room02_20120929
ご案内:「森の奥」にロネさんが現れました。 (09/29-13:14:08)
ロネ > (深い深い森の奥。木々に覆われ、薄い雲に覆われた空は、太陽の光を鈍く遮る。今は誰にも会いたくなくて。今は誰も見たくなくて)…………。(黒尽くめの長身の男は、杖をついて、ゆらりゆらりと歩いている。かさり。近くで草の音。ふと振り向けば、そこには小さな野うさぎが一匹) (09/29-13:17:21)
ロネ > (とび色の毛の、ふわふわした、黒い眼の立ち耳の野うさぎ。琥珀色の瞳がうさぎに向く。この世界の住人の性なのか、うさぎは怯えることも逃げることもなく、それどころか男へととてとて駆けていく) (09/29-13:19:19)
ロネ > (男は無感動な双眸で野うさぎを見やった。野うさぎもその黒い眼で見上げた。――無性に、苛立ってきた) (09/29-13:37:09)
ロネ > (その罪の無い、汚れの無い、動物特有の澄んだ瞳が、己の醜さを際立たせているようで。風が吹く。そよそよと。葉が擦れる) (09/29-13:43:22)
ご案内:「森の奥」にエルさんが現れました。 (09/29-13:44:59)
エル > <カ サ リ…>(館の裏側から抜けた先。 繋がったのは森の奥深くだった。 何かに呼ばれるように、素足のまま、フラリ、フラリ、1歩ずつ歩みを進める。 スン、と僅かなこびり付いたような血の匂いを嗅ぎ取れば、フラリと足をそちらへ向けて) (09/29-13:48:00)
ロネ > (ぱちん、と留め金を外す。剣を抜く。太陽の光は暗く、誰かが見ているという罪悪感を消す。剣を振り上げる。刃はまっすぐ野うさぎの喉元を狙い。殺気は、無い。闘気もない。ただそこにあるのは、機械的になされる殺戮のみで――) (09/29-13:48:39)
エル > <カサ…>(茂みを別け、まさにその場面へと足を踏み入れ――) (09/29-13:51:22)
ロネ > <<ドスッ>>(刃を、振り下ろした。やっと異常に気づいた野うさぎが逃げようとするも、その背中に無常にも刃は突き刺さり。一瞬ビクッ、とうさぎは震え、そして止まった。命が一つ、掻き消えた。足音に気づけば、ゆら、と琥珀色の冷酷ささえ湛えた瞳をそちらに向けて) (09/29-13:54:07)
エル > !!!(突き刺さる刃。 飛び散った鮮血。 視界に飛び込む紅――――――――――!!!)ッッきゃああああああーーーーーーーッッ!!!(悲鳴を上げ、その場に頭を抱え蹲り) (09/29-13:57:14)
ロネ > (その悲鳴にうるさそうに眉をしかめ、剣を支えに左手の鞘を取り落とし、左耳を手で覆って。ひどく、子供じみた様子。刃に刺さったうさぎを持ち上げ、茂みに向かって軽く振る。血で滑りの良くなった肉の塊がどさっ、と茂みに落ちる。目の前の相手の犬のような耳を見やって)……魔物か……。(ゆら、とそちらへ一歩、剣を杖代わりに近づく) (09/29-14:00:46)
エル > ぁ、ぁ、ぁ…(どくん、どくんっと割れるように頭が痛む。 唇の端に当たる違和感。 押さえた指の間から這い出してくる、白く硬い――)(視界はただの物体と化して横たわる深紅に染まったそれを見開いた眼が捉え、近づいてくる者の足音だけがやたらと鮮明に脳内に響く。 グ・グ・グ、と鉤の様に鋭く伸びて行く爪が頭部に触れる。『ま も の』 …)ハァ…(ガクガクと震えながら動けずに) (09/29-14:05:15)
ロネ > (相手の異常に気づく。その深紅の瞳に見据えられた瞬間、脳裏にあの「魔物」が――瘴気の地で己を追い求める魔物が、あの、あの目が、見るな、来るな、近寄るな、関わるな――!! 琥珀色の瞳が揺らいだ)――この化け物が!!(不意に、何かが、切れた。枷が、壊れた。相手は悪くない。ただ、運が悪かっただけだ。出来るなら、左手で相手の胸倉を掴みたい。そして右手の剣を捨ててリボルバーを抜き、安全装置を外して相手の額につきつけ。その双眸は鬼気迫り) (09/29-14:12:03)
