room41_20130603
ご案内:「神隠しの森の館 -テラス-」に名を失った少年さんが現れました。 (06/04-03:05:15)
名を失った少年 > (今日は23時前に就寝した。だから、こんな時間に目が覚めてしまった。 シャルルやランタナはきっと寝ているだろう。邪魔いけないと思い、そっと部屋を出てくると階段を上がりテラスまでやってきた) … 月がさらに欠けてる。 (雲ひとつない空をみあげると、半月に近かった微妙な月はさらに細くなっていた。 嗚呼、そうか、あの時は半月の後だったんだと少年は少し寂しく思った。) 俺がここにきた理由… なにか意味があるんだろうか。思い出せそうなものはいくつかあるんだ。 … 月と草原と誰か … そして俺はいつも… 何かと闘ってた。 (テラスの手摺までやってくればしゃがみ込んで小さくなる。傷だらけの裸足は瘡蓋になっていて大分痛みも取れてきた。 そういえば、目覚めた時の服は置いてきてしまったなと、そんな事を考えたり。) (06/04-03:10:54)
名を失った少年 > あと・・・ なんだ。夢にでてくるあれ・・・ ・・・ ・・・ 恐竜?(違います。) あれは、なんだ。あれは・・・! (頭をかかえてうずくまる。あんなものは見たことがない。しかもサーフボードもってる恐竜だった。 あまりにも不思議すぎて恐怖すら感じる。) ・・・かえりてぇよ。 (ぽつりと子供は呟く。自分のことを知りたい。 思い出せなくても良いから、塞がれた蓋のようなものを開けてしまいたい。それがもしかしたらパンドラの箱かもしれない。 それでもいいから───) (06/04-03:16:29)
名を失った少年 > (特に恐竜は目が怖かった。あのつぶらな。 そんなことはどうでもいい。 少年はしばらく肌寒さを感じながら地面を見つめ、ぼんやりとしている。何がどうしてこうなったのだろう。それがわかればすべての謎は解けてしまうのだけれど。) ・・・・。 (何も言わずにただ黙って風に吹かれる。 無意識に、早く満月が来ないかなと思ったり、なんとなくこのままどこか徘徊したいなと思ったり。 記憶は失っているはずなのに、いろいろと体が無意識に動いてしまう。) ((過去なんて、思い出したところでナニ。って話なんだろうけどよ… 今を生きればいいし、前を向いてりゃモノはついてくるものだ。 …わかってはいるんだけどな。)) (眉をさげて目を伏せる。わかってはいても、目覚める前の自分はどんなものだったんだろう。そう思ってしまうのはしかたのないことなのだろうか。) (06/04-03:24:37)
名を失った少年 > 記憶がなかろうと、俺は俺…。 (ぽつりとつぶやく。 ランタナに言われた言葉だ。 ゆっくり立ち上がれば左手で拳を作って。 それを見下ろしてからふるふると首を振ると、もう一度空を見上げて) 帰りてぇじゃねぇよな。 帰るんだ。 帰らなきゃいけない、そんな気がするからよ。 (拳に力がこもる。できれば、紫陽花が閉じてしまうまえに── そう思うものの、それは難しい事だろう。 弱音を吐くのはもう終わりだ。後ろを向くのも、もう終わりだ。 気になるなら探れ。 明日も探索をしよう。) へへ… 俺は、本当は子供じゃねぇんかもしれねぇな。 なんて。 (葵に言われた言葉を思い出して、思わず笑ってしまった。この年くらいの子供はどんな考えをしているかなんて知らないけれど、でも、みんながみんな「子供らしくない」という。 見た目と本当の年が違うという概念はないけれど、そういうのもあるのかもしれないと "ゼロの記憶"はそう発想させる) (06/04-03:35:49)
名を失った少年 > (ゆっくりを息を吐く。そしてゆっくりを息を吸う。 未だ慣れない澄んだ空気。それを味わうように吸い込めば瞬き一つさせて、テラスの出口へと向かった。) (( 帰ってやる… アイツとっつかまえて、俺のことを問いただしてやる。 ))(怖い部分は沢山ある。過去なんてなくてもいいという気持ちだってある。でも弱音を吐くくらいなら、きれいさっぱり知れるところまで知ってスッキリさせたい。それは後ろを向いているわけではない、前を向くための第一歩なんだ。 けれど、本当はその一歩のためではなくて、他にも帰りたい理由はあって。) ・・・・。 (テラスの扉に手をかけてピタリと止まった。そしてどこか考え込む表情を浮かべて) ・・・ 寝よう。 (小さく首をふると、脳裏によぎったものを振り払うようにし、テラスの扉を開き 居候している部屋へと戻っていくのでした───) (06/04-03:44:54)
ご案内:「神隠しの森の館 -テラス-」から名を失った少年さんが去りました。 (06/04-03:45:10)
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