room42_20130201
ご案内:「※ キャラバンガード」にルカさんが現れました。 (02/01-20:15:57)
ご案内:「※ キャラバンガード」に状況さんが現れました。 (02/01-20:18:52)
状況 > 深い森に囲まれた街道を君はキャラバンと共に進み続けて、そろそろ6日は立つだろうか。
橙色の長衣に青いマントを羽織り、白い頭巾をした巡礼者風の女が小さな緑色の生き物たち…ゴブリンに取り囲まれていた。
ゴブリンはボロ布をまとい、木を削って作った槍で女を脅していた。
「アー!フー!モエーッ!」
「ダーダーダー!」
ゴブリンは女を取り囲み、口々に女を脅かすような言葉を放っているようだ。
女は、口元を結んでそれを見返している。肩が震えて怯えているようだが、その態度は決然としていて背筋がすらりと伸び、これから何が起きても覚悟は出来ていると言わんばかりだ。
そんな麗しき女の姿を見てしまったキャラバンの男達。
特にコミューン出身の男達は黙っているわけにはいかない。 (02/01-20:20:17)
ルカ > (これは…見過ごすわけにはいかないと、少年も思う。 妙な一体感がキャラバンを包んでいた。) (02/01-20:21:23)
状況 > 「ご婦人をまもれーいっっ!」
バレンチノンが弓を片手に前に出て高らかに叫ぶ。
芝居がかっているが、熱情がこもったそれは、よく響いた。
「「「「「ご婦人は国の宝なり!!!」」」
コミューン勢の男子たちほぼ全員が叫んだ!
誰も彼もが諸手を挙げたり、押し合いへし合いになりながらだ。
マグマースやディランが叫びながら、槍を振り上げたり、地面をドンと踏みしめた。
そして、御者のドナルドを中心に馬車の中に居た下働きの男達なども叫びながら、次々と馬車から飛び出して来る。 (02/01-20:21:37)
ルカ > (なんか想像以上だった!! 少々びっくりしてしまい遅れを取る少年であった。) (02/01-20:22:47)
状況 > ご婦人を救えぇぇーーー!」
下働きの男達は石を拾い上げてゴブリンに投げつけ始めた。
「国の宝を守れぇえぇーーー!」
御者のドナルドに至っては抜刀して御者にも関わらず魔物に突進していった。
「ハレルヤ!マドモアゼル!ハレルヤ!ハレルヤ!ハレルヤ!」
ディランは上半身を何故か裸にしてから、斧槍を振り回しながら、貴婦人を大声で賛美しながら、その女を助けるべく疾駆した。
服を脱いだせいでドナルドに後れを取ったものの、すぐにドナルドに追い抜いてゴブリンに放たれた矢の如く突っ込んだ。
「ギャアアア!」
「ウエウエェェエェェッ!」
ゴブリンたちは散り散りになって逃げていった。石がぶつけられたり、男達が熱気をまとって迫ってくるのにたまりかねたようだ。特にディランとドナルドの勢いに押されたと言うよりは、打ち砕かれたように逃げ散って行った。 (02/01-20:23:18)
ルカ > ド、ドナルドさん?(よもや飛びだして来ようとは、と驚く。 下働きの男たちの投げる石に当たらないようにしながら、幾分かゴブリンを退ける役には立ったようだ。) (02/01-20:26:10)
状況 > 「だいじょうぶですかッ、お嬢さん!」
御者のドナルドが真っ先に巡礼者風の女に声を掛ける。
「は、はい、ありがとうござ…。」
「お怪我はありませんかッッ!」
他のコミューンの男が声を掛ける。
「は、はい…。」
「我々が来たからにはもう安心です!」
「でっかい男マグマース!もうてめえさんに悪漢どもの指を触れさせねえ!でっかい俺が守るからもう安心だぜ!」
「マグマース。おまえ、うざい」
「うざいってなんだぁぁあーーーーーー!?」
切捨てるようなドナルドの台詞に、マグマースは傷ついたように泣き叫んで抗議する。 (02/01-20:27:15)
ルカ > (こんな集団に助けられてはあのご婦人も気の毒なことだ…等と考える少年。剣を納め、様子を見守ろう。) (02/01-20:28:13)
状況 > 「それよりマドモアゼル!ビューティーゴッデスなあなたにはぜひとも、俺のような鍛え抜かれたこのマッスル!ボディ!を所持する俺の傍に居る事をお勧めするぜ!絶対にそいつらよりも安全だ!このキャラバンで一番、速さと強さを兼ね備えた俺なら、可憐なレディを守り抜いてみせるぜ!オーイエス!」
