room42_20121106
ご案内:「とある街 -昨夜-」にロネさんが現れました。 (11/06-21:36:23)
ご案内:「とある街 -昨夜-」にアザミさんが現れました。 (11/06-21:37:18)
ロネ > (その街の様子といったら、平生以上に熱狂的で、賑やかで、そしてやかましく、人や馬やなんやらの体臭や糞便の臭いで溢れ返っていた。そのくせ晩秋ゆえか、黄色い汚い霧が色濃く立ち込め、少し先の人影はぼんやりとしか見られない。その中で声を張り上げる呼売商人や、迷子になった子供、乞食、着飾ったお歴々を乗せた馬車、出店の主人、見物に来た家族連れ――とにかくこれでもかと雑多な人間が一同に外へと繰り出しているのだからたまったものじゃない) (11/06-21:40:58)
ロネ > (そんな中を一頭立て二輪馬車で押し合いへしあい突っ切って、広い広い、芝生が広がり木々が立ち並ぶ公園へとやっとこさ出た。街の喧騒は少しは静まり、公園の広さもあいまって、少なくとも隣の人とキスをしそうになる、ということは避けられる。マントつきのコート姿の男が、杖をついて馬車から降りる。左手には杖と一緒に、腕にぶらさげるようにして、女物の小さな鞄が一つ。女は日傘以外持つべきではないのだから)――ほら、アザミ。ここなら焚き火もよく見える。(琥珀色の静かな双眸で、男はまだ少々不自由にしか動かない右手を差し出した) (11/06-21:47:50)
ロネ > (少女は男が今日プレゼントしたドレスを身に纏っているのだろう。一応身分をわきまえて、そう贅沢な生地や派手な作りにはしていない。だが銀白色の厚手の絹をメインに据えた、レース飾りのついたドレスは、一般庶民にしてはいささか豪華かもしれない――特に真珠のブローチとか――男は微塵も気にしていないが。結った髪を覆うボンネットはドレスに合わせ、紫の花の刺繍がなされている。寒いさなかであるため、青い毛織の上質な肩掛け。靴は細身の、景色が映るほど磨かれたブーツ。どれもこれも男が直接手がけるか、それか一流の職人に特注したものばかりである)ん、馬車移動も疲れたろう。 (11/06-21:54:45)
アザミ > (プレゼントされた服を身に纏った、まるでどこかのお姫様の人形のような少女はロネの声掛けにうふふ、と笑って馬車を降りるだろう。手にはドレスと同色の日傘を持ってることだろう) えへへ、焚火、どんな感じなんだろう?(ワクワクである。まるで子供みたいに燥ぎたくなる。ロネから離れぬよう気を付けながらその隣に) (11/06-21:59:23)
ロネ > もう少し先だな。まだ街を子供達が引きずり回しているだろうし。(男の服は仕立ては良いものの随分くたびれているので、少女とまぁ不釣合いといえば不釣合いではある。ゆるゆると、様々な声がかけられる中、少女を伴って大きな池の傍をのんびり歩いていこうか。これでもかと出店や呼売商人が、身なりのいいアザミを見ては、これ見ていかないかいこれ買わないかい、と声をかけてくることだろう。内容は様々で、牛乳、安物のアクセサリ、櫛、ハムサンド、髪紐、バターつきジャガイモ、オレンジ、その他野外で売れそうなもの考えられる限り)……何か飲むか食べるかするかい?(霧と人の声の中、アザミにゆると視線を向けて話しかけて) (11/06-22:08:07)
ロネ > (遠くの方で小さな管弦楽団が色んな曲を演奏している。明るめの曲ばかりだが) (11/06-22:10:06)
アザミ > そうなんだ?子供かぁ…(少し考えるような素振りになるが、まあ、やめておこう。一緒に歩いていれば、いろんな人に声をかけられる。ロネの声掛けに、はたと我に返って) あ、うん。何かおすすめとかあるかな?(えへ、と笑って。何気、アクセサリーとか小物を見つけたらそっちを見てそうだが) (11/06-22:12:21)
ロネ > お、おすすめ?(ちょいと困って。どうしようかなぁ、とか迷っている間に、中年親父が大きなお盆に色んな石のアクセサリを乗せて、「おやレディ、お一ついかがです? 南方や東方から取り寄せた宝石のアクセサリ、お安くしますよ?」とか言うだろう。言うまでもなく精巧な贋作だらけだが)……ポロネーズばかりだな、ったく。(遠くから聞こえる音楽にぼそりと) (11/06-22:15:45)