ロネ > 化け物には生きる価値も資格もない! 人と共に生きようとするなどおこがましい! 詫びろ、失せろ、死ね! この世界に化け物など害悪でしかないのだ――――ッ!(悲痛な色さえにじませて、掠れた声で怒鳴る。理不尽に。行きずりの相手に、声を震わせて) (09/29-14:12:46)
エル > ((あかん、あかん、あかんーーーーッ!!!))(必死に押さえつける。負けるものかと。)((ハイトおねーさ ――エジ君ッッ!!!))(ゴリ、と額に当たる感覚。 浴びせかけられる言葉は、繰り返し聞いた言葉。無数の過去の声と混ざり合い――)<ガッ!!!>(不意に銃口を掴むと捻り上げ、飛び掛るように首元へ牙を付きたてようと!!)がぁっ!!! (09/29-14:16:28)
ロネ > (この男の双眸も、「今」は見ておらず。捻り上げられれば、不意を突かれて)あ゛あ゛あぁぁぁああ!(激痛。とっさに身をよじり、急所は外れたものの、深々と牙は首筋に突き立てられて。左手で相手の腹を内臓を突き上げるように殴ろうと!) (09/29-14:21:17)
エル > <どんっ!!!>(突き上げられれば小さな身体は浮き上がり、ごぼっと口から血を吐き出す。 勢いで首に突き立てもぎ取らんとした牙は首から外れ、ズルっと体が崩れる。舌を覗かせ崩れ落ちながら、ガっと首を両手で掴んで締め上げ。 光の消えた誰かと良く似た血色に染まった双眸が相手の瞳をねめつける)グル…ッ… (09/29-14:25:04)
エル > (小さな体からは到底出しえない力でギリギリと締め上げる。 それは所謂彼の嫌う魔物、鬼そのものの力を持って) (09/29-14:28:08)
ロネ > (絞め上げられれば、リボルバーと取り落とし、相手の両腕を引き剥がそうとするも、人間に過ぎない男の腕力ではどうにもならず。窒息しかけて咳き込む。だがその顔に浮かんだのは狂ったような笑みで)……はは、ははははっ!(絞められた喉から、搾り出すような笑い声)食らえ! 私を食らえ、この化け物が! そうすればお前は二度と、人間に戻れなくなる――――!!(そこまで叫んで――)<<――ぱじゅっ!>>(湿った音。男の喉に走る、激痛) (09/29-14:31:23)
エル > (ニタリ。そこに人の面影は無い。 冷たく狂った魔物の眼が嘲笑う様に細められる。男の言葉は少女の耳には届かない。異様な力でその首を押さえつけたまま、そのまま後ろに押し倒し、血の噴出した首元に顔を埋めようと寄せて) (09/29-14:33:49)
ロネ > ……ガッ!(押し倒され、口を開けるも、声は出ず。ひゅーひゅーと息のもれる音だけ。血はどくどくと首元からあふれ、酸素の供給が追いつかず、顔は蒼くなっていく。だがなおもその顔には、張り付いたような笑み。琥珀色の瞳の瞳孔は開き。空気が足りず、力が出ない) (09/29-14:37:26)
エル > (――ぴた。 埋め掛けた顔が止まる。 ぶるぶると震えながら、首を押さえる手が解かれて行き――)――は、よ…っ。逃げ、たってぇ…ッ (09/29-14:39:04)
ロネ > (手が解かれれば、激しく咳き込んで。口元から唾を垂らす)…………。(相手の言葉に、自嘲じみた笑み。だが身体を動かそうにも、腕が、足が震え、いうことを聞かず) (09/29-14:43:26)
エル > (時折ぐっと首に回す手に力が篭り、それを拒むように手は解かれ)エジ…くん…っ(負けたくない。負けるもんか。 必死に押さえ込もうとする。ずる、っと何とか身体を離して)…はよ、いかな・・・食べてまう、よって…。 バケモンや、ねんからぁッ!!!(だからお願い、どうか逃げてと懇願し。涙ぽろぽろ零しながら) (09/29-14:47:07)
