room03_20121115
ご案内:「枯れ木の森」にレンさんが現れました。 (11/15-21:37:15)
レン > (狭間の世界へと足を踏み込んだ途端に慣れない感触が伝わって、“此処はもう雪が降っているんだ”と知ったのが十数分前の事。 今は今日の寝床となるはずの館に向かって白い雪道に最初の足跡を付けながら黙々と歩いていく) (11/15-21:41:14)
レン > (いつもならば何かしら考え事が頭を占めているのだが、今はそれもない。)‥‥‥‥、‥‥ッ‥‥‥‥(というか、雪の無い街の人間が踵高めのブーツでこんな所を歩けば、考え事どころじゃないわけで) (11/15-21:52:05)
レン > (足元をメインに、時折前方を見て方角を確認しながら暗い道を歩いて行く―――と、不意に何かが肩に触れて反射的に手で払う。 その数瞬後)《ピシッ》‥‥い、ッ(しなりをつけた枝の先が頬を打ったようで、歩を進める動きとも相まってジワリとそこから熱くなる) (11/15-22:12:32)
レン > 獣道みたいな幅とは言っても‥‥逸れてるわけじゃないのにな。(単に育ったんだろうか、なんて思いつつも何気なく手の甲を頬に押し当てる―――頬には外気に晒された手の冷たさが、そしてその手には‥‥生暖かいぬめった感触が行き交うとか) (11/15-22:19:35)
レン > ‥‥‥‥。(眉を顰めたままその手で頬を無造作に拭うと払い落とすように手を振り下ろし。 白く色づく息をひとつ吐けばまた歩き出すようで) (11/15-22:34:47)
レン > (サクサクと、先刻までと同じように細い道を歩いているだけの時間なのだが、今度は微妙に歩調が速い。気分の乱れを表すようにほぼ等間隔だった歩幅も不規則な跡となっていて―――暫くすると、フツリと進まなくなった) (11/15-22:49:19)
レン > ‥‥‥‥別に、急ぐ事もないのに‥‥(何故こうも忙しなく歩かなければならないのか、と急に動く気が無くなったようにぼやくとその辺の木に背を預けてヒトヤスミ。)((イザとなれば、駆狼もいるしなァ)) (11/15-22:59:10)
ご案内:「枯れ木の森」にロネさんが現れました。 (11/15-23:02:34)
ロネ > (さく、さっ、さく、さっ、さく。雪を踏みしめる音と、足跡のほかに余分な痕も雪に残しつつ、杖をついて歩く男が一人。黒尽くめのその姿は、夜間とはいえ、白く反射する雪の中ではよく目立つ)…………?(枯れ木にぶつからないようにくぐったりしながら、視界の先に人影をみつけ、目を細める) (11/15-23:05:06)
レン > (外気が冷たすぎて肌の感覚などすでに曖昧になっていた。頬からも二本ほど赤い筋ができていたがまるで気付かず、と言うか関心の対象にも入れてなくて)―――。(改めて白い息を吐くと雪の中にすぐに溶け入り)((こんな空、街の中では見れないからなぁ)) (と、今もまだぼんやりしたままだろう) (11/15-23:08:02)
ロネ > ……おや、君か。風邪引くぞ、こんな所で突っ立っていたら。(歩いて近づいていけば、なんだか放心したような相手のさまに、どうしたのかと思いつつも、この青年が感情を露にしたのを見たことがないので、こんなものかと。目が暗闇に慣れてきて)頬が切れているじゃないか。(少々あきれた調子で、コートのポケットから毛皮の手袋はめた手でハンカチを取り出しつつ) (11/15-23:11:33)
レン > ‥‥‥?(一拍の間を置いてから、緩やかに流れた視線がそちらへと向けられる。 相手が誰なのかと判別すると見過されそうなほどに薄い笑みを口端に浮かべ)人形師か。以前はベッドの中でしか見なかったが‥‥最近は、元気そうだな。(風邪の話にはあえて触れようとしないまま挨拶めいた言葉を交わす、がハンカチまで出してくると逃げるように視線を逸らし)‥‥別に‥‥ちょっとそこの枝に掠っただけだから。(そう言いながら再び右手を上げると残っているであろう血の跡を拭い落とそうかと) (11/15-23:20:44)
ロネ > (相手の言葉に一泊間を置いて、ああ、と微かに苦笑いし)おかげさまで五体満足だよ。(冗談半分に。そして良いのか、と言いたげな顔で、でも自分の手で血を拭おうとするならハンカチはしまう)この天気で散歩か何かかね。(僅かに眉をしかめつつ、あたりに降り積もる雪を見やって) (11/15-23:24:17)
レン > それは、何より。(ハンカチをしまおうと滑らかに動く手をチラと見ながら、少しホッとした口調にもなって)散歩と言う寄り、移動‥‥かな。週末はコッチ側で過ごす方が多いから。(と、館の方角を一度見て) そっちは‥‥また偶然ここに出てきた、とか? (11/15-23:30:12)
