room01_20130802
ご案内:「泉のほとり」にダリア=Eさんが現れました。 (08/02-15:48:16)
ダリア=E > (時狭間の近場にある泉の一つ、そのほとりに赤髪の後ろ三つ編みの女が、溢れる湧き水から離れた場所の水面を見つめていた。) (08/02-15:50:41)
ダリア=E > (時々、風が吹きぬけて行き、周辺の木々や、彼女の髪や体を吹きなでて行く。腰を下ろして、手をついて、横向きに泉の縁から身を乗り出して、水面に映った自らの姿を、じい、と眺める。) (08/02-15:54:07)
ダリア=E > おめでとうございます、わたし。(ぺこりと水面に映っているだけの自分に、頭を下げると、はれやかな笑顔がふわりと広がった。にこにこと笑みをこぼす。) (08/02-15:55:01)
ダリア=E > おおきくなったねえ。(のんびりとそう言うと、身を乗り出した姿勢のまま、少しだけ顔を上げて、明るい日差しに照らされる青い空を見上げるのだった。) (08/02-15:56:19)
ダリア=E > 今日は、あなたのために、言葉を紡ごう。(そう言うと、水面に映る自分の姿にそっと両手を伸ばし、その水をすくって、そっと捧げるように持ち上げた。ぽたぽたと指の隙間から、水滴が幾つも零れてゆく。) (08/02-15:58:13)
ダリア=E > あなたには朝日が似合うと誰かが言った。(穏やかな眼差しのまま、言葉は静かに紡がれる。蝉の声が響き渡る、この森の中の泉に広がる、清涼とした澄んだ声。) (08/02-16:00:25)
ダリア=E > けれども、あなたは夕日にだってなるし、月にだってなれる。(その瞳は明るく、暖かく、細められる。その落とされた視線の先には、水面に映る自らの姿。) (08/02-16:02:10)
ダリア=E > それが似合うのなら、何にでもなろう。(そっと瞳を閉じて、言葉を続ける。) (08/02-16:03:02)
ダリア=E > (黙ったまま、静かに呼吸をしている。少し離れた所で、溢れ続ける湧き水の、なめらかな音が、ずっとずっとこだまする。) (08/02-16:09:15)
ダリア=E > あなたは、うた。(薄っすらと瞳を開いて、水面に映る自らに、そっと右手を伸ばす。) (08/02-16:11:13)
ダリア=E > 人知れず覚えられる、うた。(指先が、そっと水面を撫でてゆく。) (08/02-16:11:49)
ダリア=E > 微かな音色が、世界に織り込まれるように、響き渡る。(ひとこと一言、吐息を吐き出すように。) (08/02-16:14:10)
ダリア=E > ”わたし”が求めた、うた。(微笑を浮かべながら、水面に映る姿に、ゆっくりと言葉を捧げる。) (08/02-16:15:58)
ダリア=E > ”わたし”が願った、うた。(その声は、囁くような声音に、力強さが含まれて、その儚き瞳の色に、力強い息吹が宿る。) (08/02-16:17:03)
ダリア=E > それだけが、大切な、たいせつな、伝えたかった、言葉です。(再び、ゆっくりと瞳が閉じられて、まるで、母親が、枕元で物語を聞かせているかのような落ち着いた声になる。) (08/02-16:20:13)
ダリア=E > (また、しばらく、目を閉じたままになる。水面の傍で、両手をついて斜めに座りながら。) (08/02-16:21:46)
ダリア=E > おめでとうございます。(再び、水面に映る自らを祝福して、頭を下げる。ぺこり。) (08/02-16:22:46)
ダリア=E > ありがとうございます。(水面の自らに向かって、再び頭を下げて、今度は礼を述べた。) (08/02-16:23:12)
ダリア=E > よしっ。(おっとりと、言うと、その場でくるりと回り、ごろんと、仰向けに寝転がった。草の中に埋もれた。) (08/02-16:24:37)
ダリア=E > (自然の奏でる音しか、此処には無い。風が草花や木々を揺する音や、蝉の鳴き声や、泉から湧き上がる水の音、そういった音だけが、此処にある。その他には、何も無い。) (08/02-16:35:01)
ダリア=E > (それらの音は、誰からも認められない。世界の出来事とは関係がない。在るがままに、ここに在り、ただ、歌を歌っている。命の歌を。存在しているという歌を。) (08/02-16:37:47)
ダリア=E > (女はただ、横たわって、耳を済ませる。それ以外には何もしない。静かに息をしながら、ずっと続いている、静寂に響く音に耳を傾けている。) (08/02-16:41:54)
ダリア=E > ………。あ。(しばらく、ぼんやりとした時を過ごしていたが、ふと、声を上げて、我に返ったように、むくりと起き上がる。) (08/02-16:47:13)
ダリア=E > うん。そろそろ、行こうかな。(微笑を浮かべながら、そう言うと、そっと立ち上がり、自分の後ろをぱんぱんと払う。) (08/02-16:50:05)
ダリア=E > (そして、彼女は去っていった。) (08/02-16:51:05)
ご案内:「泉のほとり」からダリア=Eさんが去りました。 (08/02-16:51:07)
::::  PbsChat v2.5.1改変版  ::::