ロネ > (抗うその姿に――己は化け物じゃないと、抗うその姿に、嘲笑おうとするも、喉から漏れるのは空気の音だけで。抗おうともがく表情は吐き気がするほど嫌いで。なおも震え続ける四肢を這うように動かし、ゆっくりと、ゆっくりと、その場から離れようと。首筋から血が垂れ、コートを、シャツをじっとりと濡らしていく) (09/29-14:50:44)
エル > (フ…。瞳から光が消える。 べたり、と手を地面へ付け、さながらそれは獣の様な姿。べろり、と舌が口の周りの血を舐めて) (09/29-14:52:16)
ロネ > (そちらには背を向けた姿勢になるだろう。手足ががくがく震える。進まない。杖に、震える左手を、伸ばそうと) (09/29-14:53:25)
エル > (相手を伺うように低い唸りを挙げ、相手の背が此方に向けば、飛びかかろうとする。 ―が、その足もあがらう意思に拒まれ、結果唸りながらその場に留まり。 仕方なしと足元に落ちた肉塊をがふりと咥え) (09/29-14:56:08)
エル > (クク、と低く哂う様な声。響くような、空気を震わせるような)『殺せば良かったものを』 (09/29-14:57:50)
ロネ > (杖を掴む。だが、手が震え、からん、と取り落とす。喉が焼けるように痛い。両腕で身体を支え、上半身をのろのろと起き上がらせる。ゆる、とその声に振り向き)…………。(冷酷な琥珀色の眼差し。声も無く、口が、動いた。『こ ろ せ』と) (09/29-15:01:42)
エル > 『なれば望みのままに』(ボトリ。肉塊を吐き出し、だんっと四足で地面を蹴り、その背に飛びかからんと) (09/29-15:02:55)
ロネ > (飛び掛られる。あっけなく取り押さえられる。無抵抗で。その顔には恍惚の表情さえ浮かび)……むくい、だ、む、くい……!!(潰れた喉から発せられる、しゃがれきった声。はは、はは、と狂気の笑い) (09/29-15:05:58)
エル > 『さぁ、それでこの小娘を刺すが良い。さすれば邪魔するものは無し。望みの通り喰ろうてやろう』(ガシリと押さえつけたまま、まだ抵抗するもう1つの意識により、それ以上手は出せず。グルルと唸りを上げて) (09/29-15:07:13)
ロネ > (ぎろり、とぎらついた瞳を向け。一瞬だけ、震えた手が止まり、腰からリボルバーを抜き、くるりと銃身を回転させ――その持ち手部分で、相手のこめかみを殴ろうと!) (09/29-15:08:58)
エル > ガッ!!!(顔が弾けるも、ガシリと男を押さえ込む手はそのままに。額からだらりと血が流れ) 『ほう。臆するか小童。 魔物は皆殺したいのだろう?』(ずぃ、と顔を寄せるとべろりと舌を覗かせて) (09/29-15:11:01)
ロネ > …………。(剣を手に取る。そして、ともすれば抱擁とも取れそうな、相手と向かい合わせになるように、立ち膝でゆらりと起き上がって。剣を両手で持ち、相手の背に回す。そして、ふふ、としゃがれた声を出して)……オリヴィア。(そして、相手と自分を串刺しにするように――相手の背に、刃を、突き刺した。突き刺されば己が腹にもそれは刺さって) (09/29-15:15:33)
ご案内:「森の奥」にハイトさんが現れました。 (09/29-15:15:54)
エル > ガフッ!!!(眼を見開いて。ずるりと体から力が抜けて) (09/29-15:17:07)
ロネ > <<ドスッ!>>(自然、刃は、相手の背にも、己の腹にも刺さる)…………。(血が噴出す。くく、と肩を震わせ、それを最後に、だらりと全身から力が抜け、恐らく相手と共に横倒しになり。琥珀色の瞳は虚ろで) (09/29-15:19:09)
エル > ――ケケ…ッ(ゆぅらり、顔が上がる。 ―支配。慈愛とも取れそうな赤い眼をむけ、くぱり、と口を開くとその首筋へと顔を寄せ。 ―邪魔をする者は居なくなった) (09/29-15:19:27)
