room40_20121103
ご案内:「※ シルト=ハウリ ガーツ本神殿」にmistさんが現れました。 (11/03-20:21:31)
ご案内:「※ シルト=ハウリ ガーツ本神殿」にロネさんが現れました。 (11/03-20:22:18)
mist > (異世界に抜ける扉の先。 そこに広がるのは広大な白亜の城壁に守られた巨大な都市。 周囲には何処までも続く草原と、白く伸びる街道、街道の向こうには美しい森が広がる。 森を抜けた時刻は深夜だったにも関わらず、此方は12時間ほどずれた昼間の様で) (11/03-20:23:59)
mist > 此処はシルト=ハウリ。 聖都だよ。 娘は此処の本神殿の修道院に居るんだ。(微笑を向けて) (11/03-20:24:49)
ロネ > (少々の眠気による欠伸をかみ殺す。左手には杖、右手の生理的な微かな震えを押し殺して、小ぶりのボストンバッグをだらりと提げる。見る物すべてが珍しく、白い街のそのさまはまるでギリシャのようだなと思いつつ)……美しい……。(感嘆として。白い建物の街並み、緑の森)こういう街に住めば長生きできそうだな。(冗談交じりに) (11/03-20:27:43)
mist > (ふふっと笑って) …でも、君には少し居心地の悪い世界かもね?(意味深に言って。腕は気になるものの、あえて何も言わずに。 こっちだよ、と案内をして歩き出す。 門番がミストの姿を見れば敬礼をし、門を開けて) (11/03-20:29:18)
ロネ > ?(意味深な言葉に小首をかしげる。も、ミストが歩き出せばこちらも歩き出して。歩調は相手に合わせようとするが、それでも遅いだろう。門番を見れば帽子を取って会釈して)……君はそういえば王族だったな。(門番の様子に、ああ、と得心する) (11/03-20:32:15)
mist > (町の中は、人間と亜種族がほぼ半々と言った様子。中にはあからさまに魔物らしき姿もちらほら。 が、当たり前の様に笑いあい、魔物の子と人間の子供がきゃっきゃしながら駆けて行ったりして。そんな中をロネに合わせ、歩いて行く。 やがて街同様の純白の施設が目の前に現れる。大聖堂を頂く白亜の建物。 純白の甲冑に身を包んだ聖騎士やシスター、聖職者があちらこちら目に入るようで)…違うよ。(くすっと笑って)爵位は公爵。 公国を賜っているだけさ。 単にその方が都合が良いから受けただけ。実質は平民のそれと変わらない。彼らの態度が違うのは僕が竜だから、だよ。(くすくすと笑って) (11/03-20:33:56)
mist > 門番:(会釈を受ければ妙に懐っこい笑みを浮かべて一礼する様で) (11/03-20:36:27)
ロネ > (街並みの様子を、不思議そうな眼差しで、失礼にならない程度にちらりちらりと見やっていて)違う世界に来た気がしないよ。(まるで時狭間の世界と同じだ、と呟いて。何もかも白いその世界で、男の黒尽くめの姿は、一滴垂らした墨のよう)ほう。(ドラゴンだから、の言葉に)ドラゴンが崇拝でもされているのか。(考えをこの男なりに巡らせる。騎士の姿に、数百年遡ったようだ、と思う。人懐っこい笑みの門番にむしろこちらがしどろもどろになる。なんだか、彼女の言うとおり、この世界は居心地が悪い) (11/03-20:39:14)
mist > 僕も最初にこの地に来た時は驚いた。(くすくすと笑い)彼らが言うには、竜が街を襲うのはその地が穢れているからだ、と。 竜は気高く賢いから、無闇に襲うことはしないって頭から信じ込んでるんだもの。 …流石にね。そこまで純粋に受け入れられるとさ。 何も出来やしないよ。 子供とか嬉しそうな顔して挨拶してくるんだもの。 竜神様なんて言ってね。 あの世界以上に、この地はお人よしだ。(こっちだよ、と白亜の建物の中を進む。 気さくに声をかける者が多々。最早これで大丈夫なのかと言った感じに皆気さくで) (11/03-20:42:41)
