room22_20130606
ご案内:「紫陽花小道(日中)」に名を失った少年さんが現れました。 (06/06-21:57:44)
名を失った少年 > (ここいらに入りこんだら唐突に降り出した雨。和傘は生憎部屋に置いてきてしまった。) …っくしょう。なんだってんだよ… (慣れないこの世界に苛立ちを感じながら歩き進める。雨でぬれた泥が足の傷に響く。 痛い。 けれど歩かなければ────) (06/06-21:59:03)
名を失った少年 > (ふと見上げると、景色は紫陽花の小道になっていた。少年は何も言わずに立ちすくんだ。    … (06/06-21:59:58)
名を失った少年 > (ふと見上げると、景色は紫陽花の小道になっていた。少年は何も言わずに立ちすくんだ。 ) … … ぁ … 。 (目を見開いてその場を見つめている。  知っている。自分はこの景色を見たことがある・・・) (06/06-22:00:38)
ご案内:「紫陽花小道(日中)」にあやめさんが現れました。 (06/06-22:01:48)
名を失った少年 > (けれどどうやって来たのか、ここで何をしたのか。 全く思い出せない。何となく一致したのは妙河の家で紫陽花を見たときに引っ掛かった記憶とここの記憶が一致したということ) ───・・・ 俺は。 (ここに来たことがあるのだろうか。 そう思ったものの最後までは口に出さなかった。 ふるふると水気を払うように首を振ると小道へと足を踏み入れる) (06/06-22:02:05)
あやめ > (ぱしゃ。 少し先から、ぼんやりとした影が雨の霧に浮かび、揺らめく。 小さな体躯に不釣り合いな大人の蛇の目傘。朱色のそれは、遠目からでもきっと認識できるだろう) (06/06-22:04:34)
名を失った少年 > ・・・・・・。(ユラユラと雨で揺れる紫陽花を眺めながらゆっくりと足を進めていく。しらない世界とはいえこんなにも景色が変わるのだろうか。なんて思いながら。 若干眉を下げてそれらを見下ろしてたりしていたのだが、不意に視線の先から朱色の影が見え瞬きをする。) …。 ((この世界の人か?))(警戒しつつ、足を止めこちらへやってくるのなら、相手の顏が確認できるくらいまで、その人影を目で追うようで) (06/06-22:07:23)
あやめ > (雨で差した傘のせいだろう、その大きさもあって、影の顔はシルエットがくっきりし出しても伺うことができない。唯、その背を追って流れる長い黒髪と、着物姿であることは少年にも分かるだろう。 ふと、先の気配を察したのか、傘がゆっくりと上げられた。幼くあどけない少女の面が少年の視線と合わさるか) (06/06-22:10:59)
名を失った少年 > (警戒する目でじ。とその和服少女を見つめている。きっとあやめが察した気配は妖の気配だっただろう。 ふと傘が持ち上げられ少女と目が合うと、言葉にできない何かの衝撃が走る。 けれど、それはあと一歩足りなくて──) … ど、 どうも。 (刺激されていく記憶に戸惑いを隠しきれない状態で小さく頭だけを下げた。) (06/06-22:14:24)
あやめ > (いつもの縮緬のリボンに赤い羽織、季節に合わせた辺りに溶け込む薄色の着物。少女は驚きに双眸を丸くする。最初は感じた相手の気配に、それから相手のその姿に。ぱち、ぱちぱちと紫の瞳で何度も瞬きを繰り返し) 翔…? (06/06-22:18:14)
名を失った少年 > ぇ。 (その瞳、その顏、その着物、その髪型。 そして翔の名を呼ぶその声。  彼女は自分を知っている。そして自分も彼女を──)<パキィ… … ン>(知っている。  そう思った瞬間、一つの引っ掛かりが一つの糸になってつながった。頭あたりで突然ガラスがはじけ飛ぶ音がして少年は2歩ほど下がる。その時、まだあやめが気配を感じているなら、妖の気は少し薄れることがわかるかもしれない) … 。 (何かいわなければと思うものの、なんて返したらいいかわからない。左手で額に手を当てて ただ、相手の問いにゆっくり頷くだけ) (06/06-22:25:17)
あやめ > ぇ、翔…やよ、ねぇ…?(しかし相手の気配は感じ慣れたそれとは異なる。そしてその体躯は、ずいぶんと縮み幼くなっていた。困惑しつつもまじまじと、相手の姿を上から下まで見つめて――右腕がないと気付くのは、そこに至ってようやくだった) ――!? ど、どないしたんっ!? 腕っ、腕あらへん!!(ばっ!と傘を放る勢いで――実際はちゃんと手に差したままだが――そちらへ駆け寄った。足下で水溜りが跳ねるのも気に留めず、右腕の付け根辺りに触れようと) (06/06-22:31:41)