ハイト > <ヒュッ…!> (男の首へと牙を剥くエルの身を、横から掻っ攫うのは一匹の悪魔。その姿はヒトのままだが、生み出される素早さは本来のそれと変わらない。 男とエルを引き離すことに成功したなら、そのまま馬乗りになってその身体を地へ押さえ込んでしまいたい) (09/29-15:22:25)
ロネ > (もしも悪魔が魔物の少女を浚うのなら、ずぶり、と少女を貫通した剣の切っ先が男の腹から抜けるだろうか。首筋と腹からだくだくと流れる血液) (09/29-15:24:00)
エル > ガッ!?(不意に現れたそれに掻っ攫われ、押さえ込まれれば身を捩じらせ。湧き水の様に血があふれ出し、地面を赤黒く染めて行く)>ハイト (09/29-15:24:25)
エル > 『邪魔ダテ致スカ 小娘ェエエェッ!!!!!!』(低い、男の様な低速再生をしたような声。咆哮し)>ハイト (09/29-15:26:56)
ハイト > っ…! (止むを得まい。 押さえ込んだ少女の額に手を当て、負念を、闇を、そして、鬼の存在も、まるごと喰らってしまおうとするだろう。不可能ならば、可能なものだけを、吸収させて頂きたい)>エル (09/29-15:27:19)
エル > ギャッ!!!!(鬼は悲鳴を上げる。 もがく様に暴れると、やがてぐたりと力が抜けて。 闇の一部は吸い込めるが、鬼そのものは吸い込めないようだ。 鬼の気はまだ絡まったままの糸へと流れて) (09/29-15:29:20)
ロネ > …………。(薄っすらと開いたままの琥珀色の瞳。目の前の情景が揺らぎ、焦点が合わなくなっていく。死ぬのか。明らかに自分が急速に死に近づいているのは分かった。意識は、まだ、辛うじて。ぶつぶつと唇が何かを呟くように動くも、声は出ず。ひゅうひゅうと微かに息が漏れて) (09/29-15:30:00)
ハイト > (今はそこに転がる男より、目の前のソレを喰ってからだ。 しかし鬼は流石に吸い込めないか、惜しいものを見送るように糸へ流れていくのを感じつつ、闇を喰らい終えれば左手に銀剣を呼び、地に突き立てる。浮かぶ魔法陣は二人を包んで輝いて、自身の魔力をエルのものと限りなく近いものに変換し、少女の身体へ流していこう) (09/29-15:35:02)
エル > (貫かれ、溢れ出す血はやがて傷が塞がれ、止まる。青白い顔のまま、死んだように眼を閉じて。意識は戻らないままに閉じた目から止め処なく涙が零れ落ちて行く) (09/29-15:36:43)
ハイト > (少女から剣を引き抜き、その傷も塞がったなら次は男の方へ。彼女の涙を今回は拭わないままに、銀剣を手に歩み寄ろう) ……ヒト、ですか… (傍らに膝を着くと、焦点の合っていない目を、見下した) (09/29-15:41:13)
ロネ > (あたり一体の草や木々には血が飛び散り、血痕が残り、野うさぎの屍骸が一匹、何かに背を貫かれたような痕跡を残して転がっている。帽子、そして杖だった剣の鞘、弾が一発だけ入ったリボルバーも地に落ちている。男は虫の息で、意識は沈みかけていて) (09/29-15:41:22)
エル > (剣が抜かれる刹那、ごふりと口から大量の血が噴出す。それもやがてハイトの魔力により塞がれるだろう) (09/29-15:43:29)
ハイト > (その肩に触れると、男の中に渦巻く負念などの黒いものを吸収できるだけ吸収して、自分のものにしていくことだろう。その最中に周囲に転がる残骸へ視線を遣っては、再び男を見下ろして) (09/29-15:44:14)
ハイト > (ちなみにハイトがエルに施したのは魔力注入のみ。自然回復を促すためのものと思って頂ければ幸い) (09/29-15:45:12)
エル > (ぁ、なら血はまだダクダクしてそうです) (09/29-15:45:31)
ハイト > (それくらいの勢いで回復する程の魔力を流したという事にしておいてくだされば笑) (09/29-15:47:09)
