えていて、か細く鳴くだけ) (09/22-23:27:17)
ロネ > (そんなか細い猫の鳴き声に、誰に言うともなしに、本に視線を向けたまま従業員が言うだろう)「……半年間ほぼ毎日一つ屋根の下にいても、オレァ旦那が昔何してたか何一つ知らないぜ?」(一階では男は薄ぼんやりと天井を見つめている) (09/22-23:31:29)
アザミ > (従業員の声に、布団のふくらみが大きくなる。そして、布団から顔を出すのは何時もの少女。帽子は取ってしまって、首の後ろに回している。体を起こして、ベッドの横に足を下ろして、布団に丸まるように) ……僕、ロネの動きを見てると、似てるなって思っちゃうの。昔、僕の住んでた場所に襲撃してきた兵隊に。それね、僕が死んでから見たものなんだけど……イギリスの、兵隊さん達だったの。でも、僕は怖くなかった。死んでたからって言うのもあったけど、兵隊は、みな、守るべきものがあるのに、命を戦場に投げ出してるんだなって思ったら、逆にかわいそうになったの。(ぎゅ、と布団を手で持って、自分に引き寄せて) (09/22-23:39:55)
ロネ > (兵隊、という言葉に従業員が顔を上げる。どちらかというとそれは、驚きというよりも――ああ、なんだ、という、納得したような顔で)「なるほどね」(ありそーな話、と。そしてうーんと考えて)「旦那はさぁ、何ていうか……何でもかんでも大事に大事に抱え込んで、その抱えたものが死んでようが腐ってようが構わずにしまい込むような……あー説明しづらい!」(階下に聞こえないよう、ちょっと小声で。ぐしゃぐしゃと金髪の巻き毛を引っかいて)「大事なものから引き剥がそうとするとますますしがみつくよ? きっと」(なんて言って) (09/22-23:44:38)
アザミ > (従業員の説明に、なんだかどうしようもない悲しさも覚えて。ロネが、どれだけ辛い思いをしてるのかと考えたらどうしてもそうなってしまう。最後の言葉には、うつむいたまま) …でも、そうしたらどうやったらロネに悲しい顔をさせないようにできるのかな。僕、ロネの悲しむ顔を見たくなくて、色々、頑張ってるのに…。(懐から小瓶を1個取り出す。薬草で作った、精神安定剤だ。いっそのこと、床に投げつけてやろうかと思った。でも、そんなことをして悲しむのは分かっている。どうすればいいのか、分からないまま、少女は頭を抱えてフルフル、と首を振る) (09/22-23:51:58)
ロネ > (たかだかあの男と出会ってきっとひと月かふた月だろうに、この子もようやると、と思いつつ、従業員は悩む少女にそっと)「とりあえず放っておいてあげてよ。多分、旦那は、昔で時間が止まっちゃってるから……そんなにお嬢ちゃんが焦る必要も、ないよ」(時折ヒステリックになって屋根裏で暴れているときなんか、そう思うのだ。その事実を伝える気にはならないが。そしてからりと笑って)「だって半年毎日顔つき合わせたってオレ、何一つ分からなかったんだもの。そう急ぐコタァないよ」 (09/22-23:58:46)
アザミ > ……それで、いいのかな。放っておくだけで、いいのかな。(自分は放っておけなかった。車椅子で送ってあげるときに自分を抱きしめてくれた時。あの時が、とても寂しそうに見えたから。不安でしょうがない) ……そう、かな。  ごめんね、せっかく連れてきてくれたのに走り回っちゃって。一階に、もどるね。(立ち上がり、布団をぴしっと直しておこう。それから、帽子をかぶりなおして。もう一度、従業員に頭を下げてから、階段を降りて行こう) (09/23-00:06:27)
ロネ > (焦ると余計に空回りするぜー、と思いつつも従業員はおとなしく見送る。恐らく階下に下りれば、車椅子に腰掛けたまま、入り口付近のショーウィンドウ越しに曇った夜空を見上げる男の後姿が見えるだろう) (09/23-00:13:59)
アザミ > (窓の外を見上げる後姿に、少しさみしそうに見えて。ふらふら、とその後ろに近づいて、車椅子の持ち手がつかめるあたりで止まって) ……ごめんね、厳しく言っちゃって。(小さな声で謝ろう。さっき言いすぎたのは自覚しているから) (09/23-00:17:07)
ロネ > ……事実だ。(そちらを見ずにぽつりと)私は退役軍人だ。昔は前線で敵国と戦っていたよ。(ただそれだけ、言う)君は悪くない。嘘をついたのは私だ。 (09/23-00:20:28)
