room02_20121229
ご案内:「魔法陣のある広野」にジオさんが現れました。 (12/29-15:22:06)
ご案内:「魔法陣のある広野」にアステル☆さんが現れました。 (12/29-15:23:00)
ジオ > (雲一つない、冬特有の透き通った青。 そんな空を見上げている長い金髪の男。) …。 (12/29-15:23:28)
アステル☆ > (その隣に、妖精が宙に浮いていた。) (12/29-15:24:26)
ジオ > あぁ、そういえば… この前、ここで妖精を見たよ。春と…風の妖精だったかな。 (ふと思い出して。ふふ、なんて笑いながら) (12/29-15:25:42)
アステル☆ > (黒滝t@安定して原初の力を湛えている。) (12/29-15:26:18)
アステル☆ > (黒滝が安定して原初の力を湛えているのを、ソラからの視界に収めながら頷く。)春風の妖精? この辺りではめずらしいな。悪戯でもされたか? (12/29-15:27:23)
ジオ > なにも。ボクに優しくしてくれたよ。    …じゃあ、迎えに (隣に浮いている妖精を見て) いこうか  (12/29-15:29:42)
アステル☆ > ああ。(頷いて、定位置につく。ジオの右肩の上。そこはジオが普段一人で旅する時、ミニスターが浮いている場所だ。) (12/29-15:31:50)
ジオ > ボクは、魔法陣を起動させて、あの滝から動力を引っ張ってくる。  …実はそれが限界と予想していてね。 あの子に呼びかけるのはアステル。キミがやってほしいんだ。 (魔法陣の中央へとゆっくり歩いていく) (12/29-15:34:30)
アステル☆ > ジオ、残念だがそれでは恐らくリズに声は届かないだろう。 私の目が届く場所には須らく声も届かせられる。 逆に私の目が届かない場所に行ってしまったリズには、どんなに大きく声を響かせても届かない。(首を振る。) (12/29-15:39:03)
アステル☆ > この魔法陣に、私が越えられない壁を超える機能が備わっているなら話は別なのだが……。(そういって、妖精はあらためて魔法陣を観察した。) (12/29-15:40:44)
ジオ > 線を這わせて、繋いで、スイッチをオンにするのはボクさ。見つけるべきリズを発見することはできると思ってるんだけど… でも、そこからの余裕がボクには無いんだ。 声が出せない。 でも、リズに届いたんだったら、その世界はボクには視えていて…LINKでならばキミにも視えるだろう? すると・・・ もう、そこは目の届かない場所じゃなくなるわけだ。 (よいしょ、と細かく文字が刻んである部分を大股でまたいで) (12/29-15:46:40)
アステル☆ > 分かった。(説明に納得して頷く。 サンッと翼を一つ羽ばたき、ジオにLINK申請。) それなら、私の声が届く。 (12/29-15:49:12)
ジオ > (LINK申請を受諾。両目を閉じて…開く。) もし途切れても、気にせずリズを連れて帰ってきてね? (魔法陣の中央に辿りつく。地面からはあの「賢者の石」の気配がするだろう) (12/29-15:53:32)
アステル☆ > (LINKを通じてジオの見るものを妖精も見、妖精が見るものも負荷なくジオの意識へと反映させられる。視界は広がり、星の浮かぶ海の隅々までを照らし出し、さらに高い次元へと伸びていくだろう。高次元における視界とは、例えるなら二次元の存在には、二次元に描かれた図を見ても、一番外側の輪郭しか見えないが、一次元上の三次元から見下ろしたなら、輪郭に覆われた内部までも見通せるように、4次元空間から三次元の存在を見たなら、その内臓の働きを余すことなく観察できるような、そんな視界だ。 5次元、6次元と瞬く間に高次元へと引き上げられた視界の中で、ジオは歌を捉えられるだろう。 元の視界の中では、単なるパルスに過ぎなかった音の発露は、高次元において妖精が歌う祝福だった。) (12/29-16:02:06)
アステル☆ > 分かった。 躊躇して、全て台無しにするようなことはしない。 (12/29-16:03:11)
ジオ > (妖精の言葉に笑顔を返して)    …良い唱だね…   …アステル、あの部分へ行ってくれるかい (指し示したのは、中央からは2mほど離れた場所の小さな円。) 浮いてても、地面に居ても大丈夫だからね  (それから、分厚い革手袋へと反対側の手をかける。手首のベルトを緩めて、指のあたりをつまんで引っ張り、もう片方の手袋も取った。それから、両膝をついて久しぶりに外気にさらした素手を地面へとつけた。) …。 (その両手は、乾いた地面のようにところどころヒビが入っていたり、引き攣れていたり、爪がなかったり、皮膚が剥げて、何か金属製の網のようなものが見えてしまっている部分がある。) あー… 失敗しませんように! (あははは、と冗談ぽく笑って) (12/29-16:14:30)
