room41_20120929
ご案内:「とある街」にアレックスさんが現れました。 (09/30-11:30:32)
アレックス > (がたごとがたごと。曇天と霧に覆われた黒煙と埃と馬糞の臭いが漂う街並み。着飾ったご令嬢、叫び声を上げる新聞売りの少年、乞食、あそこを歩くはどぶさらい、あっちを急ぐはどこの紳士。馬車と人でごった返す街並みを、二輪の辻馬車に一人乗る小さな紳士は、明らかに苛立った激しやすい蒼い瞳で眺めていた) (09/30-11:33:09)
アレックス > (窯にもいない。工房にもいない。懇意にしている宝石商や布問屋、髪売りに鍛冶屋に靴屋に革なめし工場、果ては犬糞売りに泥ひばり――すなわちどぶさらい――にまで聞いて回ったが、誰一人としてかの人形師の行方を知らず) (09/30-11:35:35)
アレックス > (時たま彼が訪れている弁護士のところにも行ってきたが、事の次第を話しても渋い顔をされるだけだった。苛々と金の巻き毛をいじる。前にもこんなことがそういえばあった――そして案の定、自分はあの世界に行けなくなっていた) (09/30-11:37:00)
アレックス > (あんな世の時流に反するような長髪長身琥珀の瞳の男は、この街において酷く目立つ。だが、いない)……クソッ……。(己の頭上の屋根の上に座っている御者には聞こえない程度の小声で、悪態をついた) (09/30-11:38:45)
アレックス > (仮に自分の予想が当たっているとしたら、できることは限られている。そう、ただ、あの店を守り、そして、待つのみ。馬車は雑踏の中へ消えていく) (09/30-11:41:01)
ご案内:「とある街」からアレックスさんが去りました。 (09/30-11:41:04)
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