アザミ > ……そっか。(本当のロネのことが聞けて、少しほっとした。ロネが一歩、壁から抜け出せたような気がしたから) …その敵の国に、日本って、やっぱりあった?(ふと気になった。車椅子の背のところに手を軽く置いて、ロネが見てる空をこっちも見る。ロネのいる世界と時狭間の世界とは、打って変わった、不思議な空模様) (09/23-00:24:34)
ロネ > (本当はますます壁を強固にしただけなのだが――さもありなん。ニホン、と問われればゆるりと首を振り)いや。私の赴いた戦争には、ニホンは加担していなかったと思う。(すぐに勃発したアヘン戦争はいざ知らず。鈍く、重く、どす黒い夜空) (09/23-00:29:38)
アザミ > …そう、なら、よかった。 …あのね、ロネには僕は戦争で殺されたっていったでしょ。あの後、生き返ってから…もっと年代が進んだ頃なんだけど、イギリスが、いろんな国と力を合わせて、日本に攻め入った時があるの。その人たちを見ていたら、守りたい人がいるのに、戦場に駆り出されて…恐ろしさじゃなくて、逆にかわいそうに思えてしまったの。ロネが…その兵隊にそっくりで、ずっと慰めて上げたくて…。(だんだん声が小さくなる。顔は俯いていて) (09/23-00:33:17)
ロネ > (アザミが語る言葉をただ、聴く。そして最後の言葉を聞けば)……兵士は祖国を、家族を、愛する者を守るために戦場へ行く。少なくとも私は――(一瞬の躊躇)――そうだった。慰めなど不要だ。真に哀れなのは戦場でに巻き込まれた名も無き人々だろうな。(どことなく口調は堅くて) (09/23-00:37:26)
アザミ > ……ロネは、その巻き込まれた人を、影になってまでこの世に定着している、僕を受け入れてくれてる。慰めはいらなくても、僕は、ロネを大切にしたい…。(小さく囁くようにつぶやいて。耳元ではなく、相手の後ろなので静かな夜じゃないと聞こえないかもしれない) (09/23-00:42:40)
ロネ > (耳が痛くなるほど静かな夜だったが、今の彼の心は此処に在らず、だった。その双眸は夜空に向かえど、映し出しているのは曇り空ではなく、そう、もうすぐにでもこの街に、あの世界にも訪れるだろう――雪雲埋め尽くす冬の空)…………。(魂が抜けたように沈黙する。向こうから語りかけてこなければ、ずっと黙っていそうで) (09/23-00:46:08)
アザミ > ………。(確かな沈黙。どうすればいいのか、少女は困ってしまう。1分ほど、そのままだったかもしれない。そしてようやく口を開いて) ……だめ、かな。 (09/23-00:48:19)
アザミ > 8 (09/23-00:48:24)
アザミ > ………。(確かな沈黙。どうすればいいのか、少女は困ってしまう。1分ほど、そのままだったかもしれない。そしてようやく口を開いて) ……だめ、かな。(大切に思うことが。それが、ダメなのかと思ったようだ。静かな声で) (09/23-00:48:58)
ロネ > (ふっと琥珀色の瞳の焦点が合う)……何が。(淡々と。そちらは向かず) (09/23-00:50:16)
アザミ > ……ロネを、大切にしたいって。 いつ、好きって言っていいのか…僕にはわからないの。(声は震える。寒い、というわけではなく、寂しさからだろうか。本人にも、分からない震えだった) (09/23-00:53:58)
ロネ > 君の気持ちまで縛る権利なんぞ私には無い。好きにしたまえ。(そしてふっと目を伏せ、付け足すように、何度も何度も言ってきた、身勝手な保身のための言葉)……私のために傷つくなよ。 (09/23-00:57:01)
アザミ > ……。(顔を上げる。その目は驚いていた。否定されると思っていたその考えとは違い、そっけない物ではあったが、許された。思わず、その肩に手をまわして抱き着こうと、手を伸ばして) …ありがとう、ロネ。 うん、約束する。  ……ロネ、大好きだよ。(小さく、好意を現す。嬉しくて、しょうがない) (09/23-01:01:27)
ロネ > (おとなしく抱きつかれる。そんな距離なら、その小さな声も聞き取れてしまって――まさかとおもうも、すぐさま脳内で否定。これは親愛の情であろうと解釈)君も物好きだよ……。(ゆるりと己の肩に置かれた腕を、手を、そちらを見ずに右手でそっと撫でて。骨ばった指の感触が伝わるだろうか) (09/23-01:05:16)