名を失った少年 > あ、えっと・・・ た、たぶん。 (困惑しているのはこちらも同じであった。なにせ記憶がないのだから。ただわかるのは、彼女のいっている翔と自分は一致しているという感覚のみ。) !? (唐突に声を上げて駆け寄る姿にビックリして目を丸くさせる。逃げる気配はないが腕に触れようとすると、その右腕をピクリと動かすようで。) どうしたも何も、目が覚めたらこうなってたんでよ… ((高そうな着物…))(濡れても大丈夫なんだろうか、なんて腕のことより相手の服の心配) (06/06-22:37:30)
あやめ > (がばっ!と触れかけたのはほんの一瞬。すぐに はっ となって慌てて腕を引っ込めるが) ぁっ…ご、ごめん!(痛い?痛かった?とオロオロ。目に見えて少女は動揺している。今のやりとりで袖はしとしとと濡れてしまったが、そのことに気付いてもいないだろう。 目覚めたら、の言葉に再び同様の色を見せて)  目ぇ覚めたら、って、どうゆうこと…? 何かあったん?えらい小さくなってしもてるし……(うちと同じくらいやん、と改めて相手の顔を見上げる。背丈はそれでも遼に相手の方が高いが。 記憶喪失…そんな言葉が脳裏に浮かぶ) (06/06-22:42:57)
名を失った少年 > いや、痛くはねぇよ。傷にはなってねぇんだ、これ。(今は包帯と三角巾で腕の肌は隠れているが、縫った形跡もない綺麗なドームになってたりする。故に痛みはないのだ。 彼女の横をするりと抜けて傘を片手でひろい、向かい合えば差してあげよう。) 俺もよくわかんねぇんだ。4日前からの記憶がまったくなくて。目覚めたときにゃぁ、この姿。こことは違う世界で忍者の家で転がってた。   ・・・お前、やっぱり俺の事しっているのか? (曇った表情で相手をまっすぐ見下ろし) (06/06-22:47:36)
あやめ > ぇ?ぇ? も、もげてもうたん?(もげても傷は残るだろうが、混乱のせいか素っ頓狂なことを言い出した。頭の上に「?」がたくさん浮かんでる。傘を差してもらえれば、はゎっ となりつつもぺこり、お辞儀をして受け取ろうとして。翔も入るように、腕をめいっぱい伸ばす)  4日前…そんな最近……ぁ、忍者の家って、もしかして妙河さんとこ!?(ぱっ と頭に笑顔のお面を付けたお兄さんの姿が浮かぶ。最後の問いには、ぅゆ と困ったように眉を下げて)  あんたは、うちの知ってる翔…やと思う。せやけど、翔はもっとお兄さんやったし、気配も違ぉた。でも、全然違うわけでもあらへんねん…。 (06/06-22:53:57)
名を失った少年 > わかんねぇよ。記憶ねぇんだから。 (困ったように目線をそらして。相手を混乱させてしまっている事にもやもや感を感じ 傘を受け取るなら手を離すが、目いっぱい手を伸ばすのを見て何度か瞬き。) 俺がさす。お前は立ってろ。 (ひょいっともう一度傘を手に取ろうと。一緒に入るなら自分がさした方がいいだろうと思って。 妙河の名を聞けば衝撃をうけたように目を見開いた) 妙・・・ 妙河を知ってるのか? ああ、そうだ。妙河の家にいて。次の日散歩に出たら時狭間っていう世界に迷い込んでた。 (自分の知っている情報をなるたけあやめに伝えようとする。妙河のことを思い出せば少し辛そうな表情を浮かべるが…) 翔はもっと兄さんで、気配が違った… やっぱり和武翔ってやつは、兄弟か何かなんかねぇ。 お前をみて、家族ってもの思い出したような気がしたけど、それのことだったのか…? (思い出そうと試みてみるも、それ以上のことは思い出せなかった。封印されているというよりも、消えてしまっている感じで──) (06/06-23:00:54)
あやめ > 記憶……記憶喪失なんかなぁ…それか狐の悪戯とか…(後半は、所謂化かされた的な何か。しかしそれはこの娘の世界に限られた話だろう) ぅ、ぅ。ありがとぉ。(確かにそうしてもらった方が、互いに遥かに楽そうだった。妙河の話が通じた。やはり彼の所…であるのならば、偶然かもしれないが訪れることができるのは極々限られた人だけだと聞いた記憶が蘇り。やはり彼は「翔」なのだろうと心の中で) ぅん、もちょっとで成人しはるくらい。身長も、5尺6寸くらいはありはったし……でも、兄弟やないと思うわ。弟さんは、一人だけやったもん。(ふるり、首を振ってそこは否定し)  ……ぇと、翔、でえぇ?(一度、伺い立てるように問い掛けてから) 4日前から、言うてたやんね。今は妙河さんとこに、お世話になっとるん?(それともこちらの宿に、だろうかと) (06/06-23:13:12)