アザミ > オススメがなかったら、何か安いものでいいよ?お金、あまり持ってないと思うし。(気を使って。そして、中年のおすすめしてくるアクセサリを見て、わー、と目が輝く) 綺麗……あ、これ(琥珀の石が嵌められたイヤリングを指さして) これ、いくらぐらい?(なんて聞いてたり。音楽は好きで、何が流れてものんびり聞いてる感じだ。隣で聞こえるつぶやきにくすっと笑ってて) (11/06-22:20:26)
ロネ > んー……ぉ?(あちこちの出店をちらちら見ている中で、連れが何かに食いついた。ちらりと其方を見れば、)「あっこれですかい? おお、これはこれは。バルト産の琥珀が今ならたったの――」(親父が意気揚々と喋っているのを、アザミの背後から突き刺さる絶対零度の琥珀色の視線。それにはたと親父が顔を上げ、)「――たったの一ソヴ」(男の視線)「たったの一フローリン!」(その声に男がやっと、自分のベストを探り出した)最近ポーランド人の作曲家が死んだせいで、街を歩いていても、ずっとその作曲家の曲ばかり流れているんだよ。ここがこうなんだからフランスはもっと大変だな。 (11/06-22:28:45)
アザミ > (ロネがなんか睨みを利かせてる様子に思わず苦い笑み。あちゃーといった感じか。曲についての説明を聞けば、へー、と音楽が流れる方角を見ようか) …そっか、だから音楽が…あれ、でもこれ、ショパンじゃない?(改めて聞いてみると、聞き覚えのあるもの。有名な曲ばかりな気がして。ということは、とロネのいる世界の時代をしっかり把握。なるほど、と一人納得していて) (11/06-22:36:43)
ロネ > ん、そうだが。(何やら一人納得しているアザミの様子にはて、と。そして真新しい銀貨を一枚親父に手渡しつつ、ジト目でお前には一ペニーも渡したくないがな、と小声でぼそぼそっと言うと親父は慌ててほかの客を捕まえに行ってしまった)別に何でも食べたりしても良いよ。なに、金にはそう困ってないさ。(己の持っている少女の鞄に、イヤリングをさりげなく滑り込ませつつ) (11/06-22:41:05)
アザミ > (まあ納得できてすっきりしたのでこれはおいておこう。今はお祭りを楽しもうと) いいの?んー、でも、あまり高そうなのは選ばないようにしておくよ。(さて、何かあるかな、と屋台をきょろきょろ見て回ろう。ロネを置いて行かないように気にしつつ) (11/06-22:48:08)
ロネ > (本当に何でも。「エールゥ、喉の渇きにエールはどうですかぁ」だとか、「オレンジだよー! 甘い甘いオレンジだよー!」だとか、「温かい貝やウナギはいかがですかーい!」だとか)遠慮するな、女性に気を遣われたら私の立つ瀬がない。(ぼそぼそと。アコーディオン弾きが明るくリズミカルな音楽をすぐ傍で流している) (11/06-22:52:54)
アザミ > そう?えへへ、じゃあ今日はお言葉に甘えます。(ふわ、とドレスの裾を持ち上げて言葉を丁寧に。わぁー、といろんな屋台を見て回る。ふと、気になった言葉に釣られた) ウナギ…?(もしや、本で調べたあれだろうか。屋台で売ってるそれの値段を見てから買ってみたいな。えっとー、とロネの持ってくれている鞄から財布を取りに行こうか) (11/06-22:58:34)
ロネ > (はいはいとアザミの後についていって。若い青年が比較的大きな出店を出して、大きな鍋をぐらぐらかき回しては、もう一つ、水を張ったボウルにつけた鍋からどんどんお皿に何かを盛り付けている。そう、それはぶつ切りにしたウナギが透明なゼリー状物質に包まれている、ジェリード・イール――別名、「ウナギのゼリー寄せ」)ああ、それか。(こちらに寄ってくるアザミを制して、自分が直接お金をポケットから出して、銅貨を一枚青年に手渡した。そしてほれ、とビネガーぶっかけれたウナギの乗った皿を、出店での使い回しなのだろう、普通のフォークと共に差し出した) (11/06-23:04:20)
