room03_20130831
ご案内:「キメラ化の森」にフロスティンさんが現れました。 (09/01-00:36:44)
フロスティン > (闇集の土地の一角に面する魔の森。キメラ森の端の外に、男は立っていた。森と荒野の境目は連続的で、どこからがキメラ森でどこからが通常の森と明確に区分できる様な物でもないが、あえて区分けを行うなら、自生するある程度大きな樹の種類によって見分けることが出来るだろうか?) (09/01-00:39:14)
フロスティン > (男の周囲では水と空気が旋回し、何重にもなって瘴気の侵入を拒んでいた。この多重膜は完全な真空と圧縮された空気、それに膨大な量の超純水で構成されており、豊富な水量が持つ熱容量から外気を遮断し、純水と真空が持つ性質により雷を退け、高速渦動する水と風が質量を持つ干渉を跳ね除け、あらゆる衝撃を緩和する。) (09/01-00:52:07)
フロスティン > (光を素通しにしてしまうとか、属性変換されてない魔力弾を素通しにしてしまうとか、色々な制約はあるものの、こと物理的な防護に関して言えば、文句なく最上級と言える護りと言えるだろう。) (09/01-00:54:39)
フロスティン > (あえて難点を挙げるとすれば、この多重膜が妖精の力を借りて構成されている関係上、今フロスティンは妖精たちの腹の中。号令を間違えれば、そして号令を間違えなくてもどこかで妖精が行動しだすフラグを立ててしまっていたら、一瞬で氷漬けが出来上がる点だろうか。エアやチリィは味方?ではあるものの、人間とは違う妖精独自の感性に基づき自由に行動するために、予期しない所でフレンドリーファイヤーが発生する。) (09/01-01:03:00)
フロスティン > (透明な多重膜の向こう側で、『森』がざわめく。 フロスティンが自前で持つ『耳』にその音は聞こえないが、目に映る光景と、妖精環を通し、空気の妖精たるエアの感覚の一部を借りて外を観察する。)…………。エア、この森は正の生命を持つ者は居なくて、負の生命を持つもので溢れている。間違いないかい? (09/01-01:08:39)
フロスティン > エア『うん! "動いてる"のは一杯いるけどね!(うふふと笑い)』 チリィ『温かい血を持つ動物は居ない。魔物も、普通の自然が魔化したものじゃない。皆死んでる。よ?』 (09/01-01:11:57)
フロスティン > それでこうまで蠢くのか。正に魔の森だね。……死の森と言った方が良いかも。(捕獲してきた野生の鼠を氷の檻に入れて森の中へ転がして観察する。自然の土地でなら砂ぼこりと思える塵だが、どうにも嫌な予感がぬぐえない。) (09/01-01:18:55)
フロスティン > (水膜の内側から出た鼠は、氷の檻の中で最初は大人しかった。が、次第にその力が増大したのか、動き回る動作に力が伴っていた。氷の檻を構成する骨が折れる。少し強度を強めて水を継ぎ足し補強して氷結させる。を暫く繰り返す。5分、10分、20分、鼠はどんどん力を増し、補強する氷も太くなっていった。) (09/01-01:23:28)
フロスティン > (30分、40分が経ち、鼠の様子が一変する。 単純に力が強くなったという訳でもなく、急に凶暴になり、暴れまわる。皮膚に着床した胞子が芽吹き、短い体毛に交じって皮膚から沢山の植物の芽を生やさせだした。)……これは……。 (09/01-01:26:33)
フロスティン > () (09/01-01:27:34)
フロスティン > (魔力を由来とする瘴気ではなく、シチュエーションがもたらす空気でもなく、純粋に負の生命に属する植物の胞子が芽生える。 とても生身で歩ける環境じゃない。フローズンシェルが推奨する対環境装備に照らすなら、)万手森王攻略用の装備を使えば……いや、難しいかな。 (09/01-01:33:46)
フロスティン > (胞子の瘴気がとにかく厄介だ。エアタンクと頭全てを覆うヘルム型の装備では、装備の外装に付着した胞子が雑草の様に根を伸ばし、悪さをするだろう。 どこまで『持つ』かは分からないが、エアタンク内に侵入した根が、生命線とも呼べる空気に何かするのは想像に難くない。 この手の領域を探索するなら、物理的な覆いによって守るだけでなく、その表面を流体または力場で覆う魔石型の装備が必要不可欠になる。毒水の中を進むことを想定した装備でなければ、長時間の探索に耐えられない。)…………待った。 負の生命というのは一つの特徴だから、……素材に魔法金属を用いて『祝福』を掛けてもらえば、胞子の付着を予防できるかな? (暴れまわる鼠を観察しながら、考察を進める。) (09/01-01:49:34)
フロスティン > (鼠が再び大人しくなる。 やがて鼠を苗床に新たな樹が生えだした。沢山の芽が伸びて蔦の様に絡まり合いながらその背丈を伸ばしていく。) (09/01-01:55:47)