アザミ > (相手の温もり。とても落ち着ける。帽子は抱き着くときにリボンが緩んで、地面にパサリ、と落ちていた) …だって、本当だもん。(ロネの手の堅さ。その手に自分の繊細な人形のような手を乗せようか。少しひんやりするかもしれない) (09/23-01:10:04)
ロネ > (ひんやりとしたその感触。本当に人形のような。不意に緊張の糸が、切れた。あの日あの時あの地で血にまみれていた自分が、こうして少女に親愛の情をもたれているというのが、どうにもこうにも、あざ笑いたくなるほどおかしくって――――)……ふふっ。(笑みを零した)君は優しいな。 (09/23-01:14:15)
アザミ > (不意に笑い声が聞こえ、きょとんとするも、続いた言葉には同じようにこっちも笑って) くす。それ、泉でも僕に言ってくれてたね。もう、僕は狂わないから、大丈夫だよ。もう、二度とあの姿にならないから。(手首に大切につけているブレスレットと、足のアンクレットがあるから、もう大丈夫だと。好きな人の前で、もう恐ろしい姿は見せないと誓おう) (09/23-01:18:47)
ロネ > ((できれば、君がどんな姿でいようとも、受け入れたいものなのだがね……))(なんて思いつつも口には出さず。初めてゆるりと振り返り、穏やかな表情で)もう夜も遅いからお帰り。(この少女が一人で帰れることは知っているので) (09/23-01:21:03)
アザミ > (振り返ったその顔を見て、ふわ、と微笑んで) …うん。ロネも、体に気を付けてね。(ふと、持っていた小瓶を思い出して。2本。ロネのひざ元へおいてあげて。それから、こっちへ振り返ってるだろうロネの顔。頬へ、そっと温かいキスを落としてあげようと) (09/23-01:26:21)
ロネ > (瓶をきょとんとして見やって)…………∑!?(キスをされれば意味が分からず一時停止) (09/23-01:27:46)
アザミ > (軽いキスだったので、すぐ離す。ふふ、と笑って) …またね。(帽子を手に取って、その場でジャンプをすれば、さらり、と霧とも砂とも思える状態になり、扉の隙間を通り、夜のロンドンを森の方へと飛んでいくだろう) (09/23-01:30:02)
アザミ > (ちなみに、置いた薬は以前の薬より安定した精神安定剤。安心して使えるものだ。少女の、心配がこの形になって表れているんだろう) (09/23-01:30:42)
ご案内:「リドリー人形店(※)」からアザミさんが去りました。 (09/23-01:30:46)
ロネ > (少女が去れば、やっと生気が戻ったように瞬きして)…………っ!?(顔真っ赤にしてキスをされたほほを右手で押さえる。いや、それは、ない。あれだ、子供が親に向かってするような、友人同士でするような、そんなのだ、と無理やり理由をつける。それはそれで問題があるのだが)…………。(すっかり冷めた紅茶を喉に流し込み、一回も手をつけなかったビスケットを一枚かじる) (09/23-01:34:00)
ロネ > (瓶をカウンターに並べる。どうやら何かの薬――多分、また精神的な代物なのだろうな、と。頭を抱える。確実に自分の中にはアザミに対しての「特別」で「甘ったるい」香りのする感情が芽生えつつあったが、)……くだらん。(その芽は、己の壁で潰してしまおう。そう呟いてまたビスケットをかじる) (09/23-01:36:47)
ロネ > (右足が痛む。ビスケットの甘い匂い。右足の古傷が膿んで腐って甘い腐敗臭を漂わせている気さえした。甘い。なんて甘いのだろうか――)…………。(瓶を手に取った。中身の液体がオイルランプに照らされる。そして、その瓶を、)<<ガシャッ! ガシャッ!>>(カウンターにたたきつけた。二本とも、続けて。割れたガラスが右手を切り、血が流れる。赤い血液はカウンターに零れた液体と交じり合い、垂れ、男の膝を汚す) (09/23-01:41:03)
ロネ > (その音でやっと降りてきた従業員が、能天気に「あれー? お客さんは?」とか言いつつ、はいはいと手際よくカウンターに散ったガラスの破片を片付けていくのだろう。霧の街の夜はなおも更けていく――――) (09/23-01:42:17)
ご案内:「リドリー人形店(※)」からロネさんが去りました。 (09/23-01:42:23)
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