room03_20130804
ご案内:「森の奥」にロネさんが現れました。 (08/04-20:57:31)
ロネ > (十字架が一本、森の奥の奥にある。その辺の木の枝をツタで組んでできた粗末なものだ。風雨にさらされているうちに、すっかりボロボロになっている。ただその十字架の裾に、小さなコケモモが生えていた。そんなところに、男がひとり、来た。) (08/04-20:59:43)
ご案内:「森の奥」にアステル☆さんが現れました。 (08/04-21:01:03)
ロネ > …………。(元々木の枝もたいして太くない。その十字架をじーっと見て、)……数ヶ月経ってるものなあ。(一旦十字架から離れ、周囲の森をうろうろする。手ごろな枝を一本、二本と拾ってきた。ツタもポケットからナイフ出して、ぶちぶちっと引きちぎってくる。) (08/04-21:01:32)
アステル☆ > (はた。と気づいて、十字架の前から姿を消す。 姿隠しを使って高い樹の枝の上へ移動した。ロネが来る寸前のことだ。) (08/04-21:01:51)
ロネ > (寸前のことなら一切合切気付かない。男は十字架の前に座り込み、拾ってきたものを使ってなにやら工作し出す。工作といえどたいしたことではなく、ナイフで枝葉を切り、ツタも葉を切って、それで枝を縛る。新しい小さな十字架だ。) (08/04-21:03:25)
アステル☆ > (ここでミストの匂い(※光分析。匂い成分を分解したところに光を当て、何色が検出されるかで匂いの元を判定している。)がする男が出てくるのが判らない。妖精は枝の上からじぃっ。とロネがすることを観察している。) (08/04-21:05:21)
ロネ > (ミストのにおいがしないことはないだろう。男の棲家の金庫の中にはまだ髪がある。 男は黙々と十字架を作り上げた。)……こんなもんかな。失礼。(十字架を一旦地面におき、コケモモに注意しながら古い十字架を座ったまま引っこ抜こうとする。が、力を入れすぎて) <<ばきっ。>> あ。 (根元で古い十字架が折れた。) (08/04-21:08:30)
アステル☆ > (ふむ。と妖精は枝の上に座った。 暫く男の様子を観察することにしたようだ。) (08/04-21:09:54)
ロネ > …………。(このまま近くに十字架を立て直してもいいが、なんというか不恰好だ。ため息をつくと、男は手袋を外した。がりがりと十字架の残骸の周囲の地面を掘り始める。そして手を地面につっこみ、残骸を ずぽっ と引っこ抜いた。一仕事。) (08/04-21:11:18)
アステル☆ > (墓を作るのは基本的に高度な知性を持った者だけだ。それは死を想像できる者しか作りえず、死を悼み、死を遠ざけたいと願う人に特有の文化的な痕跡。 そして妖精は人が作る文化に興味があった。主に神を創る情報源的な意味で。) (08/04-21:15:21)
ロネ > (ぱっぱと手にこびりついた土を払う。地面に穴だけが残る。新しい十字架を持ち、その穴に差し込んだ。ずっ ずっ と数度押し込み、穴の周囲を土で固める。杖をついてゆっくりと立ち上がり、左足でも踏み固め、やっと満足。ハンカチで汗を拭う。この天気の中、男はコート姿。服についた砂を軽く払えば、古い十字架の残骸を拾い上げ、森へと捨てに行った。) (08/04-21:18:05)
アステル☆ > (残された十字架を観察してみる。十字というのは、丸に並んでメジャーな図形だ。妖精の属する世界では丸こそが天の象徴だが、十字を天の象徴とする文化もある。その十字の下に埋められた存在は、天の御許へ還るという解釈だが、さて。 時折翼の座りを確認して、ぱったぱったと羽ばたく。) (08/04-21:21:41)
ロネ > (ちょっぴり太目の木の枝をツタで組んだだけの、高さは一メートルも無さそうなほど小さい十字架だ。近くの小さなコケモモは、まだ今年の春に生えたばかりなのか、たくましいながらも頼りない。そうこうしているうちに男が戻ってくる足音が聞こえてくるだろう。) (08/04-21:23:44)
アステル☆ > (ふむふむ。と出来栄えを観察している間に男が戻ってきた。 今度は何を持って帰ってきただろうか? それとも古くなった木を棄てに行っただけか。) (08/04-21:25:00)
ロネ > (捨てにいっただけだった。手袋をはめなおしている。妖精が姿を消していないのなら気付くし、消しているなら気付かないまま十字架の前に佇む。) (08/04-21:25:58)
アステル☆ > (勿論妖精は姿を消している。 消して樹の上の枝に座っている。 ただし姿隠しを使ってもなお残る環境光は、木々や葉を光源も無いのに仄かに照らし出していたりした。 ただし光源(アステルの座る位置)を見ても、光は見当たらない。) (08/04-21:27:45)
ロネ > (今日は晴れであり、星明かりと、細いながらも月明かりが、この街灯のない世界では森を通して嫌というほど降って来る。頭上から環境光が振るのであれば、木々の間から仄かに差し込むそういった天からの明かりに紛れて気付かない。)――――。(帽子を脱いだ。男は十字架の前に跪き、黙祷を捧げている。) (08/04-21:30:03)