ロネ > まぁ、信仰なんてそんなものだが……他国に攻め込まれたりしないのか?(警戒心が薄すぎる気がして、変に心配になる。声をかけられれば、こちらもいい加減腹を据える。あれだ、上流のパーティーみたいなものだ、と思って、外用の微笑と会釈で全てやり過ごしていく。白さに目が痛くなりそうだ) (11/03-20:45:05)
mist > ところがちゃんと悪意を持つ者が入り込むとやたらと行動が早いんだよ。 下手すると街ごと結束する。 正直ケツが痒くなるでしょ。此処。(くっくと笑って進んで。 聖堂を回り、白い大きな柱が並ぶ回廊を進んで行く。 やがて正面に小さな──と言っても、街の聖堂くらいは十分にあるサイズ──の建物が。 木製の両開きの戸を開けると建物の中に。 直ぐにシスターらしい女がやってくる)やぁ。 ミトは? (11/03-20:48:31)
ロネ > ……異世界はよく分からないな。(閉鎖的なのか開放的なのか。全てその一言で片付くのだから、楽なものではある。シスターにも微笑と会釈。宗教施設は街の教会さえてんで行っていないものだから、こういう施設独特の雰囲気というのは久しぶりで。芸術的でさえある街並みや建物の景観に感心しきり) (11/03-20:51:02)
mist > (シスターは穏やかな笑みを浮かべてゆるりと頭を下げ、こちらです、と案内をしてくれる。 内部は落ち着いた木製の質素な作り。かつこつと靴音が響く。 やがて辿りつくのは、集会場の様な場所。 小さな蒼い髪の少女が、ミストを見つけるなり駆け寄ってくる) (11/03-20:53:08)
ご案内:「※ シルト=ハウリ ガーツ本神殿」にミトさんが現れました。 (11/03-20:55:33)
ロネ > (靴音と杖の音を交互に響かせ、帽子と鞄を手に持ってついていく。そしてミストに駆け寄ってきた蒼い髪の幼い少女を見れば、彼女がそうかな、と思い、穏やかな眼差しで会釈を少女にも) (11/03-20:55:46)
ミト > おかぁさまー。(ててー。きゅぅ。ミストに抱きついて。 きょと、と丸い目をロネへ向けると、抱きついていた手を解き、スカートの裾を摘んでゆるやかに会釈をする。 5歳程度の蒼い髪と蒼い瞳の小さな子。)御機嫌よう。お母様のお知り合いでしょうか?(舌足らずな口調で、行儀良く挨拶をすれば、穏やかな笑みを向けて)>ロネ (11/03-20:58:41)
mist > (ふふっと笑みを浮かべれば腰を落とし)ミト。良い子にしていた様だね。(目を細めて、愛しげに微笑を浮かべれば、ゆるりと娘の頬を両手で包んで) (11/03-21:00:40)
ロネ > 知り合い――そうですね。(まぁそんなものかと。他に言葉も浮かばず)初めまして。ロネ=リドリーと申します、お嬢さん。(丁寧に挨拶されればこちらも挨拶を。ミストがお母様、と呼ばれているのが、そしていかにも母親然としているのが妙におかしくて、思わずくすりと笑ってしまう) (11/03-21:01:24)
ミト > はい、おかぁさま。(はにかむような笑みを浮かべて。母に頬を挟まれたまま、くすぐったそうに視線を上げて)ロネ=リドリーさま。わたくし、ミト=クルツと申します。 母がいつもお世話になっております。(ちょん、と腰を落として見せて) (11/03-21:03:41)
ロネ > (世話になっている、との言葉には肩をちょっとすくめてミストを横目で見やって)随分ね。(現実、真逆だが) (11/03-21:04:51)
mist > (ちょっと気まずそうにロネを見やり。)娘のミトだよ。 (11/03-21:05:37)
ミト > (まぁっと口を押さえて。めっな顔でミストを見やり)…おかぁさま、またご迷惑をお掛けしてらっしゃるのですか? いつも申し上げているではありませんか。あまり自由気ままに無茶ばかりなさっては──(くどくどと小さいながらに母に説教垂れはじめ) (11/03-21:07:58)
