room10_20121004
ご案内:「闇の集う場所」にアザミさんが現れました。 (10/04-20:09:27)
アザミ > (のんびり狼4匹を連れて散歩をしていたら、知らぬ間にここに来ていた。どうも自分はこことは縁を切れないようだ) …また僕と一緒に来てくれる子、いるかな。(戦うことはあまりしたくない。それなら、彼らの心の病を打ち払ってあげたいと思ってた) (10/04-20:11:22)
ご案内:「闇の集う場所」にエリゴスさんが現れました。 (10/04-20:12:25)
アザミ > 『――――――』(己の世界で、忘れかけられている文明の言葉。それは、透き通る歌声を通して、闇に住まう者の心を優しくなでる歌声と詩。狼たちも、主のその心地よい歌声を聞いて、ご機嫌だ) (10/04-20:14:21)
エリゴス > (そんな魔物の少女の歩む、遠い、遠い先で、歌声を遮るように――)<<グオォォォォオオ――――>>(響く、咆哮。遠く現る、竜影。と同時に)<<べしゃべしゃべしゃべしゃっ!>>(グロテスクな音を立てて空中で竜影は溶け、粘液の塊となって地面に落ちた) (10/04-20:15:02)
アザミ > (歌声を紡ぐ声が、その粘液の落ちる音によって途切れた。その音は、何やら聞いたことがある音。そちらの方を見やる。一瞬だけ、あの竜の姿が見えた気がして) ……あれは…。(ふら、とそちらへ狼に支えてもらいながら歩いていくだろう) (10/04-20:17:22)
エリゴス > (急速に粘液は収縮し、人間の形を取る。そして己が爪先に引っかかっていた首飾りをかけて、人となる。ばきばきと首や肩の関節を鳴らして)……ふむ。(けっこうこの世界にも慣れてきた。大方、狩りをしたり、肉や皮を時狭間のマスターに売ったりして何とか生計を立てている。さっきまではちょっとだけ、人でいるのに疲れただけで) (10/04-20:19:24)
アザミ > (近づけば、やはりそれはこの前見た姿。そういえば名前を聞いていない。近くへは着たが、相手から2mほど離れた距離だろう) …君は確か、あの時の大きな甲竜だよね。(そう、声をかける。覚えていてくれているだろうか) (10/04-20:21:45)
エリゴス > ん?(声で振り返る。ぼんやりとした視界。だがこれで過ごしているせいで、だんだん耳の方が鋭敏になり始めている)お前か。(特に歓迎も拒絶もせずに。こういう性格なのだ。深紅の双眸を細めて) (10/04-20:23:56)
アザミ > …目、やっぱり見えないの?(ぼんやりしてるなら、こちらへ視線を向けているわけじゃないんだろう。この前も目が見えていない様子だった。心配する声音で) うん、僕だよ。あの時の、影の竜。 (10/04-20:26:22)
エリゴス > ぼんやりとは。もう慣れた。(正直に。だが心配されるのは初めてだったので、興味を持つ。そちらへざかざか近づいていこう。相手の顔がはっきり見えるぐらいまでには近づくので、ちょっと手を伸ばせば触れちゃうぐらいには近づいたり) (10/04-20:29:11)
アザミ > ……そう。体に障害を持つって、つらいね。僕も、足が悪くて歩くのが困難なんだ。(悪いところは違えど、障害を持つのは似ている。とても近くへ来るなら、少女の赤い目がそっちを見上げてるだろう。白い肌に、黒い髪。そして、金色の首飾り。ふと、少女は相手と似た共通点だらけできょとんとしてるかもしれない) (10/04-20:31:36)
エリゴス > 同情されるほどじゃない。(そしてぐいと顔を近づけて――こちらもきょとん。似ている。自分ではなく、それは――心の奥底で何かの蓋が開きそうになって、閉める) (10/04-20:33:39)
アザミ > なんで?誰かに心配されることに、慣れてないの?(相手との顔の距離がものすごく縮まっている。流石に驚いたが、目に障害を持っているなら悪気はないんだろう。それからは特に驚くこともなく) 目、治してあげれたらいいけど…嫌かな。(ふと思った。自分の力なら治せるから、聞いてみた) (10/04-20:38:31)
エリゴス > ……元の世界では、あまり、人と接していなかったから。(事実とはほんの少しだけずれたことを。焦点が揺らぐ。人間で言うなら酷い乱視、と言ったところか。そして問いかけには)核に、(すい、と己の心臓あたりを指差す)傷がついているから。多分、治らない。 (10/04-20:42:12)
アザミ > …そう、なんか、寂しいね。まるで昔の僕みたい。(昔は人と触れ合うどころか、外へすら出れなかったから似たようなものだと思ったんだろう。問いかけの答えに、少し悲しそうな顔になり) そっか…目で見えるなら、もっとこの世界も広くみられるかもしれないのに。(そっと、その頬に手で触れようと。愛しいとかそういうのではなく、可哀想だと思う気持ちからの優しさの形だ) (10/04-20:46:46)
