room42_20130630
ご案内:「オウルの町」にタスクさんが現れました。 (06/30-18:45:06)
タスク > (普通なら陽も落ちかけて夜に向かう時間。しかし、この町には大天使ラヴァンの加護を受け、いつも陽が差し込んでいる。人が町中には歩いていて賑わっている。そこを歩く、1人この町には異形とも取れる真っ黒な人物がやってくる。) (06/30-18:48:15)
タスク > <<カツッ カツッ>>(男はブーツの踵を地面にこすらせ、現れる。) (06/30-18:49:40)
タスク > ・・・(ふと、町中で立ち止まり、辺りを見渡す。人が行き交い賑わうのを目で追いつつ眺める。) (06/30-18:52:04)
タスク > (時々、行き交う人は自分をチラ、と見る)これで・・良いんだよな・・(腰の銃に手をかけ肉眼では見えない程のスピードで抜く。) (06/30-18:56:50)
タスク > <<パァン パァン パァン パァン>>(賑わう人々が行き交う町に、それとは違う音が響き渡る。音と共に倒れて行く人々。悲鳴、色々な声が混ざり町は混沌と化す。) (06/30-18:58:36)
タスク > <<キャァァァァァ>><<パァン パァン パァン>>(それから数度、その音は続いた。) (06/30-18:59:38)
タスク > (その空間だけ、平和なはずの町に違う空間が生まれた。十数人の血が混ざり合う場所に1人立つ人物。) (06/30-19:01:10)
タスク > (さっと銃をしまうとすぐに走り出し、その場から姿を消す。) (06/30-19:02:07)
タスク > (この惨状を聞きつけた白い兵士服を着た男がやってくる。) (06/30-19:02:43)
タスク > 兵士:何事だ!(倒れている人々に向かう。ほとんどの人が急所を撃たれて息が無い。) (06/30-19:03:48)
タスク > 兵士:一体誰がこんな事を・・!(ふと、1人、息がある人を見つけ駆けよる。) (06/30-19:05:07)
タスク > 兵士:一体何があったんだ!(虫の息の町の住民。腹部を撃たれ、血は止まる事をしない。) (06/30-19:07:21)
タスク > 住民:と、隣国の・・ライラーの・・兵士が・・銃を乱射・・・(言葉が途切れた。いや、命が途切れた。) (06/30-19:11:43)
タスク > 兵士:それは本当か?!おい!しっかりしろ!(息が無い事を確認。)くそっ(立ち上がり)早く王に報告しなくては!(その惨状を1度見渡してから、城へと走り出す。)) (06/30-19:13:42)
タスク > ~この事件の1ヶ月後、オウル国とライラー国の戦争が始まる。~ (06/30-19:14:27)
ご案内:「オウルの町」からタスクさんが去りました。 (06/30-19:14:32)
ご案内:「とある街」にロネさんが現れました。 (06/30-20:25:45)
ロネ > (屋根裏部屋で、ひとり。妻は階下で家事でもしているのだろう。淡く光るランプ。作業机に座り、ひとり物思いにふける。) (06/30-20:27:05)
ロネ > …………。(じっとりとした空気が頬をなでる。あとふた月もすれば、相当蒸し暑くなるだろう。からころからと、遠くで馬車が走る音。じじじ、と、ランプの芯が燃える。) (06/30-20:28:29)
ロネ > (オイルの臭いが鼻につく。杖をついてゆっくりと立ち上がり、かつ、こつ、と戸棚へ歩み寄る。ごった煮の荷物を避け、とある戸棚を開ける。そこには鍵のかかった、古めかしい小さな金庫。ごそごそといつも隠している鍵を取り出す。)<<がちゃ。>>(そして金庫を開ける。) (06/30-20:30:35)
ロネ > (――金庫の中に金目のモノはない。一枚の紙と、日記帳。それだけ。) (06/30-20:31:11)
ロネ > (ポケットからハンカチを取り出した。真っ白なそのハンカチには、小さな赤い染みが一点、ついている。それを金庫の中にそっとしまう。そうだ、あれもしまおう。思いついて、男は戸棚の下の引き出しを開ける。) (06/30-20:32:12)
ロネ > (ぼろぼろの厚紙の、薄っぺらい箱をあければ、今にも腐り落ちそうなほどずたずたになった赤い布切れ――元は軍服か何かだったのだろうか――が収まっている。その軍服を取り出す。かさかさとした、旧い血の感触。) (06/30-20:33:46)