ロネ > ミト嬢、だね。(すぐに語調は砕けて。この行儀のいいご令嬢が気に入った。何より、ミストに「似ないで」、上品でいかにも小さなレディらしい様子が好ましい。まぁまぁ、とミトの様子に噴出しそうになるのをこらえつつ)今日はお嬢さんへの贈り物と、君の母上が私に頼んだものがあってね。(穏やかな調子で) (11/03-21:08:27)
ミト > ──わたくしに、ですか?(きょと、とロネを見上げて。ぱぁ、と頬を赤く染め)贈り物…。何でしょう?>ロネ (11/03-21:10:07)
mist > ハイハイハイ。掛けてないよ。お前が案じるような事はしてないって。(ははっと笑うとホールドアップして見せて。視線をロネへ向け。微笑を浮かべたまま) (11/03-21:10:31)
ロネ > 礼なら君の母上に言いたまえよ。(ミトに優しく言う。どこか座れそうなところは無いかと周囲を見て。そして娘を抱きかかえるミストに)君に似ないで、随分出来の良いお嬢さんじゃないか。(また冗談交じりに) (11/03-21:12:49)
mist > (周囲にはテーブルと椅子が設置されているようで。直ぐ傍にも椅子が置かれています) ほっといて。(苦笑を浮かべ) (11/03-21:13:53)
mist > (ミトの背に回り、ミトの目をそっと塞ぐ。)母からお前へのプレゼント、だよ。手を出して? (11/03-21:15:31)
ロネ > (失礼、と言ってどっこらせと椅子に座る。帽子を膝において、杖を机に立てかけて、鞄を床に置く。そして鞄の留め金を外して中から両手で箱を取り出す。そして相手の様子に、おや、と。微笑を浮かべる。そして外用の毛皮の手袋を脱いで、鞄から真新しい白い布手袋を嵌めて、箱の包み紙をするすると解いて蓋を開ける――) (11/03-21:18:35)
ミト > (きょとんとしながら両手を出して。カサカサと包みを解く音に小さな頬を赤く染めて。どきどきどき) (11/03-21:19:33)
ロネ > (――中から出てくるのは、40㎝ほどのビスクドール。蜜色に近い、豪奢な縮れ毛の金髪。澄んだ深い空色の瞳――奇しくもそれは、少女の蒼い髪と色がよく似ていて――は虹彩まで丁寧に表現されたペーパーウェイトアイ。白いフリルをあしらった藍色のドレスは膝下ぐらいまで。白い細やかなレース編みの靴下に茶色の革靴。頭にはすみれの偽花飾りのついた、小さなつばのカンカン帽。ほほはふっくらとうす桃色に色づけされており、全体的に子供らしい、愛らしさを重視した抱き人形。それを慎重にそうっと持って、少女の手に、人形の足を半ば机につかせるようにして持たせようか。右手が微かに震えているのが見えるかもしれない。少女が人形を握れば、すっと手を引っ込めるようで) (11/03-21:21:43)
mist > (一瞬人形の美しさに目を見張る。想像以上の出来栄えだ。 嬉しそうな笑みをロネへ向ければ、愛娘へと視線を落とし、ゆっくりと手を解いて) (11/03-21:23:14)
ミト > …。(触れた感触。 瞼から手が外されれば、ゆっくりと目を開く。 その大きな目が零れ落ちそうな程見開かれ)──まぁ・・・っ!!!(ぱぁぁーーーーっと瞳を輝かせ) (11/03-21:24:39)
ロネ > (ラッピング用のリボンや包み紙を丁寧に畳んで、ボール製の箱にしまう)……いかがかな?(少女に優しく問いかける。瞳を輝かせる様子に、心なしか嬉しく、そして楽しそうで) (11/03-21:25:39)
ミト > まぁ、まぁ、まぁっ!!素敵…!!!!何て可愛いお人形…。(わぁぁ、っとそぉっとそぉっと、蜜色の髪に、綺麗なドレスに、可愛い帽子に、触れて。 きゅぅっと抱きしめた)素敵…!!!! こんな素晴らしいお人形、初めて見ましたわ!! (11/03-21:28:13)
mist > …本当に素晴らしい出来栄えだよ。ロネ。──流石。(嬉しそうにミトの様子を眺め)…感謝する。(ふっと笑みをロネへと向けて) (11/03-21:29:29)
