room23_20130905
ご案内:「白亜の海岸」にダリア=Eさんが現れました。 (09/05-17:59:25)
ダリア=E > (赤髪の女が砂浜を歩き、足跡を残して、通り過ぎて行く。) (09/05-18:00:09)
ダリア=E > (歌声は何処か夢見心地のような不可思議な音色に韻律。それは日が沈みかける茜色に染まる白亜の砂浜に似合うような、明るくもなければ暗くもない、落ち着いた調子のものだった。) (09/05-18:02:22)
ダリア=E > (その謎めいた呪文のような歌詞は、口元まで耳を近づけなければ聞き取れぬほどの小声で、傍から見れば異国の言葉で歌っているかのように見える。) (09/05-18:05:19)
ダリア=E > サッ……ンーダ……ラン……。……ルシュッ……マー……ラマートゥ………。(詠唱するかのような雰囲気で、半ば瞼を閉じたまま、口ずさみながら、歩いている。) (09/05-18:07:05)
ダリア=E > ……リ……ム、ットゥ……サッ……リ・オー……ン、タッ……サッ……ハ…オー……タッ……トゥ……。(同じ言葉を繰り返しているようだが、口にすればするほど、静かな力に満ちていく。) (09/05-18:08:57)
ダリア=E > (日が沈むかのように沈んでいるかのようなその表情は、半ば目が閉じられていて、まるで祈りに沈む修道女のようでもある。謡う調子は静かな囁き声のようだが、繰り返し謡う度に、静かな力の高まりが帯びられていく。) (09/05-18:11:56)
ダリア=E > サッ…ターナン……ラブラン……。シュートゥー……ラマートゥー……。(力が静かに満ちていく声は、少しずつ大きくなり、前に踏み出す足が軽くなる。風にそよがれながら、砂浜を謡いながら歩く。) (09/05-18:14:10)
ダリア=E > リィ~…ガテ~…サメ~……。シュ……ヴァガ……テ~……(沈みゆく夕陽のような、物思いに沈むようでもあり、淡々とした強さのようなものを含んだ調子で、謡いながら砂浜を歩き続けている。) (09/05-18:17:27)
ダリア=E > ァリ・オー……ットゥサッ……。ヘァリ・ォー……ット………。(また同じ言葉を繰り返し繰り返し謡うように口にしている。その言葉を繰り返す度に、表情に力が帯びられて行く。そして、半ば閉じらた眼差しに決然とした光が帯びられて行く。) (09/05-18:20:16)
ダリア=E > (それから、口を閉ざして、日が暮れかけた砂浜を歩き続ける。相変わらずその瞳は半ば閉じられていて、薄目になっている。その瞳に置くはこの砂浜の美しい景色を映し出していると共に、遠く儚く果てしない何かに向けられているかのようだ。) (09/05-18:23:21)
ダリア=E > (ふと、立ち止まり、そんな薄目がちな表情のまま、海の彼方へと顔を向けた。風に煽られるワンピースの膝のあたりを片手で押えながら、目を細めて遠い遠い空のかなたを見つめている。) (09/05-18:26:35)
ダリア=E > 今も今までもこれからも、永遠に私たちは一つ。(何気なく呟く言葉。相変わらず遥か海の彼方に向けられている。打ち寄せてくる波の音の他、この辺りで音がするものと言えば風と、風に揺らぐ浜辺の植物などぐらいだろう。) (09/05-18:31:29)
ダリア=E > ……あ。そういえば、あっちの川の方が良かったかな?(ふと何かに思い至ったのか、背後を振り返る。時狭間の近くの方になる方向だ。) (09/05-18:35:09)
ダリア=E > まぁ、今更かな。(微笑が浮かぶ。そして、また海の方へと顔を向けて、瞳を閉じて、ただ風やこの海岸の空気をその身に感じながら、佇み続けるのだった。) (09/05-18:36:51)
ダリア=E > (佇み続ける女。両手は下ろされて、時々風に弄られる群青色のワンピースの膝のあたりを押さえているが、燃えるような夕日を浴びて、静かに佇む姿は、そうしていることが自然で、風景の一部に溶け込んでしまったかのような様子だ。) (09/05-18:45:29)
ダリア=E > (波が打ち寄せる音と風の音が淡々と繰り返すこの景色の中で、日常的な思いが全て消えてしまうまで、その場に佇んでいた赤髪の女は、日が落ちると共に、そこを歩いて去って行った。) (09/05-18:47:02)
ダリア=E > (そうして、この場所にもまた、自分の痕跡を残してゆくのだった。) (09/05-18:47:34)
ご案内:「白亜の海岸」からダリア=Eさんが去りました。 (09/05-18:47:36)
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