アステル☆ > 分かった。(頷いて、ジオが指し示す円の上に移動する。宙に浮いて待機。ジオの両手の状態も、高次元の視界を持つ妖精からは見えていた。妖精に身体的な異常を隠すなら、高次元においても患部を覆わなくては、とても隠せるものではない。 分かりきったそれへの言及はせずに、妖精も笑った。) ジオと私なら、上手くやれるさ。 (12/29-16:20:24)
ジオ > だね! (へへーっと嬉しそうに笑って。) じゃー迎えにいこう~ 迷子の迷子のお姫様を (目を閉じる。自分の中の魔力、その発生源… 自分を動かすためだけの力を僅かに生み出し続けていた核に、灯を燈す。すると、全身に溢れんばかりの魔力が通いだした。) …。 (まずは魔法陣を隅から隅まできっちりと起こさないといけない。一度魔力が通えば、あの「黒滝」の力を引っ張ってくるための魔法陣を動かすことができ、そこからまた、ほかの魔法陣を動かす魔力を引っ張ってくることができる。) 「『【【【   】】】』」 (唇が薄く開かれて、まずは最初のフレーズを謡いだす。魔法陣の中央部分から、刻まれた部分が青白く光りだす。それは内側から外側へと広がっていき、アステルのいる部分も通過していく。もしかしたら、地面に引き寄せられるような感覚があるかもしれない) (12/29-16:32:32)
アステル☆ > ああ。 私たちの可愛い愛娘を。 (頷いて、ジオの歌を高次元トレース。複雑に組まれ圧縮された歌も、より次元の高い位置から俯瞰したなら、同次元で解析するよりもよほど容易に解きほぐすことができる。逆にいえば、そのための視界でもある。 初見で同次元上で解析するには、ジオの歌は複雑すぎるから。 魔力の流れを目で追いながら、自分の下を通過していく様を見る。 妖精は変わらず位置を保つ様だ。) (12/29-16:38:31)
ジオ > (「黒滝から力を引き出す」魔法陣が起動しきった。) …。 (その瞬間、中央いたはずの魔法使いが突如消えていなくなり、魔法陣の別の場所に現れた。  ……実際はいなくなったのではなく、中央では、いなくなったと感じさせるほどに存在が薄くなり、その代理で別の場所に、ジオの存在感のみを保つ魔法陣を動かしていた。LINKはジオの代理の魔法陣を仲介にして、途切れてはいない。「歌」も、その代理の魔法陣が歌い続けている   …それぐらい「簡単」な作りの存在である、ということ。 で、中央の薄くなってしまった本人は(代理も本人であるけれども)黒滝へとアクセスを試みる。) (12/29-16:46:54)
アステル☆ > 黒滝は数多の理が入り乱れて、その場にアクセスする全てを己へと従わせる世界法則の乱流だ。ジオの存在に近い理は、ジオを歪めようとも存在そのものを否定したりはしない。が、ジオを織りなす理から離れた、それを打ち消す理は、人の情理など解さぬ容赦なき壁となって魔法陣へと、ジオへと襲い掛かる! その脅威は痛みを伴わず。例えるなら心を去来する虚無感の様にジオへと浸透してくるのだ。 ジオを否定する理、その存在が、黒滝へとアクセスするジオの視界において露わになった。
◆名(境界)の否定!
 それは一個とその他を分かつ境界の否定。あれとあれを区別するために与えられたあらゆる名前は失われ、世界は無知蒙昧の闇へと堕ちていく。ジオとその他(魔法陣,世界,アステル)を分かつ認識の境界が曖昧になっていく。ジオは魔法陣であり、世界であり、妖精であり、しかしそのどれでもない。ジオにジオという名が無くてもジオはその意識は保たれるや?  もしジオという存在に名が与えられなくてもジオがジオたりえるなら、ジオは一個の意思を保てるだろう。 (12/29-16:58:27)
アステル☆ > (黒滝は数多の理が入り乱れて、その場にアクセスする全てを己へと従わせる世界法則の乱流だ。ジオの存在に近い理は、ジオを歪めようとも存在そのものを否定したりはしない。が、ジオを織りなす理から離れた、それを打ち消す理は、人の情理など解さぬ容赦なき壁となって魔法陣へと、ジオへと襲い掛かる! その脅威は痛みを伴わず。例えるなら心を去来する虚無感の様にジオへと浸透してくるのだ。 ジオを否定する理、その存在が、黒滝へとアクセスするジオの視界において露わになった。
◆名(境界)の否定!
