room44_20130814
ご案内:「常闇の城周辺の森」にハイトさんが現れました。 (08/14-20:52:55)
ハイト > (人気のない森の深淵にて、虫の音に紛れ草を踏む音が 一つ。 音の主は右手に白刃を提げ、夜光植物の間をすり抜けながら、まるで何かを探しているかのように辺りを闊歩している) (08/14-20:55:32)
ハイト > (程なく目的のものが見付かったようで、足音は一旦止まり、二つ、三つ、唸りや息吹等 出所が異なる音が増えていく。それらの主は、初めに足音を鳴らしていた者を囲むように、じわじわと迫ってきているようだった) (08/14-20:59:50)
ハイト > (血肉に飢えた魔物が数体。 足音の主が右手の白刃を振り上げるのと、それらが飛び掛ってくるタイミングというのは、実に良いものだと言える) (08/14-21:03:31)
ハイト > (事は、己が思っていたより深刻だった) (08/14-21:04:08)
ハイト > (あれの活動が活発になったのは数ヶ月前。身体に違和感を覚え始めたのは数週間前。左手が言う事を聞かなくなったのは、昨日。 油が厚紙に染み入るように、ゆっくりと、しかし着実に、機を見計らっているのは間違いない。 しかし中々に狡猾で、主導権をすぐに返してくる。恐らく、就寝時では兆候を見逃す程に) (08/14-21:09:22)
ハイト > (魔物の皮を、肉を、骨を断つ剣閃が幾重も夜の闇を走り、その後を赤い筋が追っていく。 銀と赤の半球が、森の深淵に激しく描かれているようにも見える) (08/14-21:12:21)
ハイト > (もしもの時の対処は進んでいるが、急がねばなるまい。彼女は追い出した上で呪いを掛けておいたし、クロアは随分前から陛下に任せてある。相模には新しい主人を探すように言ってあるし、彼は―― まあ、巻き込まれたところで簡単に死にはしないだろう。魔族だし) (08/14-21:15:14)
ハイト > (仮にあれに呑まれたとして、自身の意思が途絶えた瞬間に次元の歪みは閉じ、ここはあらゆる空間から断絶された世界になるよう術式を組んである。平和呆けして忘れかけていたが、元々そのための場所でもあった) (08/14-21:18:01)
ハイト > (三つ、四つ、白銀の弧が木々をも裂いて閃く。血が新たな血を呼び、更に多くの闇をここに集めているようだ。 暗く、鬱蒼としたこの森では 然程珍しい光景ではない) (08/14-21:19:51)
ハイト > ((――問題は)) (08/14-21:20:17)
ハイト > (ザンッ!! 一際大きな獣型の魔物の四肢を撥ねたところで、足音は途絶える。血溜まりの中心に立つ悪魔は、返り血を幾分か浴びているようだったが、深い傷を負った様子はない。 ぽたり、愛剣の切っ先から血が滴る) (08/14-21:22:52)
ご案内:「常闇の城周辺の森」にハイトさんが現れました。 (08/14-21:26:53)
ご案内:「常闇の城周辺の森」にクロアさんが現れました。 (08/14-21:30:14)
クロア > (と、そこで森の中をざかざか走ってやってきたのは狼少年。呼吸が荒い辺りを見ると、随分な距離を走ってきたのだろう) …ハイト様! (漸く見つけた―― 否、漸く会えた里親とも呼べる彼女の血に濡れた姿に驚きつつも、いそいそ駆け寄ってはハンカチを取り出すのでしょう) 匂いがしたから、心配になって…! お怪我はありませんか? (08/14-21:34:23)
ハイト > (少年とハンカチが近付いてくれば、それを拒絶するように悪魔は背を向け、血払いひとつ) 陛下のお側にいるようにと、命じた筈ですが (ぴしゃり、言い放つ声調には抑揚がない) (08/14-21:36:24)
クロア > ぁ……ご…ごめんなさい… で、でも、最近全然お城に戻ってないみたいで…… (腰のポーチに入った、白くて大きな貝殻。魔界の城のお部屋に置いておいたけど、結局そのまんま。怒られるのを承知で来た少年は、耳と尻尾をしょんぼりさせながらも、それを伝えずにはいられなかったのだった) 何か、あったのかと… (08/14-21:39:36)
クロア > ぁ……ご…ごめんなさい… で、でも、最近全然お城に戻ってないみたいで…… (腰のポーチに入った、白くて大きな貝殻。魔界の城のお部屋に手紙を添えて置いておいたけど、結局そのまんま。怒られるのを承知で来た少年は、耳と尻尾をしょんぼりさせながらも、それを伝えずにはいられなかったのだった) 何か、あったのかと… (08/14-21:40:36)
ハイト > 城には暫く戻りません 次に魔界を出たら、貴方も簀巻きにして地下に押し込めますよ (尻尾が鞭のようにしなり、狼少年を諌める――というより、突き放す言葉に拍車を掛けた) (08/14-21:43:39)
クロア > (告げられた言葉に、実際簀巻きになった人物の顔を思い浮かべる。耳がぷるるっと震えた) ご、ごめんなさいっ……すぐに、戻ります…! (じりっと踵を返し、駆け出す。貝殻は、こっちのお城に置いて行こう… なんて事を考えていたら、なんだか見透かされていそうでちょっぴり怖い。気取られる前に早々に事を済ませ、魔界に戻るべく少年は森を駆け抜けるのであった) (08/14-21:48:35)
ご案内:「常闇の城周辺の森」からクロアさんが去りました。 (08/14-21:48:40)
ハイト > (漸く振り返り、遠ざかる少年の背を見えなくなるまで見送ると) ((……纏めて対処しておきましょうか…)) (双眸を鋭く細め、クロアとは別方向へと歩き出す) (08/14-21:51:25)
ハイト > (散らばった紙片が焼き尽くされる前に 首に絡んだ蔦が絞まる前に 黒の駒はチェックへ向かわねばならないだろう) (08/14-21:54:10)
ハイト > (ともあれ悪魔が成すべきことは未だに変わりはなく、ひた深淵へ向かって歩き続ける) (08/14-21:56:58)
ご案内:「常闇の城周辺の森」からハイトさんが去りました。 (08/14-21:57:00)
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