ロネ > (手足と頭だけが陶製で、他の部分は革製の人形なので、抱きしめても問題は無い。少女の様子に、目を細めて)今のうちにこちらから礼を言うよ。……大切にしてくれてありがとう。君は命の恩人だ。(ミトへ、優しく言って。そして流石、とミストに言われればどうも、と小声で返事をする) (11/03-21:30:59)
ミト > このお人形はロネさまがお作りに? ロネさまは素晴らしい魔法の手をお持ちなのですね…。(可愛いっと何度も髪をそっと撫でて、頬を寄せて)…命の?(きょとん、と目を丸くし、小首をかしげて) (11/03-21:33:09)
ミト > 勿論、勿論大切に致しますわ!ああ、お名前をつけてあげなくては。どんな名前が良いかしら…。(うっとり人形を眺めて。ほぅっと感嘆のため息を漏らし) (11/03-21:34:55)
ロネ > 魔法じゃないよ。(苦笑する)私は魔法なんて使えない。それに私だけじゃない、色んな人の力があってこそだ。(そしてきょとんとした様子を見れば)そう。ああ、君はきっとすばらしいレディに成長するよ。(適当に誤魔化して、否、心の底から言ってはいるのだが。そして名前を考える様子に穏やかな眼差しを向ける) (11/03-21:35:43)
mist > (ロネの言葉に、ゆっくりと言葉を紡ぐ)そう。彼は魔法の手を持っているんだよ。ミト。 魔法は想いを力とするもの。 その人形には彼が誠意を込めて、お前の為に作った想いが沢山詰まっている。 お前が今感じたその想いが、何れお前の役に立つよ。(ふわり。娘の頭を撫でて) (11/03-21:38:17)
ミト > (まだ5歳の少女には難しすぎた。 ん、と首を傾げて) 色々な方の力…。 ロネさまのご期待に沿える様、精進致しますわ。 本当にありがとう御座います。(ちょん。腰を少し落として。また人形へ目を向ければ、幸せそうに微笑んで)>ロネ (11/03-21:40:28)
ロネ > (ミストの言葉に僅かな苦笑を浮かべる。その「魔法の手」は今は男の膝の上で微かに痙攣し続けていて。少女の言葉に、)こちらこそ。喜んでくれて何よりだよ。(職人冥利に尽きるというものだ) (11/03-21:41:50)
ミト > おかぁさまも、ありがとう御座います。 大事に大事に致しますわ。(きゅぅ、とお人形抱きしめて) (11/03-21:42:02)
mist > ん。ではね?ミト。 精進おし。 また会いに来るよ。それまで良い子で。(そっと娘の額に口付けて)マリアンナ。ミトを頼む。 ロネ。行こうか。 (11/03-21:43:26)
ロネ > ……ああ、そうだな。お嬢さんもお元気で。(ゆる、と頭を下げて、杖と帽子、それと鞄を手に、杖を支えに立ち上がる) (11/03-21:44:25)
mist > (離れて控えていたシスターがミトを迎えに近づいて。 穏やかな微笑を浮かべ、2人へと向けて緩やかに頭を下げ) (11/03-21:44:28)
ミト > はい。ロネさま。 お人形を届けて下さってありがとう御座いました。 またいつかお会いできます日を楽しみにしていますわ。(スカートの裾を片手で摘むとお辞儀をし。迎えに来たシスターを見やれば、ととと、っとシスターの方へ) (11/03-21:46:03)
ミト > おかあさまも無茶をなさいませんようにね? 再会をお待ちしてますわ。(ばいばいっと手を振ると、幸せそうに人形を抱え、シスターと共に部屋を出て行く) (11/03-21:46:55)
ロネ > ええ。いつか、また。(少女に笑みを浮かべて、ミストに続いて踵を返す)……肩の荷が下りたよ。(ぼそりと独りごちた) (11/03-21:46:57)
mist > …それは良かった。(くすっと笑うと、笑みが冷笑に変わる)…君にはまだまだ、ああいう子供の笑顔を与えて貰わなくちゃね?(に~~こにこにこ。さぁ、行くよ、と歩き出して) (11/03-21:48:24)