 それは一個とその他を分かつ境界の否定。あれとあれを区別するために与えられたあらゆる名前は失われ、世界は無知蒙昧の闇へと堕ちていく。ジオとその他(魔法陣,世界,アステル)を分かつ認識の境界が曖昧になっていく。ジオは魔法陣であり、世界であり、妖精であり、しかしそのどれでもない。ジオにジオという名が無くてもジオはその意識は保たれるや?  もしジオという存在に名が与えられなくてもジオがジオたりえるなら、ジオは一個の意思を保てるだろう。) (12/29-16:59:18)
ジオ > (黒滝へと触れる。目の前に広がる…   …目の前?ここは何処だ、何だ 自分は これは それは  融けて溶けて熔けてとけて                      【Rrestart】 突如、全く別の何処かからかジオに対して一方通行の【Rrestart】アクセスがある。「それ」【Rrestart】が「それ」を保つための小さな合図が、意識が途切れるたびに、溶けてなくなる【Rrestart】たびに、容赦なく送られてくる信号。 【Rrestart No.S-SS587-S 】 ジオを示す「何か」が、外部から絶えず送られてきている。)  (12/29-17:10:59)
ジオ > (黒滝へと触れる。目の前に広がる…   …目の前?ここは何処だ、何だ 自分は これは それは  融けて溶けて熔けてとけて                      【Rrestart】 突如、全く別の【Rrestart】何処かからかジオに対して一方通行の【Rrestart】アクセスがある。「それ」【Rrestart】が「それ」を【Rrestart】保つための小さな合図が、【Rrestart】【Rrestart】意識が途切れる【Rrestart】たびに、溶けて【Rrestart】なくなる【Rrestart】たびに、容赦なく【Rrestart】【Rrestart】【Rrestart】送られてくる信号。 【Rrestart No.S-SS587-S 】 ジオを示す「何か」が、外部から絶えず送られてきている。) (12/29-17:12:17)
ジオ > (黒滝へと触れる。目の前に広がる…   …目の前?ここは何処だ、何だ 自分は これは それは  融けて溶けて熔けてとけて                      【Restart】 突如、全く別の【Restart】何処かからかジオに対して一方通行の【Restart】アクセスがある。「それ」【Restart】が「それ」を【Restart】保つための小さな合図が、【Restart】【Restart】意識が途切れる【Restart】たびに、溶けて【Restart】なくなる【Restart】たびに、容赦なく【Restart】【Restart】【Restart】送られてくる信号。 【Restart No.S-SS587-S 】 ジオを示す「何か」が、外部から絶えず送られてきている。) (12/29-17:13:34)
アステル☆ > (ジオの個の意思が保たれるならば、その意思は次の否定を見る事になるだろう。
◆力(干渉)の否定!
 それは力を及ぼす対象の否定。ジオという意思以外の何者も存在しない無の海にたゆたうジオは、力を及ぼす相手を見つけられない。ジオへと届けられる力の波動は、その届ける先を見失った。行き着く先のない力は何に対して影響を及ぼせようか?  しかしもし、他という存在が与えられなくても力が力たりえるなら、無の海は有を生む豊かな海となるだろう。) (12/29-17:20:26)
ジオ > (途切れ途切れも、引いて見れば…一本の線。なんとか自分が解る状態へと持っていく。 しかし…  ああ。うん。えぇ、と。 えぇ と?)              (巨大魔法陣を保つ代理の魔法陣が反応を見せる。代理が、仲介しているLINKを通じてアステルを捉える。そのアステルは今、どこに?    繋がる    …アステルは魔法陣の上に。魔法陣はアステルに、アステルはLINKでジオの代理の魔法陣に、代理の魔法陣の、その細く薄い糸の繋がる先は――― ) (12/29-17:30:46)
アステル☆ > (全ての否定は積み増しだ。名(境界)の否定に、力(干渉)の否定が重なれば、それは自他を分かち距離を表す全てを否定する理となる。即ち、ジオは妖精であり魔法陣であり、ここに魔法陣の魔導回路を通じたLINKは意味を成すことはできない。そして妖精もまた、ジオとのLINKを通じて同じ否定の理に曝されていた。 妖精は謳う。ただ『在れよ!』と。 何も存在しない無の海に浮かぶ原初の妖精ANet-Limelightのルーツに支えられ、その存在を眩く輝かせた。 それは同時に妖精と繋がるジオを内側から照らし出す力でもある。否定に遠のく意識に、細く薄い糸などではない、強く結ばれた結びつきを背景に、内側から放たれる光の意思がジオの意識を強く覚醒させる。
2人は観る。次なる否定を。それは──
◆絆(時間)の否定!
