room41_20121105
ご案内:「とある墓地 -昼-」にロネさんが現れました。 (11/05-21:08:37)
ロネ > (汽車を乗り継ぐ。田園風景の広がる土地がもうすぐさしかかる、と言った街のごく郊外に、その寂しい墓地はひっそりとある) (11/05-21:10:08)
ロネ > (黒い丈の短いマントのついたフロックコートに、黒いシルクハット。ネクタイも黒。手には白い手袋。そしてその手には、白い花束)…………。(一頭立ての辻馬車を待たせ、ゆらり、ゆらりと杖をついて、十字架の立ち並ぶ墓地を行く) (11/05-21:11:55)
ロネ > (ぽつんと片隅にある十字架の前で足を止める。琥珀色の双眸で、墓を見下ろす)…………。(『Olivia Nelson』と彫られた、白い、白い十字架。丁寧に磨かれ、花が既に供えられている。湿った風が吹いた。ざわ、と草が鳴った) (11/05-21:16:49)
ロネ > (黙ったまま、その墓の前でそっとしゃがんだ。そして未だ動きの鈍い右手で、花束を墓に置いた)……久しぶり。(ぽつりと。呟く。) (11/05-21:18:22)
ロネ > (しばらく目を細めてその墓を見て、何も言わないで。何も言えないで。ただただ、静かな時間が流れた。遠くの方で鳥のさえずりが聞こえた) (11/05-21:20:36)
ロネ > ……恋人が出来たんだ。結婚も、まあ、考えてる。(ぽつりぽつり。)君も気に入ると思う。とても良い子だから。(ゆっくりと、たどたどしく)……君には二度と会えないだろうけど――(――なぜなら、自分は地獄行きだろうから)――君が今、幸せだったら、何も言うことはないさ。(目をごしごしと袖で擦って)……ごめんよ。どうせ短い後生だから、ちょっとぐらいの我侭、目を瞑ってくれ。 (11/05-21:25:31)
ロネ > (それだけ言って、杖を手に立ち上がる)じゃあ、また。(そして立ち去ろうとして――こちらに近づく人影に気づいた。一組の老夫婦が、召使を一人連れて、こちらへとやって来る) (11/05-21:27:00)
ロネ > ――お久しぶりです、ネルソンさん。(男は老夫婦に言った。老夫婦はしばらく男を見やった。婦人がヒステリックな調子で先に口を開いた。「帰って! ここは娘の墓よ、今更何をしにきたのです!」 ひげを蓄えた老紳士は妻を静かに見やっていた。召使の下女は少し怯えていた)……娘さんに、少々ご挨拶を。(男は淡々と言った) (11/05-21:31:07)
ロネ > (「今すぐ出て行って、汚らわしい、あなたの顔なんか見たくもありません!」婦人が叫んだ。老紳士がもうその辺でいいだろう、とたしなめた)……では。お身体にお気をつけて。(男はゆる、と会釈をした。婦人が男の顔に唾を吐いた。ぴっ、と男の顔が湿った。慌てて下女がハンカチを差し出すが、男は断った) (11/05-21:33:48)
ロネ > (男は三人を背に杖をついて歩き出す。ポケットからハンカチを取り出して顔を拭いた。琥珀色の双眸はやや伏せ気味で、だが上げて。墓地の傍で待たせていた辻馬車の御者に声をかけ、そして乗り込んだ。やがて馬車はぱかろぱかろ、ことことりと走り出して) (11/05-21:35:42)
ご案内:「とある墓地 -昼-」からロネさんが去りました。 (11/05-21:35:49)
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