エリゴス > (触れられれば、人間相応の体温を感じ取れるだろう。触れられれば特に動きもせず、目をぱちくり。きょとん。こういうことには慣れていない) (10/04-20:47:58)
アザミ > (手から感じる体温は人間と同じもの。なんだか、とても身近なものに感じる。自分も、かつてはそうだったから) ………その姿の時は、人間なんだね。なんだか、うらやましく感じるよ。(目を細めて、小さく笑って。その手は少ししたら離すだろう) (10/04-20:50:40)
エリゴス > (この首飾りの魔の力は、かの魔物を「根本」から組み替えてしまう。手を離されれば、しばらく触られたほうの頬を手でそっと押さえて)…………。(お返し。ぽす、と相手の頭になんとなしに手を置いて不器用にわしゃわしゃ撫でたい。別段、愛情とか、そういうわけではなく、単なるギブ・アンド・テイク) (10/04-20:54:29)
アザミ > (ふとしたところで、頭を撫でられてポカーンとする。でも、そうやって撫でてくれる手が、まるで昔の人間だったころの父の手に似ていて、嬉しそうに笑み浮かべて) …なんだか、お父さんに撫でてもらってるみたい。昔を思い出しちゃった。(えへへ、と笑って) (10/04-20:58:44)
エリゴス > (その言葉に、一瞬虚を突かれたような顔になって、そして)そうか。(あえてそっけなく。そして、手を離して、ちょっと疲れて。相手に構わず地面に腰を下ろす) (10/04-21:01:28)
アザミ > (座ったのを見れば、たぶん相手の背丈からして、スカートの下は見れないと思うので、そのまま) …君は、家族を持ったことないの?(なんとなくで聞いてしまう質問) (10/04-21:05:07)
エリゴス > 「あった」、よ。(淡、と) (10/04-21:06:07)
アザミ > …そっか。どんな家族だったか、ちょっと知りたいな。僕も、家族について教えてあげるから。(気になったことはとことん聞きたい。なんだか、親近感のある感じがして) (10/04-21:07:12)
エリゴス > …………。(説明に困ってしまう。根本から、大多数の世界と己の世界は違うのだから)お前の家族は。(まずお前から話せ、と。促して。興味というよりは、説明に困ったからとりあえず、といった調子) (10/04-21:09:42)
アザミ > …。(そうか、しゃべりにくいんだろうなと思って。それなら、自分から先に話そう) …僕の家族は、三線って呼ばれる僕の生まれた地方で有名な楽器を作る普通の家系。でも、僕は脳に生まれつき障害を持ってて、足が全く動かないまま、18年を過ごしてたの。18歳の誕生日を過ぎて、それからすぐに戦争の矛先が僕たちの住んでる島に向けられて…僕は、そこでお父さんとお母さんを失ったの。それからは、一人で地を這うように生きていたけど、それも限界がある。そんなときに仲良くなったある天使の女性と魔族の男の子がいたの。その子たちは、人間に追われる身で、僕は、守ってあげたかった。そして…(そこで、一度話が途切れる。己の胸、心臓のあるべき場所へ手を置いていて) (10/04-21:14:58)
エリゴス > …………。(何でこうも自分に話してくれるのかは分からない。だが、初めて、他人の「人生」というのを聞いて、その深遠さに脳の処理が若干追いつかない。気づかれないぐらい微かに、眉を一瞬だけしかめる) (10/04-21:16:31)
アザミ > …僕は、そこで、その子たちを狙う人間に出会ってしまって…僕は、あの子たちを守って、殺されたの。(そして、心臓はなくなり、無限の時を生きることになる。目を細めて) …僕の中に、いつから影の魔物がすみついたかは分からない。でも、確実に…あの時死ぬ前から、僕は魔物の力がどこかに潜んでたみたいなの。(言い切ってから、なんだかずっしり重く感じる己の存在の分からなさに目を背けたくなる。だが、今更人間に戻る方法など、難しすぎて見つからない。半ば、諦めている) (10/04-21:23:30)
エリゴス > (何だか相手が陰気になった。どうやら、喋りたくないことを喋らせてしまったようだ。聞いていれば殺されただのなんだの不穏な話だ)……魔物は、嫌か。(ふと、思って。ただ訊いた) (10/04-21:26:00)
アザミ > ……。(問いかけには、首を横に振って) …もう、遅すぎるの。僕は、人間の体ではなくなってから、1000年以上も生きてる。人間に戻る方法がないなら、いっそのこと、このまま魔物になろうって思ってた。でも、今になって、後悔した気がするんだ。  …人間を、愛した僕は、永久の命に逆らえない。ずっと過ごすことなんて、できないのに。(その場に座り込む。本当に自分は魔物でいていいのだろうか。それが改めて疑問であり、不安になった) (10/04-21:30:24)
エリゴス > (えーっと。不器用な男の頭がぐるぐる回る。少女は魔物で。でももともとは人間で。それで、今、人間を愛していて。非常に複雑な状況のようだ。単純な人生しか歩んでこなかった男にとって、その感情は推し量れぬもので。立ち上がって、ずずい、と少女の傍に近寄って、座る)……大変だな。(ぽつん、と。下手くそな、同情の意) (10/04-21:34:49)