 それは個を織りなすエピソードの否定。過去は無く、未来は無く、現在もまた無く、他との絆は失われ、ジオという個性が消えてゆく。ジオがこれまで辿った歴史が消えていく。あの出会いが、全ての傷が、虚無の海へと還っていく。 もしタイムパラドックスの壁を越えられたなら、ジオはどこへ行きつくだろうか?) (12/29-17:48:24)
ジオ > (そう、手を繋いでいた。 離れていても、放したことのない手は今も繋がれていた。そう、ボクは、あの人は、手をつないでいたじゃないか。   ―――誰と? 誰? これは  誰の手? あなたは だぁれ?)         (   『『『 おとうさぁん  おかぁさん 』』』    風に乗り、響き渡る声。 それは小さな男の子の声。 男の子は、自分の家の、子ども部屋の、ひっくり返ったおもちゃ箱の横で、時に姉と取り合いながら遊んだおもちゃに囲まれながら泣いていた。散乱したおもちゃの傍らには、小さなテーブルが置いてあって、上には今日のオヤツが乗っかっていた。 父からお土産にもらったチョコレートのドーナツと、母が用意してくれたすっかり冷めてしまったはちみつ入りのホットミルク。でも、ドーナツは4等分になって、テーブルの端、4方向に乗っかっていた。 男の子の為に用意されたオヤツだけど、それを男の子は一人で食べる事は無かった。一緒に食べたい相手がいるからだ。 …でも、お腹は空いたし、自分以外に家に人がいなくて静かだし、つまらないし、外に出てはいけないと言われたし。 もう、アレコレ嫌になって泣いてしまった。  泣いて父と母を呼ぶ。 此処に居てほしいと泣いて呼ぶ。   『『『 おとうさぁん  おかぁさん 』』』   ) (12/29-18:08:30)
アステル☆ > (『いま』アルフィルドで叫ばれる愛息子の声は、2人に届きはしない。黒滝に接続した2人に訪れた否定は、時間の変遷を、時間経過による変化を否定する理だ。声も叫びも空間を満たす物質の疎密波が時間経過に伴い伝播して起こる物。名の否定は外界から届く絆を認識させず、力の否定が自分以外への干渉を阻んだ。 無へと消えゆく親を呼ぶ声。 ベルベネットは、誰からも応答の返らない異常を感知できるだろう。 ジオは暗闇の中、内から照らされる光で意識を保ちつつ、しかしその意識は目的を失うだろう。この場にある理由。これから成すべきこと。その全てが、時間の変遷の上にあるのだから。 目的をなくして、ジオは如何に動けるだろうか?) (12/29-19:57:34)
ジオ > (ある魔法陣が、代理の魔法陣からのアクセスも無しに、静かに発動しだした。 その小さな魔法陣の中央には、短刀が突き立てられている。それは、とある「天使」から借りているもの。かつて己が握り、天使を傷つけた短刀。) ―――。 (その切っ先が光る。 何もかもを飛び越えて、何もかもを受け入れて、何もかもを排除していく。己の信念を真っ直ぐに貫いていく天使の刃は今、自分の中に――― )      (代理の魔法陣が、短刀の刺さる魔法陣と意思を持って繋がった。   ――『おまえらしくやれ』と。あの時のエールが短刀から滲む。) (12/29-20:14:40)
アステル☆ > (時間の変遷なき場において、彼は自他を結ぶ絆を手にした。 瞬間、全ては反転する! 変遷なき時間は過去と未来と現在の全てに姿を変えて、その全てにジオは自分という存在を矛盾なく置いた。 過去においてジオは誕生していない。未来においてジオが在る確たる道筋は付けられていない。しかし今や過去も未来も現在に続く道となった。 時間の矛盾を己の内に抱き込めることは、あらゆる可能性と確率を意のままに引き寄せられることに等しい。
もはやジオは人の範疇に留まることはできない。グラムサイトと合わせ、今、この場においてジオは神にも近しい力を得るだろう!
それに気づいた瞬間、最後の否定が訪れる。
◆理(存在)の否定!