アザミ > (財布を取ろうとしたのを制されれば、むー、なんてちょっと困った顔。でも、ウナギの乗った皿を差し出されれば、それを受け取って。見た目からしてなんだかすごいものだが、フォークでウナギの身を刺して、暫く眺めてから、口に含んでみた) ………うーん?(こて、首かしげ。うん、まずくはないのだが、特別おいしいというわけでもない。でもなんか違うような。色々思考が頭の中ぐーるぐーる) (11/06-23:07:05)
ロネ > (困り顔の少女に)……アザミ、少なくとも私と一緒にいるときには私の顔を潰さないでくれよ。(きっと文化の相違とかそういうやつなんだろうなー、と思いつつ。この人ごみの中では難だろう、少し開けた広場へアザミを連れつつ。そして複雑そうな少女を見て、くすりと苦笑しつつ)やっぱりそれ、どうも不評らしいな。(肩をすくめて) (11/06-23:10:42)
アザミ > …うー、ごめんね。いつもお買いものの時は一人でいろいろやってたから。(申し訳ない事しちゃったかな、と改めて反省。そしてウナギのことを言われれば、首かしげたままで) なんか、別にマズイってわけじゃないけど…特別おいしいわけでもないような?うーん、なんか不思議な料理ー。(買ったものはしっかり残さず食べるよっ。もぐもぐ) (11/06-23:13:56)
ロネ > や、謝ることじゃない。(いいよいいよ、と。扱いの上だと、自分達はそうお上品ぶらなくてもいい身分ではある。ただ、やはり女性と男性がいっしょにいて、女性に払わせるなんて言語道断)それな、翔にも食わせたんだが酷くまずいだと。世界が違うと好みも変わるねぇ。(と、そんなこと言っている間に、広場の中央辺りで、ぱちっ、ぱちぱちっ、と音がしたかと思うと)<<ぼわっ!!>>(見上げるほど大きな焚き火が燃え上がった)お。(もうすぐかな、とか男が呟く) (11/06-23:18:53)
アザミ > (うーむ、と文化の違いにいろいろ考えさせられる。色々猛勉強あるのみだなー、と決心固く) 翔がおいしくないって言ってたの?僕はどっちでもないけどなぁ…。  わっ!(いきなり上がった火の手にぎょっと驚いて。何かが爆発したように見えたのだろう) (11/06-23:22:25)
ロネ > (少女の様子に、眉尻下げて)そう慌てなくても良いよ。ゆっくり慣れていけば良いさ。(文化や考え方など、大きな差異ならいくらでもあるだろう、と)火薬でも使ったんじゃないのか?(驚いた様子の少女にくすり、と笑って。そうこうしているうちに、『Please to remember,The Fifth of November,――』)ほら、来た。ガイ・フォークスが。(男がゆる、と通りの方を指差せば、人ごみが広がって、黄色い霧の中からたくさんの子供達――あまり身なりがいいともいえないが――が唄を謡いながら、ずるずると大きな、等身大以上のはりぼてと布でできた人形を、ロープを使って引き摺ってきた。男性の形をかたどっている。ずいぶん引きずったのか、あちこち擦り切れている) (11/06-23:27:32)
アザミ > …うん。(その言葉にうなずいて、笑み浮かべて)  火薬を使うぐらい派手なお祭りなんだね。 あ。(指さされた方を見やれば、ボロボロになったハリボテが視界に入る。大きいなー、なんてその流れを見ていて。ウナギは食べ終えてしまって、お皿とフォークだけ手に持ってて) (11/06-23:32:41)
ロネ > 今日は何でも派手にやりたがるんだよ。(子供達の歌う唄は熱を帯びてくる。『――Holloa boys, holloa boys, God save the King!』)(ずるずると人形が引き摺られていく。人々の興奮も高まる。管弦楽団の演奏も最高潮だ。そして、)<<ボゥンッ!!>>(シンバルの音にあわせて、人形がかがり火に放り込まれた。と、同時に、)<<ギィァァア―――――ッッ!!!>>(何か、甲高い悲鳴のような鳴き声が火の中からした。だがそれはあっという間に人々の歓声に掻き消された)(『――And what should we do with him? Burn him!』“――さあ何をしようか? そう、彼を燃やせ!”)(子供達は霧の中で喚くように歌い続けた) (11/06-23:44:19)