ディランはそう言ってから、天を仰いだ。
「そうでしょ!お父さん!」
やはり神に尋ねた。
「ディラン。おまえもうざい、消えろ。」
ドナルドは切捨てるようにそれをジロりと睨みながら言った。
とにかく男たちは煩い。
「まぁ、まぁ、君たち、お嬢さんが困っているじゃぁないか。」
バレンチノンは若干、呆れ混じりではあるものの、愉快そうに笑いながら、その中に入って行く。
「お嬢さん、怪我はなかったかい?」
「はい。お蔭様で。」
バレンチノンと話をしだすと、巡礼者の女はみるみるうちに落ち着きを取り戻したようだ。
感謝の眼差しをバレンチノンに向けて、頭を丁寧に下げる。 (02/01-20:28:57)
ルカ > (……ドナルドさん、こんな人だったんだ…とかなんとか思いながらご婦人にバレンチノンが助け船を出したときには流石、百戦錬磨だ。百戦錬磨だ。と思った少年であった。) (02/01-20:30:31)
状況 > 「おや。修道女さんかな?ハハッ。素敵で綺麗なお辞儀だねぇ。俺たち、ハルトブルグに行くキャラバンなんだ。魔物や盗賊に襲われたら危ないだろうし、どうかな、良かったら途中までご一緒すると言うのは。」
「よろしいのですか?」
「俺は構わないよ。このキャラバンの偉い人もきっとゆるしてくれると思うよ。ちょっと待ってね。聞いてみよう。」
そんな話をしていると、コミューン出身だが帝国育ちのせいなのか、ご婦人救出作戦をいつも通りの面持ちで静観していたデズモンドがのんびりと歩いてきた。
「やあやあ。お嬢さん、デズモントと申します。このキャラバンの長をしております。」
人当たりの良さそうなにこやかな笑顔で頭を下げる快活な初老の男デズモント。
「あ、わたくし、エミーリアと申します。このたびは危ない所を皆様にお助けしていただいてありがとうございます。」
エミーリアと名乗った巡礼者風の女は、きらめくような優しい微笑と、やわらかい物腰の礼を、デズモントや他の男達に改めてする。
男達は大喜びだ。 (02/01-20:31:40)
ルカ > (いいのか。この集団の中に女性を放り込んで大丈夫なのか。少年は少し不安になった。いいのか。色んな意味で大丈夫なのか。) (02/01-20:33:16)
状況 > 「いやあ、ご婦人を守るのは当然ですよ!」
「でっかい俺様にとってはなんのこれしき!」
「お嬢さん!街で俺たちとお茶でも酒でも…。」
「てめえ、酔わせてけしからんことをしようとしてるんじゃねえだろうな。」
「ちがう!誤解だ!」
口々にしゃべる男たち。
「えー……。」
デズモンドが口を開くと、コミューンの男達は黙り込む。
騒がしく自己中心的ではあるものの、コミューンの男たちも自分達のあるじ、あるいは雇い主の発言には反応するようにはなっているようだ。 (02/01-20:33:32)
状況 > 「我々は商売のためにハルトブルグを経由してコミューンへ入国するつもりなのですが、エミーリアさんはもしや巡礼の途中なのでしょうか?」
「あ、はい。」
「彼女の安全のために、ハルトブルグまでご一緒して貰った方がいいと思うんですが。」
バレンチノンはデズモントにすかさず願い出た。
「そうですね。ご婦人を危ない目に合わせるわけにはいけません。」
デズモンドはにこやかに答える。
「しかしながら、これは事情の確認や、状況の確認のためににお伺いしておきたいのですが、何故お一人で旅をしておられるのでしょうか。帝国領の街道とは言え、ご婦人の一人旅はいささか危険ではないかと思われますが、同道してくださる方々はいらっしゃいませんでしたか?」
デズモントの口調は物腰柔らかではあるものの、確信に切り込んでいくような芯のある調子を帯びていて、嘘を容易く付くことは出来ない圧力とさえ感じられるようなものがあった。
「それが…。実はわたくしも他の隊商とご一緒していたのですが、その隊商が盗賊に襲われて……。」
エミーリアは憂いを帯びた調子で、少したどたどしくなりながら、デズモントの質問に答えた。
「幸い、わたくしは、その…、木陰の茂みの方にいましたので、盗賊に気づかれずに済んだようなのですが、キャラバンは盗賊から逃れるために、馬車を走らせて先に行ってしまったのです。護衛の方々も何人かが怪我をしてしまって…。」
「そうですか、それで、あなたは街道で一人きりに。」
「はい…。」