ご案内:「※ シルト=ハウリ ガーツ本神殿」からミトさんが去りました。 (11/03-21:48:34)
ロネ > (その冷笑にぎくりと表情が固まって右手が無意識のうちにコートのポケットに突っ込まれる。腕で鞄をぶら下げているような状態に。なんだろう、更に居心地が悪くなった) (11/03-21:50:09)
mist > 冒険者の洞察力を舐めるなよ?気付かないとでも思った?(にこぉぉぉぉり) (11/03-21:50:51)
ロネ > ……ただの疲労だ。最近仕事が続いたから。(無表情の仮面を引っかぶることにした) (11/03-21:51:37)
mist > 2択。選んで? 1つ。無理やり押さえ込まれて『強引に完璧に治される』か。 2つ。大人しくして最低限の治療を受けるか。 (ピ、ピ、と人差し指、中指の順に立てて。背は向けたまま、歩きながら) (11/03-21:53:01)
ロネ > ……お前な。(呆れたため息。杖をつきつつ歩いていって)医者にはもう行った。放っておけば治るんだよ。(半分嘘である) (11/03-21:54:10)
mist > 確認してあげようか?(振り返ればにっこり。騙されると思う?な笑顔。) (11/03-21:54:44)
ロネ > …………。(ジト目。数秒間のにらみ合い)……ここじゃ不味いだろ。(観念した。やはりこの女には敵わなかった。はぁ、とため息ついて) (11/03-21:55:52)
mist > どうせ自分の咎だとか思って治したくないんでしょ?それ。 腕の震えの状態や君のすっとぼけ方を見れば大よその検討くらいは付くさ。 1を選べば此処で強引にやってあげるけど?(にっこり) (11/03-21:56:41)
ロネ > ――分かった分かった分かった!(あーあー、とうるさそうに。やや小声で)「2」を選ぶさ、だからせめて人目の無いところにしたまえよ。(部屋から立ち去ったばかりなら、今は廊下だろうか) (11/03-21:58:33)
mist > 素直で結構。(ふふっと笑うと修道院を出て、神殿の中の1室へ。扉を開ければ中へ招いて) (11/03-21:59:55)
ロネ > (非常に嫌そうな顔で一室へ。椅子などがあればそこに座るだろう。ポケットから右手を出せば、未だに微かに震えていて。左手で手袋を外しながら)……どこまで知ってるんだ。(この竜はどこまで嗅ぎ付けているのかいつも分からない) (11/03-22:01:58)
mist > 何も?君が腕を隠すのと、君の手が震えていたこと。 見ればその腕を無意識に庇っている。となれば傷を負っているって言うのは直ぐ判る。 もう一つは先ほどの場所。 あの場に居た子がアザミが泣いて大騒ぎをしてたって言ってた。 もしアザミが君の傷を知っているなら、彼女が治療をしようとしたはず。 問題の無い怪我なら君は素直に治すだろうけど、治そうとしない点から考えて、傷はアザミ絡み。 …って所かな。(腰を落とせば傷の具合、見させてもらおうと) (11/03-22:05:41)
ロネ > ……はぁ。(あんの化け猫吸血鬼め、と恨み言を心の中で言いつつ。椅子に座り、壁に杖を立てかけて、鞄を置いて。そして失礼、と言ってコートを脱いで椅子の背へと。シャツの袖をまくれば手首からひじにかけてまだ新しい包帯が。包帯をするすると解いて、下にある分厚いガーゼを取れば、手首の下あたり、ちょうど腱を貫通するような形で、深々と刺された噛み痕がくっきりと残っている。一番深く突き刺さっていた犬歯の部分はひと針ほど縫ってあるようで) (11/03-22:09:57)
mist > 歯型か。(指先で傷に触れる。目を閉じ、指に触れる僅かな感触を頼りに傷の具合を確認し)…。 (11/03-22:11:41)
