room02_20121001
ご案内:「森の奥」にロネさんが現れました。 (10/01-20:56:14)
ロネ > (暗い暗い森の奥。迷い込むは獣か風か。空に浮かぶは丸い月。冷たい光の木漏れ日ありて)…………。(涼風にコートの前を閉める。帽子を少し目深に被り、杖をついた長身の男は、ゆらり、ゆらりと森の奥へ歩みを進めていた。少し拓けた所に出れば、目を細めて。木々、草葉で出来たテントの残骸。ぽつんと立つ粗末な十字架。その十字架の前に出て、帽子を脱ぐ。そして、跪き、頭を垂れた) (10/01-21:00:25)
ご案内:「森の奥」に槐さんが現れました。 (10/01-21:00:48)
ロネ > (周囲に飛び散る、未だ拭いきれぬおびただしい量の血痕。それは旧い血の臭いを微かに漂わせていて) (10/01-21:01:32)
槐 > (男にとってそれは幸いか、何かの因果か。 聞き覚えがあるだろう音が今宵も響く。 遠くに揺れる小さな灯火と共に。)<チリ―ン…> (10/01-21:01:56)
ご案内:「森の奥」にロネさんが現れました。 (10/01-21:02:39)
ロネ > (目を閉じ、黙祷を静かに捧げていた。静寂の中、その高く、小さな音は、たやすく彼の耳に入り――息を、呑んだ。頭を垂れたまま琥珀色の双眸を開く) (10/01-21:04:24)
槐 > (先日と違うのは、鈴の音は移動することなく普通の歩みの幅で今宵は近づいてくるようで。それに合わせ、灯火が怪しげに揺れる。)<チリン… チリン…> (10/01-21:06:05)
ロネ > (始めはいよいよ己の気が狂うたかと思った。だが、どうやらその音は、現実、空気を震わせて近づいてくる。はたと顔を上げる。顔面は蒼白で。オカルト的なことを信じる性質ではなかった、が、何せ「この世界」である――剣を抜きそうになる己を制す。未だ十字架の前で跪いたままで) (10/01-21:08:20)
槐 > <チリ…>(男が剣を抜きそうになる、その僅かな殺気が漏れたとたんに止まる、鈴の音。 ―悪夢の再来が訪れる。 消えた鈴の音は、また不意に位置を移動して響く。) <チリ―ン…> (10/01-21:10:29)
ロネ > (殺気に限りなく近い、恐怖。思わず小声で、神への祈りの言葉を捧げる。本当に、人間というのは自分勝手なものだ。冷や汗が、ぽつん、と頬をつたって地に落ちた) (10/01-21:12:07)
槐 > <チリ―ン>(そして、背後で聞こえるだろう鈴の音。まるであの日の再現のように) (10/01-21:13:26)
ロネ > (唾を飲んだ。杖を強く握る。其方を向かず、掠れた声で)……私を殺しにでも?(極力平静を保った声で) (10/01-21:15:46)
槐 > <ぺんっ☆>(振り向かないのなら、その後頭部にぺしこっと軽く何かで叩かれる様で)そなた学習せぬ男よの。 (10/01-21:17:01)
ロネ > 痛っ!(不意打ちゆえもろに反応。後頭部を押さえてすっかり肝を冷やし、しりもちをついて振り向く) (10/01-21:18:10)
槐 > (金色の目を半眼にし、片手に扇子、もう片手に光るススキの穂を持って見下ろすのは先日の魔性。じとん、っと見やり)道を行くだけで殺気を振りまかれたら敵わぬわ。 少しは学習をせぬか。折角妾が仕置きをしてやったと言うに。 (10/01-21:20:27)
ロネ > …………。(ぽかぁん、と其方を見やって。そこにおわすは正しく昨日、己がこの手で殺した少女)ゆう、れい……?(口をぱくぱくして、顔色はまだ蒼く。そもそもこの男に化生と人間の区別がつくはずもなく) (10/01-21:22:37)
槐 > <ずぃ>(顔を寄せ)物の怪じゃ。 物の怪相手に斯様に恐れて殺気を振りまけば、襲ってくれと言うている様なものぞ? そなたそんなに妾に遊んで欲しいのか?(ぺふぺふっと扇子で相手の額を叩こうと) (10/01-21:25:01)
ロネ > モノノケ?(その言葉をそもそも知らない。だが、どうやら、「幸い」なるかな相手は人あらざるものであるようだ。そしておとなしくぺふぺふ額をたたかれながら、眉尻を下げて)あー……その、昨日は、本当に申し訳ない。(しりもちをついた姿勢から、跪いて頭を下げる)狂気の沙汰だったことは自覚している。 (10/01-21:28:08)
槐 > (素直に詫びられると、思わずきょとん。目をぱちくりして)…まぁ、良いがの。(扇子で口元を押さえて見下ろし) (10/01-21:29:52)
ロネ > (男の様子は昨日に比べれば別人のように感じるかもしれない。そして頭を垂れたまま、一番気になっていたことを、恐る恐る、尋ねる)……どうしてお嬢さんは、(目を合わせられない)私が、ここで少女を殺したことを知っていたんだい? (10/01-21:32:08)
槐 > 少女?何の事じゃ?(ン?と首を傾けて。何やら昨日と打って変わった様子に、仕方が無いと言う様に小さくふぅ、と息を吐き、袂をごそごそとして) (10/01-21:34:47)
ロネ > え?(思わず顔を上げて、小首をかしげる)見ていたんじゃなかったのか?(横目で十字架を見やって。思い込みとは恐ろしいものだ) (10/01-21:36:24)
槐 > だから何の事じゃ。(半眼。)そなたを見たのは先日首を撥ねられた時が初じゃ。見知らぬものが何処で何をしようが妾のあずかり知る所であるはずがなかろう。(扇子をぱたぱたとさせ) (10/01-21:38:35)
