room10_20130523
ご案内:「闇の集う場所」にロネさんが現れました。 (05/23-20:44:58)
ロネ > …………。(ぼけーっと岩場に腰かけている。周囲には何も無い。ただひたすら、荒野が広がるのみ。) (05/23-20:46:25)
ロネ > (目を伏せる。昨日の出来事が己を苛んで、再びこの地へと誘われてしまった。ルイへ自分が何をいったのか詳しく思い出せないが、どうせろくなことは言っていないだろう。)……はぁ。(ためいき。) (05/23-20:49:13)
ロネ > (つい、と杖を手の内で弄ぶ。)……はう。(ためいき。)……ルイお嬢さん、大丈夫かな。(ぽつり。) (05/23-20:50:10)
ロネ > (この地にいると落ち着いてしまう。前にかの夢魔に言われた言葉が蘇る――自分は魔に向いているのかもしれない。記憶は遡る。あの霧の裏側の竜は言っていた。己は、人間という名の魔物だと――) (05/23-20:51:45)
ロネ > ……魔物。(思考が口をついで零れ落ちる。)私が、魔物。(魔物。)人間という名の――魔物。(そう、魔物。) (05/23-20:54:40)
ロネ > (馬鹿馬鹿しい、と一蹴することもできる、が、今は何故かできなかった。衝動のままに獣を屠り、その血を欲し、肉を踏みにじるその姿、まさに己が恐れ忌避してきた、魔物そのものの姿。) (05/23-20:55:55)
ロネ > (岩場の上で膝を抱える。無性におそろしくなってきたのだ。おそろしい。風が吹いた。遠くの、遠くのほうから、獣のうなり声が聞こえる。あれも魔物か。) (05/23-20:56:52)
ロネ > (目を伏せる。昨日からずっと心に引っかかっているものがもうひとつ。人形――蜜色の髪の――己が手がけたものにそっくりだという、人形。それも、違う世界だ、といえば終わりだ。馬鹿馬鹿しい、といえば終わりだ。) (05/23-20:58:50)
ロネ > (蜜色の髪、とび色の瞳の人形。回教徒がその主神を描かないように、己もまたそのような人形を作ることはない。いや、作れない。はずなのに。) (05/23-20:59:54)
ロネ > ……違う。(きっと、違う。乾いた唇を舌でなめる。そうだ、きっと、違う、はず。) (05/23-21:02:05)
ロネ > (――今の自分は狂気の沙汰だと思った。銃もなしにこの地にひとりきり。いつ喰われても文句は言えぬし、事実喰われてしまいそう。それでもいいかと思う自分もいるし、そんなふざけるなと叫ぶ自分もいて、今すぐ帰れと命ずる自分も、もう少し瘴気の羊水に浸っていようとする自分も、ああ、自分、自分、自分自分自分。) (05/23-21:11:48)
ロネ > (どこを向いても自分ばかりで笑ってしまう。ほら、昨日のあの影も自分。あの醜いドス黒い蛇。いっそイブをそそのかした蛇のように、両手両脚もぎとられてしまえば、あとは地を這いずるばかりだというのに。) (05/23-21:15:19)
ロネ > (エデンの園からは追放されて、神の罰からも見放され、嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼。一寸思考がおかしくなってきたようだ。いつものことだと思いつつも、枯れ果てた荒野を見渡した。いちめんの荒野、一面の死の――否、魔物が生を謳歌している。) (05/23-21:17:15)
ご案内:「闇の集う場所」に患者さんが現れました。 (05/23-21:21:41)
ロネ > (岩場の上に男がひとり腰掛けている。この場にはそぐわない、きちんとコートやベストを着込んだ格好。杖を手に持ち、周囲をぼんやり眺めている) (05/23-21:22:45)
患者 > (音もなく点滴の滴が落ちる。 今日もこの患者は何の前触れもなく、姿を現した。 点滴のスタンドを傍らに、棒立ちで立っている。意識が覚醒する。人の気配に顔を上げる。岩場には、一人の紳士。辺りを見回し意外な取り合わせに少々驚く。) (05/23-21:24:49)
ロネ > ……っ?(ぱち。男の夜目は悪くない。瞬き。あそこには誰かいたか。いや、いなかったはず。珍妙な棒のようなものを持った人影に警戒する。その場から動かず。) (05/23-21:26:25)
患者 > …あ、あの、ここは、どこなんですか?(患者はとりあえず疑問を口にした。)……あ、ああ…こんな格好で失礼…。(病院のお仕着せのような寝間着の襟を押さえ。) (05/23-21:29:04)
ロネ > ここは――えっと、(男か女か。だが概してアジア人の顔は若く見えて。)お嬢さん、ここはあまり安全な場所ではありませんよ。(女ということにした。女にしては、格好が随分刺激だが。男にしてみれば肌着同然だ。穏やかな微笑を浮かべたまま言った。)ですから、早くお帰りなさい。 (05/23-21:31:44)
患者 > (お嬢さんと言われてしまった。鏡を見たことが無いが、自分はそう見えるのだろうか?と患者は考える。)…ああ、やはりそうなのですね。会ったのが親切な方でよかったです。……ですが、私は自分がどこに帰ったらいいのか分からないのです。(少し困ったような顔をして。) (05/23-21:34:47)
ロネ > (親切そうな方。ああ、と心中だけで自嘲した。)それはどうも。でも、ここは魔物なども多いですから――(岩場からゆっくりと杖を支えに降りる。相手と並ぶように。判らない、と言われれば、おや、と眉をあげ)それは……元の世界に帰れない、ということですか。(たずねた。) (05/23-21:36:19)