ロネ > (相手の安堵したような様子にやや怪訝な顔になる。何か様子が変な、気も、する)なるほどな。まぁ、休日にはうってつけの場所――かも、しれないが。(少なくとも空気や景色は綺麗だし、場所を選べば安全だ。そして自分のことを訊かれれば)あー、適当にふらついていたらここに。(散歩っちゃ散歩かもしれない) (11/15-23:34:11)
レン > (自分がそう思われているとも知らないまま緩く首を傾げ‥‥加減判らないまま擦った頬からは血糊こそ取れたがまた滲んで結局大差ないかもしれない。 話を聞く間は様子を眺めるように目戦を向けて)だろ? 環境が変われば気分転換にもなると思って住む場所も確保したんだが‥‥‥‥なかなか、そう言うのも難しいな。(苦笑混じりにそこまで呟くと最後は軽く目を伏せて)適当に、か‥‥確かに、そうやって歩いていたら何か案が出る事も‥‥って、ソレばかりに期待する方もおかしいけどな。(それでもそうするしかない、と自分の表情は変えないまま) (11/15-23:46:55)
ロネ > (どうにも相手の返事がおかしい気がする。そして頬からにじむ血に、)ほれ。(白い綿のハンカチを右手で差し出しつつ)これ、安物だから返さなくても構わんよ。そうだらだら流されたら気になって仕方がない。(小首をかしげて)何か悩みでもあるのかね。(少々心配そうに。どうにも相手が鬱々として見える) (11/15-23:50:32)
レン > だらだらって‥‥‥ァ。(今拭いたのにと再び添えた手にまた同じ感触が走るとさすがに眉を寄せて)‥‥お借り‥‥します。(気まずそうに呟きながらもハンカチを受け取ると頬ごと覆い隠すように押し当て)‥‥‥ン‥ちょっと。 ありがちな話だろうけど‥‥‥煮詰まっててさ、イロイロと。(此処にも息抜き、とようやく素のままに息をつく。)人形作りにも、そういうことってないか? (11/16-00:00:27)
ロネ > (黙ったままふむ、と相手の話を聞いて)行き詰ったわけか。(眉尻を下げて)てんで駄目なときはあるよ。ろくに飯も食えなくなる。(マントに雪が降り積もるのを払いつつ)……何の絵を?(相手は絵描きだったな、とこの男の画術に対する適当な解釈) (11/16-00:03:51)
レン > 好調な時も食べなくなるけどな。(いわゆる“寝食も忘れて~”というヤツ。コチラは身に積もる雪も気にしないまま――― 一瞬、複雑な表情を浮かべた後で無に戻す)‥‥‥“自分が最も美しく、強い存在と思うもの” でもそれは‥‥決して描こうと思ってはいけないもの。 ‥‥ン、そう。 判っては、いるんだけどな。 (11/16-00:11:31)
レン > 好調な時も食べなくなるけどな。(いわゆる“寝食も忘れて~”というヤツ。コチラは身に積もる雪も気にしないまま――― 一瞬、複雑な表情を浮かべた後で無に戻す)‥‥‥“自分が最も美しく、強い存在と思うもの” でもそれは‥‥決して描こうと思ってはいけないもの。 ‥‥ン、そう。 判っては、いるんだけど。 (11/16-00:12:03)
ロネ > まぁ、そうだが。(それは自分も身に覚えがある。クク、と苦く微笑して。続く相手の言葉には、ふむ、と琥珀色の目を思考に少し耽らせ)またそれは難解だな。(決して描こうとは、の言に引っかかりつつも)どうしてその題を?(あくまでこちらは穏やかな表情のままで) (11/16-00:14:29)
レン > ‥‥‥‥。(辺りの空気を探るように空を見上げ、下ろして再び彼を見る目には今までとは違う意思の色が映るだろうか。凭れていた幹からも背を離すとロネとは正面から向かい合い)描いたものを形にすることで己の力にするのが俺達の能力だ。 そして、中でも中でもアーツ・エレメント“生きている力”が最も強いものとされている。 俺が描こうとしているのも、そのアーツ‥‥‥それが完成すれば、そこでようやく一人前として認められる、という事になっている、から。(ココまでは意味通じてるかな、と話しを止めて眺め) (11/16-00:25:05)
ロネ > (相手の気色が変わったのを感じて、こちらは口を噤み、視線だけを相手に向けて)……「生きている力」を、描く?(言わんとしていることはなんとなく分かるが、酷く抽象的に思えて、腑に落ちていない様子) (11/16-00:28:35)
レン > こういう事‥‥‥‥駆狼。(やはり言葉の説明より見せた方が早いのだろう。 一声で名を呼ぶと自分の背後から今までいなかったはずの黒狼がスゥッと歩いて傍らに。それを軽く撫でると再びロネの方を向いて)こういう者を3体持つのが通例とされている。‥‥‥で、さっきのが最後のアーツに求められる条件、てところ。 (11/16-00:35:55)