ロネ > (その言葉に、数秒ほど目を見開いて動きを止めて。そして次の一呼吸で、驚くほど鋭敏に脳が回転する――そう、アザミは、自分が少女を殺したといったときに、何も言及しなかった。それはてっきり己への気遣いかと思ったが――「そもそも死体を見ていないのでは」?)まさか。(杖をついて立ち上がり、十字架に向き直る。数秒黙祷し、心中で深く墓の主に詫びた後、かがみこんで己の革靴を片方脱いだ。そしてその革靴を使って、ざくざくと墓を掘り起こしていく。所詮じきに地獄へ落ちる身だ、罰当たりなのは百も承知) (10/01-21:42:43)
槐 > (男の視線の先。穴を掘り出した男。じーっと横目で眺めると、徐にペンっとまた後頭部を叩いて) …そなたよくよくのうつけよの。 そなたの言う少女とは赤子なワケではあるまいに。 (10/01-21:44:07)
槐 > そもそもこの場に此処数日に人の死した気配等無いわ。 魂を喰らう妾が言うのだから間違いない。(んばっと扇子を広げるとぱたぱたとして。袂に入れた手は、まだ突っ込んだまま) (10/01-21:45:55)
ロネ > 黙れ。(そっけなく返事)確かに私が致命傷を負わせた、けれど……もしかして……。(やがて、柔らかな手ごたえ。革靴を放り出し、手で土を掻き分ける。ずぶり、と腐りかけの肉の感触。だが、そこに埋まっていたのは――一羽の野うさぎの屍骸)……はは、(――嗚呼! 神はこの愚か者にも、ほんの少しの希望を与えてくれたらしい)はは、はは……すまないな、君……(その言葉は野うさぎに向けて。笑い声を上げる。涙が一筋、頬を伝った) (10/01-21:48:02)
槐 > 大きさを見れば人の大きさで無いことくらい図れようが。(ぽむぽむと肩を叩いて。涙の筋を見れば、むぅーっと眉を寄せ。袂に入れた手を出すと、ほれっと握った何かを差し出して) (10/01-21:50:31)
ロネ > 悪いな。私は馬鹿なんだ。(そして差し出されたものに気づくことなく、野うさぎの屍骸を前に跪いて、頭を垂れて、じっと黙祷を捧げる。変なところで生真面目なのだ) (10/01-21:52:15)
槐 > (面倒だ、と男の膝の上に握ったものを落とす。 赤いつやつやとした実を1つ)でかい図体をしてめそめそとするでないわ。 妾はもう行くぞ。散歩の途中故の。 (10/01-21:53:24)
ロネ > (そして目を開き、その赤い実を握って、其方をちらと向いて)これが性分でね。(そして琥珀色の双眸を細めて、物の怪の少女を見送ろう) (10/01-21:55:14)
槐 > (落とした実はコケモモの実。フフリと目を細めて笑みを浮かべれば、また鈴の音を鳴らしながら、仄かに明りの灯るススキの穂を手に森の中へ消えて行く様で)<――チリーン…> (10/01-21:56:43)
ご案内:「森の奥」から槐さんが去りました。 (10/01-21:57:03)
ロネ > (甲高い音がいやに耳に残る。コケモモの実を一旦少し離れた草地に置いて、再び野うさぎの屍骸に土をかける。いくら畜生であろうと、この世界において、全ての生き物は平等であるのだから――意味もなく命を奪ってはならないだろう) (10/01-21:59:08)
ロネ > (そして土をかぶせ終われば、革靴の土を払って履く。ぽんぽんと土をならす。コケモモの実を手に取って――少し考えて――そっと十字架の前に、その実を供えた。小さな生命への、せめてもの罪滅ぼし)……すまないな。(穏やかに声をかけて。そして杖を手に取り、ゆっくりと立ち上がる) (10/01-22:01:19)
ロネ > (全ては自己満足でしかない。贖罪なんてそんなものだ。月明かりに照らされ、男はじっとその十字架を見て、そして視線を外した)……エル。(かの仮面と手枷の青年の言った、おそらくは獣の耳の少女の名。橙色のワンピース姿の、罪無き少女の姿が脳裏に焼きついて離れない。あの化け物じみた形相と、己に必死に逃げろと懇願するさまと。強烈な二面性。そして、己が下した、凶行) (10/01-22:05:05)
ロネ > (これは決して、かの魔物の少女には知られてはならない。なぜならこの一件に――己が罪に、彼女は無関係であるのだから。余計な重荷は、背負わせない)エル。(しっかりと、名を復唱する。なんとしてでも彼女の所在を突き止めなければ。そう、ここで死んでいなかっただけで、生死さえも不明であるのだが) (10/01-22:07:15)
ロネ > (だが希望はあった。己が目覚めたときに、テントの傍に突き刺さっていた剣。もしかしたらアザミの物かも知れないが、薄っすらとではあるが、自分の傍に第三者が来ていた記憶はあった。曖昧なもので、夢か現かも分からない。だが、すがりつくだけの価値はある) (10/01-22:08:13)
ロネ > (帽子を目深に被る。涼風。ぽっかりと浮かぶ月。煌く星。許してもらおうとは思わない。全ては自己満足に過ぎない。これは己の我侭だ。杖をつき、ゆらり、と男は歩みを進める。暗澹たる森の奥へ、長身の男は消えていく。旧い血痕と、小さな十字架を残して――) (10/01-22:11:35)
ご案内:「森の奥」からロネさんが去りました。 (10/01-22:11:43)
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