患者 > 魔物…(やはりいるのか、と諦めにもにた表情を浮かべ。)…あ、すみません、足が不自由なのですか?(わざわざこちらに来て頂いて、と眉を下げ。)元の世界… ええ、何といいますか、私の記憶はこの世界に居る時しかなく、自分の意志では行き来できないようなのです。(自分の把握している範囲での答えを。) (05/23-21:39:33)
ロネ > (不自由、とストレートに言われれば、気分は害さないが淡く苦笑して)ええ。まあ、大したことはありませんよ。(相手の説明にはほう、と眉尻さげて)それは……なんといいますか……もとの世界のことは覚えていらっしゃいますか。 (05/23-21:41:16)
患者 > すみません、少し失礼でしたね。(眉を下げ、頭を下げる。)それが…何一つ。自分のことも良く分からなくて…。一応自分をつないでるものがなんだかわかったり、常識は待ち合せているようなのですが。(点滴スタンドを示し。) (05/23-21:44:33)
ロネ > 気にされるほどのことでも。(山高帽を被りなおし。)それは大変ですね。(自分がわからないのは恐ろしいだろうと思った。)その……その、棒のようなものはなんですか。(金属製らしい棒の上部に、袋がついている。なんだろう、と思って) (05/23-21:46:28)
患者 > (改めて男性を見つめる。どう見ても自分と近しい人種ではない、という感覚がある。)ええ… ああ、これですか?これは点滴です。詳しい仕組みは医学の知識が無いようなので知らないのですが、血管に薬を流す装置です。 ……どうも、病院のようなところから来た、とは考えられますね。 (05/23-21:50:09)
ロネ > 血管!!? ……そ、そういえば、聞いたことはありますね……。(この世界で点滴打たれかけて断ったおぼえがある。)病院――その番号も?(病院での番号なのか、と手のバンド指さして) (05/23-21:52:15)
患者 > ええ。時々、腕を動かすと少し痛みます。針が刺さっていますので。(相手の驚いた様子に、説明を付け加え。指をさされるままに腕のビニールの腕環を見る。)病院では患者を管理するためにバーコードを付けることもありますが…ここでは読めそうにありませんね。名前はなく、ただ000743と書いてありますね。 (05/23-21:56:59)
ロネ > は、針……。(随分驚いたのか、ぱちぱちと瞬き。そしてはたと気づいた。)ああ、こんなことしてる場合じゃないですね、早くこの地から出ましょう。魔物に襲われたら危ないですよ。帰る場所がないのでしたら、無料で泊まれるところをお教えしましょうか。(わたわたと少し慌てて) (05/23-21:58:52)
患者 > ……ああ、すみません、驚かせてしまいましたか?(申し訳なさそうな顔をして。)…それは危ないですね。魔物は見たことがありませんが、やはり恐ろしいものですか?……ありがとうございます。ありがたいです。 (05/23-22:01:11)
ロネ > この世界で、まったく驚かない日なんてありませんよ。大丈夫です。(にっこり微笑した)ええ、恐ろしいものです――普通の人間では太刀打ちできませんから。(なら何故お前はここにいる。)時狭間という酒場の裏にそういう施設がありましてね、よろしければそこまでお送りしますよ、お嬢さん。 (05/23-22:02:39)
ご案内:「闇の集う場所」にロネさんが現れました。 (05/23-22:05:02)
患者 > そ、そうなのですか?(そんな笑顔で…と昨日自分もとても驚いたが。)……そうですか。(足が不自由なのに、この人は何故ここにいるのだろうか?という疑問はある。だが同時に良くしてくれる人間を疑うものではないという感情もあって。)では、すみません。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。(深々と頭を下げ。) (05/23-22:05:21)
ロネ > もう慣れました、と言いたいですが、慣れないことはたくさんありますから。(穏やかにいった)お構いなく。お嬢さんのお記憶が早く戻られることを祈ります。(ふふ、と笑う。)――では、行きましょうか。(そういうと、相手を促しつつ、ゆっくりと杖をついて歩き出す。右脚を引きずり気味に) (05/23-22:07:52)
患者 > なるほど……。(この人も色々あったのだろう、と納得して。)ありがとうございます。(釣られて小さく笑い。)はい、お願いします。(ロクにキャスターが回らない地面で、スタンドを持ち上げているし、スリッパなので歩みは遅く。) (05/23-22:10:36)
ロネ > (そのまま二人でゆっくりと、時狭間裏の宿泊施設まで歩いていくのだろう。のんびりご案内――) (05/23-22:11:36)
ご案内:「闇の集う場所」からロネさんが去りました。 (05/23-22:11:42)
患者 > (案内していただき、宿泊施設の中で、時がたてばいつの間にかいなくなっているのだろう。) (05/23-22:13:04)
ご案内:「闇の集う場所」から患者さんが去りました。 (05/23-22:13:10)
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