room42_20130623
ご案内:「月明かりの草原」に名を失った少年さんが現れました。 (06/23-21:37:25)
名を失った少年 > (今日は満月。ずっとずっと気になっていた月は綺麗な円を描いていて草原を明るく照らす。 月が大きくなる度に少年の中でひっかかりは強く感じていき、次第には同じ引っ掛かりを感じる喉笛をひっかいてしまうほどだった。 そして 少年が足を運んだ場所は月明かりの草原。以前はここで大きな引っ掛かりを感じたものの何もなかったのを覚えている。カラスと再会したのもここだったか───) (06/23-21:40:20)
名を失った少年 > (さく、さく・・・と音を立てて月明かりの草原を歩いていく。まだまだ疲労が取りきれたわけではなく若干ぼんやりしていて、体は重い。しかしここに来ないわけにはいかなかった… いや、行くか行かないかと悩んだ末にそ。と部屋を出てきてここにきてしまったのだが。カラスか鳳が気づけば心配されてしまうかもしれない。それでも。)((… ここに、来なきゃいけないきがする。俺は、此処で …))(何かをした。命がけで何かを得て、命がけで何かをした) (06/23-21:43:47)
ご案内:「月明かりの草原」にクォールツさんが現れました。 (06/23-21:46:38)
クォールツ > (ゆるりと歩を進める少年の向かう先、いつもの黒尽くめの姿で草原の片隅に佇む男が一人。いつもよりずっとずっと明るく感じる満月を見上げながら、陶器のような肌をその月明かりに晒して) (06/23-21:50:39)
クォールツ > (少年の姿を見止めるのは、きっとこちらが先だろう。こんな時間に一人、館を出る少年を書庫の窓から見て、そっ と追い掛けたのが此処にいる一番の理由だから。 スィ 少年には恐らく、横顔を見せていただろう面を月からそちらへと向けよう) こんな時間にお散歩ですか?翔君。(そう、いつもの人形のような笑みで尋ねる) (06/23-21:54:10)
名を失った少年 > (さく、さく、さく、lessに買ってもらった革の靴は草を蹴り、とても良い音を鳴らして真っ直ぐに黒尽くめの青年の方面へと歩き進める。ふと顔を上げればそこに見えた魔族の姿───) ((月と草原と…)) (喉笛がうずく。少年は硬直する。 この美しい月明かりの草原に、人形のような魔族、そして 自分の名を呼ぶその紳士の声は───)((クォールツ…!!))<パッキィィン>(一番引っ掛かりが強かった糸が彼の名を呼ぶ声で一本の糸へと繋がった。また一つ、呪いは解除されたのだ。) … クォールツ。 はは… そういうことかよ。お前に会ったときに此処が疼いたのは、そういうことだったんかい。 (散歩か? 否、こんな時間になにをしにきたかなど、ここにクォールツがいる時点で彼は気づいている。 額に手をあてて、 ハハハ・・・ とどこかスッキリしたかのように笑いを漏らす) (06/23-22:01:51)
クォールツ > …?(急に笑い出す少年に、こちらは些か不思議そうに。赤い瞳をゆっくりと細め、彼の言う「此処」、喉笛を見やる) あぁ……何か、思い出したのかな?(何かを呟く相手の口調は、今の少年ではなく嘗ての彼に近しい。そう思い至るのは容易だった。 呪いの力が弱まったことは――西洋の魔であるこれに、感知することは出来るだろうか?) (06/23-22:06:42)
名を失った少年 > 少しだけ。思い出した、というよりわかった。というか・・・な?(一歩、一歩クォールツに近づいて) 初めてお前と会ったのは此処で、俺とお前はここで2回"手合わせ"をしてる。 ─── ハッキリわかったのは2回目の手合わせで、使った技。 あれはボクシングとかいう格闘技とはちがう… 命がけで手に入れた技だった。 思い出したのはきっと、それだ。(にやりと笑む表情は、この姿になる前の青年の悪戯っぽい笑みそのものだろう。 ちなみに呪いの力は残念ながら妖術なので魔族には感知するのは難しいかと。一度術の強さを察知したものには会ったときに あれ?薄まってる? と感じることは出来ましょう。) (06/23-22:14:44)