名を失った少年 > 狐… わかんねぇなぁ。 あ。(ふと、何かを思いだし顏をあげて。) 目が覚めた時、体中が痛かった。妙河に看病されてたんだ、俺。  …どういう状態だったかまではわからねぇんだけどよ。(思い出したのは目覚めた時のこと。その辺は妙河のほうがしっていそうだ。 お礼の言葉を聞けば、 「なんもだよ」 なんて返すだろう。) 成人っつーことは20くらいか。たしかに兄さんだな… (眉間にしわを寄せて唸る。)((けど、この世界では見た目が全てじゃねぇ… もしかしたら。もしかするよな…))(身長に関しては少々把握ができなかったものの、成人という言葉で何となく察した様子。) 弟? 両親はいねぇの? (きょとんとして、瞬きをいくつか。自分に弟がいた記憶はない。けれど家族がいた記憶はある。会ってみればわかるのだろうか…謎は深まるばかり。) あ、ああ。 ひとまずはそう名乗ってっから。 (問う言葉には頷きをみせ、しかし妙河の家── ということばには首を振り) むしろ、そこに俺は帰りてぇんだ。今は、一応居候してる場所あるけど… (どこか目線が泳いで。) (06/06-23:21:34)
あやめ > 体中が……(そう、と少し考える。それは今の少年の姿と状態に関係があるのか。分からない が、) って、聞いてる。二人で住んでたから。(そして腕を伸ばし、ちょぃ と少年の甚平の裾を引いて)  せやったら、今日はうちの家、来ぇへん? お兄さんとこ、うちも何度か行ったことあるけど、行けるんはいつも偶然やから。(案内してあげることは、多分難しい。だから、とそちらを見上げて) (06/06-23:29:41)
名を失った少年 > (体中が、と言う言葉に続くように頷きをみせて。) …もし、俺が兄で。そいつが弟だったら… 弟置き去りにしてるのか。俺… (いろいろ思うことがある。けれどそれは表情に浮かべるだけで口にはしない。俯いてなんとも言えない複雑な心境になっていたところ… あやめに甚平の裾を引かれ、意識はそちらへと戻された。表情もその時に きょとん。 としたものへと変わるだろう。) お前の? いいのか・・? (相手を見下ろし、行けるなら行きたい心境。館に居候させてもらえるのも嬉しいけれど、自分を知っている人の傍にいるほうが安心する、勝手な我儘──) (06/06-23:34:48)
あやめ > 分からへん。今はね。(いい加減な励ましはせず、肯定も否定もしなかった) 心配はしとるやろうね。――でも、しっかりした弟さんやから、大丈夫。(ふ と少女は初めて笑みを見せた。少年を安心させるように。瞳に嘘の色はない)  えぇよ。君やったら、十夜様も歓迎してくれると思う。 ちょっと驚くかもやけどね。(記憶がないなら、あの屋敷に共に住む妖達は彼の目にどう映るだろうか。けれど心配はさせないように、ちょっと悪戯っぽく言った)  ほな、行こ?(こっちやよ、とこれが歩いてきた道を示す。そのまま件の異世界の村へと、少年を案内して――) (06/06-23:42:55)
ご案内:「紫陽花小道(日中)」からあやめさんが去りました。 (06/06-23:43:07)
名を失った少年 > ・・・。(あやめの言葉に返す言葉がなかった。しっかりした弟、と言われても思い出せないのだ。)((…人とは、そんな大事なものまで簡単に忘れられるのか。))(あやめから目を逸らし切なげに紫陽花を見やれば、一度目を伏せて。ゆっくり目を開けばあやめの気遣いを受け止めて、うっすら笑みを浮かべたことだろう。) 十夜様? (だれだい。なんて思ったものの、とりあえず何度か頷きをみせ。) おう。 邪魔するよ。 (示された方向へと歩きだし、あやめが濡れないようにと傘をしっかり片手でもちつつ、異世界の村へと案内されるのでした) (06/06-23:48:28)
ご案内:「紫陽花小道(日中)」から名を失った少年さんが去りました。 (06/06-23:48:41)
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