ロネ > (肩に触れれば、男のねっとりとした、泥沼のような負の念が吸い上げることが出来るだろう。悔恨、嫉妬、怒り、悲しみ、焦燥、絶望、嘲り――けれども、その深層、もっとも深く暗澹とした闇が沈んでいるところは、堅牢な鎖に縛られていて吸収は困難だろう) (09/29-15:47:50)
エル > (了解です。なら暫らくダクダクしてる血、やがて何とか止まるようで。 虫の息ではあるも、命は繋ぎとめた様子) (09/29-15:48:28)
ハイト > (喰らえば出てくる男の負の感情に、自然と口角は引き上げられた。変換され、魔力として流れ込んでくるのを全身で感じながらも、その深淵に湛えられたものにはどうも手間がいる様子… ならば今は、ここまでとしておこう。男から手を離すと、首元の傷をズル…と なぞって) …これ程までに脆い存在だというのに…どうして力も持たずして、刃を振るおうとなさるのか…――(言う微笑は、悪魔のそれだ) (09/29-15:52:05)
ロネ > (首から、腹から、血はとめどなく流れる。地に血だまりを作る。薄く開かれた琥珀色の瞳は生気を失う。放っておけば、やがて死に至るのだろうが――) (09/29-15:54:17)
ハイト > (これに男を助ける義理なんてない。――が、コレは後々良い実をつけそうだ。 全身を炎に包むと本来の姿に戻り、男の傍らに銀剣を突き立てた。 張られた結界は男を守るもの。その中に居れば、じっくりとではあるが、傷は癒えてゆくことだろう) (09/29-15:57:30)
ハイト > (これに男を助ける義理なんてない。――が、コレは後々良い実をつけそうだ。 全身を炎に包むと本来の姿に戻り、男の傍らに銀剣を突き立てた。 銀剣が張る結界は男を守るもの。その中に居れば、じっくりとではあるが、傷は癒えてゆくことだろう) (09/29-15:58:10)
ロネ > (目を薄く開いたまま、半ば昏睡状態に陥る。結果の力により、傷は徐々に癒え、死の淵に落ちることはなくなったが、意識が戻るのは当分先で) (09/29-15:59:29)
ハイト > (忙しい忙しい。今度はエルの元へ行くと、傷に障らぬようそっとお姫様抱っこをして、館へと向かい、飛び立とう) (09/29-16:00:11)
エル > (意識を失った少女、辛うじて命を繋ぎとめたまま、館へと運ばれていく様で――) (09/29-16:01:15)
ご案内:「森の奥」からエルさんが去りました。 (09/29-16:01:37)
ご案内:「森の奥」からハイトさんが去りました。 (09/29-16:02:00)
ロネ > (しばらくすれば傷は塞がりこそすれ、血の圧倒的に足りない身体は眠りを求める)オリ……ヴィア……(小さく、小さく、潰れた喉でうめいて――それきり、動かなくなった) (09/29-16:07:16)
ご案内:「森の奥」からロネさんが去りました。 (09/29-16:07:25)
ご案内:「森の奥」にロネさんが現れました。 (09/29-21:23:35)
ロネ > (秋風が吹いた。その風は血の臭いを何処まで運ぶか) (09/29-21:24:29)
ロネ > (森の奥、少し拓け、木々に囲まれたその地は、今や凄惨たる光景を晒していた。傍らには銀剣が突き刺さり、結界の中で、コート姿の長身の男が一人、横倒れになっている。息を静かにするたびに、ひゅう、ひゅう、と治りかけの喉から息が漏れる。首元には何かに噛まれたような傷。腹にも刺し傷が一つ、口からは血が垂れ、乾いていた。傷は全て薄っすらと塞がり、出血こないが、男の顔は青く、秋の冷たい風にさらされ身体は冷えている) (09/29-21:29:21)
ロネ > (男の倒れている下は無論のこと、周囲のあちこちに血が飛び散りこびりついている。刺し傷のある野うさぎの死体には早くも蝿がたかり、蟻が群がっている。男から数歩離れたところには血濡れた剣。杖だった鞘。帽子。男の傍らには柄に血の手形の付着したリボルバー) (09/29-21:32:50)