クォールツ > ぉや、そこまで。(今は頭一つ分は裕に違う少年。けれどその笑みは違うことなく以前の彼のものだった) で、あるならば。多少はお役に立てたということでしょうか? 君を取り戻すことへの手助けに。(くす と笑う。男に呪いの変化を察することは出来ずとも、目の前で戻った少年の記憶を確かめれば、)((ふむ……)) (思うことは、自然生まれよう) (06/23-22:20:23)
名を失った少年 > どうだろうな… あの技は人間の限界を超えた"バケモノの技"だ。 名前まで思い出したぜ… 未完成な技は"フルインパクト"。 お前にぶち込んだのは"葬技・蒼海覇鮫 弐式「海鳴」" バケモノをぶち殺すために人間が生み出した禁忌技みてぇなもんよ。 (それを思い出してしまったのだ。役に立ったかどうかといえば、難しい問題である。 ── コイツは呪いと糸が繋がった時の関係をしらないのだから。) … それを俺に伝授したのは… … (誰だっただろう? 思い出したのはここでその技を使った事、そしてクォールツとの関係。その2つだけ。 その伝授した人物は…) (06/23-22:27:22)
クォールツ > えぇ、覚えてますよ。君は私をそう呼んだ。 さてその先も、覚えていますか?(思い出す、ではなく覚えているかと問うた。それは喉笛の傷と深く関連すること) 普通に考えれば、君のお師様でしょうが……それについては存じ上げませんね。 ふぅん、しかし……ちょっとした仮説が出来ました。君にもカラスにも、意見を伺いたいですね。(白い手袋を嵌めた指を顎に当て、思考する) (06/23-22:33:03)
名を失った少年 > …。 俺はお前にバケモノと呼んで、逆燐に触れた… … 記憶がない俺がお前を見て急激に恐れを感じたのは、その時に俺は一度仮死状態になったからだ… (今でもその時の恐怖は蘇る。けれどもう取り乱す程少年の記憶は不安定ではなくなってきている。)((妙河に会ったら、この包帯もはずさなきゃならねぇかな…))(ふ、と笑みを浮かべて。) ── そして、俺はお前に会いに行った…きがするんだけど… (その先のお話しを思い出すには何かが足りない。 このイベントは呪いの解除からがスタートラインなのです!) し、師匠? 俺に師匠…? … (自分に師匠なんていたのか…なんて思っていたら、ふと頭によぎったのはつぶらな瞳 つぶらな瞳が見てる!) あ・・・ ぁ・・・ アァァァッッッッ!! こっちみるなぁぁーーー!! (両手で頭を抱えて発狂。 こわいこわいこわい。なんだあの恐竜、断じて認めない!あれが師匠なわけが───) はぁ、はぁ、 はぁ・・・ か、 かせ・・・ ぅー・・・ (過呼吸になりつつ、その場にしゃがみ込む。仮説とは何の話だろうか。 というか、邪念が云々) (06/23-22:42:23)
クォールツ > 覚えてますか。いえ思い出したと言うべきか。(やれやれ。そこは忘れてくれたままでも良かったのに。とでも言うように苦笑し息を吐く) えぇ、お招きしましたよ、私の屋敷へ。ぉやしかし、恐怖とは。君は何者も恐れぬものかと思っていましたが、さすがに死は別物ですかね。(そんなことを、淡々と口にする。続く悲鳴にも似た叫びには) …?(また更に、何か思い出したのだろうか。そう傍観してる。 余程親しい相手でもない限り、基本これはそういう男だ) (06/23-22:50:45)
名を失った少年 > お、お前の、屋敷に…?(それは初耳。思い出すには何かが足りなかった。だんだん呼吸が元に戻っていきちらつくあの瞳ももう浮かばない。 ゆっくり息をして)((クォールツの屋敷でなにをしたんだ? … 聞かない方がよさそうだな。))(苦笑を浮かべ息をはくクォールツに、苦い表情を浮かべ。) … あのなぁ、俺だって恐怖はいくらかあるだろうよ。人間なんだからよ。 記憶失う前の俺ってどんだけ図太かったんだよ。 (肩を竦めて。 発狂については気にしないでと言わんばかりに手をひらひらさせて顏を背けた。汗ばんでるけど、暑いからとでも言っておこう。口に出したらまたつぶらな瞳がこっちを見そうな気がしたから←) (06/23-22:57:45)
クォールツ > その後の息災を尋ねただけですよ。お茶にお招きして。(まだ少し苦笑の残る笑み。この分なら、あの薔薇園で話した内容は思い出しはしないだろう。その方が良い。彼にとっては、今はまだ。 だってあの場で話したのは、互いの家族のこと。彼が彼の世界に残しているのだろう家族のことも、含まれているから。 そして自分にとっても、忘れてくれたままの方が 良い) ふふ、それは失礼。落ち着きましたか?(そしてまぁ、これくらいの気遣いはする。するのだ) (06/23-23:05:22)