エミーリアは神妙な顔で頷く。 (02/01-20:34:21)
ルカ > (静かに話を聞いている。ご婦人の身の上にふむ、と眉を下げる少年。それは大変だった、と思う。) (02/01-20:36:03)
状況 > 「そうなのかぁ!もし俺がいたらでっかいこの斧槍で守ってあげたのになぁ!」
マグマースはとても残念そうに天を仰いで、心の底から無念そうに言った。
「きもい、マグマース。」
「きもくないわぁぁっ!」
再びドナルドとマグマースのやり取りがはじまった。
「それにしても、どうして、一人でしげ…。」
不思議そうにのんびりとその言葉をマグマースが発した瞬間、ドナルドはドンッと彼の足を踏みつけた。
「それは聞くなこのヤボ豚ガァァァァッ!」
ドナルドはマグマースの足にさらに体重を乗せてぐりぐりとねじった。
「ぎゃぁぁぁぁっぁぁぁぁっ、あ、あ、足の小指がぁぁぁぁっっっ!?」
また騒がしくなる。
そんな騒がしさがまるで空気のような調子でデズモンドはのんびりと顎に手を当てて考えをまとめようとしている様子だ。 (02/01-20:36:30)
ルカ > (この人たちはちょっと目を離すとすぐこれだ…。 というかドナルドさんこんな人だったんだ、こんな人だったんだ…… 少年の中でキャラバン内の変人が増えた。) (02/01-20:39:23)
状況 > 「この先で盗賊が待ち構えてるやもしれませんねえ。警戒して進むとしましょうか。」
デズモンドは両手をポンと打ち合わせて、キャラバンの面々を見回す。男たちはそれにうなずいて答えた。
「では、エミーリアさんは馬車にお乗りください。我々がハルトブルグまでの安全を保証しましょう。」
「よし!俺の馬車に乗れエェ!」
御者のドナルドが一番乗りに叫ぶが、いや、俺の馬車だと他の御者も口々に言い始める。
エミーリアは困ったようにデズモントの顔を伺う。
「ふむ。皆さんの熱意はわかりますが、一番良いのは、もっとも彼女にとって適切な場所に居ていただく事でしょう。」 (02/01-20:40:16)
状況 > デズモンドは笑みを浮かべながら、皆をみまわした。
「残念な事に、積荷が多いので、広人としたスペースでごゆっくりしていただくことは出来かねてしまうのですがね。それと、ご男たちがご婦人の取り合いをされるのはいかがなものか。ここは一つ、一先ずはバレンチノン君とルカ君と一緒に馬車の外を歩いて貰うことにしましょうか。」
デズモンドはちらりと君とバレンチノンを眺めた。 (02/01-20:40:58)
ルカ > (急にこちらに話が来て、少しびくっとする。) (02/01-20:41:26)
状況 > 「エミーリアさん。そちらの二人はキャラバンの護衛です。緊急時の判断も出来ますので、あなたは安全に彼らと一緒に我々についてきていただくことが出来ます。ただ、積荷が満載とは言え、ある程度の早足でなければついて行く事が難しいのですが、いかがでしょうか。歩いて頂けますか?」
「はい。安全を保証していただけるだけで十分です。お心遣い感謝いたします。」
エミーリアは深々と頭を下げた。
「ついて行くのが難しいようであれば、何とか手狭ながらも馬車に乗れるよう手配致します。申し訳ありませんが、バレンチノン君とルカ君とともにしばらくは同道していただくようお願いいたします。」
デズモントはエミーリアに頭を下げた。
「こちらこそ、無理をお願いするようで申し訳ございません。お心遣いに感謝を申し上げますわ。」
エミーリアも丁寧に頭を下げる。 (02/01-20:42:00)
状況 > 「ちくしょう、バレンチノンとルカ、いいなあ。」
それを見ていたマグマースは、なりふり構わず口を尖らせて言った。
「ハハハッ。ご婦人をお守りするナイト役に俺たち以上に相応しいヤツはいないさ。な、ルカ。」
ほがらかに笑いながら、君に話を振るバレンチノン。
そういうわけで、しばらくは巡礼者エミーリアとしばらくは一緒に歩く事になるようだ。 (02/01-20:42:37)
ルカ > (まあ、このキャラバンの中である意味最も安全な場所だとは言えるかもしれませんが…と言おうとして呑みこんだ。余計な波風は立てたくない。)…ナイト、かどうかはわかりませんけど、よろしくお願いします。(と、エミーリアに頭を下げる。 そうして簡単な挨拶をしてから、馬車が臭パつすれば一緒に歩いて行くのでしょう。) (02/01-20:45:07)
