room23_20130626
ご案内:「紫陽花小道」にガイルさんが現れました。 (06/26-23:20:31)
ガイル > 《ぱしゃ ぱしゃ》(地面の雨水を弾きながら、銀灰色の大きな獣が小道を駆け足で移動している) (06/26-23:21:43)
ガイル > 《ぱしゃ ぱしゃ ぱしゃっ》(折りたたまれた翼も、そしてその毛並みも、降り注ぐ雨に濡れている様子はない) (06/26-23:23:34)
ガイル > 《ぱしゃ ぱしゃ ぱしゃ ぱしゃっ》(獣の周りを流れるのは、通常の風とは違う穏やかな風。それが、獣が雨に濡れるのを防いでいるよう。そんな風に触れた紫陽花がふわふわと揺れ、軌跡を残していた) (06/26-23:26:04)
ガイル > 《ぱしゃっ ぱしゃしゃ》(と、不意に獣の脚が止まる。金色の瞳が、ひとつの紫陽花を捉えて) (06/26-23:27:57)
ガイル > (ちょっと先行してしまった身体をその紫陽花の前に戻すように数度後ずさり、首を下ろしスンスンと花の香りをかぐ) (06/26-23:29:24)
ガイル > (ふむん。ふんすっ―― 顔を引き起こし、鼻息一つ。それから、きょろきょろと周囲を伺うように見やり) (06/26-23:30:50)
ガイル > ( かぷちょ。 嘴でその紫陽花を摘んだ) (06/26-23:31:45)
ガイル > (鮮やかな紫色の紫陽花。嘴に咥えられると、今までたっぷりと浴びていた雨の滴がぱらぱらと落ちて獣の毛を僅かに濡らす) (06/26-23:33:04)
ガイル > (けれど、獣はそんな事を気にもとめず、何やら満足そうに瞳を細めクルルと喉を鳴らした) (06/26-23:34:07)
ガイル > 《ぱしゃり ぱしゃり》(獣が歩き出す) (06/26-23:36:14)
ガイル > (先ほどと違い、一歩一歩ゆっくりした歩み) (06/26-23:37:26)
ガイル > (その歩みに合わせ、咥えられた紫陽花がふわりふわりと揺れ、残りの滴を零してゆく) (06/26-23:41:33)
ガイル > (ふりん、ふりん と左右に揺れる尻尾が、獣の機嫌の良さを表して) (06/26-23:43:28)
ガイル > (そうして獣は、紫陽花を咥えたまま雨の向こうへと姿を消した――) (06/26-23:49:18)
ご案内:「紫陽花小道」からガイルさんが去りました。 (06/26-23:49:40)
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