名を失った少年 > そうか… なんか逆燐に触れて禁忌技まで使って、お前の屋敷にのこのこ行く俺っていうのも、なんだか、うん… ((俺ってそういうの気にしねぇ男だったんだろうかね…))(こちらは苦笑が深まる。想像する自分像がとても悪い方向に向かっているのだ。) ああ、悪い。たぶん大きな引っ掛かりに触れたんだろうけど… ある意味怖かったもんで。 (引っ掛かり部分になると以前の青年とは少し離れた少年の表情へと戻る。首筋をさすって) (06/23-23:11:42)
クォールツ > いえいえ。いつになくしおらしく素直でしたよ?その時の君は。(いつになく、が余計な気がするがフォローのつもり。彼が繰り返し、以前の己の姿を想う様を見ているから だろう) 引っ掛かり、ね……私と、それと、それ以外にも同じような感覚を得たのですね? カラスとの時も?(尋ねると言うより、確認する口調で) (06/23-23:16:42)
名を失った少年 > げぇ… まるで尻尾まいてゴメンナサイしに行ったお子様じゃねぇかよ…(全く持ってその通りである。当時の記憶がない少年の顏には「ダッセェ」とでもいうような言い方をした。) ああ。 (こくり、と大きく頷く。) お前とのつながりをはっきりした、その引っ掛かりは"月と草原と誰か"だった。その誰かがずっとわからなくて… 月が満月に近づくにつれてそれが気になって仕方なくなって─── 気づいたらここにいて、お前と会った。 誰かとはお前のことだったんだ。 (ぽつ、ぽつと騙り始めるとまるまると輝く満月を見上げる。カラスとの時も、と言われれば少し考える顏をして) … カラスも同じだったな。お前は、カラスの親友だったよな? なら、話しても大丈夫か。 (繋がったばかりの糸を辿り、カラスとの関係を思い出す。片手で額に触れゆっくり、ゆっくりと───) 俺とカラスが再会したときはここで、すげぇ引っ掛かりを感じたけど、糸はつながらなかった。 けれど… カラスの本来の姿。 恭哉の写しではない本来の姿があるんだけどよ。… それを見た瞬間、瘴気の地、そこで見た恭哉の姿 ──そして、カラスの本来の姿がカラスとの関係の糸を繋がせた。 その後思い出したのは、洞窟と… 浴衣と… 大きな海… 浴衣は、カラスからもらった浴衣の事だった。今どこにあるのかまでは、思い出せねぇんだけど… (06/23-23:26:44)
クォールツ > 己の心のまま、謝ることができるのは立派な方ですよ。(相手の表情からその内を読み取って。くす、と笑うと そっ と小さなその頭を撫でたいな。ぽんぽん、と撫でたいな) 「月と草原と誰か」ね……そしてまだ残る蟠りは、洞窟と浴衣と大きな海……海、海か。それは心当たりがある。 恐らくこの世界のことでしょう。夏に私も訪れたから。(頷き、カラスとの関係性を口にされれば――何だか少し、気恥ずかしそうにするような) 本来の姿……それは私はまだ、拝したことがありませんが、妖の姿ですね? なら……ふむ。君の中の強い記憶。誰かとの関係性を示す、君にとって根強い記憶。……それが君の言う、呪いを解く鍵なのでしょう。 一定の条件がそろえば、それは解けて記憶が戻る。君にはどうやら、聞こえてなかったようだけど……さっき君が私の名を呼び、記憶を取り戻した時、硝子が割れるような大きな音がした。あれが解呪を示すものなのだとしたら、 如何でしょう?当たらずとも遠からずだと、思いませんか? (06/23-23:40:09)
名を失った少年 > 謝るくらいならやるなっての… って俺の事か。 んっ。 (苦笑いを浮かべているとぽんぽん。と撫でられるそうな。以前の青年であれば噛みついていたところだろうけど、神主によくされるこの手のものはなんの抵抗もない。ちゃんとお風呂も入っているので髪の毛はふわふわだ!) 残る、というか、カラスとの関わりがハッキリしたときに思いついたのがその三つだったんだ。 …そうだな、もやもやしてる引っ掛かりは… 「ずっとどこかで闘っていた」ということと、「つぶらな瞳の恐竜」…くらいか。ずっと何かと闘ってたってのはなんとなく察すれるけど、今みたいにはっきり・・ ガラスの割れる音?