 それは全ての存在を支える法則の否定。識るべきではなかった事実( ジオの存在も、ジオを取り巻く世界も全てが全てPLが描く舞台劇 )が曝される。ジオは正しく人形だ! 舞台裏に潜む存在の手に紡がれて踊る存在だ! その思考、その行動、全ての源泉はジオの繰り手に在る。  ……この事実を受け入れてなお折れないならば、ジオはPCとしての能力をもってPLChatへのアクセスを得るだろう! そこは繰り手の間だ。ありとあらゆる可能性が詰まったパンドラの箱は、ジオに何を齎すだろうか?) (12/29-20:26:09)
ジオ > (―――それは、1枚のプリントの裏側から始まった。A4のプリントを8等分に、ハサミを使わずに折って切った、端っこが繊維でふさふさとしている小さな紙だ。そこに、当時文房具屋に並び始めた細い線が引けるボールペンのインクが乗る。   金髪の男の子が誕生した瞬間でもあり、また、書き手の秘めたる思いを外部へと紡ぎだす為の道具が誕生した瞬間でもあった。 それから、年月が経ち、金髪の男の子は今だに書き手と共にある。あのプリントの裏とボールペンのインクは形を変えてしまったが…          解るかい? そちら側はどうだい? 大変だろうね? でも、頑張ろうね? )   ありがとう  (ありがとうね。)  力をくれて (いやいや、おかげで得られたものもある。) これからも (よろしくね。) じゃあ (そうだね。)    待ってる人がいるから   (金髪の魔法使いと金髪の魔法使い使いは、寄り道が大好きだけど、でも大事な時はキめることができる。 すべては愛する娘の為に。今は、それ以外には考えられないよ!) (12/29-20:47:01)
アステル☆ > (他に雑多な否定の理は数多あるだろう。が、大別して4つ。既に超えた否定を超える否定はない。
ここに全ての否定は祓われた!
だからジオは手にするだろう。無から有を見出す能力は、ゼロから一を生み出す能力に等しい。無限の力は、正しく黒滝から大地に描かれた巨大な魔法陣へと雪崩れこむ! 同時に、その力はあらゆる事象を、万象を自らのものとする危険なものだ。宇宙が生まれ、銀河が生まれ、星が生まれ、生命が溢れて、無機物有機物の∞の記憶が溢れる。人の一生は、その記憶は、数多ある宇宙や世界全体から見てどれほどの質、量を備えるだろうか?
大瀑布となって押しよせる記憶と知識、エピソードの奔流は、等しくジオの体験となって、ジオが持っていた人格、エピソードを、小さく少ないものに変えていく。

妖精は祈った。かつてジオと共にあると誓った時に、ジオに願った一つの約束を、ジオが正しく果たすことを。
ジオに妖精は願った。どうか自分に溺れないで欲しいと。 深く妖精とつながれば、否応なく妖精が持つ膨大な記憶や情報に曝されることになる。 一度溺れてしまえば、小さな人間の人格などあっという間に情報に呑みこまれて、その人格など消し飛んでしまうのだ。当然、サルベージも効かない。
妖精は願った。どうかこの力も、いつも私を抱きしめるとき様に、笑顔で越えてくれるように。) (12/29-21:12:16)
ジオ > ( 巨大な魔法陣に力が注ぎ込まれていく。それと同時に、代理の魔法陣の存在は、術者本人と同化してその役目を終えた。)  は   はふ   はは (魔法陣を発動させたときの恰好のまま、やっと息を吐いた。目を開けているのが辛い。音を聞いているのが辛い。此処に在ることが…辛い。けれど。) アステル…うたって? リズに聞こえるように…うたって? (そういうと、魔法陣へと意識を深くつなげていく。) …リズ…    『『【【≪((    ))≫】】』』 ( 歌を謡う。この、あらゆる可能性を秘めた世界『時狭間』に繋がっているありとあらゆる全ての世界、全ての時間、全ての可能性、全ての人、全ての物、全ての…  …その中から、自分の愛する娘を探し出す。 こうして発動させてみると、ところどころ欠陥がある。そこを見つけては修正し、上書きし、アステルが正しくリズへと辿りつけるように道を整え、黒滝から送られてくる力の調節をする。 魔法陣がいくつものパートに分かれてその仕事を肩代わりするが、バランスを保つのがとても難しい。だから、リズを見つけても、声を掛けることができないのだ。 ) ≪【(【≪【『    』】≫】)】≫ (あらゆる『ブリジット』に関する繋がりが流れ込んできた。同じ名前の他人、過去の本人、未来の本人、娘の事を知っている人、その人の歴史、娘のいた場所の過去、現在、未来。 )          (一つだけ、ぽつん と独立した情報があった。 世界や時間を排除して、娘本人で検索をかけた結果の中の一つ。アステルへとその情報のみを送る。) (12/29-21:32:24)
アステル☆ > (ジオに応える様に妖精は詩を歌う。既に起動している歌は4つ。『透き天上の調』,『碧き樹海の詠』,『深き水底の夢』,『暗き地中の祈』。 重ね謳われるそれに『猛き朱焔の舞』を重ね、強くブリジットを喚起する。 在れよ在れよ! 在れよ力よ! 在れよ焔よ! あなを喚ぶ声はここにあり、透き呼び声は次元時空間を浸透してありとあらゆる地へ届く! あなたを見守る目は数多を見透かし、伸ばす手はあなたに届くだろう!  空に手を伸ばし掴め、母の手!  私はあなたを抱くだろう!)
