room43_20130529
ご案内:「鬼ケ岳(早朝)」に妙河さんが現れました。 (05/29-11:08:36)
妙河 > (辺りは朝霧に包まれている。柔らかな風に、ぺらっぺらなルーズリーフがなびいている。) (05/29-11:09:15)
妙河 > (合掌造りの家屋の屋根の天辺に、面を被った男が1人、立っている。男の手には、手紙の綴られたルーズリーフと、赤いグローブが握られている。) (05/29-11:10:23)
妙河 > …ぷんぷん。……匂うでござるな…。 (05/29-11:10:48)
妙河 > なんとも猛烈なふらぐの香りが致す…。(目のみが描かれていた面の中央に、鼻の穴の様な黒丸が描き出される。匂いを嗅ぐ様に、黒丸の大きさがピクピク動いて、そして消えた。) (05/29-11:11:55)
妙河 > (手紙を見下ろす。)「こいつは俺の宝だから」…。(今一度、手紙の文面を声に出して読む。これを書いた時、彼はどんな顔をしていたのだろうかと、想像する。)…翔殿。(顔をあげ、前方を見やる。遠方の景色はまだ、青白く霞んでいる。) (05/29-11:12:56)
妙河 > …預かりは致そう。なれど、必ずや、…取りに戻って参られよ。お主が宝を置き去りにするような事は、あってはならぬ。 (05/29-11:14:14)
妙河 > …兄とは、そういうものにござる。(グローブを握りしめる。「宝」の文字に、話でしか聞いた事のない、しかし良く耳にする彼の弟の存在が頭に浮かんだ。) (05/29-11:15:21)
妙河 > …なに、心配は致さぬよ。これは「そういう」ふらぐでござろう…?(妹が帰らず、湿っぽくなっていた時に、家族ならば信じて待てと己に喝を入れてくれたのは他でもない。手紙の差出人であった。ふわり、と面に描かれた目の雰囲気が少し、柔らかくなる。) (05/29-11:18:55)
妙河 > (視線を手元に落とせば、手紙とグローブを綺麗にたたみ直す。再び前を向くと、それから暫く、朝霧が晴れるまで…不明瞭な景色の輪郭が、はっきりと見て取れる様になるまで、男はそこに佇み続けた) (05/29-11:21:08)
ご案内:「鬼ケ岳(早朝)」から妙河さんが去りました。 (05/29-11:21:20)
ご案内:「鬼ヶ岳」に妙河さんが現れました。 (05/30-00:08:15)
妙河 > いやはや…本当に助かったでござるよ。(仕事帰りの道中、突然しとしとと降りだした雨。どうしたものかと思ったが、ひょっこり現れた唐傘おばけのお陰で濡れずに済んだ。鎧の音を静かに響かせながら、鬼火がぼんやりと照らす畦道を歩く) (05/30-00:12:03)
ご案内:「鬼ヶ岳」に名を失った少年さんが現れました。 (05/30-00:13:20)
名を失った少年 > (鬼火がぼんやりと照らす道に何やら倒れた人影が一つ見えてくるかもしれない。それはまだ成長期な小学生くらいの小さな体。おばけさんが助けてくれるはずもなくずぶ濡れになったままその場に倒れ込んでいる様子。動く気配はない。) (05/30-00:15:04)
妙河 > バラバラ…バラバラ…そう言えば、『あちら側』はそろそろ梅雨時でござったな…。(こちらでこの雨量であれば、あちらは本降りかとぼんやり考えながら、唐傘を打つ雨音に耳を傾け…ていたら、何やら倒れた人影が。いくつかの鬼火が、地面近くへ降りて少年を照らしているようで)……おや…?(それに気付けば瞬きひとつ。傍に寄れば、片膝ついて覗きこみ)…もし。(と、声をかける) (05/30-00:19:08)
名を失った少年 > (鬼火が近くまで少年を照らせば何度も会った事のある誰かに似ているかもしれない。されど、その姿はどうみても小さくて幼い。───しかしそれよりも、少年の体中についた傷は致命傷という言葉にふさわしいほどにボロボロで、特に右腕からの血は当たりの草を赤くそめるほどだった。声を掛けられてもピクリとも反応をせず、もはや虫の息。 それでも死んでいるわけではなさそうだ) (05/30-00:22:17)
妙河 > …はっ(覗きこんだ少年の顔は、友人の顔に良く似ていた。再び、面に描かれた目が瞬く)翔、殿…?否、しかし……((気配が異なる…))(唐傘お化けは頭上に浮いていて、丁度両手は空いていた。少年を抱きかかえ、そこで初めて右腕の血にも気付いて)唐傘殿、すまぬが、少し急ぎたい。(そう告げると、足早に家へと向かう) (05/30-00:28:32)