ロネ > (腱の裂傷と、ところどころの神経の断絶といったところ。当たり所が悪かったようだ。触られればびくり、と意識せずとも腕が微かに震えて) (11/03-22:13:41)
mist > …痛みと傷は残してあげる。通常に回復するまでは痛むからね。 でも、君のこの腕は、今までどおり使えるように。 まぁ、完全に治るまでは不便だろうけどね。(ふゎ、と胸元の聖印が光を帯びる。 指先から流れ込む聖なる気は、断裂した神経へと流れ、巻き付く様に再生して行く。 切れた腱も同じ様に。 ただし、むき出し状態のままの神経は他に触れれば激しい痛みを伴うだろう。暫らくはまともに動かすこともままならないかもしれない) (11/03-22:16:10)
ロネ > …………っ。(何か流し込まれる感覚に眉をしかめ、激しい痛みが脳髄を襲うも、声は上げずに) (11/03-22:17:47)
mist > 君が心に何かを刻む為に必要なんでしょ?この傷は。(神経と腱を繋ぎ終えれば、静かに手を離して)消毒はちゃんとするようにね。表面の傷は治して居ないから。 (11/03-22:19:00)
ロネ > ……ありがとう。(治癒が終われば、小声でぼそりと礼を言って、ガーゼを当て、左手でぐるぐると包帯を慣れた手つきで右腕にまた巻き始める) (11/03-22:20:47)
mist > (目を細めて微笑をして)…まだ、何か悩んでいるの?ロネ。 (11/03-22:21:17)
ロネ > ……大したことじゃない。(実際、大したことであるのだが) (11/03-22:21:51)
mist > 嘘つき。(くす、と笑って) (11/03-22:22:06)
ロネ > いつものことだろ。(もはや弁解もしない。包帯を巻き終えれば、シャツの袖を戻して)……最近、自分さえ信用ならないんだよ。自分が本当は何がしたいのか、よく分からない。(それでも弱音をぼそりとこぼすのは、この霧竜の前だからだろうか) (11/03-22:23:49)
mist > …うん。(静かに話に耳を傾け。話の続きを促すように) (11/03-22:24:46)
ロネ > 昔、君に話したろ。(愚痴っぽくなってしまう)私が軍人だった頃の話。あれな、一つ私は嘘をついた。君が女性だったから。(目を伏せて)……「一緒に逃げた」のは同僚の友人じゃなくて、私の恋人だったんだよ。(と、そこまで喋って、自分が喋りすぎていることに気づいて、すまない、と小声で言って口を噤んだ) (11/03-22:27:51)
mist > …そう。(目を細めると、ううん、と首を横へ振って)…重ねてしまう?アザミと。 (11/03-22:28:55)
ロネ > アザミ自身があのネロとかいう死神を通して言ったんだ、私が寂しさや欲を埋めるために彼女に近づいているんじゃないかって。(まともに動かない右腕をだらりと垂らして。脱力仕切ったように目を宙にやって)……否定、できないんだ。(ぼそりと) (11/03-22:31:47)
mist > …うん。 愛するものを失って寂しく思うのは事実だとは、思う。(目を伏せて) …だけど、ただそれだけなら、君の行動は矛盾するよね。 (11/03-22:33:28)
ロネ > …………。(矛盾。思えば自分なんて矛盾の塊かもしれない。返事できずに黙ってしまう) (11/03-22:34:43)
mist > …僕から見た君は、まるであの子を愛することを恐れているみたいに見えた。 …愛して、傷つけてしまうことを。 …寂しさを紛らわすのなら、それを恐れて振り払うのは、矛盾するよね。 (11/03-22:36:12)
ロネ > (その言葉も、否定できない。一体自分は何がしたいのか。一体、「自分」は? 分裂する思考。ある種の二重人格の様相を晒してきた男は、ここにきて強烈な矛盾にぶちあたってしまった)……恐いさ。(ダンッ! と膝を左手で叩いた)恐いさ! ああ、恐いよ、何たって私は彼女を「殺した」、彼女だけじゃない、今の今まで、お前が旅立ってから……、(錯乱気味の自分に冷静に気づく自分がいた。息を抑えこむようにして、高ぶった感情を殺す) (11/03-22:40:44)