ロネ > (血痕はどれも乾き黒くなっている。静かな時間が流れる。ざわ、と木々がなる。男の目は閉ざされたまま、開く気配はない。男のそのさまは、遠くから見たら死体のようであろう) (09/29-21:35:14)
ご案内:「森の奥」にアザミさんが現れました。 (09/29-21:38:59)
ロネ > (野うさぎの死体を飛んでいた、丸々太った蝿が一匹、男の顔に留まった。男の反応する様子はまったく無く) (09/29-21:39:29)
アザミ > (ふらり、狼たちを連れて歩いていれば、狼の一匹が血の匂いを嗅ぎつけた。少女は狼に連れられるままに、この場所へやってくるんだろう) どうしてここに……… っ!!(ふと、視界に映った姿。それは、己の愛したい姿そのもの。ハエがたかる兎の死骸から、男へハエが止まっても、動かない様子から一番考えたくないことが頭をよぎった) そ、そんな……ロネ、ロネ!(狼から手を離し、ロネへと走る。結界が己の体を一瞬拒むも、中へ入ることを許された。そのまま、ロネの横に座って体の様子を確かめたい) (09/29-21:41:48)
ロネ > (息は微かにしている。ひゅう、と呼吸するたびに喉から空気の漏れるような音。弱々しくも、脈を確かめればちゃんと血は身体を巡っていて。だが男に意識は無い。もっとも目立つのは、首筋の噛み傷。あとは腹の刺し傷だろうか。どちらも傷は薄い皮膚に覆われている。傍らの銀剣の張る結界が男をじわりと治癒しているのだ) (09/29-21:45:28)
アザミ > (息を微かに感じ取り、脈も紡がれている様子にほっとした。だが、放っておくとすぐに消えてしまいそうな灯に、座ったまま、その顔を見て) ………僕は、やっぱり君の傍にいたい。守るなと言われても、守ってあげたい…。(そっと、ロネの頬を手で撫でたい。どうしてここまで無茶をして、心配をさせるのだろうか。さっき止めたばかりの涙が、またあふれる) (09/29-21:49:20)
ロネ > (硬い硝子はその硬さ故に崩れやすい。涼風に当てられ、血を失った身体は冷え切っている。ひゅう。空気の漏れる音。口元の乾いた血液。傍に転がる血糊のついたリボルバー。野うさぎの死体。ぞっとするほど森の奥は静かで、暗い。満月に程近い月に照らされ、ある種の聖地のようで――) (09/29-21:52:53)
アザミ > (己の体温とさほど変わらぬほどまで冷え切っている。このままだと体が寒さに耐えられないのだろう。少し考えて、ロネの体をそっと抱えて起こして、ギュッと抱いてあげたい。少女の体温は、氷の冷たさから、柔らかな温もりに変わって寒さから守ろうとして。この場で自分たちを見守るのは、今は連れの狼たちと、森だけか) (09/29-21:56:23)
ロネ > (抱かれても抵抗はまったくなく。皮膚、コートや服の乾いた血液の感触が伝わるだろう。双眸は閉ざされたままで。体重の負荷は全て少女にかかるだろう。数歩離れたところには血塗れた剣。今はこの惨状の推移を語る者はおらず。血の臭いのみが色濃く立ちこめ。数少ない目撃者である森の木々は、ざわざわと風鳴りの音を伝えるのみ) (09/29-22:00:16)
アザミ > ……僕は、どうやって変わったらいいんだろう (09/29-22:01:29)
アザミ > ……僕は、どうやって変わったらいいんだろう。(いざ、変わればいいと言われてもどう変わればいいのかはわからない。でも、魔物として生きることは、辞める。そうしないと、ロネをどんどん深い闇に陥れるかもしれないから) …ねえ、目を覚ましてよ…僕を見て、怯えてよ………そうじゃないと、僕は、君に謝れない…。(涙がこぼれ、ロネのコートへ落ちる。血の匂いは、それだけ人間として生きていることを思い出させるもの。消えぬその色に、ただ涙するだけ) (09/29-22:03:51)