(こいつにはその音は聞こえていなかった。そんな音がなっていたのかと目を丸くして)((そういえば、カラスとの糸が繋がった時、カラスは不思議そうな顔してたな… アイツも聞いてるってことか?))(ふむふむ、なんだか見えてきた呪いのシステムに表情は和らいでいく。そしてクォールツの説明する鍵に納得もできた。) ── なんとなく、この世界に迷い込んだ理由がわかったきがする。すげぇ納得できる説だ。 …ああ、カラスの本来の姿は片目も隠してねぇし、髪の長さも全然違う。正に天狗様ってかんじだったぜ。羽つきで鴉天狗ってな。 …俺に簡単にみせてくれるものだし、お前なら用意に見せてくれると思うぜ?妖の姿、間違いなさそう。 (頷き。頷き。) (06/23-23:49:17)
ご案内:「月明かりの草原」にクォールツさんが現れました。 (06/23-23:57:58)
クォールツ > (嫌がられるかと思ったが、思いの外素直に受け入れられたようだ。ぽふぽふ。瞳が微笑ましげに細められて) ふぅん…?カラスとはあまり縁のなさそうなものですし、それもまた別の方との記憶かもしれませんね。えぇ、硝子の――正確には何かは分かりませんが、割れる音が確かにしました。その、つぶらな瞳の……キョウリュウ?というのは、皆目見当が付きませんが……闘っていた場所なら、ここよりはむしろ君の世界では?そんな場所に、心当たりは?(ス と手を引き小首を傾げ、問う。友人の、鴉天狗との姿には、また別の所で興味を惹かれたらしく、「へぇ」と) それは……ぜひ見てみたいですね。東方の妖、さぞ美しいお姿でしょう。 (06/24-00:05:52)
名を失った少年 > ? ?? (なぜ撫でられているのかがわからない。頭の上に?マークを乱舞させて、首を傾げた。嫌がる様子はやはりないようだ。) …そうだな、カラスとかお前と関係しているなら、もうすでに糸はつながっていそうな気がする。 この場はなんだか… すごくスッキリしてみえるからよ。(この場の記憶は一本の糸として繋がったのだ。頭がすっきりしている。) 割れる音、か。糸がつながったときガラスは割れ、呪いは解除される… 神主に呪いの状態をみてもらうべきかねぇ。((いや、頼もうと思えばカラスでも行けるのか…どちらにせよ、一度神社に戻ったほうがいいかな。))(うーぬ。腕をくむ仕草(片腕しかないため組むことはできない)をして。考える顏。) 俺の世界? …俺の世界はたしか、ユミコと同じ世界だったな。 心当たりといったら… ボクシング。 そうだ、ユミコとヒトヒトにボクシングの話を聞いた時に引っ掛かりを感じた。 俺はずっと… 手に何かをはめていたんだ。 (左手の平を自分に向けてそれを見下ろす。小さな手はもう見慣れたもの。 …この手になにかを付けていたのだろうか… 思い出せない─── ) 俺はカッコイイと思ったけどな。 恭哉の件と、カラスの件がこのまま順調にすすめば見れるかも知れねぇな… …順調にすすめば、だけど。 (06/24-00:13:33)
クォールツ > 神主?(こくり。某座敷童子関連のことは知らないが故、誰のことだろう。と首を傾げて) 確かに、君に掛かったそれは東方の術式のようですから、その手のことに明るい方がいるなら、見て頂いた方が良いでしょうね。 君がずっと続けていた格闘技でしたね、確か。ん?――あぁそうか。友未子さんとお知り合いでしたね。 では彼女と共に、一度ご自身の世界を尋ねられては? その様子だと、まだ訪れてないのでしょう?今の姿になってから。(聞いた訳ではないが、伊達に長らく生きていない。察することは出来たようで) 恭哉さんの件、か。そっちはまだ、解決の糸口が掴めない。悩ましいことだ。 あぁ、そうだ。そのことで、一つ尋ねても良いですか?(不意に、顔から笑みを消して) (06/24-00:22:53)
