room44_20131106
ご案内:「鬼ヶ岳」に娯暮雨さんが現れました。 (11/07-01:30:19)
娯暮雨 > (白くて小さな花束を携えて。向かう先は己の家がある方角とは逆の、山の裏側。背の高い竹林に挟まれた細い道を鬼火に照らされながら、夫と共に進んで行く。)…お散歩、楽しかったでござるか…?(朝方、あんな風に見送ってしまったせいか、言葉数は少なめだったが、ふとそんな問いを投げかけると、へらりと笑む) (11/07-01:34:31)
ご案内:「鬼ヶ岳」にさんが現れました。 (11/07-01:35:20)
> ―? もうある程度この辺の地理には馴染んだぜ?(目を丸くして横目で見やり、にィと笑った。今はまだ、何処へ向かっているのかは聞く事も無く。) (11/07-01:36:37)
娯暮雨 > …そっか。蟹坊主、色々と詳しいでござるから。その内こんな場所あったんだ、ってとこ、見つかるかもしれぬでござるね。(ふふ。と小さく笑って、視線を前に。少し間が開いた後、そちらも見ずに、問うた)…ね。手、繋いでもいいでござるか…? (11/07-01:40:34)
> まだ隅々までは見てねェからな。口数さえ減ればいーィ案内係なんだけどなァ。(冗談めかしてくすりと笑えば、次ぐ相手の言葉に一度立ち止まり。何処へ向かうのかは解らない、けれど。相手の緊張した面持ちを見れば行く先の想像も何となくは付く。いつかは独りで、なんて思う物の。口に出すのは今はまだ早いだろう。そっと手を差し出し。) (11/07-01:44:27)
娯暮雨 > (その言葉に、こちらもくすりと笑った)…ありがとう。(柔らかな声色で礼を言い、差し出された手を取り、きゅ。と握る。普段より少し、強い力で。そうして進むにつれて、日は完全に落ち切った。竹林の道を抜ければ、開けた野原へと出た。その場所は、鬼火の明かりもいらぬ程、空に散りばめられた星の光で十分に明るい。そして足は止めぬまま、前へと進む。) (11/07-01:50:44)
> ―蟹坊主はここは案内しなかった。(冗談めかして、相手の手を一度離してもう一度やんわりと握り直す。) そう力むな、ちゃんと居るよ。(力を抜け。と軽く逆の手で相手の耳の先へ触れ。) (11/07-01:53:33)
娯暮雨 > …良い場所でござろう?お昼間の眺めも、とっても良いのでござるよ。…小さい頃は、よく此処で遊んでたのでござる。(自然と、声が小さくなる。懐かしそうに目を細めながら。)…うん。(触れられた耳先が、ふるる。と震え、少し、強張っていた手の力が緩む。野原を進み、少し小高くなった一際明るい崖の際まで進むと、そこで漸く足を止めた。足元には、毬程の大きさの石が半分ほど顔を出して埋まっている。その前でまた少し、黙り込んだ) (11/07-02:01:37)
> …そォか。(妻に内密に嗅ぎ回った情報。ソレが相手の言葉とリンクし始めると、両目を細めて。次に相手が立ち止った場所。危うく見落とす所ではあったが、相手の視線を追って見つめた先、明らかに人為的に其処へ埋められたのであろう石を目にすると、昼間の記憶が蘇る。)  ―墓、か。 (11/07-02:04:39)
娯暮雨 > ―…うん。そう。(そう答えながらも、この墓を見るのは初めてだった。少し声が震えたのを抑える様に、そろり。と腰を降ろしながら)―…昔、子犬を飼っててね。拙者が、里の入り口で弱ってるこの子を見つけて、拾って。黄色っぽくてちっちゃくって、まるできなこ餅みたいだったから、『きなこ』って名付けて。…洗って汚れを落としたら、真っ白だったから驚いちゃったのでござるけど…。(その時を思い出す様に、ふふ。と小さく笑みが漏れ)―とってもね、仲良しだったの。 (11/07-02:09:58)