ブリジット!!
(妖精の呼びかけに答える姿を、ジオは観る。 その姿は、かつてあった愛らしい娘の姿からはほど遠く、黒の触手が無数に生えたウニの様だ。その先端は全て手が備えられ、『否定の竜』と対峙している。 ジオには判る。あの否定の龍は、ブリジット自身が生み出した物だ。 妖精の能力は無から生じる概念だ。 無の海に新しく1を生み出せば、それを打ち消す正逆の1が生じる。本来なら、正逆に向かう者同士、出会うはずが無かった存在は、出会い、互いに互いを打ち消し合って消えていこうとしていた。 ウニが、母の呼びかけに気づいて震える。 沢山の手が、母へと伸びる。) 『おかぁさん!!』 (泣き出す前の様なその声が、黒のウニから響く。) (12/29-22:00:44)
ジオ > (アステルを通して、もう何年も何十年も聞いてなかったかのように感じる娘の声が聴こえてきた。  ああ リズ。 そんなところに居たんだね? でも、ああよかった。 よかった。 さあ、家に                    )        (ああ、しまったな。これはいわゆるちょっとミスったってやつだな。LINK切らないと。アステルまで引き込んじゃうな。皆で家に帰ろうって。振り返ったら、そこには膨大な検索結果があったんだ。どこが自分ちなのかはわかっているはずなのに、わからなくなっちゃったんだ。ボクの家、ボクの家族の家、家族、家族?どの家族?この家族?その家族?この子は誰?ああおかしいな。今どこにいるんだろう?ここはどこだろう?おかあさんはどこ?うたってなんだろう?だれのうた?なんのうた?それもうたかな?これもうたかな?ぼくはどこにいったらいいの?ぼくはどうしたらいいの?ぼくってなに?なに?)             ( と け る ) (12/29-22:20:29)
アステル☆ > (一切の濁り淀みを排され、透き天上の調が支配するこの場において、歌の減衰はない。
在りし者たちの成長を願う、碧き樹海の詠が支配するこの場において、体力の消耗はない。
夢と現を繋ぎ現を夢へ誘う、深き水底の夢が支配するこの場において、想いは現実になる。
無明の闇が己を浮き彫りにする、暗き地中の祈が支配するこの場において、願いは露わになる。
朱に染まる舞いが心を鼓舞する、猛き朱焔の舞が支配するこの場において、畏れるものはない。

ジオの変化は、即ち自分の変化だ。サンッと翼を強く羽ばたかせ、ここが正念場だ!と意識を覚醒させる。

ブリジットの様子に、妖精は歌を『満ち満ちて在りし祝福』へと切り替えた。
歌が一巡する毎に詩と韻と調を重ね、祝福を導く。空間に満る祝福が臨界を超えて顕界へと発露する。純粋に"ただ在る"ことを祝福するその歌は、この場にある全てのものを肯定し、身に蓄えられる限りの生命力を補填するだろう。
歌はブリジットに施した光封印を解き放ち、彼女の持ちうる能力を正しく発揮させる。
否定の龍の名はベレヌス。ブリジットの影たる彼は、ブリジットの誕生と同時にアートルムから生まれた存在だ。
彼なくしてブリジットは存在せず、ブリジットなくして彼もまた存在しない。
妖精は2人の存在を祝福し、ブリジットの手を掴む。 ベレヌスの手をアートルムが取るのを視界に収めながら、娘を一気に引き寄せて、抱きしめた。) (12/29-22:48:00)
ジオ > (直径70mの魔法陣の光が、端から急速に消えていく。それと同時に、光の消えた場所から地面が崩れて、本来の土の地面が、その崩れた隙間からのぞく。 あの短刀の突き刺さっている魔法陣も、ジオの代理を務めた魔法陣も、崩れ落ちて。黒滝からのエネルギーを受け取って、魔法陣に合う魔力へと変換する魔法陣も崩れ落ちて、黒滝との繋がりも切れてしまった。 術者…ジオのいる魔法陣も崩れて、その場に倒れ込んだ。 唯一残ったのは、妖精が存在する魔法陣。直径1mほどの小さな魔法陣。) (12/29-22:58:36)
アステル☆ > (黒滝とのつながりが絶たれたことで、場に通常の理が満ちる。 魔法陣の中には妖精と黒い触手を無数に生やした直径2mほどのウニがいた。ウニは棘の代わりに生やした手を触手の様に蠢かしてぎゅぅっと妖精に抱きついている。ウニはサウンドボールの様に体を震わせながら泣いていて、妖精は触手に絡み付かれながら娘を慰めていた。) (12/29-23:03:30)