名を失った少年 > (少年はとても軽い。妙河の力なら簡単に抱きかかえることができるだろう。まるで人形のように食ったりしていて、小さな呼吸をしながら眠っている。その間も腕からは血が雨の水と共に垂れていく────) (05/30-00:30:50)
妙河 > (運んでいる間、面の奥では何かをぶつぶつと何か唱えている。抱きかかえたまま右腕に添えた手の平から、治癒の術を施しているようで。効き目があるのであれば、徐々に血は止まって行く筈にござる)…そっ…。(軒先に辿りつけば、玄関からは上がらずに、言葉通りそっと縁側に少年を寝かせてやり)獣に襲われた…という訳でもないようでござるね…。(傷口を確認しながら、懐から取り出すのは薬壺。蓋を開ければ、その中身を傷口へ塗り込んで行き) (05/30-00:36:55)
名を失った少年 > (術は効くようです。止血はそのうち完了していくようで。 縁側で寝かされた少年はやはり人形のように眠っていて、目覚めるまでには少し時間がかかりそう。 傷が酷いのは腕。腕はもう何かに引きちぎられたか爆発したかのように悲惨なことになっている。もう一つ酷いのはタンクトップから滲みでている血から判断し、タンクトップを捲れば槍か何かで刺されたような跡があり、そこからの傷が少し酷い様子。もう一つ首の喉笛のところにも傷のようなものがあるが、それはもう直って痕になっているだけのようだ。 他は足や腕に刃物で切り刻まれたような傷がいくつもあるくらいか。) (05/30-00:41:09)
妙河 > (縁側には屋根がある。役目を終えて閉じた唐傘お化けも心配しているのか、少年の顔を覗き込んでいる。腕と、タンクトップを捲れば見える傷口へ重点的に薬を塗って)また、先生の所へ窺わねばならぬでござるな…。(全ての傷に塗り終えると同時、補充したばかりだった壺の中身は空になった。腕と胸には、上からぺたぺたと治療用と、薬の効果を倍増させる札を張り付けて。そこに手を添え、更に治癒の術を施して) (05/30-00:48:10)
名を失った少年 > (基本的に術は効くようです。なにやら強い術を掛けられているようですが、それによって妨げられることはないようで、すぐに感知というまでは行かないがじわりじわりと治療をされていくことだろう。 (05/30-00:50:17)
名を失った少年 > (基本的に術は効くようです。なにやら強い術を掛けられているようですが、それによって妨げられることはないようで、すぐに感知というまでは行かないがじわりじわりと治療をされていくことだろう。)  ・・・・っ。 (ぴくりと、目が反応した。妙河の治療の術によって少しは意識がこちらへと戻っていき、虫の息だった呼吸も戻って行っている。小さく、口が動いて。) (05/30-00:51:40)
妙河 > (パラパラと地面や木の葉を打つ小雨の音は、少年を気付かせる手助けになるだろうか。術を施しながら、じわり。汗が滲むのか、面の隅に小さな汗マークが描かれた。少年の表情と様子を、面に掛かれた丸い目が見下ろしている。小さな声は聞こえたが、直ぐに此方から声をかける事はせず) (05/30-00:54:29)
名を失った少年 > ・・・ あじ・・ さい・・・  (小さく動いた声はかすれてそう呟いた。 雨の音で何か夢でも見ているのだろうか。 この時期によく言っていた、あの場所────。術が大分聞いてくると、うっすらと目を開け始める。まだぼんやりしつつ。) (05/30-00:57:15)
妙河 > …((紫陽花…?))(紫陽花は、縁側から見える庭にも植えてある。が、まだ花は開いていない。視線を外すことなく、少年を見下ろし続けている男。少年の頭側からは、一つ目の唐傘お化けが同じように見下ろしている。うっすら開いた目から、ぼんやりそれが見えるだろうか。頬を撫でる風はひんやりしっとりとしているが、治癒術を施されている腕と胸はぽわり、と温かい事だろう) (05/30-01:01:56)
名を失った少年 > ・・・。(ぼんやりとした視界からは仮面の男と、唐傘おばけがみえるのだろうか。でも一番最初に見えたのは妙河の方だった。) ・・・ここは? (大分意識が戻されている。少しずつだが、言葉を発するようになって。それでも動くことはまだできない) (05/30-01:06:18)