名を失った少年 > おー。 俺が寝泊まりさせてもらってる神社の主。 神社は、まあ… (クォールツの恰好をじろーっと上から下まで見て) … その世界の教会みたいなもんだ。ちょっと違うんだけども。 ああ、俺にかかっている術はあと5つっていうのを解いたのもソイツでよ。 また一つ減ったってことは、あといくつなんだろう。(うーん、考える顏。把握しておかなければいきなり全解除という事態になりそう、とか思ったり。) …ああ、そうらしい。未だにどんな格闘技なのかはよくしらねぇんだけど。 (どうやらボクシング関係の記憶はまっさらになっている様子。引っ掛かりがある、ということはそういうことなんだろうけれど───) ヒトヒトにも言われた。帰らなくてもいいのかってよ。 お前の言うとおり、まだ帰ってない… … お前がさ、もしも記憶がぶっとんで小さくなったら。家族にその姿見せられるか? 弟や兄、もしくは姉妹… そいつがその世界でぼっちになっててよ、そこに右腕もない、記憶もない、しかも幼くなってる。 …帰れるか? (儚げにクォールツを見上げる。 怖いのだ、弟をこれ以上心配させてしまうのが────) … ん。 なんだ? (恭哉の件で尋ねたいという言葉に首をかしげた。OKサインだ) (06/24-00:31:52)
クォールツ > えぇ、神社は分かります。妻がその文化の者なので――おや、それは把握しておいた方が良いでしょうね。(頷き、けれど少年が、丸ごとボクシングに関する記憶を失っていると聞けば――少し、訝しげに眉を寄せた。少年には気付かれない程の、ほんの少しの間だけ) さぁ、どうでしょうね。私なら……家族が私の無事を信じ、待ってくれているなら――どんな姿であっても会いに行くでしょう。……遺された家族は、生きてさえいてくれればと、或いは既に死んでしまっていたとしても――幽霊でも良いから、一目でも、会いたいと思うものです。(まるで、自分のことのように男は瞳を伏せる。そして少しだけ、笑った。 そしてまた、フ と表情を失くす) もしもの話です。 カラスと恭哉さん、どちらかしか救えないとしたら。 君はどちらを選びますか? (06/24-00:45:17)
名を失った少年 > それは珍しいもんだな。お前の奥さんってぇなら、さぞかし美しい奥さんなんだろうよ。(それは嫌味でもなんでもなく、肩を竦めて 羨ましいもんだ。 とでもいうような口調。これだけ美形な青年なのだ、奥さんもきっと可愛らしい、もしくは美しい女性なのだろうと少年は想像する。) ああ、そうする。 ────。 (そして続く言葉に無表情で聞き入る。視線を落として少し表情に曇りが見えるか) …そういう、考えもあるな。アイツは… 弟は… ─── 俺のことを今どうおもっているんだろうか。失踪していることになっているんだろうか… (向こうの事情がわからない。わからないからこそ不安である。 こちらは徐に不安げな表情を浮かべるも ゆー・・っくり息を吐いて、気を取り直す。) うん。 (もしもの話です。 という言葉から少年は完全に気を取り直した。挑むような表情で相手を見上げ) …究極な選択を迫るもんだな。 本来ならカラスと一言で決めたいところだけど… (思う所は、あやめとユミコ。 彼女たちのことを考えるとカラスだけ助かったところで素直に喜べない。) …いったいなぜだ? お前が意味なくそんなこと聞くとはおもえねぇんだけど。 (06/24-00:56:56)
クォールツ > こちらで出会った方です。えぇ……とても、とても愛らしく、愛しい人です。(ほゎ と僅かに染まる目尻と頬。その姿を、存在を思い出すだけで自然と笑みが漏れる。これにとって、彼女はそんな人なのでしょう) それは、私には何とも。知りたいなら、知ろうとするしかありません。 知りたくないなら、今は会わないようにして赴けばいい。それくらい、難しいことではないでしょう。(ともすれば冷たくも聞こえる言葉を投げ掛ける。けれどこれは、彼以外どうこう出来る問題ではなだろうから) ――もしもの話ですよ。あり得ないことではないでしょう? 選択を迫られた時、もしそれを関係者となった私達が選ぶことになったとしたら……味方は少しでも、多い方が良い。それだけです。(スル。燕尾ジャケットのポケットから、取り出すのは拳に収まる程の小さな卵。じ、とそれを見つめて) (06/24-01:08:38)