mist > (静かに見つめて)…ん。 ロネ?君はもう十分、罪を償ってきたでしょう? もう、自分を許しておあげ。 (11/03-22:43:16)
ロネ > …………、(声がのどにつっかえて出てこない。不意に目の奥が熱くなり、懸命に堪える。必死に感情を殺せ、殺せ、と。今までだってそうやってやってきたじゃないか。あの魔物の愛しい少女を前にしても!) (11/03-22:45:41)
mist > (ス。手を伸ばすと、半ば強引に引き寄せ、自分の肩へ相手の頭を押し付けようと)…堪えなくて良いから。そのまま吐き出してしまうと良いよ。 (11/03-22:46:49)
mist > (片手を揺らす。サラリと霧が流れ、周囲に結界を巡らせる。声が外へと漏れないように。誰もこの場に入らないように。) (11/03-22:48:49)
ロネ > ……ぁ、(肩に頭を押し付けられれば、嗚咽にも似たうめき声。左手でミストの肩を掴む。声を上げないよう、相手が痛く感じるかもしれないほど強く、強く。嗚咽は徐々にしゃくりあげるような泣き声になる。母親に縋りつく子供のように。ぶるぶると左手が震える。じっとりとミストの服が湿っていく)……駄目なんだ、(泣き声に混ざって)駄目なんだ、私は、化け物だから、(思考が混乱する。霧の竜の優しさに縋りつきそうになる)……人を喰らった化け物は、ぁ、彼女を、(文脈がごちゃごちゃになる) (11/03-22:51:56)
mist > (静かに背を撫でる。 ゆっくり、ゆっくりと。) …君は化け物ではないよ。 もう、大丈夫。誰も君を責める者は居ないから。 もう、自分を責めなくて良いんだ。(囁くように、静かに、静かに。) (11/03-22:54:04)
ロネ > あの死神も――エル嬢も、エジ君も、(ぃ、ぁ、と呻きに混ざって)あの物の怪も、あの少年だってただの行きずりなのに、アザミを捕らえたあの男も、命を奪う必要はなかった、なのに無駄に命を、人を殺した、ぁ(静かな声を撥ね退けるかのようにしゃくり上げて)……ヴィア、(呻く。)オリヴィア、ァ、……、(呻く。涙が生温く竜の服を濡らす) (11/03-23:00:05)
mist > ん…。 化け物であろうと、したんでしょう? 殺めてしまった罪が重すぎたから…。 でも、ね? もう、全て終わったことなんだよ。ロネ。 もう良いんだ。(ゆっくり、ゆっくり。背を撫でる。もう片手で優しく抱きながら) (11/03-23:01:58)
ロネ > ……化け物を殺すのは人間の役割だから。(その言葉だけ、妙にはっきりと)……ただ、私は、人間でいたかった……、(力が抜けて、肩に顔を埋めたまま、嗚咽だけが響いて) (11/03-23:03:59)
mist > …そっか。 否定を、したかったんだね。 自分は人間だって。 (静かに背を撫でて) 大丈夫だよ。 ロネは、ロネでしょう? 形に拘らなくても大丈夫。 君が君であることに、何ら変わりは無いから。 (11/03-23:06:24)
ロネ > (しばらくすれば泣き疲れたように静かになって、そして顔をゆるりと離して、伏せたまま長く深く息をつく) (11/03-23:11:37)
mist > (ゆるり。一度静かに撫でて。ゆっくりと頭を抱えていた手を解いて) …君はちゃんと、人間だよ。ロネ。(目を細めると、優しく微笑を向けて) (11/03-23:12:59)
ロネ > ……嫌になるぐらいにね。(伏せたまま微かな苦笑を)……アザミが、アザミの周囲の「彼ら」がたまに恐いよ。 (11/03-23:14:27)
mist > …うん。(静かに目を細めて。ゆっくり頷いて) (11/03-23:15:14)