妙河 > …鬼ヶ岳。拙者は妙河。此処は、拙者の家でござるよ。(にこり、と面に描かれた目が弧を描く。相手の声色は、良く知る友人とはやはり違うものなのだろうか) (05/30-01:09:21)
名を失った少年 > みょーが? いっつ・・・・ (声色はまだ声変わりしそうな、高すぎず低すぎずな声。だけれど、良く知る彼のような悪態的なものは感じられない。 それに、仮面をみても嫌そうな顏はせず。) 俺、ここでなにしてんだ? ぐっ・・・ (体を無理に動かそうとするが、起き上がる時による腹筋の運動で腹の傷の痛みが走り ころん。 と仰向けに転がってしまった) (05/30-01:13:31)
妙河 > (呼ばれれば、こくりと頷く。気配も違えば、自分の事を知らぬ様子の少年の言葉に、微かに瞳が寂しげに揺れた)…ころん。(と、仰向けになる相手に、困ったように眉を下げ)起きあがれるような体ではないでござるよ。胸に空いていた風穴は塞いだが、腕にも力は入らぬでござろう?(しかし、あとは自然の治癒力と薬の力のみに任せて良さそうだと判断すれば手を離し) (05/30-01:18:59)
名を失った少年 > ころん。 (妙河の言葉を真似するように一言つぶやいた。) …うん、全然はいらねぇ。頭もぼーっとする。 それに───・・・ (左手で額を抑えて目を伏せ、言葉を止めて) (05/30-01:21:19)
妙河 > それに…?(懐から出した大判の白布で三角巾を作ると、そこに少年の腕をそっと収めてやり。途切れた言葉の続きを促して) (05/30-01:25:38)
名を失った少年 > 何も、おもいだせねぇんだ。なんでこんな傷だらけなのか、ここにいるかも。名前とか、俺…どこの誰なのかも。 (不安げにそう呟いて目を細めた。傷のこともあるのだろうが、記憶が全くないようで、それによって少し滅入っているようで) (05/30-01:28:27)
妙河 > ……成程。(視線を落としがちに、こくりと頷いた)拙者の友人に、和武翔という者がいる。お主とは、年も背丈も、気配も異なるが…。お主は、その翔殿に大層似ているでござるよ。(不安げな様子に、ぽすり、と頭に手を置いた)…お主。…腹は減っておらぬでござるか?(そしてにこやかに問うた) (05/30-01:33:42)
名を失った少年 > わぶしょー? …変な名前。 (眉間にしわを寄せて、なんだか嫌そうな顏をした。) 俺の名前は、ソイツなんかな。 しょー? じゃあ、俺、翔ってなのればいいのか? (なにもかもがわからない。どうしたらいいかもわからない。頭も小学生ほどのため、まるで子供が大人に助けを求めるように問う。 空腹、と聞けば目をパチリとさせて。 ゆっくりと頷きをみせた) (05/30-01:38:42)
妙河 > しかし、良い奴でござる。(面に浮かぶ笑みは、やはりどこか寂しげで)…そうでござるな…。一先ずは、それも良いでござろう。(相手が頷くのを見れば、こちらも頷く)暫く待たれよ。(ぽんぽん、と頭を撫でるように手を置いた後、立ち上がると雨戸を開けて家の奥へと消えていき) (05/30-01:45:44)
名を失った少年 > ふぅん・・・ 妙河だっけ。大切な人なの? (顏だけ、妙河に向けてぼんやりした様子はなく、はっきりした目で相手を見上げる) おー・・・ わかった。そうする。 (もう一度頷くと、奥へ消えていくのを目で追う。) (( わぶしょう ・・・ )) (一体誰の事なのだろう。自分に似ているという事は、自分と関係している人なのだろうか。 兄弟? 父親とかかもしれない。 やはりわから無い事ばかりで、その渦巻く思考から逃れようと雨の降る外へと顔を向ける。)  … 雨。 (ぽつりと一言、呟いて。) あの花、咲くんかねぇ? (紫陽花の花が見えたようで、きっとまだ見下ろしているであろう唐傘お化けに声をかけた) (05/30-01:52:04)
妙河 > 友人、と言ったでござろう?(友人とは、大切な人の事でござる。振り向き様にニコリと笑んで、背を向ける。奥に入ると、小さな行灯の明りが灯り、暫くごそごそしているようで。話しかけられた唐傘お化けは、下駄をはいた一本足でぴょんと跳ねて同じく庭の方を向き、『時期に咲くさ』と、少年のような声で答えた) (05/30-01:57:50)