名を失った少年 > お前ってさ、好きな人の事になると飾る事わすれるよな。 やぁ、幸せそうなのがわかってなによりだけどよ。(染まる白い肌よりも、自然に零れる笑みに、微笑ましくなったりして。カラスに対してもそんな感じだったものだから。尤もカラスの場合は気恥ずかしいと言った感じだったが。 茶化す様子でもなく、ただ微笑ましく思う少年。) たしかに。 ごもっともだ。… お前が「じゃあ会ってこい」と言われても、俺は拒んだろうし… 俺自身が出す答えだよな。 (冷たく聞こえる言葉だろうが、この少年にとっては冷えピタのようなもの。ありがたい言葉だった。 この姿になってから自分の事を自分で考えることが少なくなった気がする。 …だから、これくらいは自分で決めようと、心に決めた。) … うーん… 恭哉かな。 (考えた末、答えはこうだ。しかし理由は──) カラスは俺が助ける。 俺の手で助ける! じゃあ、恭哉を救って、カラスを俺の手ですけばいいことだ。 …簡単なことじゃねえのはわかってる。でもその方法を見つける、それだけのことだろ。 ・・・ん? (カラスは俺の手で… という所は何故か力んでいた。それほど、躰を取り戻すことに命をかけているのだ。 ふと、取り出された卵に目を向け) (06/24-01:17:26)
名を失った少年 > (p:俺の手ですけば→ 俺の手で助ければ) (06/24-01:18:03)
クォールツ > ぇ…そ、そうですか?(本人、無意識なのだろう。一体どんな顔をしたのだろう、と心密かに思ったり) えぇ。(一言、少年の言葉に同意するように頷いた。返された言葉には、) 純だねぇ…(フ と笑う。色んな感情の入り交じった、何とも言えない表情で) ――まだ、お話してませんでしたね。これは恭哉さん…正確にはあの方に憑いた魔族から渡されたものです。この(ピッ と右手の手袋の指先を咬み、外して。その手の平には、少年の脚にあるのと同じ、黒い痣)印を与えられた者だから、渡したようです。 育てれば、鳥が孵る。それは少なくとも、彼らの何かを決めることに、関わってくるようです。 (06/24-01:28:28)
名を失った少年 > くく・・あはははっ。(気づいていなかったことがわかれば思わず笑ってしまう。きっとそういう人なのだろうと思って。) いや、いや。 わりぃことじゃねぇと思うぜ?それだけ人を好くって素晴らしい事じゃねえかよ。 (笑ってわりぃ。なんて片手を振って。) さ、純かどうかは俺にはわかんねぇよ。 (どっちもどっちだろ。なんて思ったものだけれど、口にはしなかった。思った事をいったまでと、付け加えて振っていた手をポケットに突っ込む。さむいんです。) 魔族? …そういえば、張り紙に悪魔がどうのって言ってたな。 (ふむ。) …痣がつけられたやつらにその卵を渡されると。 その卵… いやその卵から生まれる鳥をつかって何かを決める─── それが、カラスか恭哉をどちらを生かすか? そういうものじゃないかっていう予想か? (06/24-01:33:45)
クォールツ > む、む……確かにそうでしょうが、君くらい若い方に言われると、何とも言えない心地ですね。(その一瞬、戸惑った顔は普段のこれとは違い、酷く幼く思えただろう。人間関係に関しては、不器用な男なのだ) ……それは分からない。唯彼は、「掛け金になる」「確率が上がる」と言っていた。あぁ、シャドウさんが書き加えてくれたのでしょうね、その辺りのことは。 さっきのは、唯私が聞いてみたかっただけです。(そぅ と卵をまたポケットに戻し) そうだ。翔君もあれから何か、気になることや気付いたこと――ありますか?(最初に話を聞いた時から、少し時は経っていることを鑑みて) (06/24-01:41:45)
名を失った少年 > 俺の本来の姿は20歳くらいなんだろ? あぁ・・・いや、それでもガキンチョにゃぁ変わりねぇけど・・・ 俺には、そこまで想える人 今はいねぇからな。大事だと思う人はいるけどな? (わかいんです。なんて最後に茶化す言葉を付け加えて、悪がきは牙をみせてニシシと笑うのです。でも心のどこかで羨ましく思うようで───) 「掛け金になる」…「確率が上がる」… む、むずかしいな… その卵がどちらかを生かす、そういった話だったらこれから始まるのは時狭間という世界の中で生まれるのはライアーゲーム(騙し合いゲーム)だ。 …まあ、それはあり得ないと思うけど。(肩を竦めて) …気づいたこと、というより鳳っていうカラスの友人に会ってきた。 あと、カラスの寝ている間の様子も見てきた。 … カラスの躰について、という意味では分かったことはいくつかあるかね。 (06/24-01:56:24)