ご案内:「※ キャラバンガード」からルカさんが去りました。 (02/01-20:45:23)
ご案内:「※ キャラバンガード」から状況さんが去りました。 (02/01-20:45:29)
ご案内:「キャラバンガード」に状況さんが現れました。 (02/01-20:51:56)
ご案内:「キャラバンガード」にルカさんが現れました。 (02/01-20:53:04)
状況 >
「綺麗な名前だね。エミーリア。」
出し抜けにバレンチノンがそう言ったので、エミーリアは少しの間、目を丸くしていたが、やがて、くすくすと笑い出した。
「そんな…。ありふれた名前ですわ。」
少し照れくさそうに言うエミーリア。
そんな様子に思わず暖かな笑みが浮かぶバレンチノン。その穏やかかな眼差しは、満ち足りた男の眼差しだ。
「エミーリアって言うんだ…。ふーむ?もしかして、コミューン出身かな?エミーリアは。」
顎に手を当てて軽く悩むように額を寄せて首を傾げて聞くバレンチノン。
「いえ。エンパイア出身ですけれど、名前はエミーリアです。」
バレンチノンの仕種が可笑しいのか、それとも話題が興味深いのか、くすくすと楽しそうに笑いながらエミーリアは答える。 (02/01-20:53:55)
ルカ > (なんかちょっといい雰囲気だな、と少年は目を逸らす。) (02/01-20:55:03)
状況 > 「コミューンだと、ああ、って思うけれど、エンパイア人だとなんか興味がそそられるなぁ。」
豊かな眼差しを大きく開いて、エミーリアをまじまじと見るバレンチノン。
そのように見られてエミーリアはしばらくその瞳に魅入られるかのように見つめるのだが、やがて、照れくさそうにくすりと笑って口を開いた。
「お父様とお母様は西コミューンのある村で農奴監督官をしていたんです。それで、本を読む機会もあったそうで、古代エンパイアの歌集だとか、物語を読んで、この名前が気に入って…それで、私に名前をつけたそうです。かしこくあれ、優しくあれ、そんな意味で…。」
懐かしむように柔らかな眼差しになりながら、そのように話すエミーリア。
「そっかぁ…。ご両親の思いが通じたのかもしれないね。エミーリア。」
バレンチノンは微笑みながら、エミーリアを真っ直ぐに見つめながら言った。
「そう、でしょうか。」
嬉しそうでもあるが、照れくさそうに、そして、かすかに思い悩むように額を寄せて目を伏せる。
バレンチノンの眼差しと態度はこの巡礼者の女に複雑な感情を呼び起こしているようだ。そして、それが心地良いのかしばらくそれに浸るかのように沈黙する。 (02/01-20:55:34)
状況 > しばらくは君とバレンチノンとエミーリアは静かにキャラバンの最後尾を歩く。
馬車の車輪が石畳でゴトゴトと言う音や、マグマースやジャコモ、ディランとクーパー等が時々、賑やかなやり取りをする声などが聞こえてくる。
たまにジグムンドから激が飛び、強制的に沈黙させられる事もあるようだが…。
バレンチノンは不意に君を見つめてから、ふと思いついたように話をしだす。
「ルカ。エミーリアって名前はコミューンでは実は特別なのさ。コミューン南部にずっとずっと昔に名君と呼ばれるようになる人が生まれた。その人の今のエンパイアを含めた大陸の全ての国を征服して、蛮族や恐怖政治が蔓延っていた大陸に平和をもたらした。ようは偉い皇帝の名前が由来なんだよな、エミーリアって名前は…。確か、エミリースって部族の出身だからって意味だったよなぁ…皇帝の名前は…なんだっけな。」
まるで一瞬だけ記憶喪失になったかのような困った顔で、頭を掻くバレンチノン。 (02/01-20:56:18)
ルカ > (いつも以上にキャラバンは賑やかかもしれない。懲りずにエミーリアが同行するまでこんなやりとりが続くんだろうな、と薄く笑みを浮かべて思う。 ときどきあきれはするが、それも悪くはないと。 不意にバレンチノンが話掛けてくればはい、と頷き。) (02/01-20:58:48)
状況 > 「マルクス・エミリウス・アイテールス、ですわ。」
巡礼者の女が、そんなバレンチノンを見て、やはりくすくすと笑いながら細くする。洗練された滑らかな発音は耳がくすぐられるような心地を感じさせるのは、女が楽しげだからなのか。
「ああ、うん、そうだった。はは。それはご両親から教えてもらったの?」