妙河 > 友人、と申したでござろう?(友人とは、大切な人の事でござる。振り向き様にニコリと笑んで、背を向ける。奥に入ると、小さな行灯の明りが灯り、暫くごそごそしているようで。話しかけられた唐傘お化けは、下駄をはいた一本足でぴょんと跳ねて同じく庭の方を向き、『じきに咲くさ』と、少年のような声で答えた) (05/30-02:01:14)
名を失った少年 > うーん… (友人って大切なのか。なんて、この男の性格からして友人とは薄っぺらいものだと思っているため妙河の言葉に納得はできなかった。起き上がれたら腕を組んで首をかしげているところだっただろう。) … 咲いてるところ、みてぇな。 (ちら。とおばけにだけ見えるように優しく笑みをうかべた) (05/30-02:03:16)
妙河 > (『紫陽花は、逃げも隠れもしやしない』唐傘お化けは、ししし。と笑う。笑顔になった少年を見る事が出来て安心したのか、ぴょんと跳ねれば縁側を下りて『じゃあ、俺は帰るよ。またな』べろん、と挨拶代わりに長い舌を出して揺らせば、雨の中を跳ねて夜の闇の中へと消えて行った) (05/30-02:10:10)
名を失った少年 > おう、気を付けて帰れよ。 (妙河が支度をしている間に、ちょっとしたお化けさんとの会話をして、見送り。遠い目をするように紫陽花を見つめる。何か、思い出せるような気がするのだけれど── 懐かしいような気がするのだけれど──・・・  思い出すことはできなくて) (05/30-02:12:16)
妙河 > (そんな少年の背後に、お盆を片手にいつの間にか戻ってきている男)…ぽす。(といいつつ、頭上から何かを落とした。ふわりと頭に被さる布は、良く見れば甚平である事が分かるだろう)一人で、着がえられるでござるか?(尋ねつつ腰を降ろし、急須から湯呑へ温かいお茶を注ぐ。お盆の上に乗っているのは、大きめのおにぎり1つとお味噌汁。と、金平牛蒡) (05/30-02:17:15)
名を失った少年 > ぽす。 (妙河の言葉を真似すると、なんだか嫌そうな顔をしながら左手で甚平を掴み。) うん、痛み大分引いたから、大丈夫。 (こくりと頷くと、左手で支えながら体を起こす。それ以上は何も言わずにタンクトップを脱いで上半身裸になると、背中の蜘蛛の痣が見えるかと思われる。 そんなことは少年はしらないわけで、甚平を肌の上から直接斬ることにした。治療したとはいえタンクトップは血で汚れているから。  そう着替えていると、御味噌汁やら金平の良い匂いが少年の鼻について。 くぅ・・・ と小さく腹の音を鳴らす。) ・・・っ。 (恥ずかしそうに妙河から顔を背けてお腹をさすり、スパッツの上からズボンを履く。) (05/30-02:23:20)
妙河 > …左様でござるか。(その返事を聞けば、にこりと笑む。此方を向いた背中の痣に、違和感を覚えて目を細めるも、少年が此方を向く頃には面の表情は元に戻る。脱いだタンクトップを回収しようとしつつ)今日は、家に泊って一先ず体を休めると良いでござるよ。この服も、このままでは着れぬでござろう?(洗濯しておくつもり。この雨も、そう長くは降り続かないだろうと考えて)……((くぅ))(腹の音をつい声に出しそうになったが、心の中に留めたのは幼い少年に対するせめてもの優しさ。くすりと小さく笑えば、食事の乗ったお盆を其方に寄せてやり) (05/30-02:31:51)
名を失った少年 > (着替え終えたころにはタンクトップは回収されているだろう。) 洗濯するのか? 誰かもしらねぇのに、そんな世話やいていいのかよ… (妙河の見知った青年には見られなかった、申し訳なさそうな表情。人の家に勝手に止まっても良いものなのだろうか、なんて思ったりもして。) …食べる。 (そそくさと、御盆を自分のほうへ片手で引き寄せ、箸で食べ始める。 記憶を失ったとはいえ躰に残った記憶はその食べ方をしっかり覚えていて、味噌汁を味わった後にご飯を一口。そして、金平へと箸を進めるようだ。その食べっぷりはまさに小学生の成長期を思わせるがっつきよう。  …とはいえ片手で食べているので、食べるのが速いだけでQチャン喰いみたいなことはできないのだけれど) (05/30-02:38:18)
妙河 > 確かに。お主とは今しがた初めて会ったばかりではござるが…今はこうして同じ時を過ごしている。……縁があった。ならば、良いではござらぬか。(この位は。とやはり微笑む面。食べっぷりの良い少年が、金平牛蒡を食べ進める姿に少し、視線を落として)さて、では拙者は布団を敷きに参る。まだ歩けぬようなら、無理をせずにここで待たれよ?(此処へ運び込んだ時と同じように抱えるつもりでござる。再び立ち上がると奥へと消えて) (05/30-02:47:56)