アザミ > へー…子供たち、楽しそうだね。(えへへ、とその様子を見る。だが、シンバルの音と悲鳴のような声に二度びっくりして) キャッ!?(思わずロネの後ろに慌てて隠れるかもしれない。ドキドキドキ。突発的なビックリは弱いようだ。聞こえてくる英語の歌は、英語はばっちり勉強済み。頭の中で和訳して、へー、なんて聞いていて) (11/06-23:51:34)
ロネ > ……趣味悪いな。(悲鳴のような声を聞いて、眉をしかめてぼそり。そして後ろに隠れられれば、怖くない怖くない、と言いたげに頭ぽすぽすボンネットごしにまだのろのろとしか動かない右手で撫でて) (11/06-23:53:05)
アザミ > …ま、まさか人が本当に入ってたってわけじゃないよね?(あれだけ大きい物、そう思ってしまう。撫でられれば少し安心したようで、ゆっくりロネの後ろからでてこようか。燃えてる焚火をきょとーんと眺めてて) (11/06-23:55:14)
ロネ > 多分野良猫でもとっ捕まえて入れたんだろ。(何でもないことのように言う。かがり火の周りでは、早くもじゃがいもやハム、パンを棒に突き刺して焼き始める人がいたり。霧は濃く、かがり火も霧越しにぼうっと光るようにして見えるか) (11/06-23:57:17)
アザミ > ……猫が可哀そう。(眉が下がって、己の世界だと同居することも珍しくない生き物の扱いに悲しそうに。あぁ、せめてその魂が何かに乗り移っていたずらしませんように、と祈るばかり。火の回りに集まる人々をみて、いろいろ焼いてるなぁ、なんて興味津々で見てたり) (11/07-00:01:19)
ロネ > ……ああ。(そういえば彼女は、こういうことに対してずっと繊細なのだった)そんなものさ。もっと――街を巡れば、もっと酷い事もされている。(淡々と事実を述べていって)ここはそういう世界だ。(轟々と人形を燃やすかがり火を見ながら、目を細めて) (11/07-00:03:43)
アザミ > ……大丈夫、僕の世界でも同じようなことが起こってる場所、いっぱいあったから。すぐに、慣れるよ。(ロネの言葉に、微笑んで、少しでも心配させないように、と。だいぶ濃くなってきた霧に、わー、なんて見渡してたり) (11/07-00:08:01)
ロネ > ……すまないな。(なんとなく、謝らなければいけない気がして。そして濃くなってきた霧を見やって、ふふりと笑んで)ここは「霧の街」だから。(そして付け足すように、)あとは、「イギリスの肥溜め」。(なんてな、と。苦笑いしながら) (11/07-00:12:19)
アザミ > ううん、謝らなくてもいいよ。ロネと一緒なら、怖くない。(ロネの顔をみて、ふんわり笑ってあげよう) 霧の街…なんか、それだけだと素敵。(肥溜めの言葉はなんとなく調べた時代の関係でわかる気がして。そこは承知の上だったから) (11/07-00:16:54)
ロネ > それは光栄だよ。(ぽむぽむ)それだけ、だとな。(くく、と少々意地悪く笑って。宴もたけなわを越え、人々の動きも穏やかになる。人形も燃えカスに火がついている程度で、火の勢いはある程度納まっていて)さて、じゃあもう少し巡りますか、お嬢さん?(ゆる、と振り返って優しい微笑を) (11/07-00:24:25)
アザミ > えへへ。(ぽむぽむされれば嬉しそうに笑って。霧の街、そこで共に歩むことができる。足が治ってよかったといううれしい気持ちもあって、心はとても軽くなっていて) …うん、もう少し見て回りたい。(笑み浮かべたまま頷いて。日傘片手にロネの右手に自分の左手をそっと乗せるように持ちたいな) (11/07-00:28:11)
ロネ > (手袋越しでも、お互いの暖かさは伝わるだろう。弱い力でその手をそっと握り返す。そして祭りの喧騒の中へ、二人揃って、ゆるゆると歩いていくのだろう。濃い霧の中へ。) (11/07-00:31:05)
ご案内:「とある街 -昨夜-」からロネさんが去りました。 (11/07-00:31:12)
ご案内:「とある街 -昨夜-」からアザミさんが去りました。 (11/07-00:32:33)
::::  PbsChat v2.5.1  ::::