フロスティン > …………。これは不味い。とても不味い。(貴い一つの命を犠牲にした軽い動物実験の結果に、冷や汗が背筋を伝う。) (09/01-01:59:38)
フロスティン > だけど、アンネローゼが興味を持っていた様だし……。 気はとっても進まないけど、事前リハーサルと行ってみよう。 (09/01-02:01:03)
フロスティン > エア『ねぇねぇフロスティン! つつくの? つついちゃうの?』 チリィ『森の中は屍ばっかり。』 (うふふ。と笑う妖精たちに首を振る。) (09/01-02:03:32)
フロスティン > 勿論つつく。私はレンジャーだ。 森を探索するのに、「そこに森があるから」という以上の理由は要らない。(キリッとした顔で宣言する。) (09/01-02:05:35)
フロスティン > エア『アンネローゼに良い格好をしたいの?』 チリィ『今のままじゃ、接点もないし、得点も稼げない。』 (09/01-02:09:58)
フロスティン > 切っ掛けはアンネローゼだけど、森を突くのは私の意思だ。アンネローゼには良い格好をしたいけど、それを理由にはしない。もし失敗したら、アンネローゼに被せてしまうからね。――――森は森であるだけで資源がある。森は人が踏み入れない魔の領域だ。森を切り拓き、開拓することこそが冒険者の使命なれば、私は死の森を叩く。チリィ、エア、2人とも力を貸してくれ。 (基本的に力を振う事に忌避感が無い妖精たちの快諾を取り付け、号令をかける。) チリィ、大水召喚! エア、大空召喚! (09/01-02:22:13)
フロスティン > (フロスティンの号令に、妖精が応えて地中より大水を。空気を集め圧縮し高空に空気溜まりを作っていく。その量は莫大で、フロスティンの周りは元より周囲を水で満たしていく。水位上昇は留まる所を知らず、河川の水が氾濫するかの如く大地を満たす。事前に水膜で自分を包んでいなければ、ここでフロスティンは大水に呑まれていただろう。 フロスティンを巻き込むことに躊躇いが無いのも、妖精の特徴だ。 自分たちの手を借りるなら、それに見合う指揮力を求める。 大きな力を振う時、その余波や一部をフロスティンに差し向けて『試す』のだ。それで身を滅ぼしたならそれまで。妖精たちに自分をまきこんだ事を怒った場合もやはりそれまで。 トリエイジスにおいて、本当の意味で妖精と呼ばれる妖精はきわめて危険な存在だ。色々な意味で。 それだけに、得られる見返りと効果は大きい。) (09/01-02:37:23)
フロスティン > チリィ、死の森を囲う水膜を召喚した大水の2/3を使って形成。私を包む水膜を森を囲う水膜より外へ流してくれ。 エア、森を囲う水膜の上に大気を凝集。チリィから水を受け取り、超臨界流体の状態まで圧縮。そのまま待機。(口頭で号令を掛けながら、妖精環を通じて水膜の形状のイメージを連携する。森がにわかに活気づきだす。外の変化に刺激され、死の森から瘴気が吹き上がり始めた。)森を囲う水膜をドームと命名。ドームを二重膜とし、外側のドームはその形状を維持。内側のドームを高速運動準備。(吹き上がる胞子が、森の外縁部より外側からも大地を満たす水を押しのけ泡となって浮上する。ぽこぽこと湧き上がる胞子は水中で芽生え、水面に浮かぶ頃には親指程の大きさにまで成長している。恐るべき成長速度だ。) (09/01-03:15:22)
フロスティン > チリィ、死の森に対し、光さえ届かぬ水底の水圧と真空の檻、大凍結を仕掛ける。 エア、大規模な気圧変動と凍結に耐えて、尚死の森に動く影があれば、撃ち滅ぼせ。蒼天の業火準備。(妖精達の準備は速やかに進む。目の前で出来上がっていく巨大な水のドームに、右手を掲げる。)『チリィ:できた。』『エア:いつでも!』(妖精の声に頷いて、フロスティンが手を振りおろす。)大凍結!(次の瞬間、ドームの内側の水膜が轟音を立てて圧縮された! 水膜はその内側に内包した大気を等しく圧縮し、内側で蠢く死の森を激しく叩く。内部構造の緩い幹や葉は一瞬でひしゃげ、胞子は問答無用で潰された。森に巣を作って休んでいたキメラ龍も同様だ。 瞬間的にかけられた大気の圧力に魂を砕く竜の咆哮は潰され、鼓膜や眼球が内側へ破裂し、破裂する速度でその身体が潰される。キメラ龍の警戒も、その身に蓄えた無数の屍が経験した防御も意味を成さない。が、この現象はここで終わりではなかった。圧縮された大気をドームとドームの間に移し、瞬間的に内側のドームが元の大きさにまで戻る。潰された森の欠片が無数に宙を舞い、瞬間的に真空に曝された死の龍の体内を巡る冷たい血に、無数の気泡が混じりかけ、その反応すら許さないとばかりにドーム内が凍りついていく。) (09/01-03:58:22)