クォールツ > 十分お若いですよ、私からしたらね。ぉや?ふぅん……(その言葉に、何か言いたげにはしたが――結局何も言わずに) ?? 仰ってることはよく分かりませんが……シャドウさんから、恭哉さんの世界へ行く方法、それと調べ物をするのに最適な場所を教えて頂いたので、何か思うことがあれば、と。(そこまで言って、続く少年の言葉にピクリと反応し) ――教えて下さい。 (06/24-02:03:34)
名を失った少年 > ・・・? なんだよ。(何か言いたげな様子に首を傾げ。むすん。) どちらかを生かすために騙してくる参加者が出てくるかもしれねえって話。もしもその鳥がどちらかの命を選ぶっていう話なら、な? …へぇ、そうだな。今はちょっと… その昨日脳味噌ぶっとんじまってよ。まだ回復しきれてねぇんだ… 調べてほしいものを纏めて名刺の場所に送りつける。その時はたのむよ。 (今は疲労のために考えがまとまらない。ゆっくりまとめて、思うことがあれば彼に伝えようと決めた。 首筋をさすりながらあたりをみまわして。) … まだ鳳には途中までしか聞いてねえから、なんともいえねぇんだけど お前としょっちゅう会えるわけじゃないだろうから話しとく。 (そこまで言うと話すべきことを話し始めるようです 次レス→) (06/24-02:09:59)
クォールツ > いぇ、何でも。(ふるり、首を振って) 成程ね。まるで悪魔の契約書だ。(く、と喉を鳴らす。その目が一瞬、昏い色を帯びて) ぉや、それはいけません。休むべき時にはきちんと休まなければ。というか、今も出歩いて良いものではありませんよ。(今日のはまぁ、記憶の引っ掛かりがあったから、致し方ないことではあるけれど。そして頷き、続く言葉を待つ) (06/24-02:15:05)
名を失った少年 > まずは、核の話だ。 鳳が言うには、カラスの神気の核は恭哉の兄… サクヤによって奪われ、最終的にはカラスが預けたらしい。 カラスの躰は神気の核は心臓…のようなものだけど、取り出したところですぐに死んだりするわけじゃねぇらしい。 二つの核は存在する限り新しい躰を写し造って、鴉天狗になる。つまりは、カラスがまだ躰を維持できているのは核が存在するから…そして、その核は恭哉が持っている可能性が非常に高い。 ─── と、そこで、俺は神主と鳳に頼んで、その核を造っちまおうっていう話をしてる。 いわゆる人工心臓ってやつよ。もしもその人工心臓がカラスの躰に適応すれば、恭哉がどうなろうと、カラスの躰は守られる。 …俺はそう踏んでる。 (まず気づいたことの一つ。と人差し指を立てた。) (06/24-02:15:10)
クォールツ > へぇ…転生ですらなく写し造る、ですか。興味深い。 えぇ、恭哉さんの中にある核はカラスのものです。中を探って確かめましたから、間違いない。 核を創るというのは――以前ミストさんから頂いた気を元にして、ですね?それで失われた部位が戻るのなら……彼の身体が元在った姿に戻るなら、その可能性は確かにある。 そうすれば、恭哉さんご自身をどうこうする必要も、なくなるかもしれない。でしょうか? (06/24-02:26:10)
名を失った少年 > カラスの種族はたしか、輪廻から外れた種族… 死ぬというより消滅する種族だったはず。天狗の中でも異例な種族だもんでよぉ。 (転生はできないのだ、と首を振って。) ああ、よくしってんじゃねえかよ。 そのミストってやつからもらった核を改造して限りなく鴉天狗の核に近づける。そこにカラスの生まれた霊峰の神気に近い神気を補充させて入れてやれば… 元に戻りそうだろ? それでカラスの躰はもどるかどうか、それを鳳に聞こうとおもったんだがよ。 …その、恥ずかしい話、その時点で俺の頭はオーバーヒートしてたらしい。聞く前に闇落ちよ。 (つまりは眠ってしまってきけなかったのだ。申し訳なさそうに眉を下げて) その辺はまた鳳に会って聞いてみるさ。 もしもその可能性がヒットすれば、 ああ。恭哉を生かしても、カラスは消えない。 核の奪いあいが件の目的ならば、ハッピーエンドの兆しはあるだろうよ。(頷。) (06/24-02:37:29)
