room42_20130502
ご案内:「※ 早朝の野営地」にヴァルシードさんが現れました。 (05/02-08:43:26)
ご案内:「※ 早朝の野営地」からヴァルシードさんが去りました。 (05/02-08:43:44)
ご案内:「※ 早朝の野営地」にヴァルシードさんが現れました。 (05/02-08:44:06)
ヴァルシード > <ヒュッヒュッヒュッヒュッ>(斬撃を放ちながら駆ける。狼の如く、低い姿勢で駆け抜けながら、男の周辺には斬撃が乱舞する。) (05/02-08:45:26)
ヴァルシード > (もはやこの男の日課を理解している離れた所の野営地にいる傭兵たちは、のんびりと朝食を摂っている。食事を勧めたり、体の心配をしたりと、当初は様々な反応を見せてこの男を気遣っていたものだが、食事を取ろうが摂るまいが、衰えぬこの男の体力と気力を散々に見てきたためか、最近は滅多にこの男に食事を取るよう促すこともなくなった。) (05/02-08:48:42)
ヴァルシード > (ブレード・ストライド。戦技の中では、移動系の技である。技術的には単純なもので、大またで歩くなり、走るなり…すなわちストライドしながら、右に左に前に斜めにと、あらゆる角度や方向に斬撃を放ちながら移動を続けると言うものだ。) (05/02-08:50:52)
ヴァルシード > (実際にやってみると、思いのほか、困難を感じるだろう。大きく踏み込みながら、攻撃を繰り返す。体が左右にブレたり、バランスを崩したり、剣を振るタイミングや、力の置き所がわからなかったりする。) (05/02-08:52:04)
ヴァルシード > (また、一歩だけならばいいが、二歩、三歩と、途中で止まったり、躓いたり、ブレたり、逡巡したりせず、滑らかにつつがなく、風を切るように駆けるという段階まで来ると、曲芸に近い難易度になってくる。) (05/02-08:53:35)
ヴァルシード > (その曲芸をこの男は、淡々と繰り返している。既にスピードに乗っているこの男の一歩は狼の如く。それに伴って振るわれる斬撃は一陣の風が不意に駆け抜けたの如し。ぼうっと突っ立っているものがいたとすれば、まさにそのようなものだ。疾駆する早馬を眺めていて、不意に疾風が通り過ぎたのではないかと思うような、そんな一瞬に刃が目の前を通り過ぎていって、しばらく立って、何か鋭利なものが通り過ぎた気がする、と思うような有様なわけである。) (05/02-08:58:08)
ヴァルシード > <ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ>(ずっとずっと続く刃がしなって振るわれる風を切る音。右手と左手で、足を突き出し前に体が動くタイミングで上段から振るわれたかと思えば、左の刃が何の脈絡もなく下段から目の前に、そうかと思えば二つの剣が竜巻のように右に左に交互に回転するように振るわれる。まるで円盤が右と左に一瞬一瞬回転するようなそれ、そして、前進の加速力と、強靭な腰と肘関節と手首の捻りの力が伴ったそれ…力強く躍動感があり、まるで彫刻が動き出したかのような現実離れした異質感のあるその迫力に、近寄りたいと思うものは、中々いないだろう。) (05/02-09:02:39)
ヴァルシード > (トップスピードで駆ける石の彫刻。なるほど、恐ろしい。だが、人間がそのインパクトを周囲に与えている。低い姿勢に躍動するようになったかと思えば、今度は駆ける即位度を落としたかと思えば、高い姿勢にすくっと立ち上がってまた駆ける。終始、足を前に突き出し踏み込む度に、右か左の剣のどちらかが、斬撃を放つのだが、規則性はない。前に放つこともあるし、右に放つこともある。左に放つかと思えば、前も右も左も巻き込んだ円盤のような軌跡を描く。そうかと思えば上空に弧を描くように斬撃が跳ね上がり、唐突に跪くような高さになったかと思えば、そこでもまた刃が円の軌跡を描いて、周囲の空間を切り裂くのだ。) (05/02-09:07:32)
ヴァルシード > (一通り、斬撃と共に駆けると、ゆっくりと速度を落として立ち止まり、二振りの剣の刃をそれぞれ、皮鞘に納める。汗は掻いていない。体は温まった。) (05/02-09:09:21)
ヴァルシード > (傭兵達はキャンプ地の撤去作業を始めている。出発の時間は近い。男はその作業に加わる。傭兵たちは「早くしてください」「さぼらないでください」など等と笑いながら言うが、誰もが、この男がしていることをやめさせようとしたり、中断させたりしようとはしない。…一応は、自ら所属する集まりの長なわけなのだから、当たり前ではあるが。) (05/02-09:11:32)
ご案内:「※ 早朝の野営地」からヴァルシードさんが去りました。 (05/02-09:11:37)
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