room23_20130630
ご案内:「紫陽花小道」に紫さんが現れました。 (06/30-21:04:27)
紫 > (雨音) (そして) (水音) (明かりのない暗がりの中、それを彩るように落ちる銀色の帳) (その中を悠然と歩く紫の影) (06/30-21:05:51)
紫 > (己の履くブーツの靴底は土の上に溜まった水を弾き飛ばす。 その度に水音が跳ねたけれど) (土を濡らしていた雨垂れの一粒一粒は、魔女に触れすらしなかった) (雨の中を歩む幽鬼の如き、紫の影) ………。 (ふい、と、視線を横手へ運んだ) (06/30-21:07:49)
紫 > (いつだったか、例の彼が佇んでいた東屋だ。 当然の事乍、彼の姿はそこにはなかったけれど) (水音、数回) (東屋の前、少しばかり開けた場所で、紫陽花に振り返りながら) (指を鳴らした) (そうすれば、紫に金の刺繍が入った豪奢な大傘と、玉座のような椅子と、肘置き程度の大きさの卓が用意された) (それに悠然と腰を下ろせば) (ふい、と一息) (06/30-21:11:24)
紫 > 調子が悪い時は「どっこいしょ」なんて声が思わず漏れちゃうけど。 そこを考えれば、今は頗る調子が良いわね。 (背凭れの心地も随分と良い。 この心地が気に入って買い上げた品だったけれど、未だにお気に入りであるのに変わりはない) (背中を包み込まれるような心地を覚えながら、足を組んで、懐へ手を。 名刺大の銀と白金で作られた箱を取り出し、その蓋を開けて、煙草を一本) (伸ばした足の爪先に雨粒が触れるような距離で、煙草を吸うというのも、中々に心地が良い) 実に、良い気分。 (煙草を咥えながら、口端を吊り上げた) (06/30-21:23:56)
紫 > (続いて、もう一つの箱。 これは先程のものより少しばかり大きい。 とは言え手の平に収まる程だ。 黒茶色の粗い肌触りの側面、天辺は赤に金色の鳳が装飾で入った豪奢な見た目の紙箱。 それから一本、マッチを取り出し、箱の側面で摺れば) (暗がりと雨に覆われた闇のような世界に、ほんの小さな明かりが点った) (それを咥えていた煙草の先端に当て、火を繋げれば) (マッチはすいと振るって火を落とし、横の卓に置かれた陶器製の灰皿に放り込んだ) (06/30-21:33:42)
紫 > (紫煙が立ち昇り、霞んでゆき、やがては雨垂れの中へ消えていく。 どことなく儚く思えるその景色は、煙草に火を点す度になんのきなしになんとも言い難い感情を思い起こさせる) (煙草の苦く、甘い味を肺へ送り、肺を満たした後に吐き出す。 細く長く伸びた紫煙は先程のものより、濃かった) (それもまた、消えてゆくのだけれど) そろそろ、この雨も明けるのかしらね。 (06/30-21:42:22)
紫 > 雨が止み、雲間から太陽の光が差し込んでくる景色も、随分と心を打つ、けれど。 暫く雨が降らないのか、と思うと、少し寂しくはなるわね。 (結論はどちらの景色でも魔女の心地は良いという事なのだけれど) 大月も結局見損ねちゃったし。 天の川でも眺めながら、お酒でも飲みたいわね。 (首を捻り、肩を捻り) (くあ) (欠伸) (06/30-21:52:42)
紫 > その前に、悪巧みのことも考えておかないと、ねぇ。 (にぃぃぃ) (今日、一番。 顔が笑みに歪んだ瞬間であった) (06/30-21:57:06)
ご案内:「紫陽花小道」から紫さんが去りました。 (06/30-21:57:12)
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