ロネ > 私は彼らの世界のああ言った人間を憎めない。それどころか同情してしまう。あのとき、私はただの人殺しだった。私の中ではね。(訥々と。ヒドラの濁った、死んだ瞳が、お前もこちら側なんだろうと脳髄に語りかけてくる)……恐くなったんだ。彼らの敵は、私のような人間だ――いや、あの箱庭の世界では、か。(今日のクォールツの言葉が耳に痛い) (11/03-23:18:29)
mist > …本当は、少し躊躇ったよ。(静かに一度目を伏せて)君には、きつい仕事になるだろうと思ったから。 ──ねぇ?ロネ。 (11/03-23:20:07)
ロネ > ……何だい。(顔を伏せたまま、ぽつりと) (11/03-23:21:17)
mist > …形に、縛られなくても、良いと思うよ。 人間とはこういうものだって形。 (11/03-23:22:28)
ロネ > …………。 (11/03-23:22:47)
mist > 案外、周りの形に皆、縛られてしまうよね。 こうでなくてはいけない。 こうするのは間違っている。 (11/03-23:24:07)
ロネ > (反論も否定もできない。顔を上げず) (11/03-23:24:37)
mist > …旅をしてね。 思ったんだ。 竜だとか、人だとか、本当は意味が無い事なのかもしれないって。 だってね。 僕は竜の体から、人と同じ身体を得たけど、心は何も変わらなくてね。 …気付いたよ。 自分が何であるかの答え。 僕は僕。 (11/03-23:26:41)
ロネ > (その言葉を聞いて思った――変わった、と。旅立つ前と明らかに彼女は何か変わっていた。その問いの答えが、その言葉なのだろうと。黙りこくったままで) (11/03-23:28:41)
mist > 君も、そう。 ロネは、ロネでしょう?誰かと照らし合わせなくて、良いんじゃないかな。 (11/03-23:29:20)
ロネ > ……私は、私?(顔をゆるりと上げる。涙の痕の残る顔。まだ目の縁は赤く腫れていて) (11/03-23:30:22)
mist > そう。 ロネはロネだよ。 美しい人形を生み出す類稀なる人形師。 本当はとても傷つきやすくて、不器用で、頑固で。(小さく首を傾けて。ふふっと笑い) (11/03-23:33:12)
mist > ただのロネ、で良いんじゃない? (11/03-23:34:18)
ロネ > ……ただの、私。(きし、と思考が軋む音。無意識のうちに、ほとんど動かない右手を見やる。人種、階級、生まれ、職業、ありとあらゆる所で差別し差別され区別し区別されてきた男にとって、その考えはあまりにも)……変、な気分だ。(「変」だった。でもふふ、と力ない笑みが零れた) (11/03-23:37:44)
mist > (ふふっと笑って。ぽんぽん。気持ちの切り替え、と言う様に軽く背を叩いて) (11/03-23:38:48)
ロネ > (ん、と唸って目をごしごしっと擦る。コートを左手だけで不器用に羽織って、)……色々、ありがとう。(そっけなく、心の底から礼の言葉を。鞄を左腕にひっかけ、そしてそのまま杖を持った。しばらく右腕は動かせまい) (11/03-23:40:30)
mist > (にこり。笑みを浮かべれば立ち上がり) 戻ろうか。(いこう?と扉へ向かって) (11/03-23:47:08)
ロネ > ……ああ。(この霧の竜には敵わない。杖をついて立ち上がり、眉尻を下げた微笑を浮かべて、扉へと向かって歩き出す。そのまま時狭間の世界を通じて、元の世界に帰っていくのだろう――どこか軽くなった心と、重い気がかりを残しながら) (11/03-23:49:22)
ご案内:「※ シルト=ハウリ ガーツ本神殿」からmistさんが去りました。 (11/03-23:49:55)
ご案内:「※ シルト=ハウリ ガーツ本神殿」からロネさんが去りました。 (11/03-23:50:12)
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