ジオ > (その魔法陣から2mほど離れた地面の上に、長い金髪をばらばらに散らしながら横になっている魔法使い。倒れた格好のまま、動かない。) (12/29-23:05:41)
アステル☆ > (何故そんな姿をしているのか疑問は尽きないけれど、身体が大丈夫なことを娘に聞いて、安全を確認できれば一先ずは置いておく。ほら。と娘を促せば、うねうねと触手が伸びてジオを絡め取った。やっぱりぎゅうっと抱きしめるのだけど、何故か怪物に捕食されている様にも見える。) (12/29-23:10:20)
ジオ > (ぐんにゃりとした身体が…触手の怪物に捕食されているッッ!?   ように見えるけれど、ちょっと大きくなっちゃった娘が父親を抱きしめられているのです。でも、魔力はまったく通っていないので、全体的にひやっこい。 そう、まるで、人形のように。) (12/29-23:13:42)
アステル☆ > リズ:お父さん! お父さん! お父さん!(ひっしと抱き着いて。うりうりと頭をこすり付ける様にウニの本体がうねうねと蠢く。) ……お父さん?(まるで反応が無いとみれば、誰に仕込まれたか、電流を流す様に魔力を触手に這わせた! )<<バチバチバチ!>> (12/29-23:16:55)
ジオ > (うりうりうねうねと触手が動けば、抵抗なくうりうりうねうねされる。 魔力は身体を素通りしていく。 核が…僅かに反応を示したかのような動きを見せたが、それきり応答が無い。) (12/29-23:20:17)
アステル☆ > ……ジオ? (反応を返さないジオに、妖精が訝しげに夫を呼ぶ。) リズ、もう一度、長くだ。 (12/29-23:21:47)
ご案内:「魔法陣のある広野」にブリジットさんが現れました。 (12/29-23:22:22)
ブリジット > ん! (頷いて、ジオに魔力を流していく。流石は娘だけのことはあるか。ジオに適合する魔力形式をしっかり把握していて、ちょっと強めの魔圧で、魔流を流していく。 まるで電気の様だ。) (12/29-23:24:24)
ジオ > (今度は核に反応があった。しかし、普段のジオが発する魔力とは異なる、何か別の「力」とは呼ばないような、妙な反応。もしかしたら、アステルは知っているかもしれない。こちら側を窺うような、見張るような。ジオの意思とは全く関係のない別の目の気配。) (12/29-23:29:14)
アステル☆ > (訝しげに眉をひそめる。 この目の気配は何度か感じた事がある。) ……別に見られる事に弄いはないが、それもジオの健全であってこそだ。 推測だが、あなたはジオを支える基盤の一部なのだろう? ジオの意識を返してくれないか。 (目の気配へと真っ直ぐに視線を合わせて、妖精は頼んだ。) (12/29-23:34:24)
ジオ > (      【Access】    【Restart No.S-SS587-S】     【Restart】   【Restart】              【Analyze】        【Judgment】          【Reinstall  Y/N】   ) (12/29-23:41:56)
アステル☆ > 再インストールだと? ジオをクリーンアップするというのか。ジオから個性を取ったら何が残るというんだ。(妖精の答えはNしかありえない。が、ここはジオの意思を尊重しよう。 妖精環を呼び出し、ミニスターを起動する。) ミニスター、ジオ・トレースモードで再起動。 ここまでのジオの行動,判断のもとに裁定を下せ。 (ミ: y!) (12/29-23:47:00)
ジオ > (         【Reinstall】   )      ( …核に灯が燈り、いつもの魔力がじわりと染み出す。しかし、おんぼろのエンジンか、腐り落ちる寸前の水車か、風化しきった石橋か… 頼りない動き。)    …っ  は…ぁ (ふるっ と身体が震えて。口から息が吐かれた。) (12/29-23:54:24)