はにかんだ笑いを浮かべながら、バレンチノンは尋ねる。
「いえ…。実は今までは女子修道院に居て…。少しだけ勉強いたしました…。」
自分の事情をどう説明したらいいかわかりかねているのか、眉を少し下げるようにしながら、控えめに答えた。
「へぇぇ~っ!そうなんだぁ…。もしかして、これから修道女になるための巡礼の途中って感じかな?エミーリア。」
まるで実は高貴な生まれだったことを明かされたかのように、目を大きく見開いてから、また尋ねるバレンチノン。
「そうですね…。巡礼は、道を見出すためのもの、と言う言葉もあります。神が敬虔なる巡礼者に道を示すとも。」
遠い眼差しになりながら、ぼんやりとした様子になりながら、エミーリアは答える。
「なんだか、迷ってるようにも聞こえるね。」
にこにこと笑みながら、ふむと顎に手を当てて、興味深そうにバレンチノンはエミーリアの顔を真っ直ぐな瞳で見つめた。純粋そうな明るい瞳は、エミーリアの心の窓を覗き込もうとするかのようだ。
エミーリアはその瞳に怯んだのか、それとも覗き見されることが恥ずかしいのか、微かに瞳を揺らすのだが、やがて、くすくすと笑い出した。
「ふふふっ…。はい。そうですね。旅を通じて、巡礼を通じて、神が私に道を示してくださることを願っていますわ。」
開き直ったのか、晴れやかな笑顔でバレンチノンにそう答えた。 (02/01-20:59:46)
ルカ > (なんとなく、不思議な女性だな、とエミーリアを見て思う。 その経歴を聞いて、内心苦い顔をする。 自分もかつては神に使えるものを目指し、神学に励んでいた。……道を見出そうとする前に道を踏み外した。……そうでなければ今の自分はいないのだが、なんとなく複雑な気分になる。) (02/01-21:02:29)
状況 > 「そっか。」
バレンチノンもまたそんな笑顔を見て嬉しそうな笑顔になり、エミーリアを肯定するかのように頷いた。
そのやり取りで、バレンチノンとエミーリアは何かが完了したかのように、時々、穏やかな沈黙をはさみながら、あれこれと色々な事をしゃべって語り合った。
その間も、バレンチノンは護衛としての集中力を途切れさせていないのか、時折、森の方にふいに目が行ったりする。 (02/01-21:03:28)
状況 > 「射手をやると、風に敏感になるんだ。なんせ風向きが矢の飛び方に影響するからな。真っ直ぐ飛ぶとはわからないから、弓は難しいのさ。」
まるでとっておきの秘密を打ち明けるかのように、笑みながらバレンチノンは君に言う。
「剣ばっかじゃなくて、弓をやって良かったと思うのはそういうところかもしれないな。風向き以外にもけっこう色々なことがわかってくる。風だけじゃなくて、戦場の中に流れる空気を読んだりとかだな。それで命拾いすることもあるから…。」
そう言って、ふと、バレンチノンは君を見てにやりとした。
「どうだ?ルカもやってみるか?」
笑顔で君に聞いてくる。弓術を覚えてみるか、ということのようだが、とりあえずは君の反応を見て、頷くようだ。 (02/01-21:04:21)
ルカ > (へぇ、とバレンチノンの言葉に興味深げに頷いて。)戦場に流れる空気、ですか。(ふむ、と頷いて。にやりとされれば一瞬不思議そうな顔をして。)…え。僕が、ですか? ……そうですね。覚えているとよいことはありそうですね。(ふぅむと頷き機会があれば、と。) (02/01-21:06:54)
状況 > 「自分が得意なもの以外にも、何かやっておくと、二つの視野で見れるようになるからな。そういうのもけっこういいもんだぜ。」
そう言うと、バレンチノンは君の頭をくしゃりと撫でた。
だんだん、君への扱いが弟分か何かのようになりつつあるバレンチノンだった。 (02/01-21:07:19)
ルカ > (頭を撫でられてしまった。悪い気はしない。 そう思うのは、こんなやりとりが失ったものを想起させて、また塗り替えていくからだろうか。) (02/01-21:08:45)
ご案内:「キャラバンガード」からルカさんが去りました。 (02/01-21:08:53)
ご案内:「キャラバンガード」から状況さんが去りました。 (02/01-21:09:02)
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