名を失った少年 > 縁? …へへ。そういうことなら、言葉に甘える。 (にぃっと口端を吊り上げて鼻の舌を左手の人差し指でこすった。 そしてまた食事に戻るわけだが、相手の様子がなんとなしにおかしい気がして小首をかしげるも深く聞こうとはしない。) ・・・ん。 うん。 (素直に頷いて。もくもくとご飯を食べる。)((この金平牛蒡。めちゃくちゃうめぇ…))(妙河が奥へと消えたのをいいことに、嬉しそうに笑ったりしてもぐもぐとかみしめる。そのうちそれは食べ終えてしまって、満足気にお腹をさすれば両手を合わせ。縁側の方へとよじよじ移動。そこから身を乗り出して雨で溜まった水にそっと顔をのぞかせる。そこにうつった誰かはやはり自分の知っている自分ではない。…というか、自分というのがわからない。 そんなもやもやをしているとふと喉笛に傷痕があるのに気づいた。それを見ると何か衝撃を受けたように目を見開き、唐突にそこをかきむしり始めた。) (05/30-02:56:17)
妙河 > (客間へ移動し、行灯を灯すと押入れから布団を出す。手が伸びるのは、以前、友人が訪れた際に敷いた大人用の布団であったが)―……。(緩く首を横に振ると、子供用の布団に手を伸ばした。布団を敷き終え、縁側へ戻ると、庭の方を向いて傷跡を毟る少年の後ろ姿が目に止まり)Σ翔殿っ。(何事か、と思わずその手首を背後から掴もうと) (05/30-03:01:46)
名を失った少年 > (背後から手首を掴まれても子供ながらに強い力で首をかきむしろうとグググ…と力を籠める。なんだか、恐れるような、哀しいような、そんな表情で水たまりを見つめ。) ・・・・ぁ・・・・うぁ・・・ぁ・・・ (05/30-03:03:43)
妙河 > (それよりも強い力で、手の動きを制止させる。少年の頭越しに、水たまりに移る少年の顔が見えた。もう片方の腕を少年の前方へ回せば、頭を抱えるようにして。マントで視界は遮られ、水たまりはもう見えないだろう。)……落ちつかぬか。翔殿。(と、静かな落ちついた声色で) (05/30-03:09:00)
名を失った少年 > ・・・。 (視界を遮られれば大人しくなる。しかし震えが止まらない。怖くて、悲しくて、寂しくて、そんなマイナスな感情が高騰するように膨れ上がってしまったようで。) …妙河。 … 俺、寝る。 寝てる間に… 首。 首の傷。 隠してくれないか… (弱り切った声でそう言って、背後にいるであろう妙河にもたれかかろうと) (05/30-03:12:48)
妙河 > …ほっ。(何とか落ち着きを取り戻した様子には一先ず安堵の息をつく。面には力の抜けた1本線で目が描かれ)……承知致した。(そして面は元に戻る。手首から離した手で、マントの上からぽんぽんとあやす様に相手を撫でて、こくり頷くとそのまま抱きかかえて布団へ運ぼう。少年が寝ついた後、傷跡が消えるのであれば、消えるまで手を当てて治癒の術を施して。消えない場合は、少しでも効果があればと治癒用の札を張り、その上から包帯を巻いておく) (05/30-03:19:10)
名を失った少年 > (運ばれてから寝付くまでは、妙河に身を任せることでしょう。自分を救ってくれた恩人として、気を許した証拠である。 首の傷はもう痕になっているだけなので、消えることはない。そのため、札を貼り、包帯を巻かれることになるだろう。 その後、その包帯を外すことはよほどのことがない限り、なくなるのであった───) (05/30-03:21:35)
名を失った少年 > p:お相手ありがとうございましたーノw (05/30-03:23:05)
ご案内:「鬼ヶ岳」から名を失った少年さんが去りました。 (05/30-03:23:11)
妙河 > ……何があった。(行灯の仄かな光に照らされながら、布団の脇に座ったまま少年の寝顔を見下ろして。ぽつり、悲しみを含んだ声音で漏らした言葉。雨の音を遠くに聞きながら、男は暫くそこから動かなかった) (05/30-03:29:17)
妙河 > pl:ありがとうございましたーっ!v (05/30-03:30:01)
ご案内:「鬼ヶ岳」から妙河さんが去りました。 (05/30-03:30:03)
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