room43_20131009
母親 > おかえりなさい。 (こちらも夫を穏やかに迎えながら。では、と食事の用意に戻ろう。スープが温まっている頃だ。) ほら セイル?手を洗って。 ゼロ?ゼロもよ? お話は、その後で。 (ほら、と促して) (10/09-06:00:23)
小さな弟 > はーいっ (母親から離れて、手を洗いに行く弟。後ろから来た兄についていき) (10/09-06:00:58)
小さな兄 > ちぇっ …ほら いくぞセイル (小さな弟を手洗い場へと連れて行く。でも、嫌々ではない。兄は、素直で可愛い弟が好きだから。) (10/09-06:01:56)
小さな弟 > ねーねー にーちゃーん (洗った手を拭きながら) きょうさー? きょうさー? きょーかいにえらいひときたんだよねー? (10/09-06:02:37)
小さな兄 > おーおー そうそう。 そうなんだよ。 教会の、すげぇ偉い人。なんだろうな?聖剣士連れてたから…かなり偉い人な。 (自分も手を洗って、食卓へと戻っていく) (10/09-06:03:52)
母親 > (戻ってきた子ども達の姿を見て) はい じゃあ… お願いね? (弟にスプーンの束を渡して) ゼロ、これをお願い (パンのかごを渡して) (10/09-06:04:59)
小さな兄 > ん。 (パンかごを受け取り) あと、それ? (と、4枚重なった皿を持って) (10/09-06:06:11)
小さな弟 > はーいっ (からからと木のスプーンを4本、不器用に受け取りながら、食卓へ運んでいった) (10/09-06:06:50)
父親 > (そんな様子を見守る父親。子ども達が運んできた食器類を小さな食卓へと並べて) (10/09-06:07:38)
母親 > (最後に母親がスープ鍋を運び、全員が食卓についた) はい 準備完了っ (10/09-06:08:15)
父親 > 『全天に在りし 見守る神よ 我らに温もりをお与えくださりありがとうございます』 (10/09-06:10:34)
母親 > 『ありがとうございます』 (10/09-06:10:42)
小さな兄 > 『ありがとうございますっ』 (10/09-06:10:49)
小さな弟 > 『ありぃがとーございまぁすっ』 (10/09-06:11:03)
父親 > おいしいご飯を作ってくれたおかーさんありがとーございますっ (にや) (10/09-06:11:54)
小さな兄 > ありがとーござーいますっ (にや) (10/09-06:12:10)
小さな弟 > ありがとーーーーござーーーいまーーーすっ (にや) (10/09-06:12:30)
母親 > どーいたしましてっ (にや) (10/09-06:12:47)
父親 > はい それじゃあ いただきます。 (10/09-06:12:58)
母親 > いただきます。 (10/09-06:13:07)
小さな兄 > いただきますっ (真っ先にパンかごへと手を伸ばし、パンを手に取る) (10/09-06:13:31)
小さな弟 > いただき にーーちゃーーーん ボクのも ボクのも (あわわあわわ) (10/09-06:13:58)
小さな兄 > なぁ でさぁ 父さん? 今日来てたのって誰?誰? (パンを飲み込んでから父親に尋ねる) (10/09-06:15:05)
父親 > んー… その話なんだけどね。 その偉い人がね、父さんに他の街に教会を作ったからそこに行ってほしい って言われたんだよ。 (それからスープをひとくち) (10/09-06:16:22)
母親 > なぁんですって!? あらやだ 引っ越し!? (母親が目を丸くして驚いた顔をして) (10/09-06:17:18)
小さな兄 > うおっ 本当に!? えっ すげぇー… (パンを千切った手が止まってる) (10/09-06:18:21)
小さな弟 > ねーねーにーちゃーん なにー? (事情がよく解らない弟は兄に尋ねて) (10/09-06:18:46)
父親 > そこにはねぇ… 聖剣士訓練所もできるらしいねぇ (ちらっ と兄を見て、にやりとする父親) (10/09-06:19:31)
母親 > あら まぁ (母親も兄を見て) (10/09-06:19:51)
小さな兄 > (手のパンを落としかけて、慌てて拾った) ふぉっ 本当に!? うわっ やった! なぁっ 父さんっ 母さんっ そこ行ったらさ、オレ、オレさっ (10/09-06:20:40)
小さな弟 > にーーーちゃーーーーん もーっ もーっ ねぇー なにーっ? とーさーん かーさーん (ぐしゅ) (10/09-06:21:17)
父親 > あのな セイル。 (泣きそうな弟に声を掛けて) みんなで新しいお家に住むんだ。 きっとここより広くて、ピカピカだぞう? (10/09-06:24:01)
小さな弟 > あたらしいおうち? それ、れじーののどこにあるおうち? (10/09-06:24:37)
