room02_20130602
ご案内:「野原」にアステル☆さんが現れました。 (06/02-22:14:35)
アステル☆ > (どこにでも出来る様な何の変哲もない野原のど真ん中に、直径30cmはあろうかというかぼちゃが鎮座ましましている。) (06/02-22:15:38)
アステル☆ > (野原のそこかしこに転がるのは大岩が砕けた欠片だ。高さ3~8mくらいはありそうな大岩が、そこかしこにゴロゴロ転がっていることから、この近くに雄大な山があることが判る。) (06/02-22:17:16)
アステル☆ > (かぼちゃが鎮座ましますのは、その大岩の一つ。まるで両手で掲げ持ったかの様な形の大岩の上で、かぼちゃはごとごとと独りでに揺れていた。) (06/02-22:18:15)
アステル☆ > (かぼちゃには穴が開いている。ギザギザに刻まれた一つの大穴は、まるで獣の口の様でいて、それか深い洞窟の入り口を思わせる。) (06/02-22:19:48)
アステル☆ > (そのかぼちゃの口からは、焔の様な光が噴き出していた。がたごとと揺れながら、かぼちゃの口から黄色い中身が吐き出される。ひょい。と。) (06/02-22:21:54)
アステル☆ > (その中身は、口から漏れ出た光に照らされて、臓腑の糸を引きながら大岩の下へ落ちていく。落ちていく。落ちていく。) (06/02-22:22:57)
アステル☆ > (そうこうしている内に、かぼちゃに光る片目が出来た。うっすらとした丸い穴は、かぼちゃのど真ん中に開いているギザギザ口の上に開かれ、暗い夜闇へと光を放つ。) (06/02-22:25:00)
アステル☆ > (ゆらゆらと揺らめきながら、チカチカと漏れ出る光。 やがてしっかりと穴が開いて、丸い綺麗な真円の目が出来た。) (06/02-22:26:06)
アステル☆ > (しばし間が開いて、再びごとごとと揺れるカボチャ。) (06/02-22:27:13)
アステル☆ > (もう片方の目の位置に、☆の形に光がうすぼんやりと透けていく。) (06/02-22:28:03)
アステル☆ > (均一な明るさの☆の形になったら、その☆の真ん中に、再び真円の穴が開いた。) (06/02-22:29:14)
アステル☆ > (暫く、ごとごとと揺れていたかぼちゃは、最終的に妖精の上半身を口からはみ出させて動きを止める。) (06/02-22:30:35)
アステル☆ > (汗をぬぐう動作をして、妖精は逆さ向きになってかぼちゃを見上げた。) 良い仕事をした。 (06/02-22:31:18)
アステル☆ > (にっこりと笑うその姿。傍から見たら、ジャックオーランタンに食われる妖精の図である。) (06/02-22:31:41)
アステル☆ > (見れば見るほど、ジャック・オー・ランタンそのものである。) (06/02-22:32:42)
アステル☆ > (先日、ジオに美味いかぼちゃ料理を振舞っていて、ふと思い至ったその姿。 一流の彫刻家は、「自分の思い通りに岩を削り人物を掘るのではない。岩の中に既に存在している魂が、自分に、「自分を掘り出せ!」と呼びかけ、その呼びかけに応える為に、私はノミを振るう! この彫刻が評価されるとすれば、それは私が一流なのではない。既に岩の中に存在した魂が一流なのだ!」と叫ぶらしい。) (06/02-22:35:50)
アステル☆ > (まさしくその通りだ! 妖精は拾った南瓜にジャックオーランタンを幻視した。) (06/02-22:37:11)
アステル☆ > (念には念を入れて、アルフィルドから離れたこの土地で実際にノミを振るってみれば、まさに。まさに命を吹き込まれたジャック・オー・ランタンの様じゃないか?!) (06/02-22:38:33)
アステル☆ > (目から、光を吹き上げるその姿。自分を食むその大口が、いかにも自分を食べる様でいて……) ふむ。 (06/02-22:39:59)
アステル☆ > (そういえば、内部の造りは色々凝ってみた。ちょっと悪寒を覚えて、妖精は急いで抜け出そうとする。 達成値5) [6面2個 4+6=10] (06/02-22:41:35)
アステル☆ > (ギザギザ口に手をかけて、ひょいっと身体を抜き出せば、きちんと体は抜けてくれた。足が引っかかることも無い。) (06/02-22:42:25)
アステル☆ > ・・・・・・杞憂だったか。 (06/02-22:42:40)
アステル☆ > それはそうだな!(うむ。と誰にともなくこくこく頷く。こんな物まで命が吹き込まれてはたまらない!) (06/02-22:43:10)
アステル☆ > (妖精ことにアステルが作るものは皆真に迫る。とある色々な理由から、贋作を作る方が難しく、先日などは夫の身代わりとして仕立てた呪いの人形が勝手に動きだし、アルフィルドから大脱走を果たしたりしたが。流石に、カボチャ単品で、そんな、高度な機能は備えたりしないだろう。……機構は組んだが。) (06/02-22:49:22)
アステル☆ > (自分が抜け出たことで、暗くなったカボチャ頭の目を見る。 ・・・・・・意思の光は灯ってないよね?) (06/02-22:51:18)
アステル☆ > うむ。(今の所、そんな予兆は見られない。という辺りで妖精は満足し、カボチャ頭を残して次の場所へと飛び去っていく。 残されたカボチャ頭は、まぁ、そのうち野鳥にでも食われるだろう。) (06/02-22:53:10)
ご案内:「野原」からアステル☆さんが去りました。 (06/02-22:53:15)
ご案内:「野原」にカボチャ?さんが現れました。 (06/02-23:12:18)
ご案内:「野原」からカボチャ?さんが去りました。 (06/02-23:12:56)
ご案内:「野原」にカボチャ?さんが現れました。 (06/02-23:13:15)
カボチャ? > (唐突に、真っ黒なカボチャの瞳に灯が燈った)<カタカタカタカタ…>(やがて、カボチャはひとりでに揺れ始め、ふわりと宙に浮かぶ。それと共に表れるのは黒いマントのような身体だ) (06/02-23:15:28)
カボチャ? > (ゆらりゆらりと、カボチャは宙を浮く。右見て、左見て。コテリと首を傾げる。ここはどこだ?と言いたげに)????(何がなんだかわからない。だが、自分には何かやらねばいけないことがあるような気がする。言うなれば、それは一つの使命感。だがその時期は、まだ、早い気もする) (06/02-23:18:22)
カボチャ? > クケケケケケケ…(とりあえず笑ってみた。そして、意思を持ったカボチャ頭改め、新たに誕生したジャック・オー・ランタンは、来るべき時に備えるべく、ゆらりゆらりと宙を浮きながら、どこかへと去っていくのであった) (06/02-23:19:54)
ご案内:「野原」からカボチャ?さんが去りました。 (06/02-23:20:02)
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