ロネ > (闇に、いた。男の意識は、深い深い、闇の中に。秋風が吹いた。男の口が微かに開いた。治癒しきっていない、潰れた喉から発せられる、かすれしゃがれた声。だが、その呼ぶ名は、)……許せ、オリヴィア……。(目の前の少女ではなく。意識は「今」に無く。目覚める気配も無く) (09/29-22:07:48)
アザミ > ……オリ、ヴィア…?(聞こえた微かな声。だが、それは無意識に紡がれた物。その名は、もしや戦場にいたころの、ロネが守るべきだった存在なのだろうか。少なくとも、彼の記憶の存在なんだろうと考えて) …………そこまで、追いつめられるほどの過去を持ってるなんて…君のことを、僕は知らなさすぎるね…。(とても、愛しく思った。あぁ、脆くて一人では何もできない人間なのに、それを愛しく思う。人非ざるものだからこそ、彼を守りたいと願う) ……。 『―――――』 (彼は目を覚まさない。届くかわからないけど、静かに、愛の気持ちを込めた歌を紡ぐ。同時に、神へ、祈りを、願いを、伝えたかった) (09/29-22:12:56)
ロネ > (暗澹とした闇に、男の意識は浸かっていた。まるで羊水を漂う胎児のように。その意識に、薄っすらと、差し込む光のように、届く少女の歌声。それは木漏れ日のように優しく――その光に触れようとして、火傷をしたように手を引く。怯える。優しく、穏やかな光に) (09/29-22:17:46)
アザミ > (必死に、届けたかった。何もできない自分にただできることが歌を伝えること。薄くなった文明の言葉と共通語が入り混じる歌が、その闇に沈む男へ、そっと手を差し伸べるように紡がれていく。少女が歌を紡いでいる時、周りの空気が、揺らめいだ気がした。歌に共鳴し、森が共に、歌い始める。少女は、目を閉じてただ、一人の愛する人の闇へと手を差し出すだけで) (09/29-22:21:07)
ロネ > (少女の癒しの魔力は働いているのだろうか。否、働かずとも、結界の魔力がじわりじわりと男を癒していくのだが。逃げる。逃げる。優しさから逃げる。暖かな光から逃げる。届く歌声に耳を塞ぐ。目をつぶる。闇に、心の泥沼の檻に飛び込む。壊れた枷を拾い集める。嗚呼、罰を。贖罪を。この血塗れた『バケモノ』に、贖罪を――――!!) (09/29-22:26:36)
ロネ > (目は覚めない。元々、血の失せた身体が回復するには時間がかかる) (09/29-22:26:43)
アザミ > (きっと、彼は心の奥底で泣いているはず。だからこそ、手を差し伸べたい。今は目は覚めない様子でも、せめて、目が覚めるまで傍にいてあげたい。今までの無礼を謝りたかった。自分で分かっている気になっていた、彼の気持ちを分かっている気でいた、自分の愚かな考えを謝りたかった。歌声に、癒しの力を乗せて届けることで、彼の体の回復を促進したい。だが、それは急速な物ではなく、ゆっくりと、早めるもの。それを行う少女は、常に歌い続けなければいけない。だが、それを森が、己の連れが、見守っていると思うから、少女は歌い続ける) (09/29-22:32:09)
ロネ > (右足の傷と共に作り上げた己の心の闇の要塞は、檻であり、枷であり、酷く安心できる拠り所でもあった。たった数年で築き上げた暗いその彼の世界は、ひたすら彼を責め立てる声が、目が、彼のためだけに積み上げられていて。そのさまはまるで、かの人形の瞳に包まれた小さな店のよう――――身体が徐々に回復していく。傷が塞がる。潰れた喉が修復されていく。身体が正常な機能を取り戻していく) (09/29-22:37:28)
アザミ > ((僕は、影を操るんだ…だから、ロネの影も、取り払える…きっと、取り払えるんだ…)) (歌声がロネの体をいやしていく。血の再生を促進し、細胞の活性化を促し、傷を、不調を、ゆっくり回復していく。少女は涙を流す。生きてほしくて、救いたくて、叶わぬ願いを届けたくて、涙が絶えず流れながら、歌が紡がれる) (09/29-22:41:45)