クォールツ > ……だったら尚のこと、死なせる訳にはいきませんね。(キュ 知らずの内に手の平を握っていた。そのことに気付けば、ゆっくりと息を吐いて。指を1本1本、解く) えぇ、大体理解できました。鳳さん、ですか? まだこちらにいらっしゃるなら、是非お話を聞きたいですね。 私とて――恭哉さんの死を、望んでる訳ではないですから。(最も、彼はもう死んでるそうですが、とちょっと笑って) さて、では――私は私の出来る可能性を探りましょうか。それと、情報収集を。(空を見上げ、月が傾き出したのを見れば、そろそろ戻りませんか?と) (06/24-02:43:13)
名を失った少年 > もちろんだ。こちとら命かけてんだよ。消滅したら承知しねぇ、欠片拾って復元してやる。 (執念に近いなにか。和武翔が魂にまで刻んだ者なのだ。コイツの気持ちもきっとクォールツと似たようなものか。) ああ… でもお前もその最適な場所に行くんだろ?手分けでもしないと俺みたいにオーバーヒートしちまうぜ。 聞きたいことがあれば、俺にいってくれれば変わりに聞くよ。 (クォールツも自分が知りたいことは調べてくれると言った。ならば自分もクォールツの望む情報を引き出すべきだと考え。会えるならそれに越したことはないが、クォールツの躰は一つだ。手分けしたほうがよさそうかなと考えて。) … カラスは、核を預けた。といったろ? もしかしたら、だけど、預けたのは恭哉の復活のためなんじゃねぇかって。思うんだ。 恭哉を殺したのはカラスだ。それを生き返らせる方法があるなら、アイツなら核をもわたしちまいそうだしよ。 (尤も死んでいるそうですが、という言葉に、予想を伝えておこう。それを知るのはカラスのみだろうけれど──) ああ、館まで一緒に行かないか? 俺、カラスの部屋に行こうと思うし。 (06/24-02:50:35)
クォールツ > そうですね……では、鳳さんへの話はお願いします。 もう一方は……一緒に参りましょうか?恭哉さんの世界と、ペシェという魔族の住む魔界へ。 シャドウさんも、魔界までは訪れていないようでしたから。(サラッとそんなことを口にした。最後の言葉には、フ と瞳を伏せて) どのような理由があって、恭哉さんを殺すに至ったのかは、分かりませんが……そうでなくとも、カラスなら預けることくらいはしそうですね。困ったくらいに優しい方ですから。 では館まで、参りましょう。今日は私も家に帰ります。 (06/24-02:56:36)
名を失った少年 > おーけー。 一緒に?ま、魔界って俺もいけるのかね… 行けるなら、いきてぇところだ。 連れてってくれるなら、神社で数日ぐっすり寝ておくよ。(頭がオーバーヒートしたままでは言っても足手まといだ。今日はカラスの部屋にお邪魔して魔界へ行く日になるまで神社で休もうと考えた。) さあ… アイツが殺すってことはよっぽどの事があったんじゃねぇかね。それこそ、親友のお前にくらいしか話さねぇとおもうぜ。俺はお助けマンにすぎねぇし。 (首筋をさすって苦笑い。) おう、そうしようぜ。 っとと、最後に。 ここ2日ほどカラスの部屋でアイツの様子みてたんだけど。寝てる間に異常はなし、起きた時も異世界にちょっくら出てたみたいだけど…長時間でてる感じではなかった。 その卵を渡した日に俺がカラスの部屋にいた日だったとしたら… カラスと恭哉の躰は別物ってことだ。 一応情報としてつたえとくよ。 (そう言って館方面に歩きだし) (06/24-03:09:01)
クォールツ > 私と一緒になら、問題ないでしょう。私の妻も人間ですが、もうずっと魔界にいるのですから。(そう、これの奥さんは純人間なのです。なので世界は変われど、短時間になろうし、恐らく。と返事を) では、数日後。体調が良くなったら知らせて下さい。館で待ち合わせしましょう。 理由は……尋ねては、みようと思います。何がヒントになるか分かりませんから。 でも、答えるか否かはカラスに任せたい。(そっ と胸に手を当て、ここにはいない友人を想って) ふぅん……何処かでは通じてはいても、身体そのものは別、か。ありがとうございます。(覚えておきます、と頷いた。そうして館への道を、ご一緒していったのだろう) (06/24-03:14:56)
ご案内:「月明かりの草原」からクォールツさんが去りました。 (06/24-03:15:08)
ご案内:「月明かりの草原」から名を失った少年さんが去りました。 (06/24-03:15:49)
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