フロスティン > (激甚な反応を示すドーム内を静かに眺めながら、フロスティンは注意深く死の森を観察する。……しかし、流石は死の森だ。もともとが死んでいるから、これ以上死ぬことが無いらしい。キメラ龍や森を構成する部品的な意味で構造的なダメージはあっても、元が屍が癒着して出来た森は、潰れた枝と枝とが溶け合って癒着し、ミチ…パキキ……コキンッと、実に元気! 再びキメラ龍がキメラ龍として活動し始める気配はない物の、それだけでは何の慰めにもならない。 ドームの外側から望遠鏡を両手にその過程をしっかり目撃していたフロスティンの顔に思わず渋面が浮かぶ。)『エア:チリィ、行くよー!』『チリィ:ん。来て。』(ドームの上で待機していたエアの蒼天の業火が、チリィが空けた僅かな穴を通してドームの中へ突き立つ。気体と液体の両方の性質を併せ持つそれは、森を表面から煮るのみならず、細かな隙間より内部へと侵入し内部から煮たて溶解させていく。業火とは言いつつも、火に比べれば大分温度は低いが……その酸化力と、常圧常温に戻れば水に戻る点で後始末が要らない的な意味での扱い安さは折り紙つきだ。)『エア:凄い! まだ動いてる!』『チリィ:もっと?』『エア:うん!』 (09/01-04:19:04)
フロスティン > (新たな号令が無い事を良い事に、妖精たちが遊び始めた。)……エア、チリィ、君たちの意見を聞きたい。今の死の森の木材は、自然の森の木材と何か違う所はあるかい? 『エア:あははははっ! すごい丈夫っ! ――え、なーにっ?』『チリィ:死の森の木と、自然の木の違いだって。』『エア:成長がとっても早くて、壊れない?』『チリィ:正の生命を侵食する?』 そう……。 分かった。 (煮ても焼いても使えそうにない。もし使用用途があるとすれば、培養した死の森を金属缶に詰めて敵国へ落すくらいだが、フロスティンは国などに所属してないし、汚い爆弾にするにしても限度がある。 肩を落として、妖精に呼びかける。) その森、全部煮るのに後どのくらいかかりそうだい? (09/01-04:40:00)
フロスティン > 『エア:無理!』『チリィ:地上に見えてる分、生えてる分ならもう処理した。』『エア:でも無理! 全部って言ったら、フロスティンの周りで湧いてる胞子も全部だよね?(にへっとした笑みが浮かぶ。)』『チリィ:大水で流されたから。多分、そう遠くない内に、この森、広がる。(同じくにへっとした笑みが浮かぶ。)』……………………。(妖精達の言わんとする所が、だんだん呑み込めて来て、背筋を滝の様な冷や汗が流れていく。)……チリィ、大水に乗って流出したこの森の芽を、ドーム内に集めてくれ。集められるだけで良いから。……頼む。 (09/01-04:48:37)
フロスティン > エア、集めた芽も、一緒に煮沸溶解処理だ。 (水膜の中から号令をかけて、フロスティンは腕組みをした。 危険の芽は減ったのか増えたのか。 ここを知らなければ良かったという話は無い。知らなければ、知った頃にはもう手遅れという可能性だってあったのだから。大水に乗って流れ出た芽は気になるが、瘴気が大地から噴き出す様子から見ても、既に各地に分布が広がっていると見れる可能性も無きにしも非ず。 しかし善良な冒険者としての良心がじくじく痛む。 もっと良い号令の方法があったのではないか? と。しかし、下手に号令を追加すると、あの大規模な気圧変動に自分も巻き込まれる可能性があった。妖精は良くも悪くも素直で……) …………。仕方ない。私が捲いたかもしれない芽は、私が摘み取ることにしよう。エア、チリィ、協力してくれ。 (09/01-04:57:37)
フロスティン > (妖精達の快諾を受けて、一先ず安心と胸を撫で下ろす。しかし。)アンネローゼ……。 (会いに行く時間が削られるな。と空を仰いだ。 苦笑するアンネローゼと、様ぁ見ろとばかりなフランツの憎らしい笑みが浮かぶ様だ。フランツには絶対に話せない。 アンネローゼには、どうやってつついたかの詳細は伏せて、『森を突いて芽を出した。後始末のために、私は暫く芽狩をする。』とだけ、報告しようと心に決める。) (09/01-05:07:19)
フロスティン > 『エア:フロスティン、処理、終わったよ!』『チリィ:終わった。』 ありがとう。2人とも。 最後に、エアは大気の凝集を解除。 チリィはドームの水をゆっくり地上へ下し、大水を地下へ退避させた後に大水解除。 もう少し、頑張ってくれ。(2人に号令をかけて、色々な処理が終われば、キメラ森の枝の欠片を密封できる缶に詰めて、この土地を後にする。) (09/01-05:11:56)
フロスティン > (なお、妖精の特性により、この土地には魔力や法力、精霊力といった痕跡が一切残らない。 が、森に残された物証から読み取れる局所的に引き起こされた超自然的現象という特徴から、妖精が何かやらかしたことは、もしかしたら読み取れるかもしれない。) (09/01-05:15:42)
ご案内:「キメラ化の森」からフロスティンさんが去りました。 (09/01-05:15:56)
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