room42_20130501
ご案内:「※ 宿場町の郊外」にヴァルシードさんが現れました。 (05/01-09:24:19)
ヴァルシード > (宿場町が転々と続いている街道を旅し続けているこの男と、それに率いられる傭兵の小隊。計20名程の猛者と猛者になりつつある若者達。) (05/01-09:25:10)
ヴァルシード > (小規模ながらも、この男の独特な精神性と、熟練多彩な戦闘能力に惹かれて集った男たちは、都市国家的な性格を帯びた土地「コムーネ」または「コミューン」のあちこちの戦場を転戦を繰り返していた。) (05/01-09:28:43)
ヴァルシード > (今の所、死者は、いない。) (05/01-09:28:51)
ヴァルシード > (統率は取れているようで取れていない。この男は細々とした指示を口にすることは無く、目的と計画を伝えるだけで、後は各々が判断を下して戦闘行動を行う。) (05/01-09:30:55)
ヴァルシード > (そういうわけで、掴みどころがないこの小隊は遊撃隊としては非常に適しているので、雇い主から、本隊から離れて活動する任務を依頼されることが多い。) (05/01-09:32:04)
ヴァルシード > (部下達の隊長への評価は概ね良好であるようだ。意見するものや、批判するものは居ることはいるが、困難な時も、揉め事の渦中であっても、一貫して平静な態度を取り続ける姿勢が「強さ」と認識されているらしい。) (05/01-09:34:45)
ヴァルシード > (そういうわけで、この男がたとえ、細々とした事への実務能力が無くとも、あるいは無いように見せかけていても、一定の統率は取れているようだ。) (05/01-09:35:46)
ヴァルシード > (この男の小隊の運営方針は今の所こうだ。「任務を達成せよ。」「成果を求めつつも、過程を重視せよ。」「己の能力に応じた働きをせよ。」「助け合え。」「人の話を聞け。」「本来の能力から多少背が伸びる程度の努力をせよ。」「略奪はするな。人を脅かすな。」など等…。) (05/01-09:39:01)
ヴァルシード > (蛮行が概ね許容されている戦争業界の中にあっては、異質な空気を纏っているこの男。当然ながら、そこに集うものも、価値観が人と異なる者たちばかりである。) (05/01-09:40:37)
ヴァルシード > (協調性の無いものや、「普通の戦争」に退屈したものや、裕福ではあるが何をしたら良いかわからないもの、犯罪歴があり追放され、他では受け入れられない者、異端の嫌疑のある信仰があるものなど等…。立場や、出身、地位、宗教観、どうもまとまりがない者たちが混在しているこの男の傭兵隊。) (05/01-09:44:14)
ヴァルシード > (野営時は早朝は、朝食を作ったり、野営地の撤去作業などがあるにも関わらず、この男は自分の日課に没頭しているのであった。最も、この男が怠惰なわけではなく、むしろ、撤去作業が遅れているのであれば、自ら率先して作業をするのであるが、基本的には自分のしたいことをしてから、他の事をする性質があるらしく、部下達からは「マイペース」と評されている。) (05/01-09:47:11)
ヴァルシード > (そういうわけで、この男はマイペースに日課をしている、ここで。) (05/01-09:47:24)
ヴァルシード > (部下達が野営地の天幕やら、火回り…焚き火の始末や、鍋類の片付け、水の始末などなど…を片付けたり撤去したりしている所から離れた場所…此処は荒れ果てた荒野である。草地がほとんど無く、岩があちことにゴロゴロと転がっていて、時折、朽ちた木屑の塊が風に飛ばされて転がってゆくような場所…そこで、男は座っている。) (05/01-09:49:50)
ヴァルシード > (修練は先ほど終えた。今している所は精神統一である。) (05/01-09:50:06)
ヴァルシード > (目の前にはやや大物の剣がある。長剣より大きいが、大剣という程のものでもない……。太陽の浮彫が刻まれた、質素な中にも仄かな優美さを含んだその剣が、鞘に納められて男の目の前に置かれている。) (05/01-09:51:19)
ヴァルシード > (男は膝をついて瞑目している。東洋では「正座」という座り方に近い。背筋を伸ばして瞑目をし、精神を静寂にし、あらゆることに思いを巡らしている。) (05/01-09:52:15)
ヴァルシード > (男の独特な雰囲気の根源の一つがこの行為から生まれていると言っても良いだろう。日々の始まりに、そして、日々の終わりに、己と向き合い、日々の出来事を点検し、新たな価値観を創造し、自分自身の本質に帰る。) (05/01-09:53:32)
ヴァルシード > (この男は言う。自分は神への信仰はあるにはあるが、その手段についてはあらゆるものを参考にしている。それが東洋の文化であろうが、異端と称されるものであろうが、問わない。) (05/01-09:55:05)
ヴァルシード > (それが「真の自己を思い出させてくれるならば。」なんでもいい。それが「神と呼ばれるものを実感させてくれるものなら」なんでもいい。) (05/01-09:55:44)
ヴァルシード > (「大切なのは本質的なものであって、本質を喪失した形式ではない。」……今の所、男は教会からの異端審問の対象にはなっていない。男が正論を持っているからか?恐らくそうではない。その職業とは相容れない価値観ではあるが、男は基本的に対立を避けたり、相手の立場を重んじる傾向があるからなのかもしれない。いわゆる「外交的に立ち回る」から、今の所は完全に「社会から仲間はずれ」にならずに済んでいるわけだ。) (05/01-09:58:47)
ヴァルシード > (この男は、静かに瞑想をし、心の中で思う。「憎しみや、激情、渇望に囚われずに、己の使命を全うするためだけに戦うことが可能だろうか。」) (05/01-10:00:23)
ヴァルシード > (哲学的な命題が、日々、男の中で繰り返される。「自分はそれが出来るのか?部下達はどうだろうか?」) (05/01-10:00:46)
ヴァルシード > (他にも思うことがある。「殺さずに勝つために、出来ることはあるか?」) (05/01-10:01:16)
ヴァルシード > (男の心は、問いへの答えを返すべく、記憶の中から想いを生じさせ、この男の意識に見せるのである。「攻撃するだけにあらず、攻撃に付与された”意味”によって、戦いを、戦場を創造すべし。」) (05/01-10:03:38)
ヴァルシード > (男の心は、問いに対しての答えを続ける。「守ることもまた同様である。生命は纏っている比喩的な意味での”空気”に支配されている。それによって敵に勝るなら、敵は屈服し、戦う力を喪失する。」) (05/01-10:05:34)
ヴァルシード > (心が再び”言う”「もしもそれを望むなら、”それ”に置いて何者にも勝れるようになれ。”それ”を制することで、敵を支配せよ。”それ”を制することで、部下を統率せよ。”それ”を制することで、戦場の主導権を握れ。」) (05/01-10:07:23)
ヴァルシード > (心、語る。「もしもその意志を望むのであれば、”それ”を極め、望みどおり”殺さずに”勝て。」) (05/01-10:10:25)
ヴァルシード > (男は大きく息をついて立ち上がった。こうして、男はあらゆる迷いから解放され、為すべき事は何かを知り……あるいは知らなくとも、ある種の自信や、気力を得て…立ち上がり、日々の為すべきこと、すなわちこの男の”仕事”に向き合って、その日その日を過ごして行くのであった。) (05/01-10:12:00)
ヴァルシード > (男の生活、…そして、人生は、この繰り返しなのである。今も、これからも。) (05/01-10:12:18)
ご案内:「※ 宿場町の郊外」からヴァルシードさんが去りました。 (05/01-10:12:21)
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