父親 > レッジーノじゃない、もっと遠くの街のお家だ。 でっかい船に乗って行くんだぞ? (ふふふ、と笑って) (10/09-06:25:17)
母親 > あら。ヒエムスじゃないってこと? ジエルノルタ? (スープをすくいつつ父親に尋ねて) (10/09-06:26:13)
父親 > ロッコマー。少し遠いな (母親には苦笑を返して) (10/09-06:27:09)
母親 > あら ロッコマー? 遠いわね… でも確か… 果物が美味しいって聞いたわ (ふふ、と笑って) (10/09-06:27:58)
小さな兄 > うおっ ロッコマーすげぇ すげぇ あっち雪降ってねぇんだよな セイル すげぇぞ 雪がない場所に行くんだ (興奮しながら弟に話しかけて) (10/09-06:28:56)
小さな弟 > おっこまー? くだもの!? おふね!? ゆきないの!? …にーちゃんも行くんだよね? (10/09-06:29:43)
小さな兄 > ったりめーだ 皆で行くんだっつーの。 (小さな弟の頭をくしゃくしゃと撫でて) (10/09-06:30:07)
父親 > ここに新任が来てからだから…2か月後ぐらいになるだろうね (騒ぐ子どもたちを眺めながら) (10/09-06:31:07)
母親 > 別の大陸かぁ… 確か、お祖母さんのお父さんがロッコマーだったかしら。 …楽しみだわ? (と、父親に笑顔を向けて) (10/09-06:32:15)
父親 > …すまないね (その笑顔に苦笑をうかべて。 笑顔に混じる、不安を汲み取った故の一言。) (10/09-06:33:13)
小さな弟 > にーちゃん行くなら ボクもいくー! (おー!とスプーンを高々と上げて) (10/09-06:34:05)
小さな兄 > 聖剣士かー… うっわ すっげぇ楽しみすぎるっ…! (はしゃぐ弟を見ながら、兄もワクワクと。) (10/09-06:35:03)
母親 > はいはい ほら。 冷めちゃうから。ごちそうさましてからにしましょう ね? (ぱんぱん、と軽く手を打って) (10/09-06:35:41)
小さな弟 > はーいっ (スープ皿をひっくり返しそうになりながら食事を再開させて) (10/09-06:36:14)
ご案内:「※とある異世界」から小さな弟さんが去りました。 (10/09-06:36:36)
ご案内:「※とある異世界」から母親さんが去りました。 (10/09-06:36:43)
ご案内:「※とある異世界」から父親さんが去りました。 (10/09-06:36:48)
小さな兄 > (10/09-06:37:00)
小さな兄 > (家族が寝静まった深夜。) (10/09-06:37:14)
小さな兄 > (同じ部屋の、離れたベッドに寝ている金髪の弟を見る。) (10/09-06:37:58)
小さな兄 > (オレの 弟。 どこから来たのか解らない 弟。) (10/09-06:38:29)
小さな兄 > (父と母は、まるで最初からいたかのように。演じている振りもなく、本当に自分たちの子どものように、この金髪の弟と生活している。) (10/09-06:39:39)
小さな兄 > (…母に至っては「セイルの時は大変だったのよ」なんて話している。) (10/09-06:40:18)
小さな兄 > (実際、オレにも記憶がある。セイルを産むときには、お医者がバタバタ家に入ったり出たりしていた記憶がある。) (10/09-06:41:01)
小さな兄 > (でも 違うんだ) (10/09-06:41:10)
小さな兄 > (本当に ある日突然 弟がいることになったんだ) (10/09-06:41:36)
小さな兄 > (街の人すら、それが解らないんだ。「小さいころから面倒見て偉いわね」 「赤ちゃんの時はよく泣いてたわよね」とか。 最初からいたかのように言うんだ) (10/09-06:43:31)
小さな兄 > (赤ん坊でもない、金髪で、空色のクレヨンの色の目をした子どもが突然 「ただいま」って家に入ってきたんだ) (10/09-06:44:49)
小さな兄 > (…母さんは当たり前のように「おかえり」って言った。) (10/09-06:45:30)
小さな兄 > (…オレも「どこいってたんだよ 遅かったな」なんて言った。) (10/09-06:45:58)
小さな兄 > (でも、違う。) (10/09-06:46:22)
小さな兄 > (セイルは、どこからか来て、みんなに「そういう記憶」を塗りつけて、滑り込んできたやつなんだ) (10/09-06:47:13)
小さな兄 > ( …でも ) (10/09-06:47:29)
小さな兄 > (オレの可愛い弟だ) (10/09-06:47:54)
小さな兄 > (いいんだ そういうのでも。 オレにくっついてきて、すぐ泣いて、笑って。) (10/09-06:49:04)