アザミ > (傍で座って同情を向けてくれる様子に、目を閉じて) …ごめんね、家族のことだけ話すつもりだったんだけど…。(何とか笑おうと思って、笑みを浮かべる。だが、目にはやや涙がたまっていた。自分のすぐ泣いてしまう癖をどうにかしたいものだった) (10/04-21:37:49)
エリゴス > (泣いている。その様子に、焦点の合わない瞳を細めて。そして、ぽんぽんと軽く肩をたたこう。館の書庫の小説で、登場人物がこうして、泣いている人を「慰め」ていた) (10/04-21:41:16)
アザミ > (肩を軽くたたく様子に、それを彼の優しさと見たのだろう。涙がだんだん止まらなくなってきた。傍にいるなら、相手の服にしがみつきたい) …どうすれば、あの人と同じ時をすごせるの…共に生きて、逝けるようになれるの…。(歯止めが聞かないまま、涙は流れるんだろう) (10/04-21:45:10)
エリゴス > …………。(しがみつかれれば、黙ったまましばらく泣かせておく。なぜなら自分は当事者ではなく、関係者さえでもなく、そして、ただの、魔物であるからだ。どこかで人間に憧れと嫉妬を抱きながらも、それは揺ぎない事実で) (10/04-21:46:25)
アザミ > …えぅ…ろね………ずっと、愛してたいのに……(少女の涙は相手の服を濡らすほどに止まらない。傍にいる狼たちも、心配するよう見守る。人から魔物になることは、これ程にも辛いことなのかと、少女は現実を辛く感じていた) (10/04-21:48:58)
エリゴス > (そっと相手の背に片腕を回して。ちょうど、竜の姿であったときに、尾で相手をかばうように丸めた、そんな感覚で。なんとなく、この瘴気の地で、相手は吹けば飛びそうなぐらいに弱く見えてしまって) (10/04-21:52:22)
アザミ > (背に回してもらった手が、まさにその竜の時のような感覚を思い出させたんだろう。小さく、それは小さくつぶやくように) …どうすれば、いいの………おとう…さん……。(今は亡き父が、相手と重なったのだろう) (10/04-21:55:16)
エリゴス > ……私は、父親じゃない。(思わずそんなことが口をついて出て。でも、わしゃわしゃっとその黒い髪を乱暴に撫でたい。焦点の合わぬ深紅の眼が、無表情ながらも穏やかに相手を見下ろしていて) (10/04-21:58:36)
アザミ > (聞こえる声に現実に戻されるも、乱暴ながらも撫でてくれる感覚が、元気をくれる父とよく似てる。涙が止まるまで、ずっとこのまましがみついているだろう。涙が落ち着き、泣き声が収まってくれば、ようやくゆっくりと服から手を離すようで) ………ごめんね。(そう、一言だけ謝って) (10/04-22:04:13)
エリゴス > 構わん。(そっけなく。そして、ゆる、と立ち上がって)……私にも、娘が、「あった」。(それだけ言う。そして、ひら、と手を振って、その場から歩いて去ろうと) (10/04-22:07:12)
アザミ > ……。(娘がいた。その言葉に、なんともいえない様子で。その言葉から、娘はもういないのかと思ったのだ) ………娘じゃないのに、すがりついたりして、ごめんなさい。でも、僕にも……死んだお父さんに、見えたの。(狼の背に手をついて、ふら、と立ち上がりながら) (10/04-22:10:37)
エリゴス > (その言葉に、ひた、と立ち止まって。そして背を向けたまま)すがりつきたいなら、(淡々と)別に、いつでも。(それぐらいしか、相手を安心させる方法が、分からなかった) (10/04-22:14:10)
アザミ > (その言葉に、ふわ、と笑みが浮かんで。とてもうれしかった) ……ありがとう……お父さん。(どうしても、父に見えてしまう。違うとはわかっていても、名前がわからない以上、こう呼ぶしかなかった) (10/04-22:16:40)
エリゴス > エリゴスだ。(そう言い捨てて、その場からすたすたと歩いて去っていく。ほんの少しだけ、目を伏せ気味に、)((……畜生))(――「感情」が、心の奥底の閉じた蓋から、じわりじわりと漏れ出ていて――) (10/04-22:19:26)
ご案内:「闇の集う場所」からエリゴスさんが去りました。 (10/04-22:19:30)
アザミ > …エリゴス…。(父に似た姿の相手の名を知る。多分、枯葉人じゃないことは分かる。でも、それがなんだか自分とそっくりで) …また、会えるといいな。(ふふ、と笑えば、そろそろ家へ戻るとしよう。狼たちに支えてもらいながら、闇の地を後にする) (10/04-22:22:11)
ご案内:「闇の集う場所」からアザミさんが去りました。 (10/04-22:22:14)
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