> ((―きなこ。)) そォか。(掛けるべき慰めの言葉を男は知らない。人を哀れむ表情さえ作れない。ただ表情も無く相手の背中を見下ろし。) (11/07-02:12:01)
娯暮雨 > …なのにね、つい最近まで忘れてたのでござる。(繋いでいた手をそっと離し、両手で小さな白い花束を手向けると、目を細め愛おしげにその墓を撫でた。)……ごめんね、きなこ。(優しくそういうと、手を合わせ、暫しの間、黙祷を捧げ) (11/07-02:16:43)
> …無理も、無ェさ。(見たコトの無い相手の背中を前にして、言葉が見つからなかった。ただそのまま静かに目を閉じ。黙祷と言うよりかは幼い妻の良き友人で居てくれた事への、感謝を。) (11/07-02:20:06)
娯暮雨 > (そうして、ゆっくりと目を開く。何故だと聞かない相手の優しさに、ゆるふわり、と尻尾が揺れた)けど、こうして思い出せて、此処に来れたのは、卍さんのお陰なのでござるよ。―…怖い夢の中で、どうしてもこの子の名前を思い出せずにいて。でも怖くて、逃げ出したいくらい怖くって。目を覚ませば、逃げだせたけど。卍さんが闘え、って言ってくれたから。拙者、ちゃんとその夢を最後まで見て、思い出す事が出来たのでござる。(合わせていた手を解く。そしてそちらを向けば、深く頭を下げた)…だから、ありがとう。 (11/07-02:27:43)
> ――。(違う。己は何もしていない。何一つ相手に対して恩返しは出来ていない。そんな思いが駆け巡り、心の深い所で相手の礼を受け容れる事が出来なかった。) 次は。 独りで来るんだ、娯暮雨。過去を畏れるお前に寄り添う事も、手を引く事も出来るかも知れない。”向き合う”事はお前自身にしか出来ない事だから。    それと。 …他人みてェに頭下げるのは、止めてくれねェか。 (11/07-02:31:30)
> ――。(違う。己は何もしていない。何一つ相手に対して恩返しは出来ていない。そんな思いが駆け巡り、心の深い所で相手の礼を受け容れる事が出来なかった。) 次は。 独りで来るんだ、娯暮雨。過去を畏れるお前に寄り添う事も、手を引く事も出来るかも知れない。けど”向き合う”事はお前自身にしか出来ない事だから。    それと。 …他人みてェに頭下げるのは、止めてくれねェか。(悲しいでも寂しいでも嬉しいでも無い曖昧な表情で唇を噛み、視線はそっと相手から逃げた。) (11/07-02:32:31)
娯暮雨 > …(ゆっくりと顔を上げれば返って来た言葉に、ぱちり。と瞬く)……やっぱり、独りで来るのが怖かったの、ばれちゃったでござるね…。(へにゃり、と眉を下げて弱弱しく微笑んだ)もう何日も前に、お墓の場所はおばあちゃんから聞いてたのに、独りだとどうしても足が竦んじゃって。卍さんと一緒なら、来れそうな気がして…。ごめんね。うん、次からは、独りで大丈夫でござるから。…ありがとう。(視線のそれた相手を見つめて、またゆるりと笑む。) (11/07-02:41:04)
> 今しがた言ったが、無理も無ェさ。 ―今はな。   でも。失った事実を忘れちまうぐれェ大事な『友達』だったんだろう?恐怖の一つや二つ、超えてやれ。最後まで友達として傍に居たソイツの為に。(百鬼の墓前にまでマメに足を運んでくれた相手だ。来れるモノならきっともっと早くに来たかったに違いない。その足を止めた『何か』を、やはり突き止めたいと思った。言葉を吐いてから、がしがしと頭を掻いて。) ンなコト俺が言わねェでも解ってるか。 (11/07-02:45:28)