アステル☆ > (さて。これだけを見ても微妙に男が何に対して祈りをささげているのかが分からない。何か祈りの文句でも言ってくれたら、色々と想像も出来るのだけど。 と、ちょっと期待して耳を澄ませる。) (08/04-21:33:28)
ロネ > (残念なことに男は黙りこくったままだ。目を閉じてじいっとしている。時折風に揺られて睫毛が動く程度で、微動だにしない。 もしも妖精がそういう能力を持っているのなら、この墓の下に墓の主は埋まっているので、分析可能だろう。) (08/04-21:34:57)
アステル☆ > (妖精が得意とする所は、過去視(普通の人間が数億年前に輝いた恒星の光を今見ることができるのと似たような感覚で、過去に実際に起こった風景を観測する)と、電波を数フェムト秒という極々短い時間照射し、地表および地下に眠る資源の形を浮き彫りにするくらいだ。 脳を破壊して構わないなら脳を解析することもやってやれなくはないが、それは本末転倒というもの。 LINKを繋げていない相手の思考を読み取ることも、妖精にはできなかった。) (08/04-21:40:47)
ロネ > (数分ほどそのままでいて、目を開けた。)…………。(やっぱり黙ったまま。ゆっくりと立ち上がって、ふう、と首に手を当てぱきぽき関節鳴らしつつ首を回し―― ン。 夜目は悪くない。何か違和感に気付く。明かりの具合が不自然だ。ゆる、と視線を追う。)――…………。(木の枝の一部分だけ微妙に明るい気がする。) (08/04-21:43:58)
アステル☆ > (直視しても目を焼かない。光源だけが隠蔽されているためだ。しかし、妖精が動くと環境光(樹や葉の照り返しの部分)が移るため、周辺をよくよく観察すると、周辺の状況から空間のどこに変なポイントがあるかが分かってしまうという欠点があった。 まだまだ姿隠しなう。) (08/04-21:47:11)
ロネ > …………。(気のせいだろと思い込もうと必死になるが、一旦気付くと気になるものだ。気付きは場所が場所なだけに徐々に恐怖へと変換されていく。)……ほ、ホタル、か……?(バカ且つ一番ありえそうな発想を口に出しつつ、じり、と歩み寄ってみる。) (08/04-21:50:11)
アステル☆ > (()) (08/04-21:51:04)
アステル☆ > ((よし。その提案、乗った。)) (にこりとした妖精は、ホタルの幻影を樹の枝の上に投影した。 ……やけに大きいホタルだ。 が、こくのらい大きければ、光源としてなんとか。そんなこともあるだろうくらいに思える大きさだ。 ちなみに妖精の身長よりちょっと小さい15cm。) (08/04-21:52:56)
ロネ > (それは大きい。)Σ?! でかっ……ってか、大きすぎるだろ。(じーっと見る。おもむろに好奇心がもたげてくる。ちょっとぐらいいいよね、と思って、腕を伸ばし、そーっと指先でホタルを突っついてみようとする。) (08/04-21:56:26)
アステル☆ > ((・・・。 望み通りのホタルだというのに、何が珍しくて手を伸ばす? )) (伸びてくる手を前に妖精は困惑した。このくらい普通じゃないか。と。妖精が管理する星の一つは植物と昆虫しか存在せず、このくらいのサイズのホタルなど巨万と居る。むしろ15cmなんてかなり小さい方だ。 突かれれば、あっちいけ! とばかりに手で払った。 ちなみに幻影上ではホタルの足の一本が、ロネの手を除けてピクピク動いている様に演出されている。) (08/04-21:59:55)
ロネ > っと。(何か払われた。)邪魔したかな。(手を引っ込めた。まあ用事も済んだので、くるりと踵を返し、その場から歩み去ろうと。) (08/04-22:01:42)
アステル☆ > うむ。(背を向けた男に満足して妖精は頷いた。 そのまま去っていく背を見送ろう。) (08/04-22:03:03)
ご案内:「森の奥」からロネさんが去りました。 (08/04-22:03:35)
アステル☆ > (残された妖精は幻影を解除して再び十字架の前へ。 ほほう。なんて言いながら、新しくできた十字架の出来栄えを観察して、十字架の周りをゆっくり歩く。) (08/04-22:05:22)
アステル☆ > (翼が常に放つリフレッシュヒーリングの光に照らされて、周囲の花草,樹が精気に溢れてくる。 一周、十字架の周りを歩いた所で、妖精は十字架への興味を失った。) (08/04-22:07:11)
アステル☆ > (まさか墓を掘り起こすわけにもいかないだろう。 サンッと羽ばたいて、妖精は森の奥へ消えていく。) (08/04-22:07:37)
ご案内:「森の奥」からアステル☆さんが去りました。 (08/04-22:07:41)
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