ロネ > (突如文字通り「現れた」黒狼に驚いて目を見開く。ほう、と感嘆し吐息する)……「最も美しく、強い存在」と思うもの、ねぇ。それが思いつかずに行き詰ったわけか。(自分ならどうだろう、と脳の片隅で考えつつ) (11/16-00:38:46)
レン > いいや、その逆。 自分にとってそれは何を指しているのか、なんて事‥‥すぐに判るよ。(それを目にする度に感じているにだから、ソレを思い出すだけで良い、とサラリと言い添えて)ただ、さっきも言った通り‥‥それは、描こうとしてはいけない物でもあるんだ、きっと。(軽く俯いて話した後も顔は上げられず。少しの沈黙をはさんだ後に再び口を開いて)‥‥‥‥アーツ、は‥‥画術の中でも難易度が高い。 だから、少しでも成功率を上げるのに画材ひとつでも選りすぐったものが使われて、いて‥‥‥ (11/16-00:51:24)
ロネ > …………。(描いてはいけないもの。静かな表情のまま、話を促すような沈黙) (11/16-00:53:10)
レン > (その沈黙に押されるように、声量は落ちたが声は再び紡がれる)画材の、原料。 モチーフに近ければ近いほど良いんだ‥‥‥‥本物であれば、尚更。 (11/16-00:57:33)
ロネ > ……本物。(薄々感づいた。ゆっくりと、咀嚼するように相手の言葉を繰り返して) (11/16-00:58:38)
レン > そう。 もともとは支配力の強さを誇示する様なものだったそうだから‥‥猟師が自分で捕った獲物の毛皮を部屋に飾るようなもの、と言えば判るかな。 後は、まぁ‥‥想像すれば俺が行き詰っている理由もわかると思うけど? (と、そこで説明を切り上げた自分は自嘲めいた苦笑いを浮かべるのみ) (11/16-01:05:18)
ロネ > (沈黙がしばらくあった)その君の「描こう」としているのは……、(人間かい、と尋ねようとして、それがとてもくだらないことだと気づいて口を噤む。そして気まずそうに目を伏せ気味になって) (11/16-01:07:34)
レン > ‥‥‥‥。(答えの代わりに鞄を探ると生成り色のスケッチブックを差し出す。側面から見える紙の状態からしてすでに半分近くはページが埋まっていそう。 中を開けば先刻の言葉通り、ただ1種の存在がさまざまなアレンジや試行錯誤の痕跡を残しながらも緻密に書き込まれている様) (11/16-01:12:25)
ロネ > (スケッチブックを受け取る。自分も木にもたれかかるようにして杖を幹に立てかけ、そのページをぱらぱらとめくる。目を細める)……これは、ミストか。(ぼそりと呟く。しばらくページをめくっていって、ぱたん、と閉じて)なるほどねぇ。画材にするためにどのくらい「使う」のかは知らないが、「描けない」わけだ。(苦い表情でそれを返すよう差し出して) (11/16-01:16:41)
レン > あくまでも、参考のひとつとして‥‥かな。(判らない、と小さくつぶやく声を挟み) ―――言ったろ、近いほど良いと。 翼を描くなら翼を、鱗ならば、牙ならば、瞳なら‥‥‥“中”も、描くし。(そこまで言うとスケブを再びしまい)‥‥‥‥目が変に冴えた。 このまま少し散歩してくるよ‥‥‥‥ああ、今日お話は他言無用で。 (11/16-01:24:49)
ロネ > …………。(思うところはあるが、これは彼が彼自身で解決すべきだろうと思って。少なくとも、今のところは)ふふ、話す当てもないさ、安心したまえ。(付け足された言葉に微笑んで、どれ、と自分も空を見上げ、帽子を被り直し)そうだな。私もそろそろ帰るよ。……あまり考え込み過ぎないようにな。身体に毒だ。(じゃ、先に、と会釈をして、そのまま踵を返して歩き出す。琥珀色の目は何か考えるようで、ざく、ざくり、と足跡と杖の痕を雪に残しながら、夜闇の中へ消えていき) (11/16-01:27:58)
ご案内:「枯れ木の森」からロネさんが去りました。 (11/16-01:28:04)
レン > (訂正:今日お話は→今日の話は) (11/16-01:28:09)
レン > 仮に知られたとしても‥‥誰かを責められる身じゃないが、な。(むしろ吐き出せた事で軽くなった気がする。気分だけかもしれないが‥‥今はそれでも良しとして)‥‥‥行くか、(ポツリと行き先を決めたところで再び歩き始めると、その姿も闇に溶け入り) (11/16-01:41:26)
ご案内:「枯れ木の森」からレンさんが去りました。 (11/16-01:41:30)
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