小さな兄 > (…聖剣士になって、セイルが牧師になって。オレが守ってやるんだ。) (10/09-06:49:51)
小さな兄 > (オレが… ) (10/09-06:50:11)
小さな兄 > (10/09-06:50:40)
小さな兄 > (10/09-06:50:42)
小さな兄 > (10/09-06:50:45)
小さな兄 > (10/09-06:50:49)
小さな兄 > セイル! セイル起きろ! セイル! 船が…傾いてる! 行くぞ! (10/09-06:51:21)
小さな兄 > くそっ… ちきしょう 甲板… あっちかっ (10/09-06:51:48)
小さな兄 > 泣いてもいいからオレの手離すなよ!! (10/09-06:52:04)
小さな兄 > !! (10/09-06:52:27)
小さな兄 > セイル、こっちじゃない! あっちだ! (10/09-06:52:44)
小さな兄 > くそっ…! くそっ くそっ…!!! あいつら…いつかブッ殺してやる…!!! (10/09-06:53:16)
小さな兄 > 違う セイルっ オレ、どこも痛いわけじゃないから! ほら、止まるなッ 走れっ 走れっ!! (10/09-06:54:01)
小さな兄 > !!! (10/09-06:54:27)
小さな兄 > (10/09-06:54:35)
小さな兄 > (10/09-06:54:38)
小さな兄 > (10/09-06:54:40)
小さな兄 > (10/09-06:54:44)
小さな兄 > …セイル寝るな 寝るなよ ほら これに掴まれ (10/09-06:55:40)
小さな兄 > …ああ ほら あった …チョコレート な? (10/09-06:56:48)
小さな兄 > …大丈夫だよオレも食べるよ ほら 半分こ な? (10/09-06:57:24)
小さな兄 > …ほら きちんと板に掴まれよ チョコ落とすなよ (10/09-06:58:08)
小さな兄 > …父さんと母さんもどっかでぷかぷかしてるよ …泣くなよ ほら (10/09-06:58:44)
小さな兄 > … …板の上にきちんと乗っかれ ほら (10/09-06:59:48)
小さな兄 > … 服 が乾けば な? 寒くなくなるから チョコ食えよ オレくっちまうぞ (10/09-07:00:29)
小さな兄 > … な。 オレが さ。 聖剣士になるじゃん? で、お お前がさ 牧師になるんだよ… …お前剣士向いてないよ絶対 (10/09-07:01:36)
小さな兄 > …でさ お オレが 護ってやっから。 聖堂 つ 付きの けけ 剣士にな? (10/09-07:02:28)
小さな兄 > …馬鹿 ほら 目ぇ開けろよ なぁ セイル お おい なぁ おい おい (10/09-07:03:01)
小さな兄 > …その眠いのウソウソ 眠くない ほら 眠くない なー (10/09-07:03:40)
小さな兄 > …セイル? セイル? ばかっ ばかーッ! ふっざけんな 起きろおいッ (10/09-07:04:20)
小さな兄 > … (10/09-07:05:11)
小さな兄 > …父さん …母さん オレ どうしたら… いい? (10/09-07:05:51)
小さな兄 > …オレ 死にたくないよ 聖剣士になって… (10/09-07:06:23)
小さな兄 > …セイル 死んじゃうよ… こいつ死んじゃったら意味ねぇよ… (10/09-07:06:54)
小さな兄 > …ア 『アストワール・リングォン式法陣展開 術者ゼロ・レゾルーン 所属セントシンタクセス 全天に在りし 星に宿る神達よ その輝き 絶えることなく 夜を照らし 昼を見守り 白き清浄なる約束の地への道標となるであろう 』 (10/09-07:10:42)
小さな兄 > (あの日 父に内緒で読んでいた本。正式な術者ではない自分が発動させればどうなるかは解っている。解っているけれど。) (10/09-07:11:51)
小さな兄 > 『我 望むは 魂映 束縛を解き放ち この身に宿せ 』 (10/09-07:13:52)
小さな兄 > (10/09-07:14:04)
小さな兄 > (10/09-07:14:07)
小さな兄 > (小さな弟が横たわっているはずの板が、ゆらゆらと波に揺れているのが見える) (10/09-07:14:50)
小さな兄 > (それも、だんだん小さくなってしまって薄ぼんやりとしか見えなくなってきた) (10/09-07:15:22)
小さな兄 > (気泡混じりの視界の中、 手を 伸ばす。) (10/09-07:15:54)
小さな兄 > (どうか 生きて、と) (10/09-07:16:13)
小さな兄 > (10/09-07:16:21)
ご案内:「※とある異世界」から小さな兄さんが去りました。 (10/09-07:16:26)
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