ロネ > (ゆる、と、意識が、振り返った。少女の歌声の光を、遠くから見た。微かに届く声を、聴いた。今はそれだけ。今は、そこまで。傷つき、弱りきり、その結果自滅まで己を追い込んだ精神は、それ以上先には進めず) (09/29-22:45:22)
アザミ > (歌い続けていれば、声を伝える喉も無限ではない。だんだん、少女の声が小さくなっていく。そして、息を切らして、歌声が止まる。あと少し、あと少しで何か変化が得られたかもしれないのに、己の声はそれを続けることができなかった) ………ロネ…。(俯いて、涙が大粒になってこぼれる。その手を自分の手でつかみ、己に引き寄せて涙を流し続ける。自分が許される日は、来るのだろうか。彼が、心を許す日は来るのだろうか。不安は増える一方) (09/29-22:49:44)
ロネ > (少女の涙で濡れようとも、意識が戻ってくる気配は一向になく。風が吹いた。野うさぎの死体の周囲を蝿が飛び交い、蟻が腐りかけた肉を食いちぎる。色濃く小さな、死。) (09/29-22:53:48)
アザミ > ………。(静かに、立ち上がった。そして、狼たちへ魔物の言葉で森を探して、枝や細い丸太がないか探すようお願いした。4匹の狼は散り散りになって探しに行って。自分は、近くの野兎の死体を土を掘って埋葬してあげた。その場所に、木の枝を十字に組んで、木に巻きつく蔓を使って固定し、その埋葬場所へ立てた。それからは、ロネのいる場所を中心にして、雨風をしのぐための簡単なテントを作り始めるんだろう。結界に、回復の力があるのを感じてその場から離れないようにして) (09/29-22:58:49)
ロネ > (辺りには帽子や剣、鞘が散り散りになっている。剣にはべっとりと血がついていて。そして男の傍には、少女が弾を抜いたはずのリボルバーが転がっている。中には一発だけ、水銀を内包した弾丸が) (09/29-23:02:06)
アザミ > (散り散りになっている帽子や剣なども拾い、テントの中へ持っていく。リボルバーの中に銃弾が入ってるのを見て、その弾を見た。銀色をしている) ……。(これは、ロネが目を覚ますまで預かった方がよさそうだ。銀でかつ、水銀だったら、これが最も危険な分類に入ること自体知っているからだ。リボルバーの弾だけ抜き取り、リボルバーは剣の傍においておいた。狼たちがせっせと運んできてくれるので、その木材をしっかり立てて蔓を縄替わりに骨組みを作っていく。一人で生きていた分、サバイバル知識はしっかり身に着けているのだ。骨組みができれば、そこへ木の枝を折って葉っぱのついたままの枝を屋根がわりにひいていく) (09/29-23:10:18)
ロネ > (男は昏々と眠り続ける。冷たく――否、暖かな? 闇の中に意識をゆだねて) (09/29-23:12:17)
アザミ > (自然だけでできたテントに満足げに確認すれば、狼たちをテントの中へ入れる。結界に触れることはできないと思うので、端の方で休んでもらうことにはなってしまうが。 そして、葉がついた蔓をいくつも垂らして、自然のカーテンを作れば、それで入り口を覆う。食事は、明日何かこの辺で探して取ってこよう。狼たちの分も考えて、狩りも考えないといけないだろう。そっと、狼たちの傍にいけば、その毛に包まれるようにこっちも眠りへ付くんだろう。ロネが目を覚ますまで、ココで見守るつもりでいて。 服は…やっぱり森の中で歩き回っているから泥だらけだしボロボロのままだが、この際しょうがないだろう) (09/29-23:16:39)
ロネ > (闇の中で独りきり。「安寧」の孤独の中で、遠くに少女の気配を感じながら、過去の悪夢に心を沈めて、男は眠り続ける) (09/29-23:20:25)
ご案内:「森の奥」からロネさんが去りました。 (09/29-23:20:29)
ご案内:「森の奥」からアザミさんが去りました。 (09/29-23:21:05)
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