娯暮雨 > …ん。拙者、もう逃げぬでござるよ。大切なものは、もう失いたくない。(こくん。と頷く。力強い言葉に、目頭と喉が熱くなる。けど、泣かない。背筋を伸ばして、しっかりとそう返した)…けど、独りじゃどうしようも無い時は、頼ってもよいでござろう?(ね?と首を傾げて、へら。と笑む)((ね、きなこ。素敵な人でしょ?))(ゆらりと尻尾が揺れる。相手を此処へ連れて来たのは、自分の大切な人を、この小さな家族に紹介したかったからでもあった。)…ふふ。ありがとう。(頭をかく相手を見上げながら、何度言っても言い足りぬ、何度目かのありがとうを告げて) (11/07-02:54:50)
> 闘うしかねェな?(握った拳を相手へ差し出す。考えた事も無かったが、相手と共に戦うのだ、と思うと無性に嬉しかった。”護らなければ”と無意識に相手に抱いていた感情がすっと抜けて行く。共に戦うのだと。) その時は俺の『鬼の字』をその時だけ貸してやるよ。何にも勝る最高のまじないだ。(己の羽織の袖を軽く振って口端を上げ。) ――全部乗り越えたら、今度は大輪の花を供えに来ようや。 (11/07-03:00:49)
> 闘うしかねェな?(握った拳を相手へ差し出す。考えた事も無かったが、相手と共に戦うのだ、と思うと無性に嬉しかった。”護らなければ”と無意識に相手に抱いていた感情がすっと抜けて行く。) その時は俺の『鬼の字』をその時だけ貸してやるよ。何にも勝る最高のまじないだ。(己の羽織の袖を軽く振って口端を上げ。) ――全部乗り越えたら、今度は大輪の花を供えに来ようや。 (11/07-03:01:15)
娯暮雨 > ……(その言葉に、またパチリと瞬いた。相手が自分の心の中に居てくれるだけでも、大きな、とても大きな支えになっているのに。それでけでも十分なのに。差し出された大きな拳に、じわ。と涙が目に堪る。ポロリじゃないから、セーフでござる。)うん…っ。(こく…っ!と頷きながら、こつん。と己の小さな拳を当てた。)……っ。(そして続いた言葉に、やはりセーフで無かった。大粒の涙がぼろりと溢れて。)ありがとう…っ、卍さん…っ。(拳を合わせたまま、俯き気味に、何度も何度も頷いて) (11/07-03:10:23)
> (やはり相手は己が思った通りに強かった。偉そうに振る舞いながら、己が己自身の過去と向き合ったのは何時で、乗り越えるのにどれだけの者からどれだけの力を借りたか。相手の拳がぶつかると、その拳を引き、じっと見つめ。)((きなこ。   ―勝手にタスキは受け取ったぜ、今度は俺が一緒に戦うからよ。)) さー、帰ろォか。バツの悪い夢とも近々オサラバだ、せいせいすンだろ。(くしゃりと相手の頭を撫でては、その手でそっと相手の手を握り。) (11/07-03:16:06)
娯暮雨 > (自分以上に心配性だったきなこの前では絶対に泣くものかと決めていたのに、それも叶わず。あまつさえ)…ひっく … っ。(しゃっくりまで付いたのは、今まで己の中で張りつめていたものや押さえていたものが解けたせいか。拳を引かれると、その手をとって)…う、 っん …。また、 ね。 きな …っ こ。(撫でられ、漸く上げた顔は、穏やかだった。振り返った墓石へと手を尻尾を振って。ふわりと笑んだ。秋の夜にしては温かな、柔らかい風が吹く。その風に背を押される風に、手をとったまま共に帰路へと着くのだろう) (11/07-03:24:45)
> 泣くなってば、久々に顔出して去り際にその顔ってオマエ、安心して眠れやしねェって。(墓石指差してド下手な慰め言葉を吐きつつ(そもそもお前の所為だ)、歩調を合わせながらゆったりゆったりと去って行く。肩越しに一度だけ墓石に視線を投げて。) (11/07-03:28:53)
ご案内:「鬼ヶ岳」からさんが去りました。 (11/07-03:28:59)
ご案内:「鬼ヶ岳」から娯暮雨さんが去りました。 (11/07-03:29:17)
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