アステル☆ > …………。(Yが選ばれた。 空を振り仰ぎ、暫く目をつむる。 これまでジオと過ごした日々が妖精の胸を去来し、その一つ一つを丁寧に心の内に折りたたんでいく。 恐らくジオに残された時間は少ないのだろう。 ……一緒に過ごせる時間も。) ……。 (もし、Nを選んだならどうなっただろうか? そうなっていたら、もしかしたらここでジオは動かず終わっていたかもしれない。 残り猶予の時間も与えられず、ただ朽ちていったかもしれない。それを思えば、あるいはこれは天の温情なのだろうか。 くすり。と妖精に小さな笑みが浮かぶ。 空からジオへと視線が移り、妖精はいつもジオに向ける笑みを浮かべた。) 起きたか、ジオ。 (静かに語りかける声。) ジオのおかげで、リズを呼び戻せた。 (妖精の目は、黒ウニの正体を正確に見透かす。 黒ウニの中心には紅玉があり、その紅玉を取り巻く様にメルクリウス金属を加工した流体の土とも金属ともつかない物質で覆われていて、この物質を紅玉の中に納まった娘が操っているのだ。と。 リズは、善き人に守られていた様だ。) ジオからも、リズを抱きしめてやってほしい。 (12/30-00:05:55)
ジオ > …アス テル… (ゆっくりと目を開く。空色の瞳と…    …あの、明るい黄緑の瞳は。薄白く、濁ってしまっていた。) …リ ズ   リズ? (がばっ と身を起こす。黒ウニ。) リ  (ぎゅうー。ぎゅうぎゅう。アステルもまとめてぎゅうぎゅう。    泣いた。 涙は出ないけれど。)  うーっ うっうっ… よがっだよぉ… よがっだ… ひっふっ ふぅぅ~~~んっ (べそべそべそ。) (12/30-00:12:04)
ブリジット > お父さん! おとうさぁん! (ひっしとジオに抱き着いて、ぎゅぅぎゅぅ。母親をジオと自分の間に挟んだままぎゅうぎゅう。) 会いたかった! 凄く会いたかった! (12/30-00:15:25)
アステル☆ > (抱きしめられて、じわりと涙が滲む。 ジオと娘との間に挟まれたからじゃぁ、きっとない。この程度の圧力じゃぁ、妖精はつぶれない。多分。) (12/30-00:16:26)
ジオ > ごめんねぇ ごめんねぇ… おそくなってごめんねぇ… (ひっくひっく。息を吸い込んで、吐いて。)   …家に、帰ろっか。 ベルが待ってる。 (嬉しそうに笑って) そうだっ クリスマス、しようよ! ねっ! (12/30-00:20:46)
ブリジット > ううん! 会えて嬉しい! (ぎゅうぎゅうとひっついたまま。) も、もう2度と会えないかと思ってたから! 探してくれてありがとう。お父さん、お母さん! (12/30-00:23:23)
アステル☆ > (娘と夫に圧迫された腕の中をよじよじと掘り進んで外に顔を出す。)ぷはっ ……そうだな。ベルも待ちくたびれてるだろう。 (12/30-00:26:21)
ジオ > アステル、帰ろう。4人で…  もう一度、4人でご飯食べたいな  (抱きしめる力はあるものの、完全な自立は難しいようで。娘の触手に身体を預けたままで。) ベルなんか、帰ったらきっと泣いて怒るだろうなぁ… (はは、と苦笑して) (12/30-00:29:30)
ブリジット > ん。お母さんのご飯、早く食べたい。(ジオに抱き着いたまま、黒の触手がするすると寄り集まって骨格を、内臓機能を、筋を、表皮へと変わっていく。その姿は、ジオが見たこともある未来の娘を少し幼くしたようなものだった。つまりは素っ裸なのだけど、そこは脈絡なく宙に現れた幅広の布を手に取って身体に巻きつけて隠すらしい。 いつの間にかこさえた頭のこぶを片手で押さえつつ。) (12/30-00:35:07)
アステル☆ > (ごつん。とやった手からしゅうしゅうと演出上の煙(幻影)を立ち上らせながら、妖精は瞬きの道をアルフィルドへと繋いだ。 家に帰れば、きっとぷりぷりと怒ったベルが迎えてくれるに違いない。) (12/30-00:37:18)
ご案内:「魔法陣のある広野」からアステル☆さんが去りました。 (12/30-00:37:38)
ご案内:「魔法陣のある広野」からブリジットさんが去りました。 (12/30-00:37:43)
ご案内:「魔法陣のある広野」からジオさんが去りました。 (12/30-00:38:40)
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