ロネ > (その軍服だった布きれも、丁寧に畳んで収める。ふと思いついて、日記帳をとりだす。ぱらぱらとページをめくる。途中まで埋まっているが、あとからぷっつり途切れている。) (06/30-20:35:12)
ロネ > (机に戻る。日記帳を広げる。引き出しからインク瓶と羽ペンを取り出し、さて。)……書ききれないな。(かりかりかり。適当に書き始める。思いつくまま。) (06/30-20:36:12)
ロネ > (心情を百パーセント理解してくれる他者などどこにもいない。いるとしたら自分だけ――いや、自分こそ完全な理解者たりえぬ。)…………。(かりかりかり。もしも後世、この日記帳だけが残っていたとすれば、確実に狂人の日記だと思われるに違いない。) (06/30-20:37:59)
ロネ > ((……どうして、愛しても消えないのに、食べると消えてしまうんだろうな。))(当たり前のことさえ疑問に思える。どこかで、カマキリのメスは愛し合った瞬間にオスを食べるとか聞いたことがあるが、何故主は人間の愛にああいう形を与えてしまったのだろうか。カマキリのオスは幸せだろうに――) (06/30-20:40:44)
ロネ > (そのまましばらく書き続け、書き続け、びっしりと数ページ書き続ける。まるで遺書みたいになってしまった。遺書は別に書こうと決めていたのに。) (06/30-20:42:49)
ロネ > (書き疲れればペンを置いた。ペン先を綺麗に布でふき取って、インク壺といっしょにしまう。)…………。(ぼんやり。) (06/30-20:43:38)
ロネ > ……死にたい。(ごす。机に突っ伏す。) (06/30-20:44:27)
ロネ > 死にたい死にたい死にたい死にたい――……死にたくない。(ぶつぶつ怪しく呟く。) (06/30-20:45:28)
ロネ > やっぱり死にたくない。(うん。再確認。日課である。) (06/30-20:45:41)
ロネ > (ばたっと日記帳を閉じる。杖をつき、ゆっくりと立ち上がれば、かつ、こつ、と金庫のもとへ。金庫にその日記帳をしまい、扉を閉め、鍵をかける。鍵は、また秘密の場所へしまう。) (06/30-20:46:58)
ロネ > ……ミスト。(ぎり。歯軋り。羨ましい。妬ましい。あんなにもミストに想われている卍が――リュウヤが――せめて力さえあれば、もう少し彼女を振り向かせることができたかもしれぬのに、否、無理やりにでもこの手におさめることができたかもしれぬのに、アア、アア、もう嫌だ。) (06/30-20:48:58)
ロネ > (アザミが嫌いではない。むしろいなければ死んでしまいそうなほど愛している。ケレドコレハチガウノデス。アイの種類が違うのです。LOVEでもLIKEでも何でもなく、そんな英語という枠組みでは説明しようのない何か。) (06/30-20:50:44)
ロネ > (それは一旦燃やしてしまった旧い写真帳を必死に捜し求めるのにも似ている。つまるところ、自分は彼女に亡き恋人の影を重ねているだけなのかと問われれば、否定できない。あまりにも似ている。彼女とミストは。あの暖かく、全てを包み込むかのような心の広さ、深さ、ふとしたときの笑顔、言葉――) (06/30-20:53:40)
ロネ > (――似ているけれど、全てが同じではない。だからこそ欲しい。このぽっかりと欠けてしまった何かを五割でも六割でも七割でも埋めてくれる何かが。アザミで埋められるところはもう埋めてしまった。まだ足りない。まだ欲しい。そこにあるのなら。) (06/30-20:54:49)
ロネ > (そう、アザミはもう隣にいるのだ、ずっといっしょにいてくれるのだから何故喰らう必要があろうか。喰らってしまったら最早そこにいないではないか。彼女はずっと隣にいてくれない。いてくれないのならこの胃袋に収めてしまいいたい。) (06/30-20:55:52)
ロネ > (いてほしい、いてほしい、いてほしい。まるで路頭に佇む迷子。どうやら自分は母に似ているらしい。母は寂しがりな人だった。母は細やかな人だった。母は几帳面で、いつも誰かの目を探しているような人だった。) (06/30-20:57:21)
ロネ > (だけれど母に外見は微塵も似ていなかったから、母は自分を嫌ったのだろうか。――いや、いや、今なら判る気がした。母は自分が、あんまりにも母に似ているものだから嫌ったのだ。中身がそっくりな息子を。)……ヴァイオラは、(ぽつり。)アザミに似ているといいな。 (06/30-20:58:34)
ロネ > (うん、そうだ、きっと「アザミの娘」だから、アザミに似ているに決まっている。だとしたらさぞや可愛い娘だろう。) (06/30-20:59:29)
ロネ > (娘が生まれたら、可愛がるつもりではいる。アザミに似ていれば。素敵な服を作ってやって、とびきりの人形もこしらえて、学校はどうしようか、よい夫が見つかればいいけれど、きっと結婚式では自分は泣くのだろうな、とか、とりとめもないことをとつとつと考えている。――アザミに似ていれば。) (06/30-21:01:10)
ロネ > (自分に似ていたら。 愛せるのか。) (06/30-21:01:52)
ロネ > (母は中身がそっくりな息子を毛嫌いした。その血がとくとくと流れている。)……今考えても、しかたないか。(嘆息。) (06/30-21:02:32)
ロネ > (つと顔を上げた。もしも今日戦うとしたら、今頃――?)…………。(懐中時計を見やる。男は杖をつき、かつこつと部屋を出る。適当な用事をつけて、外出するために――) (06/30-21:03:37)
ご案内:「とある街」からロネさんが去りました。 (06/30-21:03:40)
ご案内:「霧のかかった丘」に火傷のある女さんが現れました。 (06/30-23:04:34)
火傷のある女 > (丘の頂上に風車小屋があり、一人の女が雨宿りをしていた。ローブのフードを深く被った風変わりな女が。風車小屋の陰に身を押し込むようにして雨を避けている。地面にそのまま座ってローブが汚れるのも構わずに途方に暮れて天を仰ぐのみ。言葉はないだろう。ここがどこかもわからない状態なのだ、不安しかなかった) (06/30-23:06:32)
火傷のある女 > (深く被ったフードと、空の陰りが表情そのものを黒い仮面の背中にしていた。まれにローブにかかる水は不自然にも押しのけられて地面にたまるのみ。しとしと、空がすすり泣く声が、黒布の内側に秘めた胸の上下音を庇う。丘は雲海にぽつりと浮く巨山のてっぺんのように孤立しており、そこがどこなのかさえ、不明瞭なものとして隠ぺいしている有様であり、一向にやむ気配を見せぬ雨音だけがその場を支配していた)ここは………いったい………。(漏らす言葉はエキゾチックなイントネーションを孕んでいた。遠慮がちに問いかける。答えるものなし) (06/30-23:12:01)
火傷のある女 > (足を折っていたことで体が痛んだ。吐息を漏らせば杖を地面について立ち上がる、老婆のような慎重さで。とうの昔に朽ち果てた風車は風邪で回転することもなく蜘蛛と蔓の侵略にされるがままとなっており、角度によってはドラゴンにも見える不気味さを演出していた。女はそれを仰ぐと灰色の空へと視線を移し、片手でフードを払った。赤い瞳。火傷だらけの皮膚。弱弱しく伏せられがちな瞳。顔にかかる水粒が皮膚の上で踊り伝っていく。)止まないのですか。私はどうすれば……(首を振ると、フードを被り顔を隠す。) (06/30-23:22:46)
火傷のある女 > (どうせ誰も来ないことは知っていた。人とは好きな人ばかり出会い名も知らぬ不審な人と接触しようとは思わないからだ。好きなく見積もっても不審ないでたちという自覚があるだけに、答えがあるなど期待指定はいない。喚いてシリアスな事を言っても現実は変わらないのだと知っていた。つまり行き場がない。金もないし知り合いもいないのだ) (06/30-23:32:01)
火傷のある女 > (どうせ誰も来ないことは知っていた。人とは好きな人ばかり出会い名も知らぬ不審な人と接触しようとは思わないからだ。好きなく見積もっても不審ないでたちという自覚があるだけに、答えがあるなど期待してはいない。喚いてシリアスな事を言っても現実は変わらないのだと知っていた。つまり行き場がない。金もないし知り合いもいないのだ) (06/30-23:32:26)
火傷のある女 > (もとより放浪の身なのだから、女はどこへでも行っていいし、どこへもいかなくてもいい。そこまで考えてふと思い出す。なぜと。)……うう(呻くとこめかみを押さえた。記憶がすっぽり抜けている事実があるだけに、わからないことだらけだからだ。放浪していたなどと記憶があるでもなし。ふと思い浮かんだに過ぎない。ため息を吐くと、ゆっくりと歩きだした。さいわい、ローブは水を弾くまじないがかけられているらしいから。雨でべとつく地面にサンダルが食い込む感触が酷く面白かった) (06/30-23:41:15)
ご案内:「霧のかかった丘」から火傷のある女さんが去りました。 (06/30-23:41:21)
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